今日のロシアニュース(2023年12月3日分)

ウクライナ人のほぼ半数“戦争終結にロシアとの妥協必要” 戦争継続支持は減少傾向に(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース

 ウクライナ人の44%が戦争の終結の交渉でロシアとの妥協が必要だと考えていることが、ウクライナの独立系調査機関「レイティング」の調査で明らかになりました。
 今年2月の調査に比べ、9%増加しています。特にウクライナ東部の住民や18歳から35歳の若い世代に妥協を支持する人が多いということです。一方で、48%はロシアに占領された領土を解放するまで戦争を継続することを支持していますが、減少傾向にあるということです。

 やはり気になるのは「ウクライナの調査機関」ということで、これが戦争長期化によって「国民に和平派が増えてきたから妥協する」という「妥協ムード」を作り出すためにゼレンスキーが仕掛けた「世論工作なのかどうか」と言う点ですね(勿論調査結果それ自体は事実なのでしょうが)。


ウクライナ軍 反転攻勢から半年もこう着状態か 悪天候も | NHK | ウクライナ情勢

 ポドリャク顧問は、ウクライナ軍が進める反転攻勢で現時点で、多くの人が期待したような成果は得られていないという認識を示しました。
 その要因として欧米からの軍事支援が遅れたことに加え、支援のなかでウクライナにどのような兵器が送られるのかという情報が事前に広く伝わり、ロシア側に対応する余地を与えたことを挙げました。
 これに加えてロシア軍が兵士の命を全く顧みずに大量の兵力を投入するというロシア側の戦術が十分想定できていなかったことや、ロシア軍が防御陣地の制空権を握っていることの合わせて4つの点を指摘しました。
 ポドリャク顧問は「そもそも電撃的で迅速な攻勢などはなから期待することはできなかった」と述べ、当初から「反転攻勢で成果を得るには時間がかかる」という認識だったと強調しました。

 「今更かよ!(呆)」ですね。「電撃的で迅速な攻勢」があるかのように煽っていたのはポドリャクらウクライナ政府だったでしょうに今頃になって「ロシアが制空権握ってるし、欧米の武器供与は期待通りではないし、現状は当初の予想の範囲内」と言い出すとは(呆)。
 支援のなかでウクライナにどのような兵器が送られるのかという情報が事前に広く伝わり、ロシア側に対応する余地を与えたも「おいおい」ですね。
 「戦車が供与された」「長距離ミサイルが供与された」「これで戦況もウクライナ有利に変わるはずだ」等と宣伝戦を繰り広げていたのは「ウクライナNATO諸国」でしょうに。
 そうした情報流布は「ロシアの戦意喪失」「ウクライナの戦意高揚」「欧米からの支援獲得(早期終戦の可能性をアピールし、米国のトランプ派など支援消極派を黙らせる)」が目的でしょうに今頃になって「ロシアに対応の余地を与えた」。


ロシア・ウクライナ双方が捕虜使い「情報戦」…士気低下を暴露・母親と電話し号泣など動画で発信 : 読売新聞

 (ボーガス注:ロシア、ウクライナともに、捕虜による「自国批判」)発言は強制された可能性があり、捕虜の適切な処遇を定めた国際人道法に違反しているとの批判がある。
 ロシアが公開した動画で自ら撮影を望んだと語っていたウクライナ兵は解放された後、オーストラリア公共放送ABCの取材に対し、暴行を受けて衰弱した状態で撮影されたと訴えた。
 こうした動画について、国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチは昨年3月、捕虜を「公衆の好奇心にさらしている」として、ウクライナ側に動画の公開をやめるよう警告した。

 捕虜を使った「ネガキャン」を双方がやってると書いた上で「ロシアの行為だけでなくウクライナの行為も違法の疑い濃厚」と読売が指摘している点が興味深い。一時期なら「ロシアだけ批判してウクライナについては批判しない」ではなかったか。


ウクライナ政府高官「必要なのは武器、武器、武器だ」支援訴え | NHK | ウクライナ情勢
 「欧米の武器支援が足りないから悪い」「武器支援が十分ならすぐに勝てる」と放言してるとは言え、「戦局の停滞」を認めている点が興味深い。但しこうした物言いはむしろ逆に「支援してもらってるくせに何様だ!」と「支援消極派の反発」を助長して逆効果になる恐れは当然あります。


ウクライナ、ロシア極東のシベリア鉄道の橋など「爆破」 BBC報道 [ウクライナ情勢]:朝日新聞デジタル
ウクライナ情報機関、シベリアで列車の「妨害」主張 作戦能力誇示か | 毎日新聞
ウクライナ、露シベリア東部で線路爆破…ロシアと中国を結ぶ主要な輸送ルート : 読売新聞
 本当に「ウクライナの攻撃」か知りませんが、「ウクライナの攻撃」だとすると
1)場所はクリミア等「ロシアが占拠するウクライナ領」ではない
2)軍事施設ではない
ようなので、むしろ「法的、道義的に不適切な行為」ではないか。