今日のしんぶん赤旗ニュース(2024年3/28~3/31日分)(副題:赤旗の連載小説『他人屋のゆうれい』の紹介ほか)

人権侵害・憲法違反の経済秘密保護法案は廃案に/田村委員長が会見
 自民党裏金疑惑ばかりでなく、こうした問題もきちんと報じろとテレビ局には言いたい。


大阪 万博工事 可燃性ガス爆発/危険な会場 直ちに中止を
万博会場 どこでもガス発生/大阪市 たつみ氏らに可能性認める/“計画中止を”要請
 問題(今回はガス爆発事故の危険性)ばかりが表面化する杜撰な万博は中止すべきでしょう。


赤旗始まりは安倍成長戦略/小林製薬「紅麹」 機能性表示食品/“腎障害が心配 毎日検査”
赤旗機能性表示食品の危険性/穀田議員 10年前に警告/SNS上で反響
小林製薬「紅麹」もアベノミクスの〝遺産〟か 規制緩和に議論波及 | 毎日新聞
紅こうじなど「機能性表示食品」始まりは安倍政権の「経済成長戦略」 トクホより緩い規制、企業には便利:東京新聞 TOKYO Web
1)機能性表示食品制度を導入したのは安倍政権
2)医薬品どころかトクホ(特定保健用食品)と比べても国のチェックが甘く、導入当時から健康被害を懸念する声があった
と言う指摘です。もはや「小林製薬の紅麹サプリで腎機能障害が発生したこと」は、「安倍による人災」といっていいのではないか。
 安倍生前ではなく、死後に問題が表面化するとは安倍も「運の強い男(?)」というべきか?。まあ、暗殺される不運には見舞われていますが。


赤旗の連載小説『他人屋のゆうれい』(王谷晶*1)が面白いらしい

小松立騎
◆「赤旗」連載の『他人屋のゆうれい』めちゃくちゃ面白い。王谷晶は筆力のある作家だと思ってはいたけど、今のところ期待以上。直木賞を取ってほしい作家の一人である。
◆「赤旗」連載小説の「他人屋のゆうれい」、最初はユーモア小説の部類かと思いきや、なんかサスペンス味を帯びてきていて展開が全く読めない。こんなにも続きが気になる新聞小説は初めてかもしれない。

 実は日刊紙はしんぶん赤旗|日本共産党しか読んでおらず、小説について無知ですが、党支持者として紹介しておきます。
 赤旗の場合「党員作家(多くは失礼ながら、商業出版社には縁が無く、世間的には無名)による労働問題、社会問題の小説」が多い気がしますが、今回の王谷氏は

王谷晶 - Wikipedia参照
1981年生まれ。
【著書】
小説
◆『あやかしリストランテ:奇妙な客人のためのアラカルト』(2015年、集英社オレンジ文庫
◆『探偵小説(ミステリー)には向かない探偵』(2016年、集英社オレンジ文庫
◆『完璧じゃない、あたしたち』(2018年、ポプラ社
◆『ババヤガの夜』(2020年、河出書房新社→2023年、河出文庫
→2021年、日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)で最終候補に選出(なお、受賞作は 坂上*2インビジブル』、櫻田智也*3『蟬かえる』)
エッセイ
◆『どうせカラダが目当てでしょ』(2019年、河出書房新社→『カラダは私の何なんだ?』に改題し、2023年、河出文庫
◆『40歳だけど大人になりたい』(2023年、平凡社

ということで商業出版もしていますね。赤旗小説も「政治、社会ネタを時に扱うテレ朝の刑事ドラマ『相棒』」のように「政治的メッセージ」が込められてる(あるいは今後込められる)のかもしれませんが、一応娯楽小説のようです。
 小生も無知なので今回、王谷氏について初めて知りました。
 氏が党支持者かどうかはともかく反共右翼ではないのでしょう。

*1:「晶」は「男性にも使う名前」ですが、インタビュー 作家 王谷晶さん|集英社 WEB文芸 RENZABURO レンザブローの写真を見るに女性のようですね。

*2:1990年生まれ。2019年に「明治大阪へぼ侍 :西南戦役遊撃壮兵実記」で松本清張賞を受賞、『へぼ侍』と改題して文藝春秋社から刊行(2021年に文春文庫)。2020年に2作目となる小説『インビジブル』(2023年に文春文庫)を刊行。戦後大阪に数年間だけ実在した「大阪市警視庁」の刑事たちの活躍を描いた同作で2021年に大藪春彦賞日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞(坂上泉 - Wikipedia参照)

*3:1977年生まれ。2013年、『サーチライトと誘蛾灯』(2017年、東京創元社→2020年、創元推理文庫)で東京創元社ミステリーズ!新人賞」を受賞。2021年、『蟬かえる』(2020年、東京創元社→2023年、創元推理文庫)で日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)、本格ミステリ大賞(小説部門)を受賞(櫻田智也 - Wikipedia参照)