女性の生きづらさ 変えよう ジェンダー平等推進で/共産党つどい 田村副委員長語る
「福井県は共働き率日本一といわれるが、(ボーガス注:PTA、町内会など)地域の役割などで女性は表に出ず発言しない。どう変えたらいいか」
無知なので俺的には「知らなかったよ、福井が共働き率日本一だとは(むしろ福井選出・稲田朋美や島田洋一福井県立大名誉教授といったウヨの存在から逆だと思ってた)」「(男女平等と共働き率は関係ないのかと)なぜかしら悲しくなって一人で見上げた空、本当に青い空」(『空がこんなに青いとは』風に)」ですが、それはさておき。
重要な指摘です。単に「共働き率が高いだけ」では「男女平等ではない」わけです。
なお、これについては「福井、共働き率、日本一」でググってヒットした以下を紹介しておきます。
NHK 福井放送局|幸福度日本一ふくいの謎2019.2.28
◆福井県女性活躍推進課*1・松本伸江課長*2:
女性自身にも家事は自分がやらなければいけないという思い込みみたいなものが実際ある。意識を変えて、家庭内でも『共家事』というふうにして女性の負担を軽減していきたい。
◆五十嵐:
取材した植田記者です。働く女性たちの負担に目を向けると、就業率や共働き率の高さを手放しで喜ぶ訳にはいかないということなんですね。
◆植田:
そうですね。家事も自分たちでやるのが当たり前、と話す女性もいましたが、一方で、県の担当者の話にもあったように、やらなきゃいけないと長年の習慣で「思い込んで」しまっているという側面もあると思いました。
総務省による調査では、子どもがいる共働き女性の仕事や家事以外の自由な時間、いわゆる「ゆとりの時間」は、平均で2時間48分と全国平均を25分下回っています。これは島根県、岩手県に次いで全国でワースト3位なんです。
(中略)
一方で、ここまでデメリットを多く指摘してきましたが、女性就業率が高く共働きが多いことで、メリットが多いのも事実です。
ひと月あたりの世帯収入は福井県は58万6500円で全国10位。夫1人の収入だけではなく、妻も働く人が多いからこその高さです。
「これだから女は」共働き率1位の福井県、実は男性中心社会 新幹線開業後は女性活躍がポイントに | 社会 | 福井のニュース | 福井新聞ONLINE2020.1.22
2020年の就業状態基本集計によると、福井県の共働き率は61.2%で全国1位。一方、女性管理職の割合は13.5%(2020年国勢調査)で全国平均を下回っている。
赤字部分で分かるように「共働き率日本一で万々歳」というほど単純ではないわけです。
「共働き率」だけで「福井は男女平等が進んでる」としたら、もろにダレル・ハフ『統計でウソをつく法』(1968年、講談社ブルーバックス)が批判する「インチキな統計利用」になってしまう。
「ラーメン屋で男子学生大盛り無料、女子学生アイス1個無料サービス。タムトモ*3さんは店に指摘しますか?」という質問
つまりは「男性だからと言って大食いとは限らない、アイス希望もあり得る」「女性でも大食いもあり得る」つうことですね。
「男女平等(?)」と言う観点では「選択制」か、「アイスか大食いか、どちらかに統一すべき」ではあるでしょう。
例えば
1)ギャル曽根のような「ガチの大食い女性学生」を複数連れてきて「男女平等の観点から女性も大盛り無料にしてくれ」と
あるいは逆に
2)「小食の甘党男子学生」を複数連れてきて「大盛りは食えないからアイス無料にしてくれ」
と言ったらどうか?。俺も昔なら「大盛り無料」の方がありがたいのですが、今は昔ほど食えなくなったので「アイス無料」の方が「今は有り難い」ですね(大盛りの量にも寄りますが)。
まあ、こんなんは男女平等において「男女間賃金格差」「セクハラ」等と比べれば、それほど深刻な話ではないですが、こういう「小さな問題」も「どうでもいいわけではない」。
【参考:男性だけ大盛り無料】
女性は大盛りを頼まないもの?(駄) | 生活・身近な話題 | 発言小町
◆サングリア(2015年1月27日)
先日友人とイタリアンにランチに行きました。
そのお店ではランチタイムサービスをやっているのですが、内容が女性デザートサービス、男性パスタ大盛り無料なんです。
私も友人もよく食べるので「大盛り無料のほうが嬉しいよねー」なんて話しつつ、普通盛りランチとサービスのデザートをペロリと平らげました。お味はまあまあでした。
普段から女性限定のデザートやソフトドリンクのサービスなんかはありがたく利用させてもらっていますが、このような場合は性別関係なく好きなサービスを選べたらいいのに、って思ってしまいました。大盛りよりもデザートが嬉しい男性だって当然いるでしょうし。女性でもデザート(もしくはドリンク)サービスか大盛り無料か、好きな方を選べるようにしてほしいって思いませんか?
それとも女性は大盛りなんて頼まないもの?
◆さや(2015年1月28日)
男性限定で大盛り無料という所は減ってきたような気がします、昼のみ大盛り無料が主流かな。
【参考終わり】
ビッグモーター社長辞任1カ月/保険会社競わせる構造/収益第一「持ちつ持たれつ」/損保出身の男性語る
赤旗記事が書くように「ビッグモーターの不正請求」の背景として「損保会社が大口取引先であるビッグモーターの要求で故意に審査を甘くしてなかった*4かどうか?(要求を断って契約を打ち切られては困ると言うことで、今回の不祥事が発覚するまではビッグモーターの立場が強かった)」「もし故意に甘くしていたとして再発防止のためにはどうすればいいのか?(法改正、業界ルールの改正等)」は重要な問題でしょう。
▼決勝で敗れた仙台育英もさわやかな印象を残しました。須江航(わたる)監督は「人生は敗者復活戦」で、負けたときに人間の価値が出ると。そして相手の優勝インタビューに拍手を送り続けた選手をたたえ、それが誇りだと胸を張りました
「仙台育英に敗れ1回戦敗退の我が埼玉代表・浦和学院」ならともかく、「準優勝校」が「敗者復活戦」もないもんです(苦笑)が、主張自体には同感です。「常に勝者」なんて人間は超少数派です。
映画「オッペンハイマー」原作著者 核禁条約の賛同表明/カイ・バード氏
映画「オッペンハイマー*5」の原作本の著者、カイ・バード氏はこのほど、核兵器は「想像できないほど破壊的で、無差別で、気候変動を起こす爆弾だ」と批判し、連邦下院に提出されている米国政府に核兵器禁止条約への参加を求める法案へ賛同を表明しました。映画「オッペンハイマー」は原爆の父といわれる科学者オッペンハイマーの生涯を描いています。原作はカイ・バード氏とマーティン・シャーウィン氏*6の著書『オッペンハイマー:「原爆の父」と呼ばれた男の栄光と悲劇*7』(邦題)です。両氏は2006年にこの著作でピュリツァー賞伝記部門を受賞しました。
この記事からは映画や「映画原作本」が単純な「原爆礼賛」でないことを窺わせます。
*1:2019年当時。現在の課名は「推進」が取れて「女性活躍課」
*2:松本氏の役職は当時。現在は福井県議会局次長。また現在の「女性活躍課長」は田中智美氏
*3:田村智子参院議員(党政策委員長(副委員長兼務))のこと
*4:とはいえ「故意に甘くしていた」場合でもさすがにここまでの無法を想定したのかどうか?
*5:1900~1967年。第二次世界大戦中、ロスアラモス国立研究所の初代所長としてマンハッタン計画(原爆開発計画)を主導。著書『原子力は誰のものか』(2002年、中公文庫BIBLIO20世紀)(ロバート・オッペンハイマー - Wikipedia参照)
*6:1937~2021年。タフツ大学名誉教授。著書『キューバ・ミサイル危機』(2022年、白水社)(マーティン・シャーウィン - Wikipedia参照)