今日の中国ニュース(2023年12月28日分)

日中「連れション」、中国首脳の人物評、「天国にいる心地」のブッシュ氏…外交文書こぼれ話 - 産経ニュース

 竹下氏*1は訪中時の会談で、一日に2倍に増えるハスの葉が30日間で池全体を覆う場合、何日目に池の半分を覆うかを尋ねる「ハスの葉クイズ」を出した。答えは29日目で、竹下氏は、地球環境は29日目に直面していると伝えたかったようだ。
 (ボーガス注:国家主席の)楊氏*2はこのクイズを「率直に面白がり、強い関心を示した」が、(ボーガス注:首相の)李氏*3は反対に「科学的に見れば29日目に池の半分を覆うというのは根拠がない」と回答した。樽井氏*4は「座が一瞬白けてしまった」と振り返り、「李鵬が中国国民の間に今一つ人気が出ないのもこの辺に理由があると感じた」と感想を書き記した。

 興味深い人物評として紹介しておきます。


台湾の総統選3候補がテレビ討論 与党・頼氏「蔡路線守る」 最大野党侯氏は対中融和を主張 - 産経ニュース

 29日に発表された支持率調査では、与党、民主進歩党の頼清徳*5副総統が32・4%で首位。最大野党、中国国民党の侯友宜*6新北市長は28・2%、第2野党、台湾民衆党*7の柯文哲*8・前台北市長は24・6%だった。

 単純計算すれば「野党2候補の合計>与党候補」なので、野党が一本化できなかったことが痛いですね。


香港警察、周庭氏を指名手配へ 28日に出頭せず 保釈条件に違反 - 産経ニュース
 逮捕したいと言うよりは帰国封じでしょう。一方で彼女ももはや帰国する気も政治活動を続ける気もないのではないか。


【正論】中国的専制主義拡大の阻止を 文化人類学者静岡大学教授・楊海英 - 産経ニュース
 「反中国の楊」らしいですが「エジプトやミャンマー軍事独裁」等といった「世界各地の独裁的政権」は別に「中国が生みの親ではない」ので「はあ?」ですね。

 中国共産党は建国直後から革命思想を世界に輸出*9し紛争を激化させた。ペルーの「センデロ・ルミノソ*10(輝く道)」と米国の左翼運動、東南アジア諸国をはじめ、アフリカとアラビア各地の左翼ゲリラへの直接的支援、日本の学生運動と反安保闘争への介入など枚挙にいとまない。

 楊のいう「中国の支援」はそのほとんどはせいぜい「人民日報記事で支持表明」程度の「しょぼい代物」でしょう。武器や金銭の支援などどこにあるのか?。しかもそうした「人民日報記事で支持表明」もせいぜい「文革時代のこと」ではないのか。
 「毛沢東主義」を自称した「ペルーのセンデロ」ですら中国の支援など受けていたかどうか?
 「世界の左翼運動」が「中国の走狗であるかのように誹謗」とはこの男のクズさには心底呆れます。

 「一帯一路」政策も、全世界を中国の論理で動かし、中国中心の国際秩序を構築しようとする野心的戦略である。

 勿論「一帯一路」は慈善事業ではありませんが、「中国にしか利益がなかったら」誰も参加しないでしょう。

 全世界を中国の桎梏から解放するのを2024年の最大の目標としなければ、人類全体に災禍が降りかかってくる危険性がある。

 「全世界を中国の桎梏から解放するのを2024年の最大の目標」とは「何が言いたいんだ?」ですね。「2024年中に中国共産党打倒」とでも言うのか?。

*1:1924~2000年。佐藤、田中内閣官房長官、三木内閣建設相、大平、中曽根内閣蔵相、自民党幹事長(中曽根総裁時代)等を経て首相

*2:1907~1998年。全国人民代表大会副委員長、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席、国家主席等を歴任(楊尚昆 - Wikipedia参照)

*3:1928~2019年。電力工業大臣、国家教育委員会主任(文科相)、副首相、首相、全国人民代表大会委員長等を歴任(李鵬 - Wikipedia参照)

*4:1947年生まれ。外務省アジア局中国課長、総合外交政策局安全保障政策課長、中国公使、大臣官房審議官(アジア局担当)、大臣官房総括審議官、クウェート大使、軍縮大使、沖縄大使等を歴任(樽井澄夫 - Wikipedia参照)

*5:台南市長、行政院長(首相)を経て副総統

*6:内政部警政署長(警察庁長官)、警察大学校長等、警察関係の要職を経て新北市

*7:2019年に柯文哲が結成

*8:2014~2022年まで台北市長(2期8年)

*9:むしろ中国建国直後の世界の紛争は「米ソ冷戦」による「米ソ代理戦争」的な代物(米ソが各地の親米、親ソ勢力を支援)で中国はほとんど関係ないでしょうに。

*10:1970年、ペルー共産党からアビマエル・グスマン(1934~2021年)率いる毛沢東思想を支持する分派が生まれ、彼らによって結成された。「仲間以外は敵と見なす」態度から「日本共産党を攻撃した革マル派中核派」のようにペルーの穏健左派勢力まで攻撃し「南米のポル・ポト派クメール・ルージュ)」と呼ばれ恐れられた。一時はペルーの国土の3分の1を制圧したとも言われるが、危機感を覚えたCIAのペルー政府支援もありアビマエル・グスマンら7人の幹部が1992年に逮捕される。現在も存続してはいるが、その活動拠点は、東部のセルバ(熱帯雨林)地帯に限定され、現在は500人規模にまで組織の人数は減っているという(センデロ・ルミノソ - Wikipedia参照)