朝鮮総聯はどうなっているのか(R6.10.2)|荒木和博ARAKI, Kazuhiro
荒木和博
令和6年10月2日水曜日「荒木和博のショートメッセージ」第1622号。朝鮮総聯は今どうなっているのかというご質問がありました。
「朝鮮総連を北朝鮮との交渉パイプに使う」というのでない限り「朝鮮総連の現状」など「拉致問題とは関係ない話」です。そして反北朝鮮、反朝鮮総連の極右荒木は勿論「朝鮮総連を北朝鮮との交渉パイプに使う」なんて話はしません。
なお
◆金日成*1死去時(1994年)
当時は、村山*2首相(日本)、クリントン*3大統領(米国)、金泳三大統領(韓国)、エリツィン大統領(ロシア)、江沢民*4国家主席(中国)
◆黄長燁*5亡命時(1997年)
当時は、橋本*6首相(日本)、クリントン大統領(米国)、金泳三大統領(韓国)、エリツィン大統領(ロシア)、江沢民国家主席(中国)
◆金正日*7死去時(2011年)
当時は、野田*8首相(日本)、オバマ*9大統領(米国)、李明博大統領(韓国)、メドベージェフ*10大統領(ロシア)、胡錦濤*11国家主席(中国)
◆張成沢*12処刑時(2013年)
当時は、安倍*13首相(日本)、オバマ大統領(米国)、朴槿恵大統領(韓国)、プーチン*14大統領(ロシア)、習近平*15国家主席(中国)
◆太永浩*16亡命時(2016年)
当時は、安倍首相(日本)、オバマ大統領(米国)、朴槿恵大統領(韓国)、プーチン大統領(ロシア)、習近平国家主席(中国)
◆金正男*17暗殺時(2017年)
実行犯*18しか裁かれず、北朝鮮は犯行を認めてないが、北朝鮮による犯行とみられている。
なお、当時は、安倍首相(日本)、トランプ大統領(米国)、文在寅*19大統領(韓国)、プーチン大統領(ロシア)、習近平国家主席(中国)
等「北朝鮮で大事件(?)が起こる」と「北朝鮮は崩壊する」を放言してきた荒木の「朝鮮総連評価(勿論、動画内で北朝鮮同様の早期崩壊論を展開)」など信用に値しません。
*1:1912~1994年。北朝鮮国家主席、朝鮮労働党総書記
*4:1926~2022年。電子工業大臣、上海市長、上海市党委員会書記等を経て中国共産党総書記、中国国家主席
*5:1923~2010年。1965年に金日成総合大学総長に就任。その後も朝鮮労働党国際担当書記や最高人民会議外交委員長等の要職を歴任。1997年、東京の京王プラザホテルで行われたチュチェ思想国際研究所主催の講演会のため訪日した直後の2月12日に帰路の北京で韓国大使館に赴き亡命申請。4月20日に韓国に入国。「主体主義の創始者」「金日成のゴーストライター」とされる大物「黄」の亡命については荒木などウヨ方面から「北朝鮮崩壊間近」の憶測が当時流された。2010年4月20日、韓国警察当局は潜入していた北朝鮮スパイ2名の逮捕を発表した。警察発表によればスパイの潜入は黄の暗殺が目的であったという。2010年10月10日、ソウル市の自宅の浴室で死亡状態で発見された。遺体の第一発見者はボディガードとして黄を警備していた警察官であった。2010年10月12日には韓国政府により無窮花章(国民勲章1等級)が贈られ、14日に大田国立顕忠院に埋葬された。なお、10月19日、警察は黄が9日午後に入浴中に心臓疾患で死亡したもので(北朝鮮による暗殺などの)事件性はないと発表した。著書『金正日への宣戦布告:黄長燁回顧録』(1999年、文藝春秋→2001年、文春文庫)、『北朝鮮崩壊へのシナリオ』(2003年、河出書房新社)、『金正日を告発する:黄長燁が語る朝鮮半島の実相』(産経新聞記者・久保田るり子の聞き書き:2008年、産経新聞出版)(黄長燁 - Wikipedia参照)
*6:1937~2006年。大平内閣厚生相、中曽根内閣運輸相、海部内閣蔵相、自民党政調会長(河野総裁時代)、総裁、村山内閣副総理・通産相等を経て首相。首相退任後も森内閣で行革相
*7:1941~2011年。北朝鮮国防委員長、朝鮮労働党総書記
*8:鳩山内閣財務副大臣、菅内閣財務相、首相、民進党幹事長(蓮舫代表時代)、立民党最高顧問等を経て現在、立民党代表
*9:イリノイ州上院議員を経て大統領。2009年にノーベル平和賞受賞
*10:但しメドベージェフ(2008~2012年まで大統領)はプーチン政権大統領府長官、第一副首相等を務めたプーチンの側近で、また、プーチンは政界引退せず「与党・統一ロシア党首、首相」に就任したため、2008年の大統領退任は「大統領の三選禁止規定逃れ(プーチンは2000~2008年まで2期8年、大統領)が目的」でいずれ大統領にプーチンが復帰するとみられ、実際に2012年にプーチンが大統領に復帰(2024年現在もプーチンが大統領)。なお、現在も三選禁止規定は一応あるが、プーチン(2012年から2期12年(当初4年だった大統領任期を6年に延長))については2020年の憲法改正によって、三選禁止規定を適用しない例外規定が設けられ2024年に三選された(任期途中の退任や病死しない限り、2030年まで大統領)。メドベージェフは2024年現在、ロシア安全保障会議副議長(議長はプーチン大統領)、与党・統一ロシア党首
*11:貴州省党委員会書記、チベット自治区党委員会書記等を経て中国共産党総書記、中国国家主席
*12:1946~2013年。金正日の妹・金敬姫(1946年生まれ)を妻とし、金正日の側近として北朝鮮国防委員会副委員長、朝鮮労働党行政部長等を歴任。しかし金正恩体制において、2013年に全ての役職を解任。党からも除名され「国家転覆陰謀行為」を理由に死刑
*13:1954~2022年。小泉内閣官房長官、自民党幹事長(小泉総裁時代)を経て首相
*14:エリツィン政権大統領府第一副長官、連邦保安庁長官、第一副首相、首相等を経て、2000年から大統領
*15:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、国家中央軍事委員会副主席、党中央軍事委員会副主席等を経て中国共産党総書記、中国国家主席
*16:英国公使として英国滞在中の2016年に亡命。英国公使という大物外交官「太」の亡命については荒木などウヨ方面から「北朝鮮崩壊間近」の憶測が当時流された。2020年に未来統合党(当時、現在は国民の力)から立候補して韓国の国会議員に当選するが、2023年選挙では落選。2024年7月22日、尹錫悦政権によって韓国の南北統一政策に関する大統領諮問機関である民主平和統一諮問会議の事務処長に任命された。著書『三階書記室の暗号:北朝鮮外交秘録』(邦訳、2019年、文藝春秋)(太永浩 - Wikipedia参照)
*17:1971~2017年。金正恩の兄。著書『父・金正日と私:金正男独占告白』(東京新聞記者・五味洋治の聞き書き:2012年、文藝春秋→2016年、文春文庫)
*18:2017年、実行犯として殺人罪で起訴された被告A(ベトナム人)、B(インドネシア人)は無罪を主張し、「テレビ番組のためのいたずら」であると騙されて犯行に及んだと主張。2019年3月、Bの起訴が取り下げられ、Bは釈放された。この釈放は、インドネシア政府からの釈放要請に、マレーシア司法当局が応じた結果。ベトナム政府はAにも同様の措置を取ることをマレーシア政府に要請したが却下された。2019年4月、Aの起訴内容が殺人罪から、より軽い傷害致死罪に変更され、Aは3年4カ月の禁錮刑を言い渡されたが、刑期は2017年2月の逮捕時から計算され、刑期の減免も受けたため、2019年5月3日に釈放された(金正男暗殺事件 - Wikipedia参照)