今週の週刊漫画ゴラク(2023年4/22発売)(副題:台風で海の側を歩くのは危険、ほか)(追記あり)

 読まないと理解できない感想が多いですがご容赦ください。
◆わたしの死に方
 「身近にある死の危険」の紹介漫画*1で、今回は「台風で海の側を歩くのは危険(高波に飲まれるリスク)」がネタです。今回ばかりは「当たり前すぎて」あまりインパクトがない。「通常の状況で(予想もできない状況の発生で)海岸を歩いていて事故死」ならともかく「台風でそんなことをすれば」、最悪、高波に飲まれて溺死したり、強風で転倒して頭部を強打して死亡したり、飛んできた看板などで重傷を負ったりというのは「当たり前すぎるほど当たり前」です。
 「台風でもやむを得ない業務中の災害」ならともかく「台風見物で死亡」など愚劣の極みです。そもそもそんな無謀をやる人間自体が少ない。


◆白竜HADOU
 ついに「M資金詐欺」であることが来週「疑いの余地なく」明確化するようです。
【4/29追記】
 やはり「詐欺グループが完全に消滅(連絡が全く取れなくなる)」。詐欺であることはもはや疑う余地がなくなります。次号がついに主人公「白竜こと白川竜也(黒須組若頭)」の出番か。どうやって「ヤクザのしのぎ」にするのか分かりませんが、詐欺グループを捕まえて、被害者の元に突き出すのか。
【5/12追記】
 何と「騙されたはず」の「雇われ社長(創業者オーナーによって失態を理由に更迭)」の「自作自演」だったらしい(そのように白竜が追及を始める*2)」と言う「とんでもない展開」になってきました。モデルとなっている「コロワイドの事件」は勿論そんな話ではないので予想もしない展開でした。
 仮にも大企業の社長(雇われとはいえ)が1)確実にオーナーから更迭される、2)「詐欺に騙された無能」として経営者としてのキャリアが終わりかねない(どこからもお呼びがかからないし、自分で事業を創業しても誰も相手にしてくれない)、3)自作自演がばれれば刑事処罰と民事賠償は必至なのに「?」ですね。その辺り今後、説明されるのでしょうが。
【5/19追記】

 「経営不振から解任間近」と予想しヤケクソになった「雇われ社長」が詐欺師と共謀し34億をだまし取った、詐欺師と折半しても14億の儲けだ

と語り、「詐欺師との密談」現場の録画も見せて「雇われ社長」を追い詰め「10億」を口止め料として要求(恐喝)する白竜ですが「?」ですね。
 いかに「14億の儲け」でも「M資金詐欺に騙された無能」なんてレッテルを貼られて「財界でのキャリアを台無しにすること」は全く割に合わないと思うのですがね。
【6/2追記】
 今回で「M資金詐欺」編が最終回。白竜を殺害しようとして、反撃され、失敗した「雇われ社長」と「詐欺グループ」はそれぞれ白竜から「15億」を要求され渋々払う羽目になります(15億×2で30億)。正直「雇われ社長が黒幕」と発覚してからの流れはあまり「面白くない」。ほとんど意外性がないからです。


◆あやと私、まいにちみそ汁

読んだ本 - 情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明
 顆粒だしを使うのは手抜きだ派は、丁寧な暮らしをして電気とか使わないと良いと思う

 この漫画において顆粒だしは「便利だが塩分の過剰摂取の恐れがあるので注意が必要(無添加と書いてあっても多くの場合、化学調味料や保存料が含まれてないだけで、塩分は含まれてる。一方、煮干し、昆布、椎茸などから出汁を取る場合は当然塩分は含まれない)」として「顆粒だし全肯定ではない」のでこういう感想はいかがな物か。


◆ピエロマン

読んだ本 - 情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明
 無敵すぎる。

 この漫画については以前から思ってることですが、ピエロマンが「常識外れに無敵なこと」といい、「主人公(漫画家)を襲撃するだけでなく、彼の妻や担当編集者、アシスタントまで殺害し、実の娘も誘拐」など「主人公以外の周辺まで酷い目に遭わせる異常なまでの憎悪の深さ」といい「どう落ちをつける気なんだろう」とは思います。
 そうした「無敵さ」「憎悪の深さ」の理由を説得力ある形で果たして描けるのか。まさか「無敵さ」「憎悪の深さ」についていつまでも理由説明しないわけにもいかないでしょうし。


ラクガキ~呪いの館~
 死人まで出す「本物のオカルト(魑魅魍魎)=呪いの館」相手に「どうやって落ちをつけるんだろう」感が。今までの描写では魑魅魍魎相手に勝利しそうに思えない。


◆ガングライフ~オレとオモチャと家族と離婚~

読んだ本 - 情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明
 (ボーガス注:離婚前提に家を出た)母親の頃全然気にしてないのな。

1)母親のことまで描くとまとまりをつけにくい
2)母親については「別に無関心で冷たいわけではなく」、父子が「お互い、あえて触れないことにしている」という設定(少なくとも作者はそのつもり)ということでは?。
 そろそろ「母親の近況」も出てくるかもしれません。
【5/19追記】
 母親が久しぶりに登場し改めて「離婚の決意の固さ」を夫相手に表明しますが、次号、果たしてどうなるか。


◆Wスティー
 当初は「販売部数しか興味のない、ただのスキャンダル雑誌記者」であるかのように描かれていた主人公が「実は正義感と人情味あふれる人物(スキャンダル雑誌記者云々は本心を隠すための、表向きのポーズにすぎない)」として描かれ始め、今回も「過去の深刻なトラウマ」から自宅に引き込もる「部下の女性(準主人公)」を精神的にフォローするのにはこの種の漫画ではよくあることとはいえ、苦笑します。


ミナミの帝王

読んだ本 - 情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明
 子供の所に来たのは誰だ。児相か。

 また「萬田銀次郎」登場の可能性もあるのでは?。しかしこの話のように「母子家庭」で母親が「犯罪で長期服役が確実」、子どもには他に身寄りもないというのはねえ。「母親には、それなりに同情の余地がある犯罪」として描かれてるとは言え、「子どもは親を選べない(まあ、親もこどもを選べませんが)」の典型ですね。
 実はこの話では「父親」はいるのですがまともな父親として描かれていませんのでね。引き取るか疑問だし、引き取っても父親が児童虐待しそうなのが何ともかんとも。
【4/29追記】
 「昔の学校(小学校?)担任教諭」でした。
 しかし、いかに「教員時代」に生徒として情愛を込めて面倒を見たとは言え、卒業した現在、引き受ける必要はどこにもないのですが、漫画を読む限り「誠実に引き受けるつもり」のようで何よりです。
 「逮捕前の母親」に「長期不在になるので面倒を見て欲しい、頼れる人間は先生ぐらいしかいない」と頼まれてのことのようです。
 勿論「犯罪で長期服役」などといえるわけもなく、「詳しいことは聞かないで欲しい」「(ボーガス注:警察が逮捕しマスコミが報道するので)その時が来たら私が説明しなくても長期不在の理由はわかる」「申し訳ないが引き受けると約束して欲しい」という「あまりにも怪しすぎる説明」でしたが、それで「承諾する」と答え、実際に逮捕報道を見ても躊躇せず引き受ける好人物として描かれていました。

*1:今後も気が向いたらこの漫画を紹介予定です。

*2:いつの時点で白竜がからくりに気づいたのかも気になるところです。