今日の北朝鮮・韓国最新ニュース(8/13分)(追記・訂正あり)

 日付がずれてますが連続更新の形にしたいので。
 
産経新聞「【朝鮮半島ウオッチ】大統領訪朝で注目のモンゴルと北朝鮮の複雑怪奇な関係」
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131103/kor13110307000000-n1.htm
 産経らしいタイトルです。いくら「朝鮮総連本部ビルを落札したのがモンゴル企業」だからといって「複雑怪奇な関係」ってよく「モンゴルをここまで敵視」しますね。巣くう会は「北朝鮮に甘い中国を経済制裁しろ」「開城工業団地を続ける韓国はふざけている」と中国、韓国を罵倒してきましたが、そのうちそうした罵倒対象に「モンゴル」も入るのかも知れません。


■【朝鮮総連落札】謎呼ぶモンゴルルート 元力士*1や政府高官*2の名も…強まる“依存トライアングル”
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131104/crm13110408330001-n2.htm

 日本政府も(注:モンゴルの)北朝鮮との深い関わりに目を付け、橋渡し役を期待する。安倍晋三首相が3月に、古屋圭司拉致問題担当相が7月にそれぞれ訪問し、「拉致問題解決に向けた協力」を求めてきた。モンゴル側も首相と大統領が9月に相次ぎ来日し、協力を約束した。
 こうした中、日本政府高官がモンゴル大使館に度々足を運んでいたことが、「落札問題で、朝鮮総連側と協議しているのではないか」との観測が出た。

まあ、「そういう事実があるかどうか」はともかく、「もしかしたらそういう事実があるんじゃないかしら?」とは誰でも思いつくことです。とはいえ「安倍万歳」産経にこんな記事が載るとはびっくりです。
ただし

飯島氏は「政治的に関与しようとしたのは民主党野田佳彦政権だ。安倍内閣は司法手続きには介入しない」と周辺に語っている。

とし、安倍サイドは関与を否定していることを産経は記事で触れていますが(まあ、関与していたとしても常日頃の北朝鮮批判と明らかに反するので「その通りです」と安倍サイドがいえるわけもないですが)。


■現代ビジネス「モンゴル大統領の北朝鮮訪問は日本から見ると空振りに終わった」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/37420
 どーなんでしょうねえ。
 そもそも「モンゴル大統領訪朝は本当に拉致問題と関係があるのか」「仮にそうだとしてモンゴルの北朝鮮への影響力*3がどれだけあるか」も問題ですが、「安倍が何らかの決断をしない限り」モンゴルも拉致問題で動きようがないという点には注意が必要でしょう。
 「安倍内閣はこれこれこういう方針だ」とモンゴルが言えるような何らかの決断を安倍がしない限り、「安倍さんが会いたがってる」レベルではいわゆる「ガキの使い子どもの使い)」で、モンゴルに限らず中国であれ、どこの国であれ、第三国が仲介役を務めても北朝鮮は動かないでしょう。

*1:横綱朝青龍のこと

*2:元小結旭鷲山首相補佐官ダバー・バトバヤル氏のこと

*3:中国に比べたら全然ないんじゃないかと思いますが