「ダガー賞」翻訳部門に王谷晶さん「ババヤガの夜」日本人初 | NHK | 文芸
英国推理作家協会賞=「ダガー賞」は1955年に創設され、アメリカの「エドガー賞」と並び世界でも権威がある推理小説の賞とされていて、ロンドンで3日、ことしの受賞作が発表されました。
このうち「翻訳部門」の受賞作に王谷晶さんの長編小説で、サム・ベットさんが翻訳した「ババヤガの夜」が選ばれました。
翻訳部門は2006年に創設され、今回は柚木麻子さんの「BUTTER」も最終候補に残っていましたが、「ババヤガの夜」が受賞しました。
日本人作家の受賞は今回が初めてで、アジアの作家としては韓国のユン・ゴウンさんに続いて2人目の受賞だということです。
河出書房新社
王谷晶『ババヤガの夜』(河出文庫)が2025年ダガー賞(翻訳犯罪小説賞)を受賞しました!!!!!!!!!!!🎊🎉🥳
この賞を日本人が受賞するのは初めてのことです。
(ボーガス注:受賞には至らなかったが過去に横山秀夫、東野圭吾、伊坂幸太郎、柚木麻子と)多数の大人気(ボーガス注:日本人)作家がノミネートされてきた賞、王谷さん、おめでとうございます…!!!!!!
平凡社
王谷晶さん、日本人作家初のダガー賞ご受賞おめでとうございます🎉🎉🎉
王谷さんの傑作エッセイ『40歳だけど大人になりたい』は小社から好評発売中です💫
講談社・小説現代
王谷晶さん、ダガー賞ご受賞おめでとうございます。「小説現代」短編連載をまとめた『父の回数』(2025年、講談社)、現時点で王谷晶さんの最新作となっています。
形岡七恵
王谷さんかっこいい。しんぶん赤旗の『他人屋のゆうれい』も、毎日欠かさず読んでました。平和を希求する言葉を著名人が公の場ではっきりと表明することって、すごく意味のあることだと思う。
英ダガー賞の王谷晶さん スピーチで「リアルの暴力」否定し平和願う(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
「私はバイオレンスフィクションの愛好家ほど、よりさらに現実世界の平和を願い行動しなければいけないと思っています」と呼びかけたうえで、「リアルの暴力があふれている世界では、フィクションの暴力は生きていけません。歴史が物語っています。これからも首無し死体やパーティーでの毒殺を楽しむためにも、今回頂いた栄誉を、世界の平和のために少しでも役立てたいと思います」とユーモアを交えて思いを語ったという。
赤旗で連載していた王谷晶氏が英国ダガー賞に候補入り&赤旗が「外国特派員協会から賞授与」(2025年5月30日記載) - bogus-simotukareのブログの続きです。
この種の話で良くある「候補になっても残念ながら受賞しない」ではないか、と思っていたんで嬉しい。
王谷作品を未だ一冊も読んでない(赤旗平日版を購読してないので「他人屋のゆうれい」も未読)分際でこんなことを書くのは僭越なのですがやはり党支持者として嬉しい。
なお、赤旗で連載していた王谷晶氏が英国ダガー賞に候補入り&赤旗が「外国特派員協会から賞授与」(2025年5月30日記載) - bogus-simotukareのブログで紹介した小松立騎氏(王谷ファンにして赤旗購読者)が何かツイートしてるかと思ってみてみましたが残念ながらないですね。
赤旗でも今後やはりそれなりに大きく報じるんでしょうか?
なお、テレビで王谷さんの姿を拝見し「マツコ・デラックスに似てる(なお、声は似ていない)」と思ったのは俺だけなんでしょうか?
【追記】
きょうの潮流 2025年7月7日(月)
優れた推理小説に贈られる英ダガー賞を受賞した王谷(おうたに)晶さんの「ババヤガの夜」。ババヤガとは、スラブ神話に出てくる森に住む魔女のごとき存在です。日本では鬼婆や山姥(やまんば)とも訳されてきました。
▼小説は、腕っぷしが強く暴力衝動を抑えられない主人公の女性が、護衛を任された暴力団会長の一人娘と信頼関係を深めていきます。圧倒的な男社会の中で築くシスターフッド=女性同士の連帯。
▼王谷さんは現代版長屋噺(ばなし)の「他人屋のゆうれい」を本紙に連載。
ということで赤旗で王谷氏に言及がありました。