常岡浩介に悪口する(2024年3月19日分)

常岡浩介
◆小谷哲男*1
 中国やロシアのような強権主義の国に「汚職撲滅」という概念はない。あるのは権力闘争だけ。

 「反中露」の常岡と類友らしくて吹き出しました。
 勿論「中露に限らず」強権主義の国(独裁的な国)でも「汚職撲滅」と言う概念はあるでしょう。
 以前、積極支持ではない消極的支持(諦め)であれ、「デマ扇動やメディア統制による詐欺的支持獲得(いわゆるポピュリズム)」であれ、国民の支持無しでは独裁は成り立たない(追記あり) - bogus-simotukareのブログでも書いたように「国民の支持が無ければ」独裁の継続は困難だからです。
 「権力者(大臣経験者など大物政治家)の汚職追及がぬるい」「小物(大物政治家とは言えない一般公務員など)ばかりが追及される」と言う面が仮にあるにせよ「強権主義の国」とて「国民の支持を得るため」、汚職は当然それなりに追及されるし「単なる権力闘争の正当化」ではない。
 また「米国のウォーターゲート事件ニクソン)」「現在の自民党裏金疑惑」がわかりやすいですが、民主国とて必ずしも「政治的大物の汚職は徹底追及されません」。ニクソンは大統領辞任に追い込まれた物の刑事責任追及はされませんでした。まさか、常岡らも「ニクソンは無実(あるいは逆に『米国は民主国では無い』)」とは言わないでしょう。

常岡浩介
JSF
 生前のナワリヌイはウクライナグルジアを侮辱する発言*2を繰り返していた背景を知らないと、このような素人同然の間違った「分析」になる。ブダノフGUR局長は意図的にナワリヌイに冷淡な態度を取っている*3だけに過ぎず、自然死という情報を実際に持っているわけではない。
◆鳩山友紀夫(由紀夫)
 北極圏刑務所で獄死したナワルヌイ氏について、(中略)ロシアと戦っているウクライナ国防省情報総局長が「彼は血栓で死亡。自然死だ」と述べた。敵が不利な嘘をつくはずも無いので、事実なのだろう。

 「素人の小生」も鳩山氏同様に認識していたし、マスコミも「ナワリヌイ美化に都合が悪いからか」、彼が「クリミア併合やグルジア戦争でプーチン政権を支持していたこと」をまるで報じないのだから、「専門家以外」の大抵の人間はそう理解するでしょう。
 鳩山氏の「ロシアへの甘さ」はともかく、この鳩山発言での「ナワリヌイは病死では?」は「常岡や類友が悪口する」ほど非難に値するとは俺個人は思いません。
 そもそも暗殺説に未だに明確な根拠は提出されてないのではないか?
 むしろ問題は鳩山氏が「病死だから問題は無い」と言いたげな物言いであることです。
 仮に暗殺ではなく病死だとしても「刑務所の過酷な環境」が病死を招いた(投獄がなければ健康を害して死ぬことは無かった)のなら「プーチンはナワリヌイの死について無罪」とは言えない(勿論この点は素人には判断できません。投獄がなくてもナワリヌイは病死したかもしれない)。
 例えば「直接の死因は結核等による病死」だからといって「野呂栄太郎ら戦前の日本共産党員の獄死(獄中で病状が悪化)」に「政府に問題は無い」とはまともな人間は「反共右翼ですら」誰も思わないでしょう。
 むしろ最近は「仮に病死でも、投獄が理由」とする非難が強まり、暗殺説に実は明確な根拠はなく、本当に病死ではないかと俺は思います。
 また「死亡が暗殺か、病死かどちらか」に関係なく「投獄は不当であった」でしょう。
 なお、「ブダノフがナワリヌイへの敵対感情からデマカセふかしてる(そしてそれをゼレンスキーが容認してる)」のか、「それなりの根拠がある」のかは不明です。
 後者ならともかく前者なら勿論「そんな人間が政権幹部でいいのか」「欧米の反感を買ってウクライナの立場が悪くならないか」と言う意味で非常に問題です。
 またナワリヌイがクリミア併合を支持していたことからは反プーチンだからと言って手放しで評価できないことが分かります。

*1:日本国際問題研究所主任研究員

*2:ナワリヌイが「クリミア併合やグルジア戦争でプーチン政権を支持していたこと」

*3:「死因に興味ない(ウクライナ戦争と関係ない)」ならともかく「暗殺説を積極的に否定するのは「冷淡な態度」よりも「敵対的な態度」と呼ぶべきでしょう。いずれにせよ「病死説のまともな証拠もない」のに「暗殺説を否定して暗殺説支持派(多くは反ロシア)の反感を買う」ような真似を「そんな感情論でウクライナがするか」疑問ですが