今日の産経ニュース(2022年3/27,28日分:維新の会批判ほか)(追記あり)

維新、衆院宿舎値下げ分を寄付へ 身を切る改革訴え - 産経ニュース
 どうせ「維新が所属議員から上納」を「寄付」と強弁し「金額のごく一部だけを被災地支援に寄付(大部分は党本部が使用)」するインチキ行為でしょうが、これに騙される人間もいるんでしょうか。


維新、活動方針に「政権交代」明記 地方組織強化へ - 産経ニュース
維新、次期衆院選で「野党第一党を」 党大会で方針採択 - 産経ニュース
 議席数では立民に劣り、政治基盤も「全国展開の立民」と違い、大阪限定の維新が「最大野党」「政権交代」とはまた大きく出たものですが、近年の世論調査では「維新>立民」のことが多く、比例票で「維新>立民」の危険性が否定できないところが何ともつらいところです。「維新の脅威」に対してどう対抗していくかは急務でしょう。


西宮市長選で現職が再選 維新の勢い止める - 産経ニュース
維新、西宮市長選と同市議補選で会心の3タテを食う。祝・全員落選\(^○^)/ - kojitakenの日記
 維新勝利という「最悪の結果」が回避されたことは、id:kojitaken氏同様にひとまず喜びたい。


ワクチン相、松野氏兼務へ 閣僚1減で堀内五輪相退任 - 産経ニュース

 岸田内閣の閣僚枠は現在20人。五輪相は期間限定の増枠で、根拠となる特別措置法により3月末が期限となっている。

 ということで堀内氏が五輪担当相を辞任するのは当然として、彼女が「評価されていれば」ワクチン担当相として残って「他の人間が大臣を辞めていた」でしょう。そうはならなかったということはつまりは彼女に対する評価が低かったと言うことでしょう。


【主張】首相の広島献花 二度と核を落とさせるな - 産経ニュース
 核兵器廃止どころか「中露や北朝鮮核兵器」を口実に「核共有を言い出す」辺りが産経らしいひどさです。だからこそ「核を(日本に)落とさせるな」というタイトルになるわけです。


木下ほうかさんドラマ降板 週刊誌が「性加害」報道 - 産経ニュース

 NHKは28日、4月5日から総合テレビで放送予定の連続ドラマ「正直不動産」に出演予定だった俳優の木下ほうかさん(58)の降板*1を発表した。木下さんは複数の女性に性行為を迫ったなどと「週刊文春」で「性加害」を報じられていた。

 NHKにとって「取り直しか、お蔵入りが不可避な主役」でなかったことは「不幸中の幸い」でした。
 「演技指導の名目で木下の自宅に呼び出されたあげく、性行為を強要された。木下は業界の先輩で自分より立場が上なので断り切れなかった」という榊英雄監督の盟友、木下ほうかの「性加害」を2人の女優が告発する | 文春オンライン*2での被害女性2人の告発に「デマ」と抗議せず、NHKからの「降板申し入れ」に応じた、また別の報道によれば「所属事務所から解雇された」と言うことはもはや「無罪」ということは考えられません。
 勿論このままでは「NHKドラマ降板」ではすまず、「業界引退」や「刑事訴追」の可能性すらあるでしょう。しかし性犯罪というのはあらためてギャンブルほかの依存症の危うさに驚く(3月14日0時00分ごろ更新) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)が指摘するように「ある種の病気」と言っていいでしょう。
 木下のようなベテラン俳優なら何もこんなことをしなくても相手をしてくれる女性はいくらでもいるのではないか。極端な話「風俗嬢」でもいいわけです。
 勿論「病気だから許される」という話ではなく「適切な治療をしなければ直らない」という話です。 
 「刑事処罰や懲戒解雇、被害者への損害賠償」といったペナルティが抑止力にならないわけです。
 木下は「被害女性」を「格下」となめていたのかもしれませんが、例えば「米国の話」とはいえ「アカデミー受賞者*3という大物」ケビン・スペイシーですら2017年に複数の被害者に「ホモセクハラ」を告発されて事実上廃業に追い込まれてる(ケヴィン・スペイシー - Wikipedia参照)のですから、「ばれたら最悪廃業」はわかっていたはずです。やはり「病気」としか言い様がない。まともな人間はこんなことはしません。
 それにしても「文春報道直後に処分(NHKドラマ降板、所属事務所解雇)」とは「文春の記事で出るまでは本当にそんな話は全く知らなかったが詳細な記事内容に真実性が高いと考えた。木下に『これが事実なら大問題になる』などと厳しく問いただしたら事実を認めたので驚いた。ドラマ降板や事務所解雇を早急に決めたのは苦渋の決断」という可能性もありますが、実は「NHKや所属事務所」もそうした疑惑を以前から知りながら放置していたのではないか、以前から疑惑を知っていたので文春報道を「おそらく真実」とすぐに判断したのではないかと疑いたくもなります。


独与党、社民党が大勝 ザールラント州議会選 - 産経ニュース
 メルケル長期政権は一体何だったのかと聞きたくなる選挙結果ではあります。
 「メルケルへの支持」は「彼女個人への支持」に過ぎなかった上、彼女が「後継者育成に失敗した(また彼女の辞任でメルケル時代の問題点が急速に浮上した)」ということでしょうか。
 日本でも「佐藤長期政権後の田中政権」「中曽根長期政権後の竹下政権」「小泉長期政権後の第一次安倍政権」は短命だったのでなんとなくわからないでもない。

*1:既に撮影した部分は、代役は立てず、全てカットして放送するそうです。

*2:なお、榊監督なる人物も木下と同様の加害行為を告発されている。

*3:1995年に『ユージュアル・サスペクツ』でアカデミー助演男優賞を、1999年に『アメリカン・ビューティー』でアカデミー主演男優賞を受賞。