今日のMSN産経ニュース(7/15分)

■【佐々木類の視線】日米仏、中国けん制 太平洋国家で連携を
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130715/plc13071510280005-n1.htm
 日米合同軍事演習や日仏首脳会談を無理矢理「安倍・対中国包囲網への協力」と理解した上で「俺たち日本には米国とフランスがついてるんだ!。中国なんか怖くない」「俺が中国とガチで喧嘩したら米国もフランスも応援してくれるんだ」とばかりに中国に悪口雑言という米国、フランスからしたら「そこまではつきあいきれない」「俺、そこまでは言ってない」という内容の代物です。これがワシントン支局長と言うんだから産経はすごすぎです。


■【本郷和人の日本史ナナメ読み】(40)史料を鵜呑みにできない理由
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130715/art13071508480004-n1.htm
 何だかなあという文章があったので突っ込み。

私は本を書くとき、必ず「みなさんのご意見・ご感想をお聞かせ下さい」と記します。読者の生の声を聞かせていただき、研究に役立てようと思うからです。すると先日、戦国時代研究者Aさんから長いお手紙を頂きました。それがもう、敵意の塊、罵詈(ばり)雑言の嵐。人はこんなにも他人を罵(ののし)れるんだな、と感心してしまうほど。ただし、悪口の多彩さに比して、Aさんの主張自体はいたって単純。「本郷の織田信長理解*1は誤りだ」「なぜ誤っているかといえば、『信長公記』に準拠していないからだ」の2つのくり返し。
 ですから、反論も簡単明瞭。『信長公記』って、そんなに完全無謬(むびゅう)の史料なのでしょうか? これに尽きます。

まあ、率直に言ってこういう文章は俺は感心しませんね(本郷氏の言葉を信じれば罵詈雑言の酷さに完全に頭に来たのかも知れませんが)。
Aさんが「在野の日曜研究者」、要するに「アマチュア」に過ぎないのであればプロがこういうさらし者行為するのはいかがでしょうか。
直接批判、反論の手紙を送るか、あえて無視するかで充分なのでは。
ま、本郷氏のこの書きぶりでは「同業者」「プロ」ってことはあり得ないでしょうが、プロ相手ならもっと本格的な反論を専門雑誌にでもすべきでしょうし。

*1:ただし、ウィキペ「本郷和人」によれば本郷氏のメイン研究分野は鎌倉、室町時代織田信長はサブでしかないようだが