今日のしんぶん赤旗ニュース(2024年1月28~2/6日分)(追記あり)

立民・泉代表の政権交代発言/小池氏「重要な表明」
 問題は「ウヨの泉」において政権交代の協力相手に「共産が入ってるか疑問な点」です。現実的には「共産との共闘」なしで、政権交代どころか立民の議席増すら難しいでしょうが。


共同親権について

共同親権は「現実離れ」/法制審部会案 反対委員が会見
 お茶の水女子大学戒能民江*1名誉教授(ジェンダー法学者)は、DVは身体的、精神的、経済的、性的と多様であり、密室で起きるため、現在でも離婚にあたり家庭裁判所での立証が困難であり、被害者と子どもが命の危険にさらされていると述べました。父母が対立状態にあっても家裁の判断で「共同親権」を適用するとした要綱案は「現実とあまりにもかけ離れている」と指摘。
 女性に対する暴力から被害者と子どもを守る活動を行うNPO法人「全国女性シェルターネット」の山崎友記子*2事務局長は「強制的な共同親権は阻止していきたい。活動を続けていきます」と語りました。

「共同親権」 懸念や反対/超党派勉強会で当事者
 共同親権は「欧米では実施されてる」ので俺個人は「まともな制度」であれば「共同親権の導入」それ自体には反対しません。
 但し、「岸田政権が導入をもくろむ共同親権」がこうした「反対派」「懐疑派」「消極派」の疑念を払拭している制度かどうか、欧米と同列に評価できる制度かどうかについては意見を保留します。いずれにせよ「反対派」「懐疑派」「消極派」の疑念の払拭に努めるべきで「拙速な導入」は避けるべきです。
 国会論戦で「反対派」「懐疑派」「消極派」の疑念が払拭されることや、より良い制度に改善されることを期待したい。


裏金全議員 調査を/自民党に4党国対委員長
 社民やれいわの名前がない点が引っかかります。立民や共産は別途、れいわや社民と会合してるのかもしれませんし、共産が「国民民主や維新」と野合するとは思いませんが、こうした状況は恐らく「維新や国民民主にすりより、社民、れいわを軽視するウヨの泉立民代表」のせいでしょう。


京都市長選 松井陣営 反共デマで争点隠し/共同の力で市政転換を
 こうした反共攻撃は以前の京都市長選でもあったことなので予想の範囲内ですが「京都の立民」は酷すぎます。「共産と対立する自公」はともかく、「共産と立民の野党共闘」は建前の上では「なくなった」わけではないのですが。
 「京都以外では野党共闘(これだって何処まで本気か怪しいですが)」を口にしながら京都で自公と相乗りし反共攻撃。こうした立民のデタラメさには心底呆れます。立民支持率の低迷の一因もそれではないのか。
 何故「共産、社民、れいわとの野党共闘候補」で京都市長選で自公に勝利しようと思わないのか。
 なお、マスコミ世論調査に寄れば「松井がややリード」「福山氏が激しく追う」という「大接戦」で他の面子は「勝利の見込み無し」のようです。何とか福山氏に勝利して欲しいところです。
【追記】
京都市長選 福山氏大健闘/1.6万票差に肉薄 訴え共感呼ぶ/当選は松井氏
京都・前橋市長選/今後の市政の展望示す/小池書記局長が会見
京都市長選/無党派、福山氏が最多/各メディア出口調査 「政治とカネ」も影響
 残念ながら福山氏は敗れました。勿論、今後の反省や巻き返しは必要ですが、まずは健闘を称えたい。そして今回の選挙結果(敗戦したが接戦)は改めて「松竹、鈴木除名」が「京都の共産支持層」に恐らくほとんど影響してないことを示したと思います。
 それにしても
前橋 初の女性市長/小川氏 自公破る “保守の群馬”衝撃
きょうの潮流 2024年2月6日(火)
が報じる「自公が支援する現職を破った野党共闘候補(立民、共産、国民民主、社民が支持)による前橋市長選勝利(現職は多選とは言え、群馬は福田親子、中曽根、小渕の4首相を生み出し自民王国と呼ばれる)」や「敗戦したとはいえ京都市長選での福山候補の健闘」を考えれば「野党共闘による京都市長選勝利」も十分あり得たところ、自公との相乗りに動く立民京都には全く呆れます。前橋だけでなく、京都でも勝利すれば岸田政権への打撃は小さくは無かったでしょうに。


陸自幹部の靖国集団参拝/禁止通達への違反問わず/防衛省 公用車使用で「訓戒」
 公式参拝を認めず不当にも私的参拝扱いした上で「処分も軽すぎる」と言う批判には同感です。
 1)参拝計画を作成し、省内で公文書として保管した上で、2)時間休暇を取ったとは言え勤務時間中に、3)公用車を使って、4)複数の幹部が集団参拝して何が私的参拝なのか。
 なお、こうした参拝については「防衛省幹部が靖国参拝」だけでなく「各地の駐屯地幹部が護国神社参拝」の疑惑がでてきたとのことであり、さらなる追及が必要です。

*1:著書『ドメスティック・バイオレンス』(2002年、不磨書房)、『DV防止とこれからの被害当事者支援』(編著、2006年、ミネルヴァ書房)等

*2:著書『DV・性暴力被害者を支えるための はじめてのSNS相談』(共著、2021年、明石書店