今日の産経ニュース(2023年7/20日分)

女性首相候補に変化 注目は小渕氏や上川氏 - 産経ニュース
 以前、総裁選に出馬した高市*1や野田*2を牽制するために、岸田が「小渕*3(茂木派)」「上川*4(岸田派)」を「女性首相候補の一人」として持ち上げようとしているだけの馬鹿話でしょう。
 「ドリル小渕*5」、「赤坂自民亭出席者・上川*6」、「架空領収書疑惑、放送法違反疑惑・高市*7」、野田への評価は特にしません(皮肉のつもり)。「あえて言えば」野田が一番ましな気がします。
 なお、小渕の場合「茂木*8幹事長に対する牽制」でもあるわけです。
 それにしても、こういう観測気球記事(?)が載ると言うことは「党役員、大臣人事」で、話題作りなどの思惑で「小渕や上川」を登用しようという考えでも岸田にあるのか?


「自民女性を守る議連」100人突破、全メンバー 専用スペース「生来の女性に」 - 産経ニュース
 「統一協会が背後にいるのではないか?」と疑われるこんなろくでもない「LGBT差別」ウヨ議連にそんなに参加者がいるのかと絶句しますね。
 予想通り「顧問=塩谷立*9(安倍派世話人会代表=事実上の会長)、下村博文*10西村康稔*11世耕弘成*12」と安倍派の連中が多いわけですが。それにしても、猪口邦子*13も「元大学教授(上智大)」なのにこんなウヨ議連に入るまでに落ちぶれたのかと絶句です。猪口孝*14(東大名誉教授)も「夫と妻は別人格」とはいえダメ出しはしなかったのか。


佐藤隆太さん、ビッグモーターのCM契約解除 - 産経ニュース
 「タレントが不祥事を起こしてCM降板」とは逆の「企業が不祥事を起こしてタレントがイメージダウンを恐れCM降板」という珍しいパターンです。


<独自>ビッグモーター社長、全店長にLINEでメディア批判「決めつけて報道」 - 産経ニュース
 1)会社ぐるみの犯行が疑われてるのに、根拠なく「一部社員の犯行にすぎず、マスコミの誹謗」と社員限定で悪口、2)そのくせして、マスコミに対し正式な記者会見は未だ一度も開かず、3)社内の批判派によってマスコミに「悪口」が持ち込まれると「失言だった」と平身低頭、なんて無様な行為を「批判」とは言わないでしょう。


【産経抄】7月20日 - 産経ニュース

 ノンフィクション作家の石井光太さんは、大都市で見かける障害のある物乞いについて調べるためにインドを旅していた。商都ムンバイ*15を訪ねると、耳を疑うような噂を聞いた。
▼路上で女性の物乞いが抱いているのは、マフィアに金を払って借りた赤ん坊だ。マフィアは子供が成長するとより哀れみを誘って稼げるように、目をつぶし、手や足を切断する。本当にそんなことが行われているのか。『レンタルチャイルド 神に弄ばれる貧しき子供たち*16』を読んだ時の衝撃は大きかった。

 無料部分だとここまでしか読めませんが勘の鋭い方は「最近起こった、あの事件に触れるのか?」と気づいたでしょう。
 「紹介は省略しますが」、その予想通り、「事実」ならば「鬼畜の所業」としか言いようのない詐欺事件(後で紹介)について触れる産経抄です。
 「生活に困っていた」のならともかく本当に「遊興費」なら呆れて物も言えません。

参考

娘を低血糖症で入院させ共済金詐取か 逮捕の母親は容疑を否認 | NHK | 事件2023.7.19
 小学生の娘に十分な食事を与えず低血糖症にさせ、入院で支払われる共済金をだまし取ったとして大阪の34歳の母親が逮捕された事件で、母親のスマートフォンには、娘の入院直後に交際相手を旅行に誘うメッセージが残っていたことが分かりました。警察は、遊興費を得る目的で娘を入院させていた疑いがあるとみて捜査しています。

*1:第一次安倍内閣沖縄・北方等担当相、第三次安倍内閣総務相自民党政調会長(第二次安倍、岸田総裁時代)等を経て岸田内閣経済安保担当相

*2:小渕内閣郵政相、自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)、第四次安倍内閣総務相、岸田内閣少子化担当相等を歴任

*3:麻生内閣少子化等担当相、第二次安倍内閣経産相等を歴任

*4:第一次安倍、福田内閣少子化等担当相、第三次、第四次安倍、菅内閣法相等を歴任

*5:小渕優子の蔑称。彼女が自身の政治資金問題を指摘された際、証拠隠滅のために自身のパソコンのハードディスクをドリルで破壊した疑いがあるために名付けられた(ドリル優子 (どりるゆうこ)とは【ピクシブ百科事典】参照)

*6:[94]「赤坂自民亭」に上川陽子法相がいた衝撃 - 金平茂紀|論座 - 朝日新聞社の言論サイト曰く『僕自身は、上川陽子法相がそこにいたことに衝撃を受ける。オウム真理教7人の死刑執行命令書に署名し、翌朝、つまり12時間後には死刑が執行される時間に、(ボーガス注:しかも台風のために各地で甚大な被害が出ていたのに)宴会で盛り上がっていたという神経が信じられないのだ。』、赤旗オウム死刑囚執行の前夜/安倍首相、上川法相らが宴会/「楽しい」と投稿曰く『上川法相は6日の死刑執行直後の記者会見で、3日に執行命令書に署名したと説明しており、パーティー当時には翌日の執行を当然知っていたことになります。また、パーティー当日の夜には、西日本を中心に豪雨被害が出始めていました。ツイッター上では、豪雨被災中、死刑執行前夜のパーティーに興じた安倍、上川両氏らの行動に、「おぞましい」「『危機管理』が聞いてあきれる」などの批判が相次ぎました。』

*7:これについては例えば、赤旗高市経済安保相 領収書差し替え疑惑/パーティー券購入者不記載/刑事告発後に不可解な説明(2023.1.16)、高市氏が発言を撤回/「質問しないで」 予算委員長注意(2023.3.21)参照

*8:小泉内閣沖縄・北方等担当相、福田内閣金融担当相、自民党政調会長(谷垣、第二次安倍総裁時代)、第二次安倍内閣経産相、第四次安倍内閣経済財政担当相、第四次安倍、菅、岸田内閣外相等を経て自民党幹事長

*9:麻生内閣文科相自民党総務会長(谷垣総裁時代)、選対委員長(第二次安倍総裁時代)を歴任

*10:第一次安倍内閣官房副長官、第二次、第三次安倍内閣文科相自民党選対委員長(第二次安倍総裁時代)、政調会長(菅総裁時代)を歴任

*11:第三次安倍内閣官房副長官、第四次安倍、菅内閣経済財政担当相を経て岸田内閣経産相

*12:第一次安倍内閣首相補佐官(広報担当)、第二次、第三次安倍内閣官房副長官、第四次安倍内閣経産相などを経て自民党参院幹事長

*13:著書『ポスト覇権システムと日本の選択』(1987年、筑摩書房)、『戦略的平和思考』(2004年、NTT出版)等

*14:著書『社会科学入門』(1985年、中公新書)、『世界変動の見方』(1994年、ちくま新書)、『国際政治の見方:9・11後の日本外交』(2005年、ちくま新書)、『実証政治学構築への道』(2011年、ミネルヴァ書房)、『データから読むアジアの幸福度』(2014年、岩波現代全書)等

*15:マハーラーシュトラ州の州都。1995年、ヒンズー至上主義の極右政党によって公式名称が英語読みのボンベイから、現地語(マラーティー語)での名称にもとづくムンバイへと変更された(ムンバイ - Wikipedia参照)

*16:2010年、新潮社