「経済」11月号を、無能な俺が「能力的に説明できる範囲」で簡単に紹介します。
特集「戦後80年の日本資本主義」
◆戦後80年目の憲法情勢にどう臨むか(小沢隆一*1)
◆日本資本主義の発展をどうつかむか(石川康宏*2)
◆誌上討論「戦後日本資本主義と『失われた30年』」(友寄英隆*3、小栗崇資*4、山田博文*5、佐々木憲昭*6、岩崎明日香*7)
◆2000年代日本資本主義の再生産=循環構造の変容(藤田実*8)
◆戦後日本の農業と農政の展開(田代洋一*9)
◆日本資本主義のとっての中小企業問題(吉田敬一*10)
◆地域開発をめぐる攻防(関耕平*11)
◆公害・環境問題をめぐる社会運動と政策形成(除本理史*12)
◆ジェンダー視点から見た戦後日本社会(角田由紀子*13)
◆日本の労働者階級はどう変わったか:不安定就業に焦点(伍賀一道*14)
◆戦後80年に寄せて(柴垣和夫*15、田中優子*16、暉峻淑子*17、宮本憲一*18)
*1:東京慈恵会医科大学教授(菅政権に学術会議議員の任命拒否された学者の一人)。著書『予算議決権の研究:フランス第三共和制における議会と財政』(1995年、弘文堂)、『ほんとうに憲法改正していいのか?』(2002年、学習の友社)、『学問と政治:学術会議任命拒否問題とは何か』(共著、2022年、岩波新書)、『日米核軍事同盟と憲法9条』(2025年、新日本出版社)等
*2:神戸女学院大学名誉教授。著書『現代を探究する経済学』(2004年、新日本出版社)、『いまこそ、憲法どおりの日本をつくろう! 政治を変えるのは、あなたです。』(2007年、日本機関紙出版センター)、『覇権なき世界を求めて』(2008年、新日本出版社)、『人間の復興か、資本の論理か:3・11後の日本』(2011年、自治体研究社)、『マルクスのかじり方』(2011年、新日本出版社)、『橋下「日本維新の会」がやりたいこと:何のための国政進出?』(2012年、新日本出版社)、『「おこぼれ経済」という神話』(2014年、新日本出版社)、『社会のしくみのかじり方』(2015年、新日本出版社)等。個人サイトはげしく学び はげしく遊ぶ-石川康宏研究室
*3:著書『「新自由主義」とは何か』(2006年、新日本出版社)、『変革の時代、その経済的基礎』(2010年、光陽出版社)、『「国際競争力」とは何か』(2011年、かもがわ出版)、『大震災後の日本経済、何をなすべきか』(2011年、学習の友社)、『「アベノミクス」の陥穽』(2013年、かもがわ出版)、『アベノミクスと日本資本主義』(2014年、新日本出版社)、『アベノミクスの終焉、ピケティの反乱、マルクスの逆襲』(2015年、かもがわ出版)、『「一億総活躍社会」とはなにか』(2016年、かもがわ出版)、『「人口減少社会」とは何か:人口問題を考える12章』(2017年、学習の友社)、『AIと資本主義:マルクス経済学ではこう考える』(2019年、本の泉社)、『コロナ・パンデミックと日本資本主義』(2020年、学習の友社)、『「デジタル社会」とは何か』(2022年、学習の友社)、『「人新世」と唯物史観』(2022年、本の泉社)、『「人口減少」社会とマルクス経済学』(2023年、新日本出版社)、『人間とAI』(2025年、新日本出版社)
*4:駒澤大学名誉教授。著書『アメリカ連結会計生成史論』(2002年、日本経済評論社)、『株式会社会計の基本構造』(2014年、中央経済社)、『社会・企業の変革とSDGs』(2023年、学習の友社)等
*5:群馬大学名誉教授。著書『国債管理の構造分析』(1990年、日本経済評論社)、『金融自由化の経済学』(1993年、大月書店)、『国債ビジネスと債務大国日本の危機』(2023年、新日本出版社)、『「資産運用立国」の深層』(2024年、新日本出版社)等
*6:元衆院議員。共産党名誉役員(以下、全て党幹部の役職は中央委員会の機構と人事(第29回党大会)|党紹介│日本共産党中央委員会を参照)。著書『現代エネルギー危機論』(1978年、新日本出版社)、『記録米・イラン危機』(1980年、連合出版)、『暮らしのなかのエネルギー危機』(1981年、新日本新書)、『転換期の日本経済』(1983年、新日本出版社)、『どうみる世界と日本の経済』(1986年、新日本出版社)、『おしよせる大失業』(1987年、新日本出版社)、『変貌する財界:日本経団連の分析』(2007年、新日本出版社)、『財界支配:日本経団連の実相』(2016年、新日本出版社)、『日本の支配者』(2019年、新日本出版社)
*8:桜美林大学教授。著書『日本経済の構造的危機を読み解く』(2014年、新日本出版社)、『戦後日本の労使関係』(2017年、大月書店)
*9:横浜国立大学名誉教授、大妻女子大学名誉教授。著書『WTOと日本農業』(2004年、筑波書房ブックレット)、『食料自給率を考える』(2009年、筑波書房ブックレット)、『農業・食料問題入門』(2012年、大月書店)、『農協・農委「解体」攻撃をめぐる7つの論点』(2014年、筑波書房ブックレット)、『官邸農政の矛盾:TPP・農協・基本計画』 (2015年、筑波書房ブックレット)、『地域農業の持続システム』(2016年、農山漁村文化協会)、『農協「改革」・ポストTPP・地域』(2017年、筑波書房)、『農協改革と平成合併』(2018年、筑波書房)、『コロナ危機下の農政時論』(2020年、筑波書房)、『新基本法見直しへの視点』(2022年、筑波書房)、『農業政策の現代史』(2023年、筑波書房)等
*10:駒澤大学名誉教授。著書『転機に立つ中小企業』(1996年、新評論)
*12:大阪公立大学教授。著書『環境被害の責任と費用負担』(2007年、有斐閣)、『原発賠償を問う』(2013年、岩波ブックレット)、『公害から福島を考える』(2016年、岩波書店)、『きみのまちに未来はあるか?:「根っこ」から地域をつくる』(共著、2020年、岩波ジュニア新書)、『「地域の価値」とは何か』(編著、2024年、中央経済社)等
*13:弁護士。全国革新懇代表世話人、希望のたね基金顧問顧問など歴任。著書『性の法律学』(1991年、有斐閣選書)、『性差別と暴力:続・性の法律学』(2001年、有斐閣選書)、『性と法律』(2013年、岩波新書)等
*14:金沢大学名誉教授。著書『現代資本主義と不安定就業問題』(1988年、御茶の水書房)、『雇用の弾力化と労働者派遣・職業紹介事業』(1999年、大月書店)、『「非正規大国」日本の雇用と労働』(2014年、新日本出版社)、『雇用と働き方から見た現代貧困論』(2025年、学習の友社)等
*15:東京大学名誉教授、武蔵大学名誉教授。著書『日本金融資本分析』(1965年、東京大学出版会)、『三井・三菱の百年』(1968年、中公新書)、『日本資本主義の論理』(1971年、東京大学出版会)、『現代資本主義の論理』(1997年、日本経済評論社)、『マルクス=宇野経済学とともに』(2011年、日本経済評論社)等
*16:法政大学元総長。法政大学名誉教授。週刊金曜日編集委員。著書『江戸の想像力』(1992年、ちくま学芸文庫)、『江戸の音』(1997年、河出文庫)、『江戸の恋』(2002年、集英社新書)、『樋口一葉「いやだ!」と云ふ』(2004年、集英社新書)、『江戸の懐古』(2006年、講談社学術文庫)、『江戸はネットワーク』(2008年、平凡社ライブラリー)、『未来のための江戸学』(2009年、小学館101新書)、『春画のからくり』(2009年、ちくま文庫)、『江戸っ子はなぜ宵越しの銭を持たないのか?』(2010年、小学館101新書)、 『江戸百夢:近世図像学の楽しみ』、『きもの草子』(以上、2010年、ちくま文庫)、『グローバリゼーションの中の江戸』(2012年、岩波ジュニア新書)、『張形と江戸女』(2013年、ちくま文庫)、『芸者と遊び』(2016年、角川ソフィア文庫)、『布のちから:江戸から現在へ』(2020年、朝日文庫)、『苦海・浄土・日本:石牟礼道子・もだえ神の精神』(2020年、集英社新書)、『遊廓と日本人』(2021年、講談社現代新書)、『蔦屋重三郎』(2024年、文春新書) 等
*17:埼玉大学名誉教授。著書『豊かさとは何か』(1989年、岩波新書)、『ほんとうの豊かさとは』(1995年、岩波ブックレット)、『豊かさの条件』(2003年、岩波新書)、『格差社会をこえて』(2005年、岩波ブックレット)、『社会人の生き方』(2012年、岩波新書)、『対話する社会へ』(2017年、岩波新書)、『承認をひらく:新・人権宣言』(2024年、岩波書店)等
*18:元滋賀大学学長。大阪市立大学名誉教授、滋賀大学名誉教授。著書『日本社会の可能性』(2000年、岩波書店)、『維持可能な社会に向かって』(2006年、岩波書店)、『戦後日本公害史論』(2014年、岩波書店)、『日本の地方自治・その歴史と未来(増補版)』(2016年、自治体研究社)等