今日の産経ニュースほか(2023年7/14日分)(副題:泉立民の不誠実な態度に呆れる、埼玉県知事選で共産が候補擁立を表明ほか)

埼玉県知事選挙 共産 柴岡祐真氏が立候補表明|NHK 首都圏のニュース
 8月6日投開票(既に現時点で8/6まで1ヶ月切ってる)なので正直言って「かなり早く大阪府知事選の出馬表明した辰巳氏(元参院議員、党中央委員)」のように「もっと早く出馬表明して欲しかった」とは思います。
 この出馬表明前に既に

埼玉県知事選、立候補予定者3氏が討論会 - 日本経済新聞
 7月20日告示、8月6日投開票の埼玉県知事選を前に、日本青年会議所の関東地区埼玉ブロック協議会は10日、立候補予定者による公開討論会を開いた。出馬を表明している3氏が登壇
 現職の大野元裕氏、音楽家で無所属新人の大沢敏雄氏、コンサルタント会社社長で無所属新人の山口節生*1が参加

ですからね(勿論、共産は「討論会から逃げるための後出しじゃんけん」でないことは言うまでもないが、もっと早く出馬表明し、この討論会にも参加して欲しかった)。
 正直「残念ながら今回は擁立しないのかな」と思っていました。
 現職「大野元裕(国民民主の参院議員出身、祖父・大野元美は川口市長で自民党所属)」はもともとは「野党共闘候補」として「自民が担いだ青島健太*2」を破って当選した物の今や「オール相乗り(自民、公明、立民、国民民主、維新)」なので「出馬表明が遅いのは当然不利」です。しかも「元参院議員、中央委員の辰巳氏」に比べれば今回の埼玉県知事選候補は失礼ながら知名度が落ちます。「立民との野党共闘」への配慮があったか?。
 とはいえ「埼玉県在住の共産支持者」として選挙当日は勿論共産候補に投票します。

Twitterは「公共財」か - kojitakenの日記
 たとえ勝機がなくとも社民党に投票する

というkojitakenではないですが「勝機は正直乏しい」のですが、そういうことは関係ない。
 いずれにせよ「立民・泉の不誠実な態度」に「野党共闘への配慮など無用」という共産執行部の考えは「今後泉が代表を辞めるか、考えを変えない限り固まりつつある」ようです。そして今の立民の体たらくでは「このまま泉代表で衆院選に突入し、予想通り惨敗(仮に自民が議席を減らすにせよ、「自民>立民」「立民の大幅議席減」と言う意味で「立民惨敗」)し、場合によっては維新が最大野党になり、立民党が新進党のような消滅の危機に直面する」のでしょう。
 なお、県民なら知ってることですが「県内各地」に「大野と現職市町村長が二人並んだポスター(勿論、その市町村長が長を務める市町村限定*3)」が貼られてることには「そこまでして県内各地の市町村長に支持されてるアピールしたいか?」とうんざりしますね(蕨市民でないので、共産党員である頼高・蕨市長がそれに参加してるかどうかは知りません。さすがに参加してないと思いますが)。


維新の埼玉県議が当選無効 選管、居住実態なし - 産経ニュース
 「不祥事常習の維新なら平常運転」とはいえ全く呆れます。


「維新は公明と都合いい関係続けた」立民・泉氏反論 - 産経ニュース
 「共産の言うように政策合意もなしで候補者調整を求めるなど野合だ」と、立民と候補者調整する気など恐らくかけらもない「反共右翼政党(立民をけなしたいだけで共産を褒めたいわけではない)」維新や国民民主に非難される無様な泉*4です。

「共産は維新に褒められる政党になったのだなと思っている」とも述べた。

 立民代表・泉健太は2022年11月に維新代表・馬場伸幸との会食を直接提案。12月20日に行われた会食で泉は「維新八策」を評価し、「立憲の政策とほとんど変わらない」と語ったとのこと(毎日新聞2022/12/22) - kojitakenの日記等も指摘するように、つい最近まで「2021年衆院選挙の勝ち組(議席増)」である維新にすり寄っていた「2021年衆院選挙の負け組(議席減)」泉(但し支持率が「維新>立民」になるや維新が掌返しで立民攻撃し、維新にすり寄る国民民主も維新に同調)が、「維新批判派」共産に向かって良くもふざけたことが言えたもんです。
 こういうふざけたことを言えば言うほど「共産支持層」は「手前の方こそ、つい最近まで維新にへいこらしてた癖に、泉はふざけんな。そもそもそんな誹謗をして良く候補者調整を共産に要求できるな」「まずは共産への暴言を詫びろ、それプラス以前から求めてるコロコロ変わった『候補者調整』関係発言の釈明をしろ」「詫びないし、釈明もしないなら立民は泉を代表から下ろせ、そうでない限り候補者調整なんかできるか。立民はふざけんな」「共産を舐めるのも大概にしろ」「立民は次の衆院選で惨敗すればいい(というかこのままでは間違いなく惨敗でしょうが)」(なお、以上は全て俺の思いですが)となって「野党共闘どころの話ではない」「泉も京都三区に共産候補を立てられて、俺のようなアンチ泉にとってはめでたいことですが、泉が落選しかねない」のですが泉にも立民関係者(岡田幹事長ら党執行部)にもそんな常識はないようです。


立民・泉氏、共産と「お互い会見で繰り返しても」 - 産経ニュース
 泉が釈明を拒むのなら勝手にすればいいでしょう。「共産と立民で野党共闘が成立しない」「共産支持者(党員、後援会員等)が立民に反発し、共産候補がいない小選挙区ですら立民候補に投票するか疑問」「野党共闘支持層のうち『共産を排除しての野党共闘はあり得ない』と評価する層(勿論共産支持者に限らない)も立民に反発する」「一方で共産以外(維新、国民民主等)とも共闘が成立しない」に留まらず「共産支持層に限らず、少なくない選挙民(一部の泉シンパ除く。自民支持層など反共分子も含む)」が「会って釈明するくらいのことがどうしてできないのか?」「泉は何様のつもりなのか?」「都合の悪いことは共産以外でもそうやって逃げるのか?」と呆れるでしょう。その結果は勿論、衆院選惨敗でしょうが。いい加減泉を代表から下ろしたらどうなのか。


「大政治家らしからぬ」榛葉氏、岡田氏に不快感 - 産経ニュース

 岡田氏は立民との候補者調整に後ろ向きな玉木氏*5について、11日の会見で「本当に国民民主全体の考え方なのか。ちょっと考えにくい*6」と語っていた。

 共産からも維新からも国民民主からも候補者調整を否定されて*7醜態をさらす立民(今回は岡田*8幹事長)です。もはや立民の衆院選惨敗は不可避ではないか。「勝ち馬に乗る」と言う党利党略で維新にすり寄り、共産から距離を置いた結果、共産から反発され、また「支持率」が「維新>立民(今のところ、これが立民>維新に逆転する見込み無し、泉や岡田も何ら対応できてない)」になるや、維新や国民民主(国民民主は立民ではなく維新にすり寄ろうとしている)から見捨てられるのだから全く滑稽です。岡田がこんな泣き言を抜かしたところで今回の榛葉*9のように「鼻で笑われるだけ」でしょう。岡田も政界進出などせず「家業のイオン」で重役でもやっていた方が幸せではなかったか。


立民 岡田幹事長 候補者調整応じない姿勢に疑問呈す | NHK政治マガジン

 共産党の小池*10書記局長は記者会見で「私たちから門戸を閉ざすつもりは全くない。ただ、共産党に『一方的に候補者を降ろしてくれ』ということは、到底受け入れることはできず、きちんと話し合いをしていきたい」と述べました。

 全くその通りであり、泉や岡田も少しは誠意を見せたらどうなのか。そうすることを全く期待していませんが。


【主張】処理水放出 中国の暴論は目にあまる - 産経ニュース
 汚染水放出については原発処理水放出で全漁連「反対」堅持 経産相と面談 - 産経ニュースということで日本国内にも批判があるし、「中国の批判」もそうした批判と大筋で変わらないのに「中国」云々を強調するとは産経らしいアホさです。

*1:1991年佐賀県知事選、1995年東京都知事選、1996年埼玉県知事選、2001年さいたま市長選、2002年埼玉県岩槻市長選、2003年埼玉県知事選、2007年東京都知事選、2014年埼玉県深谷市長選に出馬(いずれも落選)という「泡沫候補の常連」(山口節生 - Wikipedia参照)。出馬するなとは言いませんが「本気の立候補なのか」「政治を舐めるな」と問いただしたくなります。

*2:元野球選手。野球評論家。現在は参院議員(維新)。「県知事選(自民)→参院選(維新)」とは青島もまさにそこまでして、国会議員なんぞになろうとするかと思う - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)の一例です。

*3:全部のポスターを見たわけではなく「小生の居住地」「小生の勤務地」「買い物で使うスーパー等がある市町村」など「生活圏限定」ですが個人情報を明かしたくないので詳細は書きません。

*4:希望の党、国民民主党国対委員長、国民民主党立憲民主党政調会長を経て立憲民主党代表

*5:民主党政調副会長、民進党幹事長代理、希望の党代表等を経て国民民主党代表

*6:このように言うことで、「国民民主内のアンチ玉木派」をたきつけたいのでしょうが、「玉木の反発を買うだけ」でしょう。

*7:但し、共産が「当初、泉代表は候補者調整を否定したのに、何故態度を変えたのか、泉代表からまともな釈明がないのでは話にならない。単に選挙の勝ち負けだけで発言しているのか?。釈明がないのでは候補者調整をしたくても共産支持者(党員、後援会員)に説明がつかない」として釈明を求めてる(少なくとも表向きは立民との候補者調整を否定していない)のに対し、維新や国民民主は明らかに立民との候補者調整に否定的という違いがありますが

*8:鳩山、菅内閣外相、民主党幹事長(菅代表時代)、野田内閣副総理・行革相、民主党代表代行(海江田代表時代)、代表、立民党常任顧問を経て立民党幹事長

*9:鳩山、菅内閣防衛副大臣、野田内閣外務副大臣民主党参院議員会長、国民民主党参院幹事長等を経て国民民主党幹事長(選対委員長兼務)

*10:共産党政策委員長、副委員長等を経て書記局長