「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2023年12/29日分:荒木和博の巻)

◆荒木ツイート

荒木和博
 令和5年12月30日土曜日「荒木和博のショートメッセージ」第1355号。台湾は親日国、中国、韓国、北朝鮮反日国と、ステレオタイプに分けるべきではないと思います

 4分18秒の動画です。「荒木らウヨ」の「反日親日」の定義は「戦前日本の侵略や植民地支配に否定的、批判的かどうか(否定的なら反日呼ばわり、李登輝*1台湾総統のように日本ウヨに迎合すれば親日扱い)」という馬鹿げた代物の上、勿論台湾にも「日本の植民地支配、侵略」に批判的な人間はいる(というか「日本(加害国)と中韓(被害国)」等に限らず「米国(加害国)とベトナム(被害国)」「イスラエル(加害国)とパレスチナ(被害国)」「旧ソ連(加害国)と東欧(被害国:カチンの森虐殺のポーランドハンガリー動乱(イジ・ナムレ首相処刑)のハンガリープラハの春弾圧のチェコ等)」など「侵略や植民地支配」の被害国が加害国に批判的なのは当たり前ですが)ので馬鹿馬鹿しいのですが、それ以前に「そんなことが荒木が活動目的とする拉致被害者救出」と何の関係があるのか。
 むしろ「北朝鮮と一定のパイプがある中国、韓国」を敵視するなど、拉致問題に対応するのに、中国と仲良くしていて損はない - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)韓国と良好な関係を保てないで、拉致問題解決や対北朝鮮対応などできるわけもない - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)が指摘するように拉致解決に逆行しています。
 実際、小泉訪朝において「小泉訪朝を受け入れるべきだ」とする韓国政府の「北朝鮮への働きかけ」があったことを当時の韓国政府高官「林東源*2」が認めていますし(韓国と良好な関係を保てないで、拉致問題解決や対北朝鮮対応などできるわけもない - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)参照)。

荒木和博
 令和5年12月29日金曜日「荒木和博のショートメッセージ」第1354号拉致問題をやってきて、この問題が進まない根底には不正常な日米関係*3が影響している*4のではないかと思っています。

 7分27秒の動画です。勿論「拉致問題解決の最大の障害」は
1)救う会や家族会がメディアタブー化し、彼らの意向に反する報道がされない上に
2)救う会などが「即時一括全員帰国(段階的帰国は不可)がない限り、対北朝鮮制裁解除や日朝国交正常化交渉はしない」という非常識な方針を立ててる上に、「全員」の中に「明らかに拉致被害者ではない特定失踪者(国内で既に40人以上発見され、失踪理由は全て北朝鮮とは無関係)」を入れてることでしょう。
 小泉訪朝の成功(拉致被害者5人帰国)を考えれば日米関係など全く関係ないでしょう。
 確かに米国は「朝鮮戦争正式終戦」「米朝国交正常化」を未だしてないし、「日朝国交正常化」を望んでるかも疑問ですが「拉致解決イコール日朝国交正常化」ではない。
 というか、そもそも「日朝国交正常化につながることを恐れて、拉致解決を妨害」なんてことを米国はしないのではないか。
 というか「日朝国交正常化につながることを恐れて、拉致解決を妨害」ははっきり言って「救う会西岡力会長、島田洋一副会長」「荒木和博(特定失踪者問題調査会代表、予備役ブルーリボンの会代表、元救う会事務局長)」ら「反北朝鮮の拉致右翼」が「特定失踪者」という「拉致被害者の捏造」までやって、現在進行形で行っていることです。
 荒木には「拉致を妨害してるのは、米国でなくて、お前ら拉致右翼だろ、ふざけんな」と怒りを禁じ得ません。
 なお、「可能性は残念ながら恐らく低い」でしょうが「ニクソン訪中(国交正常化が前提)→田中訪中による日中国交正常化」のように「バイデン訪朝(国交正常化が前提)」があれば、「日本国首相の訪朝による日朝国交正常化→拉致解決」となるのではないか。

荒木和博
◆予備役ブルーリボンの会
 北朝鮮による日本人拉致。その一つ一つが”事件”である以上、証拠収集や保全が重要なのは言うまでもない。広く国民に情報提供を求めるのも必要だが、県警らは拉致に関与したとされる日本在住の工作員・協力者が存命のうちに検挙する等の対応を急ぐべきだろう。

 第一にそんなことが可能ならとっくにやってるでしょう。「証拠がない」からできないわけです。
 勿論未解決事件 - Wikipediaで分かるように「3億円事件」(1968年)、「グリコ・森永事件」(1984~1985年)、「国松警察庁長官狙撃事件」(1995年)等、犯人が処罰されなかった事件は「北朝鮮による日本人拉致」以外にもいくらでもあります。
 第二に「拉致被害者救出」において実行犯の処罰は何ら必要ない。曽我ひとみ氏、地村夫妻、蓮池夫妻の帰国において、「彼らを拉致した実行犯」は何ら処罰されていない。

*1:但し、李登輝の態度は「朴正熙親日北朝鮮に対抗するための方便)」と同じで「中国と対抗するための方便」にすぎません。そしてその李登輝ですらさすがに総統在任中に「尖閣は日本領」とは言えませんでした。

*2:金大中政権で外交安保担当大統領首席秘書官、国家情報院長、統一相等を歴任。著書『南北首脳会談への道:林東源回顧録』(2008年、岩波書店

*3:勿論「従米ウヨ」荒木なので、「不正常な日米関係」とは左派(共産、社民等)が批判する「思いやり予算」「米兵不起訴密約」のことではない。勿論、思いやり予算等をどう評価するにせよ、「思いやり予算等が拉致解決の障害になっている」と言う事実もありません。

*4:過去において、拉致問題について散々「北朝鮮朝鮮労働党)と親しい社会党ガー」と最大野党だった社会党(現・社民党)に悪口していた男が今頃「不正常な日米関係」云々とは良くも言ったもんです(呆)。