三春充希氏のツイートにコメント(2023年4月23日記載)(副題:若者支持を考える&今日も松竹に悪口する、ほか)

三春充希
 各社の発表する政党支持率がバラバラなのは、世論調査に誤差があるためです。今週*1発表された公明党の支持率はこうでした。
共同:5.9%(+3.2)
朝日:3 %(+1 )
選挙ドットコム:2.9%( -2.0)

 例えば三春氏が例に挙げる「共同通信の公明支持率」5.9%と「朝日の公明支持率」3%ではかなり違う(しかも共同調査だと2.7%→5.9%と前回に比べ倍増しており、そこまでは増えてない朝日や選挙ドットコムと、見てくれの数字があまりにも違いすぎる)と思うし「そうした誤差」をできるだけなくすことがマスコミ調査の「目標ではある」でしょう。正直共同も公明批判派から「あんたの調査では公明は倍増してるけど、他はそんな増えてないやん、まともに調査してんのか?」「まさかとは思うけど意図的な公明プッシュのための、数値捏造やないやろな?」「何でこんなに数値が違うんや」と問いただされたら言葉に詰まるのではないか?
 なお、この点を考慮し、主要な全てのマスコミ調査を「平均してる」のが三春氏のようで、その結果だと「共産4.9%、公明3.9%」になるとのこと。共同調査だけだと確か「共産は3.5%程度」で「え、5.9%公明と大分差があるじゃん、誤差もあるとしても、共産支持者としてショック!」なのですが、どうもそうではない(誤差の可能性があるが、むしろわずかながら共産は公明を上回ってる)ようです。

三春充希
 現行の調査でこの程度の誤差が許容されているのは、各政党の細かな支持率の増減を見ることが意図されていないということです。1社の調査で支持率が上がったとか下がったとか、論じても仕方ありません。

 勿論「素人が見てもどう見ても誤差の範囲内」の微少な差異ならそれでもいいでしょうが「共同」の「公明2.7→5.9(プラス3.2でほぼ倍増)」は果たして「容認できる差異」といえるのか。共同も「他社とこんなに数字が違って恥ずかしい」「どう見てもウチの方が実態と違ってるよ、他の会社はほぼ横ばい(微減または微増)だし」と悔しい思いではないか。

三春充希(はる)⭐未来社会プロジェクト
◆稲荷山
 自民一強体制を倒すにはロスジェネより若い世代の巨大な無党派層(政治の空白域)をつかむことが必要なのだという指摘に同感です。

 で「若者支持が比較的高い*2」として、【特集】第26回参院選(2022年)れいわ新選組――政権交代に必要なこと|三春充希(はる) ⭐第50回衆院選情報部などでれいわを持ち上げる「れいわ支持者」らしい三春氏です。
 さて、これから書くことは「かなり思いつきの要素が強い」ことをお断りしておきます。
 若者支持を得るには「若者受けする政策主張やイメージ戦略」がどうでもいいとは言いませんが、やはり「地に足をつけた草の根の運動」が必要ではないか。
 そこで「今思いついた」のが主張/若年女性支援事業/卑劣極まる妨害から活動守れ(2023.3.19)等で共産党が「擁護の立場」を打ち出してるコラボの件です(コラボについては安田浩一氏が支援団体Colaboに取材した記事を読んで、膨大なデマに抵抗する難しさを感じる - 法華狼の日記(2023.4.4)など各方面で取り上げられていますが)。
 勿論「女性の味方」「アンチ右翼」が売りの共産にとって「右翼が、右翼的価値観から攻撃する女性支援運動(今回はコラボ)」を擁護するのは「存在意義(レゾンデートル)」「支持の拡大(支持者受け)」という意味でも「ある意味」当然の話です。
 しかしそれだけでなく「比較的若い世代の仁藤夢乃氏(1989年生まれ、今年で34歳)が代表の若者(若年女性)支援団体=コラボ」ということで「若者支持拡大」という思惑もあるのではないか。
 勿論「コラボ(仁藤氏)は若者の代表ではなく」ワンオブゼムにすぎない。コラボや仁藤氏以外にも連携すべき「若者」は沢山あります。コラボを支援すれば「若者支持が飛躍的に高まる」と言う単純な話でもない。
 一方で「コラボを敵視する類」の「右翼な若者」もいるでしょう(そういう右翼な若者はそもそも共産に限らず、野党支持ではないのでしょうが)。
 しかし「現実に若者支援団体(コラボ)が不当な攻撃を受け、支援を各方面に訴えてる」中で「何もしない」で「若者支持が果たして拡大する」のか(勿論、「主たる問題」はそういうスケベ心でなく、「不当なデマ攻撃を許すな」という「政治倫理の話」ですが)。
 俺は「拡大しないだろう」と思います。「若者の支持が欲しいと言いながら、肝心な時には逃げるのか」「コラボへの不当な攻撃を容認して何が若者の支持獲得か」と思われるのが落ちでしょう。
 何が言いたいかと言えば「若者支持獲得」には
1)「地に足をつけた草の根の運動」が必要ではないか
→コラボに限った話ではないが、コラボのような若者団体との積極的な交流、連携等が必要
2)とにかくできることからやるべき
→若者受けする「政策提言」「イメージ戦略」は難しいが、「コラボ擁護」はそれに比べればある意味簡単にできる、とにかくやれることからやる。やれることすらやらないのでは話にならない。
と言う話です。「とにかく、やれることからやる」というのは「全ての政治活動がそう」であって「若者支持獲得」に限りませんが。そういう意味では「れいわ」は「若者支持拡大」と言う意味で、果たして参考になるのかどうか?。
 なお、この点、「仁藤夢乃」「Colabo(コラボ)」「バスカフェ」等でサイト内検索しても「記事が一つもヒットしない松竹」については「それで党勢拡大を放言するのか(呆)」「生活問題にも、若者支持獲得にも全く関心がないのか、安保しか関心がないのか(呆)」という否定的感情を覚えます。
 つうことでinti-sol氏と違い、俺は松竹には「軽蔑」「憎悪」「憤怒」等の「負の感情」しか基本的にありません。

*1:7月17日の週のこと

*2:但し相対的な話にすぎず、立民、共産、社民に若者支持がないわけでは勿論ないし、れいわが「圧倒的に若者支持を得ている」わけでもないことは三春氏の紹介するデータでも分かります。そもそも【特集】第26回参院選(2022年)れいわ新選組――政権交代に必要なこと|三春充希(はる) ⭐第50回衆院選情報部で「れいわ、国民民主、参政」について、「若者支持」をやたらアピールする三春氏ですが、「これら三党(俺は勿論れいわはともかくウヨ政党の国民民主、参政など評価しませんが)」が「支持率、議席数」で低迷してる(立民、共産を下回ってる)と言うことは恐らくは「40代以上の支持が極端に低い」ということであり、それは果たして評価できるのか。基本的には「全世代から満遍なく支持を獲得」が理想でしょう。