今日もkojitakenに悪口する(2024年3/23日分)

中曽根康弘のブレーンだった高坂正堯は、中曽根がもくろんだ「防衛費対GDP比1%枠」の撤廃に反対した。それが今では野党の政治家までもが‥‥ - kojitakenの日記
 勿論「泉立民」は岸田軍拡への批判はまるで弱い。また「れいわ山本」も批判は弱いかもしれませんが、社民党共産党は勿論軍拡批判をしてるので「野党が軒並み軍拡批判をしてない」かのような「この記事タイトル」は全く不当です。
 しかも記事本文では泉立民、れいわ山本批判ばかりで、共産、社民に全く触れないから呆れます。
 あげく「そんな野党の体たらくの中で、俺は軍拡批判をしてる」と自画自賛だから「何処まで思い上がってるのか?」と心底呆れます。

 いつの間にか権威主義が蔓延するようになって今に至る。自民や共産はもちろんのこと、立民の支持層でも権威主義者が多数を占めるように私には思われる。

 「権威主義」とは「意味不明」ですが、どうも「俺(kojitaken)の価値観ではこれらの党(自民、立民、共産)は支持できない(例えば自民の場合、裏金疑惑、立民の場合、「自民補完勢力」維新や国民民主にすり寄る態度)、しかし支持してる連中がいる。連中は党を絶対的権威として盲従する権威主義者に違いない」という認識のようですが「はあ?」ですね。
 そもそも「kojitakenの価値観では支持できない政党を支持する=その政党を絶対的権威として盲従する権威主義者」というのはkojitakenの勝手な決めつけにすぎない。
 多くの場合
1)kojitakenが問題だと思ってる問題を何ら問題だと思ってない(共産支持の俺の場合はこれです)
2)問題だと思ってるが、その党を支持することで自らが利益を得られる(例えば政権与党・自民党による空港、高速道路、新幹線等の建設)ので、あえて問題にしない
のどちらかでしょう。 
 仮に「kojitakenの批判(kojitakenが問題視する物は確かに問題であり、にもかかわらずその政党を支持してる連中は不適切)が正しい」としても、1)は「問題だと思わない認識の歪み」、2)は「自分さえ良ければ他人はどうでもいいという利己主義」ではあるでしょうが「権威主義による盲従」ではない。
 どの党の支持者(党員、後援会員、サポーターなど)もほとんどの人間は「支持政党は絶対的権威」などとは全く思ってないでしょう。
 というか、「俺の支持できないものを支持するなんて権威盲従に違いない」なんて決め付けの方が「自己の価値観を絶対的に正しい」とする「自己の権威主義」でしょう。
 なお、1)の「認識の歪み」は何も政党支持に限った話ではない。「DV夫の妻への愛」「虐待親の子への愛」(主観的にはどちらも愛だが客観的には虐待)なども「認識の歪み」の一例でしょう。

弊ブログのモットーを一つ考えてみた。
 「専門知には敬意を払え、権力からは自由であれ。」

 「専門知(専門家)」も「悪しき権威」として振る舞う危険性があることは例えばテレビドラマにもなった小説「白い巨塔」が描いた「大学医学部」等で明白でしょうが「専門知(専門家)=反権力」とでも思ってるらしいkojitakenのアホさには呆れます。
 またコメント欄で指摘がありますが、自分の考えに近い専門家(例:共産に悪口する中北*1中央大学教授など)ならともかく、「松尾匡*2(れいわ支持者、立命館大教授)に対して悪口するアンチれいわのkojitaken(例えば松尾匡 カテゴリーの記事一覧 - kojitakenの日記参照))」が専門家一般に対して敬意を持っているようではとても見えません。
 以下の「共産支持の学者達」に対しても「反共のkojitaken」が果たして敬意があるかどうか?。「松竹に同調してる内田樹」など一部を除き、「党盲従分子」とバカにしてるのではないか。

新春対談/同志社大学教授 岡野八代さん/日本共産党委員長 志位和夫さん2021.1.1
新春対談/東京大学教授 本田由紀さん/日本共産党委員長 志位和夫さん2022.1.1

「共産党躍進に期待します」/各界著名53氏メッセージ参照
◆安斎育郎*3立命館大学名誉教授)
内田樹*4神戸女学院大学名誉教授)
◆甲斐道太郎*5大阪市立大学名誉教授)
◆清末愛砂*6室蘭工業大学教授)
◆鈴木宣弘*7東京大学教授)
◆堀尾輝久*8東京大学名誉教授)
◆本間愼(元フェリス女学院大学長、東京農工大学名誉教授)

代表世話人 | 全国革新懇*9参照
◆五十嵐仁*10(法政大学名誉教授)
石川康*11神戸女学院大学名誉教授)
◆纐纈厚*12山口大学名誉教授)
小林節*13(慶応大学名誉教授)
◆小林武*14沖縄大学客員教授
◆小松泰信*15岡山大学名誉教授)
桜田照雄*16阪南大学教授)
◆冨田宏治*17関西学院大学教授)
◆浜矩子*18同志社大学大学院教授)
◆牧野富夫*19日本大学名誉教授)

 まあkojitakenにとって「他人の専門家非難」は「専門家に敬意がない」、「自分の専門家非難(例えば松尾匡氏への非難)」は「権力(専門家)からの自由」なのでしょう。何ともご都合主義な男です。

*1:著書『現代日本の政党デモクラシー』(2012年、岩波新書)、『自民党』(2017年、中公新書)、『自公政権とは何か』(2019年、ちくま新書)、『日本共産党』(2022年、中公新書)等

*2:著書『セイ法則体系』(1996年、九州大学出版会)、『近代の復権』(2001年、晃洋書房)、『「はだかの王様」の経済学』(2008年、東洋経済新報社)、『新しい左翼入門』(2012年、講談社現代新書)、『ケインズの逆襲、ハイエクの慧眼』(2014年、PHP新書)、『これからのマルクス経済学入門』(共著、2016年、筑摩選書)、『自由のジレンマを解く』(2016年、PHP新書)、『左翼の逆襲』(2020年、講談社現代新書)、『コロナショック・ドクトリン』(2022年、論創社)等

*3:著書『福島原発事故』(2011年、かもがわ出版)、『原発と環境』(2012年、かもがわ出版)など

*4:著書『寝ながら学べる構造主義』(2002年、文春新書)、『ラカンによるレヴィナス』、『レヴィナスと愛の現象学』(以上、2011年、文春文庫)等

*5:著書『土地所有権の近代化』 (1967年、有斐閣)、『不動産法の現代的展開』(1986年、法律文化社)など

*6:著書『ペンとミシンとヴァイオリン:アフガン難民の抵抗と民主化への道』(2020年、寿郎社

*7:著書『食の戦争』(2013年、文春新書)、『農業消滅』(2021年、平凡社新書)等

*8:著書『教育入門』(1989年、岩波新書)、『現代教育の思想と構造』(1992年、岩波同時代ライブラリー)、『現代社会と教育』(1997年、岩波新書)など

*9:志位議長、田村委員長が代表世話人に名を連ねる共産党の友好団体

*10:著書『一目でわかる小選挙区比例代表並立制』(1993年、労働旬報社)、『保守政治リストラ戦略』(1995年、新日本出版社)、『徹底検証・政治改革神話』(1997年、労働旬報社)、『政党政治労働組合運動』(1998年、御茶の水書房)、『戦後政治の実像』(2003年、小学館)、『この目で見てきた世界のレイバー・アーカイヴス』(2004年、法律文化社)、『活憲』(2005年、山吹書店)、『労働政策』(2008年、日本経済評論社)、『労働再規制』(2008年、ちくま新書)、『対決 安倍政権:暴走阻止のために』(2015年、学習の友社)、『活路は共闘にあり』(2017年、学習の友社)、『打倒安倍政権:9条改憲阻止のために』(2018年、学習の友社)など。個人ブログ五十嵐仁の転成仁語:SSブログ

*11:著書『現代を探究する経済学』(2004年、新日本出版社)、『いまこそ、憲法どおりの日本をつくろう! 政治を変えるのは、あなたです。』(2007年、日本機関紙出版センター)、『覇権なき世界を求めて』(2008年、新日本出版社)、『人間の復興か、資本の論理か:3・11後の日本』(2011年、自治体研究社)、『マルクスのかじり方』(2011年、新日本出版社)、『橋下「日本維新の会」がやりたいこと:何のための国政進出?』(2012年、新日本出版社)、『「おこぼれ経済」という神話』(2014年、新日本出版社)、『社会のしくみのかじり方』(2015年、新日本出版社)など。個人サイトはげしく学び はげしく遊ぶ-石川康宏研究室

*12:著書『日本海軍の終戦工作:アジア太平洋戦争の再検証』(1996年、中公新書)、『検証・新ガイドライン安保体制』(1998年、インパクト出版会)、『日本陸軍の総力戦政策』(1999年、大学教育出版)、『侵略戦争:歴史事実と歴史認識』(1999年、ちくま新書)、『有事法制とは何か』(2002年、インパクト出版会)、『有事体制論』(2004年、インパクト出版会)、『文民統制自衛隊はどこへ行くのか』(2005年、岩波書店)、『戦争と平和政治学』(2005年、北樹出版)、『監視社会の未来:共謀罪・国民保護法と戦時動員体制』(2007年、小学館)、『憲兵政治:監視と恫喝の時代』(2008年、新日本出版社)、『私たちの戦争責任』(2009年、凱風社)、『「日本は支那をみくびりたり」:日中戦争とは何だったのか』(2009年、同時代社)、『田中義一:総力戦国家の先導者』(2009年、芙蓉書房出版)、『侵略戦争と総力戦』(2011年、社会評論社)、『領土問題と歴史認識:なぜ、日中韓は手をつなげないのか』(2012年、スペース伽耶)、『日本降伏:迷走する戦争指導の果てに』(2013年、日本評論社)、『日本はなぜ戦争をやめられなかったのか:中心軸なき国家の矛盾』(2013年、社会評論社)、『反「安倍式積極的平和主義」論』(2014年、凱風社)、『集団的自衛権容認の深層』(2015年、日本評論社)、『暴走する自衛隊』(2016年、ちくま新書)、『逆走する安倍政治』(2016年、日本評論社)、『権力者たちの罠:共謀罪自衛隊・安倍政権』(2017年、社会評論社)、『増補版・総力戦体制研究:日本陸軍国家総動員構想』(2018年、社会評論社)、『戦争と敗北:昭和軍拡史の真相』(2019年、新日本出版社)、『自衛隊加憲論とは何か:日米同盟の深化と文民統制の崩壊の果てに』(2019年、日本機関紙出版センター)、『日本政治史研究の諸相:総力戦・植民地・政軍関係』(2019年、明治大学出版会)、『崩れゆく文民統制』(2019年、緑風出版)、『戦争と弾圧:三・一五事件と特高課長・纐纈弥三の軌跡』(2020年、新日本出版社)、『重い扉の向こうに:歴史和解と戦前回帰の相克』(2020年、緑風出版)、『ロシアのウクライナ侵略と日本の安全保障』(2022年、日本機関紙出版センター)、『リベラリズムはどこへ行ったか』(2022年、緑風出版)、『「戦争をする国」日本と反戦・護憲運動のこれから』(2023年、日本機関紙出版センター)、『日本の武器生産と武器輸出:一八七四~一九六二』(2023年、緑風出版)、『ウクライナ停戦と私たち』(2024年、緑風出版)など

*13:著書『白熱講義! 日本国憲法改正』(2013年、ベスト新書)、『白熱講義!集団的自衛権』(2014年、ベスト新書)、『安倍「壊憲」を撃つ』(佐高信氏との共著、2015年、平凡社)、『「憲法改正」の真実』(樋口陽一東大名誉教授との共著、2016年、集英社新書)、『なぜ憲法学者が「野党共闘」を呼びかけるのか』(2016年、新日本出版社)、『小林節憲法改正試案』(2016年、宝島社新書) 、『ここがおかしい! 小林節が壊憲政治を斬る! 』(2017年、七つ森書館)など

*14:著書『現代スイス憲法』(1989年、法律文化社)、『地方自治憲法学』(2001年、晃洋書房)、『人権保障の憲法論』(2002年、晃洋書房)、『憲法判例論』(2002年、三省堂)、『憲法と国際人権を学ぶ』(2003年、晃洋書房)、『早わかり日本国憲法』(2005年、かもがわブックレット)、『いま憲法「改正」と人権を考える』(2005年、部落問題研究所)、『憲法「改正」と地方自治』(2006年、自治体研究社)、『平和的生存権の弁証』(2006年、日本評論社)、『沖縄が問う平和的生存権』(2020年、学習の友社)、『沖縄憲法史考』(2020年、日本評論社)、『平和的生存権の展開』(2021年、日本評論社)など

*15:著書『非敗の思想と農ある世界』(2009年、大学教育出版)、『隠れ共産党宣言』(2018年、新日本出版社)、『農ある世界と地方の眼力』(2018年、大学教育出版)、『共産党入党宣言』(2020年、新日本出版社

*16:著書『取り戻した9億円:相互信金出資金返還訴訟の記録』(2013年、文理閣)、『「カジノで地域経済再生」の幻想』(2015年、自治体研究社)

*17:著書『丸山真男』(2001年、関西学院大学出版会)、『核兵器禁止条約の意義と課題』(2017年、かもがわ出版)、『人間の尊厳を築く反核運動』(2019年、学習の友社)、『維新政治の本質:組織化されたポピュリズムの虚像と実像』(2022年、あけび書房)等

*18:著書『経済は地球をまわる』(2001年、ちくまプリマーブックス)、『ユーロランドの経済学』(2001年、PHP新書)、『グローバル恐慌』(2009年、岩波新書)、『スラム化する日本経済』(2009年、講談社+α新書)、『死に至る地球経済』(2010年、岩波ブックレット)、『ユニクロ型デフレと国家破産』(2010年、文春新書)、『恐慌の歴史』(2011年、宝島社新書)、『「通貨」を知れば世界が読める』(2011年、PHPビジネス新書)、『中国経済あやうい本質』(2012年、集英社新書)、『「通貨」はこれからどうなるのか』(2012年、PHPビジネス新書)、『新・国富論』(2012年、文春新書)、『新・通貨戦争』(2013年、朝日新書)、『超入門・グローバル経済』(2013年、NHK出版新書)、『円安幻想』(2013年、PHPビジネス新書)、『地球経済のまわり方』(2014年、ちくまプリマー新書)、『国民なき経済成長:脱・アホノミクスのすすめ』(2015年、角川新書)、『アホノミクス完全崩壊に備えよ』(2016年、角川新書)、、『どアホノミクスの断末魔』(2017年、角川新書)、『これでも「アベ」と心中しますか?:国民の9割を不幸にする安倍政治の落第通信簿』(2017年、廣済堂新書)、 『窒息死に向かう日本経済』(2018年、角川新書)、『「通貨」の正体』(2019年、集英社新書)、『強欲「奴隷国家」からの脱却』(2020年、講談社+α新書)、『「共に生きる」ための経済学』(2020年、平凡社新書)等

*19:著書『産業空洞化時代の労働運動』(1987年、青木書店)、『日本的労資関係の変貌』(編著、1991年、大月書店)、『日本型企業社会の神話』(1993年、新日本出版社)、『ものづくり中小企業の可能性』(1998年、新日本出版社)、『大競争時代の賃金体系』(1999年、学習の友ブックレット)、『「日本的経営」の崩壊とホワイトカラー』(1999年、新日本出版社)、『構造改革は国民をどこへ導くか』(2003年、新日本出版社)、『労働ビッグバン』(編著、2007年、新日本出版社)、『“小さな政府”論とはなにか』(2007年、公人の友社)、『アベノミクス崩壊』(編著、2016年、新日本出版社)、『検証・テレワーク』(編著、2021年、学習の友社)など