今日も「カス駄犬」ことkojitakenに悪口する(2023年12/17日分)

「れいわローテーション」早くも頓挫 議員1年交代に反発か(朝日) - kojitakenの日記
 kojitakenも指摘するようにこれでは、
1)「党内での議論」によるものではなく「党首・山本が上から押しつけた物」なので、現職・大島氏が反発して挫折した
2)ローテーションの建て前はともかく本音は「大島氏が任期を全うすることを是としない人間(アンチ大島)」や「ローテーションで議席に預かる人間」の党利党略
と疑われても文句は言えないでしょう。

 大谷翔平ドジャーズを選んだのも、(ボーガス注:他の選手が今ひとつであるために?)自らがワンマンであらざるを得ないエンゼルスでは「全員が(ボーガス注:優勝という?)同じ方向を向く」ことができなくなったためだろう。間違っても金の力に負けたものではない。

 俺個人は「金の力になびいた」としても一向に構わないと思いますけどね。スポーツ選手の選手寿命は短いし、「契約金が高い=選手としての評価が高い」ですからね。勿論「トレーニング施設が整備されてる」「自分独自のトレーニング方法を認めてくれる」「選手としての起用法について自分の意見が大きく反映される」等、金以外で「選手として高い評価をされてる(金よりもそちらを重要視したい)」と思える「何か」があればそれでもいいわけですが。


会長も不在、ポストもなしで安倍派は崩壊へ…”裏ボス”森喜朗元首相は「介護施設に入るので」と雲隠れ? 疑心暗鬼の最大派閥内では黒幕探しもはじまって…(集英社オンライン) - kojitakenの日記
 「会長不在」というのは「塩谷*1(現在、座長で事実上の会長)」「安倍派五人衆(松野前官房長官、西村前経産相(既に辞任)、世耕参院幹事長、高木国対委員長、萩生田*2政調会長(辞任の見込み))」「下村*3政調会長」がお互い「俺が会長になりたい」でまとまらず塩谷と5人衆が野合して「とりあえず当選回数が一番多い塩谷が座長でいい(でも座長は暫定会長であって正式な会長ではない)」「ひとまず下村は派閥の要職に就けず干そう」となったからにすぎず、裏金問題とは関係がない。
 なお、「安倍派5人衆の要職辞任(既に閣僚の二人は辞任し、党役員3人も辞任の見込み)」とはいえ、あまり楽観的なことは言いたくないですね。最後まで警戒を怠ってはいかんでしょう。
 リクルート疑惑で「自民離党」に追い込まれた中曽根もその後、復党してますし、政治的謹慎を余儀なくされた竹下政権の宮沢*4蔵相、渡辺*5政調会長もその後、「首相、森、小渕内閣蔵相(宮沢)」、「宮沢内閣副総理・外相(渡辺)」として復権しています。

 維新、元号新選組、それに民民といった「ゆ党」がことごとく不信任案賛成に追い込まれたのだ。

 れいわなど支持しませんが、とはいえ、例えば今国会で「国立大学法人法改悪」に加担した国民民主や維新はともかく反対したれいわを「ゆ党(自民補完勢力)」とまで否定的に評価していいかどうか?。維新や国民民主はともかく果たしてれいわは「追い込まれた」のか?
 赤旗も「悪政4人組(自国維公:地獄行こう)」と言っても「悪政5人組」とは言いませんし。

 森喜朗*6はかつて「闇将軍」と言われた田中角栄*7を気取っていたのだろう。
 だが、森は角栄とは違って頭が悪すぎた。総理大臣時代「鮫の脳みそ」と言われたのも納得だ。
 (ボーガス注:大平*8、鈴木*9、中曽根*10を担いだ)角栄のやり方は、自らの派閥からは決して総理大臣を出さないことで権力を保つことだった。

 森が「岸派の流れをくむ清和会」であることを考えれば「実弟・佐藤*11首相、子分・福田*12首相」の背後にいて無視できない政治力を行使した岸と比較すべき気もしますがそれはさておき。
 田中の場合「佐藤、田中内閣官房長官、三木内閣建設相、大平、中曽根内閣蔵相を歴任した竹下に跡目を譲る」と「自分の政治力が急速に衰える」と考えたのでしょう。つまり竹下を信用してなかった(ロッキード裁判で無罪判決を勝ち取り、「中曽根の次」で首相返り咲きを未だに狙っていた、だから竹下に跡目を譲らなかったという説もあるようですが、個人的にはさすがに「それはないだろう」と思います)。
 その結果、「跡目を譲らない気か!」と我慢できなくなった竹下は創政会を結成。田中は「ロッキード裁判」でのストレスもあって酒量が増え、あげく脳梗塞で倒れます。それは果たして「頭が良かった」といえるのか。
 一方、時代状況などが違うので単純比較できませんが、「小泉*13、安倍*14、福田*15」と自派閥から3人首相を出しても、(田中が竹下の反逆によって政治力を奪われたのと違い)「首相となった小泉らの反逆等によって完全に政治力を奪われることなく」、未だ無視できない政治力を有する森氏は「政治権力の維持」と言う面では十分「頭はいい」でしょう。

 中曽根に面従腹背されたことをきっかけに、配下の竹下登小沢一郎*16らに寝首を掻かれた。

 「中曽根の面従腹背」が何を意味するのか不明ですが、「寝首をかかれた」のは「中曽根の面従腹背」とは関係ないでしょう。
 問題は創政会結成直前の「二階堂*17擁立工作」にありました。この時、田中は「福田*18、鈴木元首相ら」の工作に賛同せず、中曽根支持を表明した物の、「いずれは派閥は二階堂に譲る」と語ったとされます。「二階堂をなだめるため」で本心ではなかったという説もありますが、竹下からすれば「跡目を譲ってくれると思うから今まで我慢してきた。次の会長が自分よりずっと年上(二階堂は1909年生まれ、竹下は1924年生まれ)の二階堂なんて許せない!」と怒りが爆発します(創政会 - Wikipedia参照)。
 なお、何故かkojitakenは名前を出しませんが、この時、田中に怒りを覚えながらも「創政会」結成を躊躇する竹下に対し、結成を強く主張した人間が小沢と梶山で、この時の印象が強かったのか、金丸*19は後に「平時の羽田*20、乱世の小沢、大乱世の梶山*21」の言葉を残しています。

*1:麻生内閣文科相自民党総務会長(谷垣総裁時代)、選対委員長(第二次安倍総裁時代)を歴任

*2:第四次安倍、菅内閣文科相、岸田内閣経産相を経て現在、自民党政調会長

*3:第二次安倍内閣文科相自民党選対委員長(第二次安倍総裁時代)、政調会長(菅総裁時代)を歴任

*4:池田内閣経企庁長官、佐藤内閣通産相、三木内閣外相、福田内閣経企庁長官、鈴木内閣官房長官、中曽根、竹下内閣蔵相などを経て首相

*5:福田内閣厚生相、大平内閣農水相、鈴木内閣蔵相、中曽根内閣通産相自民党政調会長(竹下総裁時代)、宮沢内閣副総理・外相等を歴任

*6:中曽根内閣文相、宮沢内閣通産相、村山内閣建設相、自民党総務会長(橋本総裁時代)、幹事長(小渕総裁時代)等を経て首相

*7:岸内閣郵政相、池田内閣蔵相、佐藤内閣通産相自民党政調会長(池田総裁時代)、幹事長(佐藤総裁時代)等を経て首相

*8:池田内閣官房長官、外相、佐藤内閣通産相、田中内閣外相、蔵相、三木内閣蔵相、自民党幹事長(福田総裁時代)等を経て首相

*9:池田内閣郵政相、官房長官、佐藤内閣厚生相、福田内閣農林相、自民党総務会長(佐藤、田中、大平総裁時代)等を経て首相

*10:岸内閣科技庁長官、佐藤内閣運輸相、防衛庁長官、田中内閣通産相自民党幹事長(三木総裁時代)、総務会長(福田総裁時代)、鈴木内閣行管庁長官等を経て首相

*11:吉田内閣郵政相、建設相、自民党総務会長(岸総裁時代)、岸内閣蔵相、池田内閣通産相等を経て首相

*12:岸内閣農林相、自民党政調会長(池田総裁時代)、幹事長(佐藤総裁時代)、佐藤内閣蔵相、外相、田中内閣行管庁長官、蔵相、三木内閣副総理・経企庁長官等を経て首相

*13:宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相等を経て首相

*14:自民党幹事長(小泉総裁時代)、小泉内閣官房長官を経て首相

*15:森、小泉内閣官房長官を経て首相

*16:中曽根内閣自治相・国家公安委員長自民党幹事長(海部総裁時代)、新生党代表幹事、新進党党首、自由党党首、民主党幹事長など歴任

*17:田中内閣官房長官自民党総務会長(鈴木総裁時代)、幹事長(田中、鈴木、中曽根総裁時代)、副総裁(中曽根総裁時代)など歴任

*18:福田は二階堂工作に賛同した一方、「福田の親分」岸は「俺のできなかったこと(九条改憲等)を中曽根がやろうとしてる」「高齢の二階堂が首相になったら世代交代が遅れ、安倍晋太郎(岸の女婿)の出番が遅れる」と工作に反対したとされる。

*19:田中内閣建設相、三木内閣国土庁長官福田内閣防衛庁長官自民党国対委員長(大平総裁時代)、総務会長、幹事長(中曽根総裁時代)、副総裁(宮沢総裁時代)など歴任

*20:中曽根、竹下内閣農水相、宮沢内閣蔵相、新生党党首、細川内閣副総理・外相を経て首相

*21:竹下内閣自治相・国家公安委員長、宇野内閣通産相、海部内閣法相、橋本内閣官房長官など歴任