今日の産経ニュース(2019年8月28日分)

枝野氏、韓国への河野外相対応を批判「上から目線」 - 産経ニュース
 河野に問題があるのは事実ですが、これは安倍の命令ですからね。またホワイト国除外などは「経産省の省令」で実施されるので閣僚としては「世耕経産相」も関わってくる。
 ストレートに「打倒安倍政権」と言えば済む話ではないのか。
 そして河野が「上から目線」と言うのは事実でしょうが、問題はそんなレベルではなく「ホワイト国除外など一連の対応が法的、政治的に妥当なのか(政治的に妥当かどうか以前にWTO違反行為、つまり違法行為の疑い濃厚だと思います)」なんですが、そうした批判をしていないらしい枝野にも全く困ったもんです。


「口利きの事実ない。大変遺憾」 政務官辞任の上野氏コメント - 産経ニュース
 テレビ局がろくに報じないので、居直り続けるかと思いきや辞任だそうです。「口利きの事実ない」のなら辞任する必要はなく、それどころか報じた週刊文春相手に名誉毀損訴訟でも起こすべきでしょう。どう見ても真っ黒です。「野党の国会での追及」「マスコミの追及報道」などを望みたい。


【産経抄】8月28日 - 産経ニュース

 文政権が、日本との軍事情報を共有するGSOMIAの破棄に踏み切ったのは、国民の目を(ボーガス注:元大統領首席秘書官で今回法相に任命される予定だった)チョ氏の(ボーガス注:娘の不正入学疑惑という)スキャンダルからそらすためだ。一部の韓国メディアの指摘には驚いた。

 デマも甚だしいですね。そんなことで破棄するわけもないでしょう。産経と同レベルの「アンチ文政権」「親・自由韓国党」の一部デマメディア(朝鮮日報など?)が「ないこと、ないこと」いってるだけの話です。
 しかし小生は「くだらないから見ませんが」、日本のワイドショーでもこの種のデマが今後垂れ流されるんですかね。で一部のアホ視聴者がそれに毒されると。
 それにしても「疑惑の真偽は不明ですが」法相予定者の疑惑を追及する韓国のマスコミと世論と比べれば、「モリカケという総理の疑惑」をろくに追及しない日本マスコミ(特にテレビ局)と「自民をこの期に及んでも支持する支持者」の下劣さ、くだらなさには「韓国と比べると日本は本当にダメだな」という屈辱感しかありません。


【主張】アフリカ開発会議 中国傾斜への警戒共有を - 産経ニュース
 いい加減「もはや中国には経済力では勝てない」と言うことを認めたらどうなんですかね。


【京アニ放火】石田敦志さんの父親会見詳報(上)「石田敦志というアニメーターを忘れないでください」(1/4ページ) - 産経ニュース
【京アニ放火】石田敦志さんの父親会見詳報(中)「敦志は親孝行だけをして逝ってしまった」(1/4ページ) - 産経ニュース
【京アニ放火】石田敦志さんの父親会見詳報(下)「誇りを持って頑張っていた人を忘れないで」(1/4ページ) - 産経ニュース
 まあこういうのは人ぞれぞれの価値観なんですが「何だかなあ」と思いますね。
 「非常識な厳罰論(一部の被害者遺族のように「早く死刑にしろ」と絶叫など)がでてこないこと」は評価できます。もちろん被害者遺族として厳罰は当然求めていますし、求めなくても35人も殺害すれば今の日本では死刑以外あり得ないのですが。
 著名な過去の死刑囚について言えば

【順番は殺害者数】
■「永山基準」や著書「無知の涙」で知られる永山則夫
 4名殺害(死刑執行)
■映画「復讐するは我にあり」のモデル・西口彰(映画でのキャスト:緒形拳
 5名殺害(死刑執行)
■TBSドラマ『昭和四十六年 大久保清の犯罪』で描かれた大久保清(ドラマでのキャスト:ビートたけし
 8名殺害(死刑執行)

ですからね。今回より殺害数がずっと少ないが死刑判決です。つまり複数殺人なんかすればよほどの理由がない限り、日本では死刑判決が出ます。なお、身代金目的誘拐殺人(例:吉展ちゃん誘拐殺人事件)、強盗殺人、強姦殺人、放火殺人(例:今回の事件)、保険金詐欺殺人のように「殺人プラス別の犯罪(誘拐、強盗、強姦、放火、保険金詐欺)」の場合は単独殺人でも「凶悪犯罪」と評価されて死刑判決が出ることは珍しくありません(例えば、西口の場合は強盗殺人、大久保の場合は強姦殺人なので単独殺人でも死刑判決が出た可能性がある)。
 お父さん曰く「素晴らしい息子だった」。
 確かにそうなんでしょう。そしてそうした感情を吐露することで肉親として精神がいやされる面もあるのでしょう。
 ただ赤の他人の小生は「そんな個人的感情を記者会見されてもなあ」「何をどうしてほしいんだ?(記事を読めば分かりますが『素晴らしい息子だった』が記者会見のメインであり『今後も京都アニメの支援を』『犯人に厳罰を』と言った発言も多少は出てきますが、基本的には何かを要請しているわけではなく、ただの個人的感情の吐露に過ぎません)」「そういう事に協力することがマスコミの使命なのか?。マスコミは被害者遺族の精神科医ではあるまい。」「マスコミの責務は真実の追究であり、個人的な感情論の宣伝ではあるまい」とは思います。
 「被害者遺族に冷たい?」。
 ええ、小生は「身内(自分を含む)には優しく他人には冷たい」、「岡村勲や横田奥さん、増元照明」のような自分勝手な男です。自分でも自覚しています。自分が同じ犯罪被害者遺族の立場になったとき「同じような記者会見を求めない」と言える自信はありません。
 ただし「マスコミがこういうことをするのはおかしいのではないか」と言う思いは否定できません。「他人事として冷静に物が言える現時点」においてはそう思っています。
 何もマスコミが常に犯罪被害者の記者会見を開いてるわけでもないですし。