テレ朝・おはよう時代劇『暴れん坊将軍9』第23話「山茶花の誓い 再会した兄は別人!?」(1999年放送の再放送)(2023年11月15日記載)

◆第23話「山茶花の誓い 再会した兄は別人!?」(2023年11月15日再放送)
 以下の通りネット上の記事を紹介しておきます。

https://www.tv-asahi.co.jp/pr/sphone/20231114_12041.html
 浄光院の青年僧・聖天による悪霊祓いが、霊験あらたかだと江戸の町で人気を集め、特に女の信者を増やしていた。浄光院は徳川家にゆかりが深い寺だけに、不祥事があっては幕府に傷がつく。聖天は公家の出で、出羽三山*1の一つ羽黒山で修行を積んで秘法を会得したというが、吉宗には一抹の不安が残った。そんな中、吉宗は急病で苦しむ旅姿の娘・おたみを見かけ、近くの薬種問屋に運び込んだ。出羽から(ボーガス注:立派な僧侶になりたいとして家を出た)兄・勇吉を探しに出てきたというのだが…

 「聖天=勇吉」だということは勿論「おたみ登場時」から予想がつきます。なおこうした場合「聖天上人=非実在人物で経歴捏造」のケースもありますが今回は「実在の聖天(実際に公家出身で羽黒山で修行)を暗殺し、替え玉(偽者)に勇吉を立てる」と言う設定です。
 内容的には「有り難いご祈祷」を口実に「多額の金品を信者(特に女の信者)から巻き上げる」という悪徳宗教のバックが何と「宗教団体(寺社)を支配する」寺社奉行という話。安倍が「統一協会」と癒着し、文化庁の解散命令請求を阻止し続けたあげく、改名許可(家庭連合)まで許した不祥事を彷彿とさせます。
 今回の悪党連中は「妻の寄進に反対した商人・大黒屋(大竹修造)」を見せしめとして、溺死に見せかけて殺したあげく「寄進に反対した罰」とうそぶくまでの鬼畜ぶりです。 

暴れん坊将軍9
第23話「山茶花の誓い 再会した兄は別人!?」
 女たちが夢中になる聖天上人は大騙りの偽物、寺社奉行と組んだ破戒僧が、貧乏から抜け出したい青年僧を利用し使っていた。悪企みは、故郷に残した妹の出現と上様の慈悲によって青年僧が(ボーガス注:改心し)脱落し潰える。

猛虎の伸助
 暴れん坊将軍9第23話「山茶花の誓い・再会した兄は別人!?」
 第2シリーズ(33話まで*2)津川文之進役でレギュラー出演された #堤大二郎*3 さんゲスト出演
 悪事に手を染め土壇場で改心するも、その一味によって殺されてしまう
 女たちが夢中になる聖天上人は偽物
 寺社奉行・神谷土佐守(中田浩二*4)と組んだ破戒僧(ボーガス注:運慶(大川ひろし))が貧乏から抜け出したい青年僧の勇吉(堤大二郎)を利用していた。
 勇吉は故郷に残した妹・おたみ(今村雅美*5)と再会も破戒僧ら一味によって無惨にも散ってしまった。

 青年僧(聖天上人を演じていた勇吉)は妹の出現で改心し全てを「南町奉行大岡越前に暴露しようとして寺社奉行らによって口封じに暗殺。
 それでも「聖天は病死したことにして新たに弟子として後継者を立てればいい」「こんな美味しい話が諦められるか」と詐欺話を諦めない寺社奉行ら。
 怒りの吉宗がいつも通りお庭番と共に「成敗」。
 浄光院は不祥事を理由に取り潰され、妹が「遺骨となった兄勇吉」とともに出羽に帰るシーンでエンド。

*1:羽黒山、月山、湯殿山のこと

*2:第2シリーズ(33話まで)は1983年放送

*3:1960年生まれ。1980年、東京12チャンネル(現・テレビ東京)『ぼくら野球探偵団』で主役の星空天馬を演じ、芸能界デビュー。1981年、『燃えてパッション』で歌手デビュー(堤大二郎 - Wikipedia参照)

*4:1939年生まれ。劇団青年座を経て、1976年に自らが主宰する劇団櫂を創設し、1982年に舞台作品『黒念仏殺人事件』で文化庁芸術祭優秀賞を受賞。2003年には、自らを代表として、むさしの声優学院を設立(2017年に名称を「むさしのボイス&アクターズ塾」に改名)。悪役として時代劇を中心にテレビドラマに出演する一方、低音のクールな声質を活かして、アラン・ラッド(西部劇『シェーン』の主演)やジェフリー・ハンターの吹き替え、テレビアニメ『忍風カムイ外伝』(1969年、フジテレビ)のカムイ役、人形劇『サンダーバード』のスコット・トレーシー役など、声優としても活躍(中田浩二 (俳優) - Wikipedia参照)

*5:1979年生まれ。1991年、オスカープロ主催の全日本国民的美少女コンテストでグランプリを受賞し芸能界入り。2016年オスカーを退社し、芸能界引退(今村雅美 - Wikipedia参照)