今日の産経ニュースほかその1(2023年5/16日分)

立民・泉氏、維新や共産と選挙協力否定 次期衆院選 - 日本経済新聞
 「気でも狂ったのか」と脱力しました。維新とも共産とも共闘せずに独力で勝てると本気で思ってるのか。はたまた社民、れいわ、国民民主、参政のいずれかと共闘するのか。あるいは「強気の態度を取れば維新や共産の方が折れる、俺たちは最大野党なんだ」と勘違いしてるのか。
 あるいは「わざと立民党を壊滅的状態に破壊したい」のか。
 良くもこんなバカを「参院選敗北」「補選全敗」でも引きずり下ろさずに担げるもんです。「衆院戦惨敗→立民消滅」の日も遠くないのではないか。岡田*1幹事長(元民主党代表)、菅*2最高顧問(元民主党代表)、枝野*3前立民党代表など立民幹部連はいい加減泉を引きずり下ろしたらどうなのか。そもそも最近の「京都での維新の力(維新批判派としてげんなりしますが)」を考えれば泉自体が落選しかねないのですが。


決選投票、現職有利の観測も トルコ大統領選 - 産経ニュース
 1)過半数は取れず、僅差のリードとは言え、エルドアンが第1回投票でリードしたこと、2)同日投票の国会議員選挙では与党が過半数確保したこと、3)地震被害地域(エルドアンへの批判が強いとされる)でも得票数が「野党候補>エルドアン」とはいえ予想されたほどの「野党候補大量得票」ではなかったことで、「結局勝てない」という「諦めムード」によって決選投票は「エルドアン優位ではないか」との悲観的見方が強いようですが果たしてどうなるか。


【岸田政権考】「やるべきことをやる」 首相の言葉から探る解散時期 - 産経ニュース
 率直に言って解散時期は「全く見えてこない」でしょう。分かっていることは岸田が可決したいであろう「入管法」「LGBT法(党内右派の反対を押し切り法案提出の見込み)」等の「岸田にとっての重要法案」の可決無しでは「岸田は解散しないだろう」ということだけです。
 kojitakenや広原盛明などは「早期解散」を予想してる(「次期衆院選が間近に迫る、維新から袖にされて進退窮まった立憲泉代表はどうする」(『広原盛明のつれづれ日記』) - kojitakenの日記参照)ようですが、現時点では「(葉梨法相更迭などで支持率が低迷し到底解散できない時期と違い)その可能性が否定できない、ありうる」程度の話でしかないでしょう。
 なお、5/15のTBSラジオ森本毅郎スタンバイ」のコーナー「ニューススクランブル」では菅前首相 早期の衆院解散「そんな状況ではない」否定的な見解 | NHK | 選挙を取り上げていました。
 コメンテーターの山田惠資氏は「今そんな時期ではない」という建前論*4についての評価はしておらず、その点は残念でしたが、「菅発言の意味する物」として「以下の可能性がある(単純な建前論だけでなく、裏の意味があると与野党関係者、山田氏のようなマスコミ政治記者など、皆が思ってる、但し、予想される裏の意味は、党利党略すぎてどれも公然と言える話ではない*5)」と分析をしていました。まあ、以下の分析はヤフーニュース菅前首相、早期の解散に否定的「そんな状況ではない」(産経新聞)のコメント一覧 - Yahoo!ニュースの中北浩爾のコメントともかぶっており、山田氏でなくても思いつく分析ではあります。
1)公明や維新への配慮
 今解散することが連立相手である公明や、「安倍政権時代、菅が懇意にし、今も菅が政治利用しようと画策している維新」にとって有利かどうか
→勿論こうした配慮は菅が「公明や維新」を菅なりに政治利用したい*6という思惑があります。勿論、「連立相手」公明への配慮はともかく維新への配慮は公然と言える話ではない。
2)「菅を無視して解散するな」と言う牽制
 これは解散反対と言うより「岸田が菅を無視すること」で「非主流派」菅の政治力が没落する事への恐怖という話であり、「菅に話を通せば」解散に同意する可能性はあります。勿論これは「こういう牽制をしないと岸田が菅を無視しかねない(菅と岸田の関係が明らかに良くない)」と菅が危惧してるという話でもある。
3)「早期解散→岸田の衆院戦勝利」で菅が没落する事への恐怖
 kojitakenや広原、三春充希氏などが危惧するように「岸田政権の支持率回復傾向」「立民支持率の低迷」では「岸田が勝利する可能性」は当然あります。そうなれば「岸田と関係が良くない菅」の政治力はさらに没落するでしょう。
 特に「(安倍復権時の安倍再登板論、立民支持層の一部の「枝野や蓮舫の再登板論」のような)菅再登板論」もなければ、「(前回総裁選で菅が手を組んだ)石破(無役)や河野(要職とは言いがたいデジタル相)がぱっとしない」し、「(次の総裁選で)河野や石破に代わる菅が組めそうな相手」も今のところなさそうだからなおさらです。
 衆院選で「政権交代してもらっては勿論困る」が「岸田圧勝では菅復権が遠のく」と言う意味で1)「参院選敗北での橋本首相退任」のような形での「岸田退任」、2)退任しないまでも、一時、自民党40日抗争に追い込まれた大平首相のように政権基盤がぐらつくことが「菅にとってベスト」という皮肉な立場の「反主流派」菅です。
 まあ、菅の思惑は分かりませんが「早期解散→岸田の衆院戦勝利」が危惧されることにはげんなりせざるを得ません。


犯罪被害補償を求める会が27日に和歌山で集会 - 産経ニュース

 「国は加害者からと考えているが、加害者の多くは資産もなく、あっても払おうとしない」と指摘。

 勿論その通りですが「世田谷一家殺害事件 - Wikipediaのような犯人が逮捕されない未解決事件」「自殺等、犯人が死亡したケース(例:北新地ビル放火殺人事件 - Wikipedia)」といった「犯人不在ケース」も賠償が受けられないケースです。

*1:鳩山、菅内閣外相、民主党幹事長(菅代表時代)、野田内閣副総理・行革相、民主党代表代行(海江田代表時代)、民主党代表などを経て立民党幹事長

*2:橋本内閣厚生相、鳩山内閣副総理・財務相、首相等歴任

*3:鳩山内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官、野田内閣経産相民主党幹事長(海江田、岡田代表時代)、民進党代表代行(前原代表時代)、立民党代表等歴任

*4:菅の思惑が何であれ、「コロナ第5類からまだ日も経ってないのに解散して、大規模な第9波が来たらどうするのか」「少なくとも国会会期末までは解散などせず、国会議員としての任務を果たすべきだ」等という考えは一理あるでしょう。

*5:また、2)や3)は非主流派の菅が「苦しい立場にある」と自白しているようなもんでそういう意味でも言える話ではない。

*6:とはいえそうした菅の配慮に公明や維新が好意的に応じるかどうかは不明です。