今日の北朝鮮・韓国最新ニュース(1/19分)(追記・訂正あり)

東京新聞『進まぬ拉致問題 蓮池薫さんに聞く 北朝鮮認め10年』
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kakushin/list/CK2013012402000121.html
 東京新聞は全然、記事をネット公開せず、この記事もリード文しか載せないので弱る*1のですが、この記事を紙媒体で読んだ俺の感想を書きましょう。
 内容的には「ソフトな蓮池透」といった感じですね。兄・透さんがかなり手厳しく「家族会・巣くう会の制裁路線」を批判してるのに対し、言ってることは「交渉こそが解決の唯一の道、制裁は辞めるべし」とほぼ同じですが、口ぶりはソフト。読んでれば「家族会、巣くう会」批判だということはわかりますが、露骨に「巣くう会許せない」とかそこまできつくない。
 これを読んでわかることはまず第一に「やはり蓮池透氏がハト派に変わったのは弟・薫さんの影響なんだろう」ということですね。
 第二に「ということは薫さんは兄の家族会除名を相当怒ってるだろうな」ということ。ただ「泥仕合はしたくない」と言う性格なんでしょう、「兄の除名が許せない」などと露骨な非難発言はしていませんが、そうなんだろうと言うことは読み取れる。当然、彼が曽我さん等と違って家族会、巣くう会と距離を置き、巣くう会などの集会に出ないのもそういうことでしょう。そもそもこの種の「拉致被害者やその家族のインタビュー記事」は「巣くう会とずぶずぶの産経」に載ることが多いのに、東京新聞に登場したこと自体、薫氏の「巣くう会路線」への批判意思の表れでしょう。


毎日新聞北朝鮮拉致問題:「対話なしに進展せぬ」 横田さん夫妻、日朝協議再開求める−−川崎で講演 /神奈川」
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20130120ddlk14040120000c.html

 滋さんは以前から、対話による平和的な解決を望んでいる。昨年末に安倍晋三首相と面会した際も「ミサイルなど個別の案件には強く出るべきだが、交渉をしている時に制裁を強化しても効果がない気がする」と伝えたことを明かした。
 また、文部科学省が高校授業料無償化を朝鮮学校に適用しない方針を決めたことについては「子どもたちには責任がないのだから、負わせることは筋違い」と疑問を投げかけ、制裁強化よりも粘り強い話し合いこそが必要だとの認識を示した。

 だったら無償化除外や制裁強化を声高に主張する家族会は離れるべきでしょう。そうすればお孫さんに会いに訪朝もできる。
 彼と違ってタカ派の奥さんに遠慮してるんでしょうがもう離婚してでも訪朝すべきでしょう。無償化除外やサッカーチーム訪朝反対などを声高に叫ぶ非常識なバカ・増元なんかと違い、常識のあるいい人だとは思いますが、「かかあ天下」奥さんの尻に敷かれた、優柔不断な困った人です。
 巣くう会、家族会サイドが蓮池透さんと違い彼に対し、「除名」等の強硬手段にでないのは「めぐみさんが政治利用できなくなる」「横田夫妻の離婚の引き金になりかねない」というのもあるでしょうが「除名等の強硬手段にでない限り優柔不断な滋氏は決断できない」となめてもいるのでしょう。
もういい加減決断せよ!と強く思います。

*1:特に関東以外の住民にとっては東京新聞なんかどうやって読んだらいいのかという話です