【江戸幕府の北方防衛】プーチン大統領「アイヌはロシアの先住民族」 開拓の歴史を抹殺しているのは日本人 中村恵子 - 産経ニュース
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は2018年12月、モスクワで開かれた人権評議会で、アイヌを「ロシアの先住民族」に認定する考えを示した。
プーチンの思惑が何であれ、少なくとも「ロシア領に住むアイヌ」についてはその通りです。
アイヌは「日本領(北海道だけでなく、北方領土を含む)」だけに居住しているわけではない。
◆膠着するウクライナ戦争
ロシア・ウクライナ戦争の潮目が変わった?――領土割譲で停戦という「不都合な選択」:名越健郎 | 記事 | 新潮社 Foresight(フォーサイト) | 会員制国際情報サイトから一部引用
10月末以降、ウクライナ側の「不都合な真実」(米誌『タイム』)を伝える欧米の報道が相次いでいる。
ウクライナのワレリー・ザルジニー*1総司令官は英誌『エコノミスト』(11月1日)とのインタビューで、「ウクライナ軍は南部ザポリージャ州で17キロしか前進できていない」「われわれは膠着状態に追い込まれた。これを打破するには大規模な技術的飛躍が必要だが、突破口はないだろう」と苦戦を認めた。
ウクライナが6月4日に反転攻勢を開始して5カ月を経たが、ロシアが制圧するウクライナ領土の約20%のうち、奪還できたのは0.3%にすぎないとの報道もあった。
国民的人気の高い総司令官は、「ウクライナ軍はロシアが構築した地雷原に足踏みし、西側から提供された兵器も破壊された。指揮官らの交代もうまく機能しなかった」と述べた。ウクライナ軍高官が戦況の膠着や苦戦を公然と認めたのは初めて。
『タイム』誌(10月30日号)はゼレンスキー政権の内幕を報道し、「ウクライナはロシアとの消耗戦に敗れつつあり、大統領の命令に従わない兵士も出ている」と伝えた。兵員不足で高齢兵士の招集をせざるを得ず、現在の軍部隊の平均年齢は43歳まで老化しているという。
こうした中で、米NBCニュース(11月3日)は、欧米諸国の政府高官がロシアとの和平交渉の可能性について、ウクライナ政府と水面下で協議を始めたと報じた。
これらの報道に対し、ゼレンスキー大統領は記者会見やNBCテレビとの会見で、「戦争が膠着状態とは思わない」「年末までに戦場で大きな成果を挙げる」「ロシアと交渉するつもりはない」と反論し、抗戦方針を確認した。
一連の報道を受けて、欧米では、ロシア・ウクライナ戦争が転機に入ったとの見方が相次いでいる。
ドイツのニュースサイト、『インテリニュース』(11月6日)は、「ウクライナ戦争の終わりの始まり?」と題する記事で、「西側のウクライナ疲れは半年前から始まっていたが、反転攻勢への期待があったため、抑えられた。しかし、反攻が何ら進展をみなかったことで、停戦論が浮上している」と分析した。
「すべての領土奪還まで戦争遂行」を支持する国内世論は、昨年前半は90%に達したが、最近は60%台に低下している。
和平交渉に応じるなら、ウクライナ側は領土割譲を受け入れるかどうか、苦渋の選択を強いられそうだ。
ウクライナ、政権と軍に不協和音 反攻遅れ背景に - 産経ニュース
ゼレンスキー政権と軍の間に確執が生じているとの観測が出ている。軍トップのザルジニー総司令官は11月、戦局が膠着し、「突破口がない」との認識を表明。これにゼレンスキー氏は異議を唱えた。反攻作戦の遅れを背景とした軍高官らの解任も相次いでいる。
ザルジニー氏は11月初旬、戦況について「消耗戦」の様相を呈し、兵力や国力で勝る「ロシアに有利だ」と指摘。反攻が計画通り進まなかったことも認めた。
これに対し、ゼレンスキー氏は11月4日、「反攻は続いている。戦局は膠着していない」とザルジニー氏の認識を否定。戦局の膠着を認めて欧米側の軍事支援が削減される事態を懸念したとみられる。ゼレンスキー氏は英大衆紙サンの20日のインタビューでも「ザルジニー氏や軍指揮官らに敬意を表すが、ヒエラルキー(権力の階層構造)が存在する」「軍は政治に関与すべきではない」などと述べた。サン紙は「ザルジニー氏が政界に転じればゼレンスキー氏のライバルになる」とし、両氏は潜在的な競争関係にあると伝えた。
人事でも政権と軍の確執が示唆された。ゼレンスキー氏は3日、ザルジニー氏の側近でウクライナ特殊作戦軍のホレンコ司令官の解任を発表。解任はホレンコ氏やザルジニー氏にも秘密裏に決定されたとされる。
さらにゼレンスキー氏は19日、軍の医療部門を統括するオスタシチェンコ司令官の解任を発表。ウクライナメディアは「一連の人事は反攻の遅れに対する責任追及だ」と伝えている。
日本メディアでこうした記事を出てきたことが興味深い。これについては戦時プロパガンダの行き詰まり、袋小路に追い詰められるNHK: 白頭の革命精神な日記も紹介しておきます。
なお、プーチンが最近「和平意思のアピール」をしている背景(例えばG20首脳会議 プーチン大統領 “和平交渉拒むのはウクライナ” | NHK | G20(2023.11.23)参照)は「こうした事実」かもしれない。
*1:第24独立機械化旅団参謀長兼副司令官、西部作戦管区参謀長兼副司令官、北部作戦管区司令官等を経てウクライナ軍総司令官(ヴァレリー・ザルジニー - Wikipedia参照)