岸田首相の対話呼び掛けに即座に反応があったからといって、拉致問題が日本当局の望む方向に動く展望はないと言わざるを得ない: 白頭の革命精神な日記
白頭先生も指摘するとおり、北朝鮮の態度は「岸田が交渉する気があるなら応じる用意がある」程度の話でしかないでしょう。
つまりは
第8回中央委員会総会/志位委員長の幹部会報告
わが党の側から門戸を閉ざすことはせず、共闘の再構築のために可能な*1努力を行います。
という「泉が野党共闘を再構築する気があるなら応じる用意がある(志位共産)」程度の話でしかない。
そして岸田も泉も「交渉する気がある」「共闘する気がある(泉の場合は共産との政策合意)」と見なせるようなことはいつまで経っても何もしない(あげく北朝鮮や志位共産に責任転嫁し悪口する)のだから話になりません。「対北朝鮮の制裁解除もしない」、「特定失踪者(国内で40人以上発見され全て北朝鮮は無関係、ほとんどが自発的失踪、そもそもまともな特定失踪者の認定根拠がない)という救う会のガセネタを未だに容認」で「交渉する気がある」もないもんです。
「現時点においては岸田内閣を相手にしない」と言っていると思しきリ・ビョンドク共和国日本研究所研究員の談話について: 白頭の革命精神な日記
「「被害者全員帰国」が実現しなければ拉致問題の解決などあり得ないと強情を張るのは、死んだ人を生かせというふうの空しい妄想にすぎないということを日本は銘記すべきである」と言い切った共和国*2
「北朝鮮の公式見解」では「帰国しない日本政府認定拉致被害者は全員死亡」ですからね。
この「公式見解を打破する策」が日本側になければこうなるのは当然のことです(例えば石井一氏の主張は、とくに暴論でも突飛な意見でもない - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)参照)。
また、白頭先生の紹介する談話には
日本が実現不可能な問題*3を前面に掲げるのはたわいない時間の浪費であり、「前提条件のない日朝首脳会談」を希望すると機会あるたびに言及している日本当局者の立場を自ら否定すること同様である。
という指摘もあります。
なお、
日本国内で失踪した数百人余り*4が全部われわれに「拉致」された可能性が濃厚であると言い立てたことによって「拉致産業」というなじみのない言葉まで生じた中、行方不明となった数人*5が自国内で現れたりして非難と嘲笑を買った。
◆日本の「拉致予算」に寄生することだけを工夫するえせの「人権」専門家
◆日本政府は、国民の血税で搾り出した「拉致予算」を蕩尽
という北朝鮮側の「救う会」及び「救う会に迎合する日本政府への悪口」には全く同感ですね。
いずれにせよ、白頭氏も指摘していますが
◆特定失踪者というデマを野放しにする岸田政権と交渉なんかできるか。交渉したければ特定失踪者デマを批判し、交渉対象を『政府認定拉致被害者』に限定すると明言しろ。話はそれからだ
◆それができないなら交渉など諦めろ
◆というか岸田は本気で交渉する気があるのか?。家族会、救う会など相手の、交渉する気『あるある詐欺』じゃないのか?
と北朝鮮が思ってることは間違いないでしょう。