今日の産経ニュースほか(2023年4/28日分)

立民・寺田氏「責任背負いたい」修正案見送りに無念 - 産経ニュース
「活動家に乗っ取られている」入管法で立民議員落胆 - 産経ニュース
 一部の「維新や国民民主に近い立民ウヨ議員(例:産経記事に名出しで登場し、細野のような自民移籍が危惧される寺田学)」が寝言をほざいてるだけの話です。
 それにしても批判されたからとはいえ「入管法問題」で協力を得ていたであろう法律家などに向かって「活動家が乗っ取った」とは産経のデマ記事でなく「事実ならば」どれほど無礼なのか。
 正直、修正協議に応じたらかえって「リベラル、左派層の大量離反(党勢衰退)」を招き、立民の自滅行為になったでしょう(勿論人権擁護という意味でも論外ですが)。というかこういうふざけた事を抜かす立民議員には、自民、維新や国民民主に移籍して欲しいですね。
 まあ、党内外からの強い批判がなければ、修正協議に応じた可能性が否定できない泉執行部もどうしようもないアホですが。立民がこういうアホだから、左派やリベラル層の支持が共産やれいわに移ること(一方で右派(自民、維新、国民民主の支持層)は立民など支持しない)に気づくのはいつの日か。
 なお、この記事で修正案反対派について「オールオアナッシングにこだわる活動家の論理」と悪口する産経ですが「それならば、即時一括全員帰国という非現実的方針に固執する家族会」はどうなのか。
 今回の「入管法改定」が「本質は前回と全く変わらず、修正など論外」なのに対して、拉致問題は「一人でも帰ってくれば御の字」と言う話でしょうに。何故、拉致問題で産経らウヨは妥協を全否定するのか。
 そして拉致問題での「妥協全否定(中途半端に妥協するとかえって事態を悪くする)」の論理を入管法にスライドすれば、むしろ「入管法反対は正義」でしょう。まあ、入管法反対派も多くは「一般論としての妥協」は否定しておらず「死刑(当初は死刑は最高刑でなかった)がなければ治安維持法に賛成なんて事はできない、特定の思想を処罰すること自体が不可」のような「筋論の話」をしているのですが。
 また「修正は必要だった」みたいな記事を書き、修正協議から結局離脱した立民を非難する産経ですが、「はてなブクマにも指摘がありますが」だったら「立民が修正協議から抜けようが」、修正案通り可決すべきでしょうに、

結局、修正は反映されずに法案は同委を通過した。

ということで「修正なしのままで可決した」自公、維新、国民民主を産経は批判すべきです。
 結局、修正案とは「立民を丸め込むためのネタ」にすぎず「丸め込みが挫折したから修正しない」という自公、維新、国民民主のふざけた態度は批判されて当然です。そんな修正案はどう見ても「問題点の解決にはほとんど役立ってない」でしょう。
 まあ、修正案通り可決でも、本質は変わらないし「修正協議で我々は、一部修正の成果を取った」「我々は立民と違う」アピールを維新や国民民主にされると「少々厄介」だったのですが、入管法では「そうした偽装工作をする気がない」ほど、自民べったりの維新と国民民主です(一方、原発延長法では維新の修正案を可決とのこと)。

 立民の迷走を横目に、法案修正で果実を得ているのはライバル維新だ。

 産経的には、そうやって立民内部のウヨ議員にゆさぶりをかけたいのでしょうが、客観的に見て「維新の修正」とは「朝三暮四(本質的改定ではない)」でしかない。
 維新支持層にすらどれほど評価されるかどうか。
 いずれにせよ自民党にとっては「維新や国民民主は建設的野党」として「ごまかしのネタ」に使えて便利でしょうが、「真の野党」共産党としては「インチキ野党」を今後も批判していくだけの話です。
【追記】

道産子ナオがリツイート
◆せつなりっとく
 寺田氏の言動を批判するなんてけしからん!また立憲叩きか!みたいなこと言ってる立憲支持者のツイを見かけてほんとそういうとこやぞ、ってなってる

 まあ一部の「泉万歳」「自称現実主義」「維新すり寄り」「反共」の立民支持者には本当にうんざりですね。

せつなりっとく
 「限界系」なる概念に含まれる人、かなりの割合が「野党を漠然と支持する無党派」なんすよね 自分の立ち位置がまずあって、どこの党だろうとおかしいと思ったら普通に批判するし一時応援してても違うと思ったらすぐ手を引く。確かにそういう人は立憲の政治家をよく批判しててあんまり共産党とか批判しないんだが、それはそもそも立ち位置的にそうなるという話だけだろう

 「立ち位置=最大野党にまず期待」つうことでしょうね。だったら最大野党「立民」が期待外れなら「何やってんねん!」となる。
 そういう人(最大野党にまず期待)は共産、社民、れいわへの批判は弱いでしょう(共産等に批判すべき点があるのかどうかはひとまず無視)。
 ある意味、俺のような共産支持者としては「最大野党にまず期待かあ、まあ仕方ないけどなあ」で辛いところではある。
 期待といっても「党外のソフトな支持者」なので「民主集中制ガー」「松竹の除名ガー」「山本の個人商店ガー」「れいわローテーションガー」と組織運営の話(とりあえずそうした組織運営批判の是非は無視します)で非難しても「党外なんやから関係あらへんがな、政策さえよければ立民でも共産でも社民でもれいわでもどこでも支持するがな」「大体ミニ政党にそこまで期待してへんがな」「最大野党の立民に一番厳しいのは当たり前やろ、共産、社民、れいわが最大野党になったらもっと批判するがな」になりやすい。
 別に「共産、社民、れいわに甘い」と言う話でもない。
 そこで「最大野党だから叩かれるんだ、期待されてるんだ」ではなく「共産や社民、れいわは批判しないのか」と泉支持者が逆ギレして「限界左翼」呼ばわりすれば「お前ら最大野党やろ、最大野党の誇りはないんか」「もう、ええわ、お前らは支持せえへんから。共産か社民かれいわを支持するわ。お前らもそれが希望なんやろ!」等と相手がさらに失望するのは当然でしょう。


【維新】大阪市議会の議員定数を「10程度削減」の条例改正案を提出の方向で調整 | MBSニュース
 先日選挙が行われ、維新が過半数を確保したというのに「さらに定数削減を目指す」とは「自民、公明、立民、共産」から当選が出たことがそんなに気に食わないのかと心底呆れます。


国民、維新が合流 京都府議会と京都市議会 - 産経ニュース
 京都限定とは言え、国民民主と維新が「合流する」ことが彼らにとって「プラスに働くかどうか」は何とも言えないでしょう。
 「石原・平沼グループ」や「みんなの党」と維新が過去に合同したときには結局、内部対立で「石原・平沼グループ」や「みんなの党」の大部分が維新を離れ、元に戻ってますからね。