「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(1/31分:高世仁の巻)(追記・訂正あり)

■1F所員の9割が逃げていた!
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140520
 不快ではありますが、とはいえ俺個人は「自分が同じ立場として逃げないか」といったら「うーん」と言ったところですね。ぶっちゃけるとたぶん逃げると思う。
 逃げない場合「死ぬ危険性が高い」わけで「死ぬのも怖い」ですが、「東電や政府の連中は安全地帯にいて俺だけ死ぬのか」と思うと理不尽な気もしますしね。現場社員がおかれた状況はいわゆる「カルネアデスの板」に当たる気もしますので責めづらい。
 しかし

 第一原発にいた所員の9割にあたる約650人が吉田氏の待機命令に違反し、10キロ南の福島第二原発へ撤退していた。その後、放射線量は急上昇しており、事故対応が不十分になった可能性がある。東電はこの命令違反による現場離脱を3年以上伏せてきた。

というのはねえ。こういうことをするから東電や政府への疑心暗鬼が生まれるわけでそれをほっかむりしてたとえば雁屋批判したりするのにはすごく不快感を感じますね。そういう態度は全然誠実じゃない。
 いずれにせよ「作業員が死を覚悟しないと運用できないシステム」なんてのは異常です。そんなものはないに越したことはない。脱原発を目指すのが当然です。たとえば安倍は安全地帯にいるから原発推進できるだけでしょう。
 安倍が原発事故の現場にいたらどうしたか。まあ、ほぼ確実にあの男は逃げるでしょう。

この記事のようなすっぱ抜きには拍手を送ろう。

全く同感です。


■鼻血の子どもは増えていないけれど
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140519

 話題の漫画「美味しんぼ」がどう終わるのか。
 今日発売のビッグコミック・スピリッツを読んでみた。
 放射能の影響については、海原雄山が総括的に「私は一人の人間として、福島の人たちに、危ないところから逃げる勇気を持ってほしいと言いたいのだ」と語り、これを受ける形で、山岡が「われわれにできることは、福島を出たいという人たちに対して、全力を挙げて協力することだ」と結ぶ。
 前号では、福島県全体が汚染されて人が住むには危険だと言っていた。今回は、福島県会津若松市で伝統の会津料理を楽しみながら、上記の話をするので、福島県全体が危ないという印象は多少薄まっている。
 「危ないところから逃げる勇気」という表現も、福島県の一部の「危ないところ」とも読める。批判にさらされて配慮したのかもしれない。

美味しんぼで紹介された会津料理についてまず簡単にメモ書き。
 八盃豆腐:豆腐と椎茸を醤油と鰹だしで煮る
 赤腹の平:赤腹(産卵前のハヤのこと、腹が赤いのでこう呼ぶ)を椎茸、山芋とともに煮る
 こくしょう:美味しんぼ曰く「鱒で作る鯉こくのようなもの」。 
・最初からオチは決まっており、「批判にさらされて配慮した」ということはたぶんないんじゃないかと思いますが、まあ、それはともかく。
 小生も『今日のMSN産経ニュース(5/16分その1:美味しんぼ福島の真実編)(追記・訂正あり)』(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20140516/2310987654)で触れたように高世同様購入しました。『今日のMSN産経ニュース(5/16分その1:美味しんぼ福島の真実編)(追記・訂正あり)』(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20140516/2310987654)には識者が寄せたコメントへの感想のみ書き、マンガについての感想は書きませんでしたが、マンガについての感想は高世と同じです(なお、今回のみマンガを読みそれ以前は、現時点、2014年5/19現在ではまだ読んでいません。読みそびれました)。
 結論として「福島からとにかく全員逃げるべきだ」とでも言うかと思って危惧してましたが、「逃げたくても様々な事情から逃げられない人がいる」「避難ストレスの問題もある」ということを山岡親子も認めていて「とにかく逃げろ」とは言いません。
 ここは評価していいでしょう。また問題になった井戸川前町長の鼻血発言もここでは「一つの無視できない意見」という扱いでしかありません。もちろんその程度の扱いでも不愉快な人はいるでしょうし、学問的に問題だろうと俺も思いますが少なくとも「不可侵の真実として絶対的な評価が与えられてるわけではない」。
 高世の紹介する山岡親子の言葉、

「私は一人の人間として、福島の人たちに、危ないところから逃げる勇気を持ってほしいと言いたいのだ」
「われわれにできることは、福島を出たいという人たちに対して、全力を挙げて協力することだ」

も正論でしょう。これはおそらく美味しんぼ批判派でも多くの人は俺同様、反対しないんじゃないか。
 除染など、福島を「出来る限り安全なところにしよう」とする努力があるのは事実です。それは大事なことですし評価もしますが、とはいえ「完全に元通りにすることは出来ない」わけです。低線量被ばくについてわからないことも多い。となると「将来的に何らかの健康被害が起こること」は現時点では全否定できないと思います。
 であるなら無責任に「安全だからとどまれ」とは言えない。もちろん無責任に「とにかく逃げろ」とも言えない。結局最後は自己判断になるわけです。申し訳ないがそうならざるを得ないでしょう。
 「低線量被ばくによる将来的な健康被害のリスク」と「避難した事によるデメリット」を比較して選択するしかない(もちろんその選択は大変困難であり、多くの場合「避難場所がない」「経済的に無理」などということで残留することになるでしょうが)
 でその場合、「残留しろ」と同調圧力をかけたり、「お前が勝手に移住するんだから知ったことか、経済支援なんか一切しない」という態度を取ったりするのはおかしいだろう、というのが山岡親子、つまりは雁屋氏の考えです。これは少しもおかしくないでしょう。もちろん財源には限りがありますので「移住希望者の移転費用全部持つ」というわけにもいかないでしょうが理想は「全部持つべき」でしょう。
 なぜなら事故は福島県民の責任ではないし、「低線量被ばく」について現時点では誰も正確なところはわからないからです。
 一方で残留した方々に何らかの健康被害が出ないよう最大限の配慮をする、仮にそれでも健康被害が出た場合は最大限の経済支援をすべき事も言うまでもありません。結局「例の鼻血発言」「大阪のガレキ」など明らかに事実に反する記述がなければオチはまともだったと言う事で「オチがまともだったこと」は嬉しいのですが、「問題記述のせいでオチが評価されない恐れがあること」は大変残念です。
 「雁屋の言う事なんかデマ、福島は安全なんだ!」「避難したい奴はバカだ、誰が支援するか」となることを危惧します。

漫画の最後に「ご批判とご意見」が掲載されており、これが非常に興味深い。
専門家だけでも、安斎育郎*1立命館大名誉教授)、小出裕章*2(京大助教)、崎山比早子*3(医学博士)、津田敏秀*4(岡山大教授)、野口邦和*5(日大准教授)、肥田舜太郎*6(医師)、矢ヶ崎克馬*7琉球大名誉教授)、山田真(医師)と代表的論客が登場している。
原発事故と放射能の影響について、これほど評価・判断が違うのかとあらためて驚く。「鼻血」一つとっても、「実際に多い」、「十分ありうる」から「絶対にない」までさまざま

『今日のMSN産経ニュース(5/16分その1:美味しんぼ福島の真実編)(追記・訂正あり)』(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20140516/2310987654)にも書きましたが「現在の知見による限りありえないことだし、そもそも美味しんぼは鼻血が増えてるという証明すら出来ていない」という批判意見(安斎氏、小出氏、野口氏)のほうが「充分あり得る」とする意見(津田氏、肥田氏、矢ヶ崎氏)より正当だと俺個人は思います。なお、崎山氏は「鼻血と被ばくの関係についてはノーコメント」で「低線量被ばくの危険性が過小評価されていないか」と言う指摘のみしています。
 山田氏については高世が紹介しているので後でコメントします。

ここでは小児科医の山田真氏の意見を紹介したい。
山田真氏は「子どもを放射能から守る全国小児科ネットワーク」代表で、政治的には左翼*8であり、内部被爆にはきわめて警戒的なスタンスをとっている。
その山田医師、個人で子どもの「鼻血」の調査をやっていたのだ。こんな調査があったのを初めて知った。
2011年3月〜11月の間、福島、北海道、福岡の3地域の小学1年生の何%が鼻血を出したかを調べた結果、
福岡が最も多く、612人中159人(26.0%)
次が北海道で、小樽が718人中164人(22.8%)、岩見沢が434人中32人(7.4%)
そして福島が一番低く、福島市内が77人中8人(10.4%)、いわきが341人中8人(2.3%)、会津が499人中16人(3.2%)。
山田氏は「原発事故の影響で鼻血が増えているということはありませんでした」と結論づけている。

 なお、山田氏が「個人調査であり不備がある可能性は否定しない」と断ってることを指摘しておきます。ただし一方で山田氏は「鼻血増加論者は私のような何らかの調査データがあるのか」ともおっしゃっています。山田氏を批判する方は是非「反論データ」を出すべきでしょう。
 ちなみにこの結果を山田氏がある人物に語ったところ「福岡や北海道、あるいはその周辺*9原発があるからですか」と真顔で聞いてきた人間が一部いたそうです(あくまでも一部ですが)。
 山田氏は「原発への不安の高さ(山田氏の調査データについてこう言う人はさすがに少ないでしょうが)」と「放射線知識の普及の重要性」を改めて感じたそうです。

「鼻血が現地で問題になっているのなら、安心してもらうための調査をすることが必要です。私のような小規模な調査でも、心配している方にそのデータを使って説明すると安心してもらえるんだから、もっと大きな規模の調査をやるべきでしょう。しかし、国はそういうことをやらない。
(略)
不安の中で生きている人が、『放射能のせいじゃないか』と思うのも当然だと思う」と結ぶ。

これは山田氏のおっしゃるとおりだと思います。一般人が美味しんぼの鼻血記述に怒るのとは訳が違うでしょう。国(安倍政権や環境省)は美味しんぼを批判する前に
1)美味しんぼのような風説の存在を把握していなかったのか(していたと思いますが)
2)していたのならそうした風説の撲滅にどれほど尽力したのか
を深く反省すべきだと思います。

また、福島県からの避難についてはこう言う。
「『美味しんぼ』では、福島の方々の避難を求めているようですが、その意見は正論です。しかし、現実を見るとそう簡単に言いづらいのです。
私は自主避難されている方たちの健康相談をやっていますが、避難先でとてもつらい生活を強いられている人が多い。
(中略)
 『避難すべき』というのは簡単ですが、現実には難しい問題を抱えている。
(中略)
 国に対して避難したい人が避難できるよう要求し、また避難先で安心して暮らせるよう条件整備をすることを求め、戦っていく必要があります」。

太字部分は小生の強調ですが、美味しんぼ「福島の真実編」最終話の山岡親子の言葉、

「私は一人の人間として、福島の人たちに、危ないところから逃げる勇気を持ってほしいと言いたいのだ」
「われわれにできることは、福島を出たいという人たちに対して、全力を挙げて協力することだ」

と大して変わらないことがわかるかと思います。少なくとも最終話では美味しんぼは無責任に「とにかく逃げろ」とは言ってないし、一方、山田氏も「美味しんぼの鼻血記述は問題」とはしても「福島は安全だから残留しろ」とまでは言ってない。
 つまりは「例の鼻血話」「大阪のガレキ話」など「事実に反する」と思われる評価出来ない問題記述がなければつまりは「低線量被爆にはわからないことも多いのだから、安易に福島残留を唱えるべきではない」という話(最終話の結論)に美味しんぼがしただけなら本来、今回山田氏のような方が美味しんぼ批判することもなかったでしょう。
 トンデモ記述を除けば山田氏の主張と雁屋氏の主張には違いはないのですから。ただ残念ながら雁屋氏にとっては「トンデモ記述が大事」だったんでしょうけど。


福島県産の農産物はどこまで安全か
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140518

現地の説明会では、「『被曝線量が多くない』なんて、東電から金もらっているのか」「福島が汚染されたと言うのか。福島を愚弄したら、ただではおかない」と両方から批判を浴び、ストレスで顔面まひや、胃や頭の痛み、高血圧という体の異常まで出た。

 「東電から金もらってるのか」「東電の回し者」「福島が汚染されたと言うのか。福島を愚弄したら、ただではおかない」ねえ。
 ダライ・ラマを「オウムの麻原から金もらったゲス」などと非難したことで一部(id:Mukkeさん、某女史などダライ愛好家の皆さん)から「ダライ猊下が人間のくずだというのか?*10猊下を愚弄したらただではおかない」「中国の回し者か」と見なされ、また「朝鮮学校無償化除外」や「救う会の言動(特定失踪者認定など)」を批判したことで一部(たとえばid:noharraなど。たぶん家族会、救う会関係者も拙ブログを見ていたらそう思うんでしょうね)から「家族会、救う会がデマ*11を吐いてるというのか。拉致関係者を愚弄したら、ただではおかない」「北朝鮮の回し者か」と見なされてるらしい小生には身につまされる話です。「ストレスで身体の異常がでる」なんてことは小生はありませんが。
 まあ、「元・家族会事務局長」蓮池透氏すら「北朝鮮シンパ認定」してるらしい救う会や家族会の関係者にとって「朝鮮学校無償化除外なんて差別だ」「特定失踪者認定などデマカセだ」「横田めぐみさんは死亡したと見なすべきではないか」「早く国交正常化した方がいいと思う」などと自ブログに書く小生はほぼ確実に「北朝鮮シンパ認定」でしょう。まあ、どうでもいいんですけど、不愉快な話ではあります。もちろんシンパじゃありませんのでね。
 まあ、それはともかく。高世エントリが紹介する坪倉医師が意見表明してるのは「福島県産の農産物の安全性」だけではないのですが、ここでは「福島県産の農産物の安全性」についてだけ小生は触れます。
 文章は長いんですが要約すると
1)「安全検査をして一定以上の放射線が検出された場合、市場に流通しないように行政当局が措置してるので心配はないと思う」
2)「もちろんその行政当局が設定した『一定以上の放射線』が適切かという議論はあり得るが、私(坪倉医師)個人は適切だと思う」
3)「また行政の基準が不適切だと思う場合も『福島県産なら買わない』ではなく、『政府とは違う、自分独自の放射線安全基準で買う買わないを決める』という合理的判断をしてほしい」
といったところでしょう。要するにマンガ「そばもん」において、原作者・山本おさむが表明した見解とほとんど同じ訳ですが。


■レトロな人形町を楽しむ
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140517
 前半の人形町散策は普通の文章なのでノーコメント。
 後半の「宇出津事件」とやらにはちょっとコメントしておきましょう。

これだけの材料があっても、久米裕さん本人の「出国時の意思」が確認できなければ立件できないのか、と首をかしげてしまう。
この事件が立件されていれば、あるいは報道されて社会に拉致が知られれば、北朝鮮もより慎重になって、拉致被害がもっと少なくなっただろうという見方がある。私もそう思う。
宇出津事件は1977年9月19日。
ひょっとしたら、2か月後の11月15日の横田めぐみさん拉致はなかったかもしれない。

 まあ実際どうなのかはわかりません。警察、検察にあまり無茶苦茶な要求も出来ないでしょう。
 とはいえ、横田夫妻などが「あのとき宇出津事件を起訴しておけば」と思うのは人情として避けられないでしょうね。
 その当たりはどんなに警察が「不起訴処分は断腸の思いだがやむを得なかった」と説明し、また実際そうだとしても「はい、そうですか」というわけには人情としてなかなかいかないでしょう。


原発事故による生活破壊にもっと関心を
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140516
 全くその通りだと思います。美味しんぼの描写の是非*12に関係なく「原発事故による生活破壊」が存在することは否定できない事実です。

 一つ残念なのは、放射能の健康への影響については、(とくに福島県以外では)関心が高く、今回のように盛り上がるのだが、原発事故のもっとも深刻な被害は別にあることだ。
 それは、このブログでも繰り返し書いてきた、避難による生活の破壊

「もっとも深刻」というのは「いわゆる言葉の綾」であって高世が言いたいことは「避難による生活破壊にもっと注目すべき」ということでしょうが、そうであっても「もっとも深刻」と言う表現にはなんというか違和感というか、しっくり来ないというかそういう感想がありますね。放射能被害だって当然重要なわけですから。


福島県の子どもたちが自信を持って暮らしてほしい
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140515

 首相の記者会見は「うまいな」と思った。
 子どもを抱いた母親など情緒的な絵を大きなパネルにして、「国民の命と暮らしを守る」を連発。「安保法制懇」の報告書は行き過ぎなので自分が慎重に歯止めをかけますと、抑えにかかるようなもの言い。まるで首相が常識ある穏健派のように見える。
 裏を読もうとする人なら、計算されたパフォーマンスじゃないかと疑うだろうが、多くの人にとっての会見の印象は悪くなかったと思う。

 どうなんですかね。ただこの高世の見方が正しいとするならば安倍も「イラク戦争にイギリスが参戦したように、あるいはベトナム戦争に韓国が参戦したように日本が参戦して何が悪い。国益のためなら専守防衛以外の戦争も大いにやるべきだ」と公言するほどの度胸はさすがにないのでしょう。
 であるならば「集団的自衛権とは日本国民の命を守るためのもんじゃないんだ、全然自衛の名に値しないんだ」ということを強くアピールすることによって安倍の欺瞞を打破することは「楽なことではないが不可能ではない」でしょう。

 謎解きは、夜の「報道ステーション」で、テレ朝の記者がしてくれた。
 安倍首相が、「プーチンは偉い」と側近に言った。
 ウクライナ全体を取ると見せて、クリミア半島だけにしたら、そのくらいならいいだろうと世界に認められている。大きく広げて少なく取れば誰も文句はいわない。集団的自衛権の問題も同じようにやればいい・・と。

 どうもテレ朝の報ステはそれなりに安倍に批判的だったようです。
 全然安倍のやり口は「大きく広げて少なく」には見えませんし、欧米も「昔はロシア領土で、今も黒海艦隊が駐留している、ロシア系住民も多いクリミアぐらいなら別にいい」と仮に思ってたとしても、「プーチンウクライナ全土を取る」とは最初から思ってないでしょうが安倍本人はそう思ってるんでしょう。
 まあ、それはともかく。
 この報ステ報道が正しければ、安倍は「欧米と一緒に批判しながらも」プーチンのクリミア併合行為を何ら問題だと思ってない事になります。
 この報ステ報道に安倍は抗議するのか、はたまた無視するのか。こういう報道は当然、欧米もわかってるわけで「何だ、安倍とはそんな人間なのか」と思われることは決してメリットではないと思いますけどね。

 (注:報ステで)解説の恵村順一郎朝日新聞論説委員)が、政府の解釈で集団的自衛権を行使できるようにすることは許されるものではないとはっきり言い切ったのは良識だ。

 そもそも従来の政府見解に反する解釈を御用審議会、出来レース審議会、お手盛り審議会でやることを「許されない」というのは当たり前のことで「良識」というほどのことではないですが、読売、産経といった右派メディアが露骨に安倍擁護をしている現状では皮肉にも「良識」になってしまうわけです。

この騒動のなかで、私が共感したのは、南相馬市立総合病院の坪倉医師の「鼻血漫画をバネにして進めるべきこと」というブログだった。

でブログについては高世がリンクを張ってるのでお読みになればいいですが要するに「美味しんぼの鼻血被ばく原因説は間違いだ。そもそも鼻血が増えてるという報告自体私が知る限りないし、また仮に増えてるとしてもそれが被ばくだという説得力ある論拠を美味しんぼは提示していない」という、まあ、多くの美味しんぼ批判派が指摘してるのとほとんど同じ内容です。特に小生としては今のところ異論はない。雁屋氏擁護派の気持ちがさっぱりわかりません。
 むしろ雁屋氏があやふやな印象論でかなり乱暴な結論にもって行ってるところに疑問を感じますね。
 これは扱いを間違えると本当に「美味しんぼ打ち切り」「スピリッツ休刊」「小学館幹部の引責辞任」などになりかねない問題でしょう。

【追記その1】
高世が触れたテレ朝の安倍批判については中央日報も記事にしています。

http://japanese.joins.com/article/431/185431.html?servcode=A00§code=A10&cloc=jp
中央日報集団的自衛権、安倍首相の緻密な計算』
「皆さん、そして皆さんのお子さん、お孫さんの命を守らなければいけない義務がある私と日本政府が、何もできなくてもかまわないというのですか」。
15日午後、集団的自衛権に関する記者会見を自ら要望した安倍晋三首相。安倍首相は会見の30分間、4回も「皆さんのお子さん、お孫さん」という発言をした。「他人事」でなく「自分事」という点を強調するためだ。
それだけではない。安倍首相は異例にもグラフィックパネルまで使用した。韓半島朝鮮半島)の有事を想定し、韓国から日本国民が米国の軍艦に乗って避難する際、米軍艦が攻撃を受けるケースを描写した。敵(北朝鮮)が米軍艦を攻撃する場合、集団的自衛権がなければ日本の自衛隊は何もできない、と主張するためだった。
安倍首相は実務陣が作ったこのパネルの絵を突き返した。船に乗った母親と抱かれた赤ちゃん、そして後ろから母親に抱きつく子どもがあまりにも小さく描かれたという理由からだ。安倍首相は最終的にパネルの絵を民間デザイン会社に依頼した。結局、会見当日の午前に「最終OK」が出たこの絵には、親子がパネルの真ん中に奇異なほど大きく描かれていた。テレビ朝日は「安倍首相は側近に『この絵を見せれば誰も反対できないだろう』と語った」と伝えた。

 別に緻密とも思いませんが安倍が「集団的自衛権を認めないと日本人が悲惨な死を遂げる」というイメージ宣伝で「イラク戦争、アフガン戦争に自衛官が参戦することになりかねない」という事実をごまかそうとしてることは安倍なりに頭を使ってるとは言えるのでしょう。デマも甚だしいですけどね。
 そもそも北朝鮮が米軍艦船を攻撃する事態自体が「北朝鮮がよほど自暴自棄にでもならない限り」ありえないし、その場合、自衛隊が動かないと米軍が反撃できないというのも相当に無理がある主張でしょう。そしてそこまで北朝鮮が自暴自棄になったら韓国や日本へのミサイル発射なども予想され「集団的自衛権を行使しよう」がもはや一定数の死者は避けられないでしょう。要するにそういう事態を想定するのではなくそういう事態を防ぐ必要がある。というか「北朝鮮ネタなら反対を押さえ込める」という計算に過ぎず実際に安倍が想定してるのは「日本から遠く離れた場所での参戦(イラク、アフガン型)」でしょうが。

【追記その2】
なお安倍の想定については有田芳生氏がツイッターで次のように批判しています。

 安倍首相は国会答弁で集団的自衛権行使のケースに「朝鮮有事」をあげ、安保法制懇の報告書が公表されたのをうけて行った会見では、邦人輸送のイラストを提示、情念的に訴えた。アメリカの自国民保護には優先順位がある。米国籍者、米グリーンカード保持者、イギリス、カナダ、その他の国という順だ。

 要するに米国は自国民から先に救出するから日本人が米艦船で救われる可能性は少ないという話です。このことは安倍に批判的な東京新聞も指摘しており、当然、日本政府としては「自衛隊艦船による救出」を考えてるでしょう。当然の話です。そしてその場合は自衛隊艦船への攻撃は「個別的自衛権の問題」で片付くわけです。そんな事は安倍も百も承知で「あり得ない想定で国民だましをしようとしている」わけです。
 また五十嵐仁・法政大学名誉教授も次のように有田氏とほぼ同じ事を言っています。

http://igajin.blog.so-net.ne.jp/2014-05-17
 安倍首相の記者会見ですが、あまりにも情緒的で、論理的には支離滅裂なものでした。パネルなどを使い、海外在住の日本人の多さを指摘して「皆さんが、あるいは皆さんのお子さんやお孫さんたちがその場所にいるかもしれない。その命を守るべき責任を負っている私や日本政府は、本当に何もできないということでいいのでしょうか」と危機感をあおり、国民を恫喝していました。
(中略)
 ここで想定されているのは、朝鮮半島の有事なのかもしれません。その際の邦人救出には(注:米軍ではなく)日本政府が当たるべきであり、(注:安倍靖国参拝などで日韓関係を悪化させるのではなく)それが可能になるような協力関係を韓国政府との間に打ち立てることこそ、先決問題ではありませんか。
 会見の最後にも、「再度申し上げますが、まさに紛争国から逃れようとしているお父さんやお母さんや、おじいさんやおばあさん、子供たちかもしれない。彼らが乗っている米国の船を今、私たちは守ることができない」と、安倍首相は脅しています。情に訴えて不安感を高め、だから集団的自衛権の行使が必要だと国民に理解してもらいたかったのでしょう。
 しかし、湾岸戦争を含めて、これまで紛争国から「米国の船」で(注:日本人が)避難するような事例は一回もありませんでした。それに、日本人が避難するとき、どうして(注:日本の船ではなく)「米国の船」でなければならないのでしょうか。
 「領域外での米艦船防護」の必要性によって集団的自衛権の行使容認を合理化しようとするあまり、現実性のない想定に寄りかかる結果になってしまったということでしょう。


【追記その3】

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140528/plc14052819260016-n1.htm
 政府が事例集で取り上げた近隣有事の際に邦人輸送中の米輸送艦防護については「日本人が乗っていないからダメだということはあり得ない」として、邦人が乗っていなくても自衛隊が防護すべきだとの考えを示した。

詐欺師としか言いようがありませんね。だったら何で「邦人救出」をボードでアピールしたのか。



■「美味しんぼ」を閣僚が5人も批判
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140513

今回の決定に対し、朝鮮総連は5日以内に最高裁に不服申し立て(特別抗告)などができる。だが高裁の決定で売却手続きが始まり、最高裁の判断を待つことなく、約1カ月の期限内に代金が納付された時点で土地・建物の所有権が同社に移ることになる。

それはおかしいんじゃないですかね(もちろんここでの俺の意見は今回の件に限らず一般論としての話です)。最高裁の決定が出るまでは何もすべきじゃないでしょう。再審請求中に「高裁が再審請求を棄却した」からといって原告が最高裁に上告する気なのに死刑執行していいのか?。そういう話だと思います。
そういうことをすれば裁判所への信頼は地に落ちるでしょう。既に「数々の冤罪事件を製造したこと」などで落ちてる気もしますが。

他方、大阪のがれき処理については、そもそもが岩手と宮城のがれきだけなので、放射能による健康被害はありえないと私は思う。

「岩手と宮城だから健康被害はあり得ない」と言ってしまうのはいかがなものか?
最近福島事故を扱っていたマンガ「そばもん」が指摘するように「問題は場所ではなく、放射能のレベル」ですから。確かに「岩手や宮城のガレキはほとんど安全」なんでしょうが、「放射線測定をせずに地域だけで安全かどうか決定してるかのように思われる」のはよくないと思います(ただしそばもんが問題にしたのはがれきではなく、農産物。福島産品だから買わない、他の県なら買うというのではなく放射能レベルがどうかで買うか買わないか考えようという話でした)。
 むしろ問題にするなら「高濃度の放射能ガレキが大阪で処理された事実はないと思う(そうならないようなチェックがされてるはずだ)」「また私の知る限りそうした健康被害はない」でしょう。

ただ、内閣閣僚が5人も相次いで「美味しんぼ」への批判を発表したり、新聞が社説で批判したり(読売新聞)するのはやりすぎ。まるでつるし上げだ。自由なはずの言論・表現を自己規制することにつながってはならないと思う。

 これは微妙ですね。批判はしていい。少なくとも国家権力ではない読売はしていいでしょう。
 ただ安倍政権や読売の場合「これを機に自らの原発推進を正当化したい」とか「福島問題での政府批判を牽制したい」とかいった黒い野望が見え透いてるから問題なわけです。

東京都知事選の最中、細川護熙元総理が、福島原発事故で「シロクマ、アザラシが大量死している」などというトンデモ情報を発信していたが、あれは問題にもされなかった。政治家がデマを煽っていたのだから、(注:仮に雁屋氏の主張は間違いだとしても一民間人に過ぎない雁屋氏より)より重大だと思うのだが。

 アレは本当に何なんでしょう。「弱い雁屋は叩くが強い細川は叩けない」ということなのか、はたまた逆に「雁屋氏の方が脅威なのか」?。それとも「細川には丸め込んで利用できる可能性があるから」叩かないが、丸め込めそうにない雁屋は叩くのか?。
 いずれにしろ変な話だと思います。

雁屋哲氏を擁護するのは、映画「フタバから遠く離れて」を製作した船橋淳監督の「敵を見誤ってはいけない」だ。

 「敵を見誤ってはいけない」のは雁屋擁護派の方じゃないんでしょうか。もちろん最大の敵が「雁屋氏のはずはない」ですが、だからといって雁屋氏を「味方だと言って無邪気に擁護していい」のか。
 脱原発派からも「事実無根ではないのか」と批判が出る人を無邪気に擁護できる気持ちがわかりません。とはいえ、船橋氏に限ればそれほど無邪気に雁屋擁護してるわけではありませんが。

 (注:美味しんぼは)福島の農家がいかに安全基準をちゃんとクリアすることに苦心し、おいしい農産物を売ろうとしているかを活写している。さらに第110巻では、業者の買い控えにより財政的な苦境に陥っている農家を描き、その真の原因は、福島第一原発から今も漏れ続けている放射性物質であると、山岡士郎海原雄山らキャラクターの弁を借り、痛烈な批判をしている。
「福島の真実」全編を読むと、福島の豊かな食文化に対する畏敬の念と愛情、それを育んで来た土壌・自然が失われてしまったことへの嘆きが痛切に描かれている。そして、そんな状況を引き起こした東京電力と何も有効な策を打ち出せずにいる行政に対する原作者・雁屋氏の憤りがひしと伝わってくる。
 福島の人々を貶めようとする意図など全くないのは一目瞭然。むしろ、その逆であり、全編が福島への愛情で貫かれていることを、この件について意見する人間はまず自分の目で確かめて欲しい。

 要するに「山岡の鼻血」「鼻血についての井戸川氏の発言紹介」を除けばそれなりにまともなことを言ってるのであり、そこをネグるのはどうかという話です。
 では鼻血については船橋氏はどういってるのか。

 その後、双葉町役場と話してみた。
(中略)
 町としては健康福祉課で調査したところ、鼻血の症状が顕著にでている例はなく、被ばくとの直接関係は(漫画のとおり)立証されていないそう。だから、井戸川前双葉町長の鼻血の例をとって、福島県の多くの人が鼻血を流している、ととられる(注:美味しんぼの)表現は、事実に反するのではないか、というのが双葉町役場の立場だった。
僕自身は映画「フタバから遠く離れて」「放射能 Radioactive」の撮影を通し、鼻血が止まらない経験を実際した方は井戸川さん以外あったことがない。
(中略)
 鼻血に関しては多くの症例が確認できていないだけに、「今のところ」は双葉町役場の言い分も間違ってはいない、しかし継続的に裏付けをとる必要があり、鼻血の事実が確証できればそれは、すぐさま健康障害として認知するべき、というのが僕の見方だ。
 実際、放射線治療の専門医・西尾正道*13北海道がんセンター名誉院長は「鼻血は低い線量でも広範な粘膜が被ばくした場合は出ても不思議ではありません。」
といっている。(引用元:http://nimosaku.blog.so-net.ne.jp/2014-05-07

 うーん、西尾氏の発言が事実ならば「美味しんぼの描写が適切かどうか」「井戸川氏の鼻血が被ばくが原因かどうか」はともかく、「低線量被ばくなら鼻血はあり得ない」とは言えないんでしょう。
 ただ他にこういうことを言ってる人は果たしているのかどうか?
 いずれにせよ船橋氏は「雁屋氏に甘い」かもしれませんが、「鼻血の原因が何かは僕にはわからない」「だから現時点では雁屋氏を安易に批判したくないが、『鼻血の原因は被ばくだ』と言う気もない」というものなので擁護とはまた違う気がします。

子供の甲状腺がんの異常発症など、被ばくの影響がはっきりと出ているケースは現在進行形として存在し、僕たちは噂を広めることなく、事実だけを見つめ、それを抑圧・黙殺するのではなく、"予防原則"で対策を講じてゆくことが大事なのではないだろうか。
敵を見誤ってはいけない。
(注:一番)批判されるべきは、漫画の原作者でも、事故の被害者である双葉町でもない。
ストロンチウムを含む全ての核種を検査することなく食物を市場に流し、国際基準よりもよっぽど高い20mSvの被ばく限度を敷いて人々に低線量被ばくを強いている行政こそ、僕らが糾弾し、被ばく回避のための対策を直ぐさま講じるよう求めなければいけない。

 我々には、特に行政(安倍政権その他)には雁屋を批判することよりももっとやるべき事があるんじゃないのか?、と言う当然の批判です。
 少なくとも「雁屋氏だけ批判して終わり」ではそれはまともな福島対応ではないでしょう。特に行政やメディアはそれでは困る。


朝鮮総連の対メディア圧力の問題が国会へ
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140510
 ぶっちゃけくだらない。何の根拠もない与太話ですから。産経すら現時点では報じてません。週刊新潮と「朴斗鎮とかいう職業右翼(高世のウヨ仲間)」が騒いでるようです。仮に今後産経が報じるとしても、荒木和博の主張する「漁船拉致」「山本美保さんDNA鑑定捏造問題」と同じで、産経以外にいたってはまず報じないでしょう。
 以前、不破哲三氏の回想を赤旗(だったと思います)で読んだことがありまして、小生の記憶が確かなら「創価学会言論弾圧事件」を国会で取り上げたときは本当に緊張したといっておられました(つうか高世の与太話の元ネタは「創価学会言論弾圧事件」でしょう)。
 「創価学会にそんな事実はない、共産は嘘つきだと逆襲されたらどうしよう」「政府がそんなこと私人間の争いで我々には関係ない、国会に持ち出すなと逃げたらどうしよう」と。まあ、「創価学会が知らぬ存ぜぬで逃げ切れないことが明白になり」「政府も問題行為であると認め*14」「マスコミや他党も後追いした段階」でそういう不安はさすがに消えたようですが。
 一方今回の質問についていえばそんな不破氏のような緊張感は何もないでしょう。どうも政府は「逃げでも何でもなく」、当のテレビ局がそんな事実認めてないから動きようがないといってるようです。まあ、噂話が質問材料だから当たり前です。
 創価学会言論弾圧事件での被害者証言(私は創価幹部に呼び出されて直接脅された)のように「私は総連幹部から直接脅された」という堅い証拠があるわけでも何でもない。で質問者の維新議員もそれでいいんでしょう。単に朝鮮総連ネガキャンがやりたいだけのくだらない話です。そんなくだらない話を偉業のように言うんだからいつもながら高世はどうしようもない。高世みたいな変人とつきあえる人間の気が知れない。まともな人間なら恥ずかしくて高世みたいな馬鹿野郎とはつきあえないでしょう。

【追記】
1)見えない道場本舗『朝鮮総連許宗萬現議長再任へ?それって総連の”民意”なの?』(http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20140517/p4)を読んで唖然とした。
 別にid:gryphonが「許宗萬現議長再任」に不満を感じようが知った事じゃない*15が、不満持ってる根拠の一つ*16が「高世の与太話」らしいことに絶句。
 いやさ、「アンチ北朝鮮でメシ食ってる怪しい連中(高世とか石丸とか朴斗鎮とか)」が垂れ流す「根拠レスの総連dis情報」なんてこの上なく怪しい情報を良く信用できるよな。こういうのを「情報弱者」とか「リテラシーがない」っていうんじゃないの?
 とか書くと朝鮮総連シンパ認定されるのかしら(苦笑)。何でもいいから信用するに足る証拠もってこいって言いたいよ。ぶっちゃけ証拠の無さでは「美味しんぼの鼻血ネタ」といい勝負だろ。つうか「井戸川前町長」が名だしで発言してる美味しんぼの方がまだマシじゃねえの?
 こんな与太話、産経すら報じてないじゃん。
 と俺は
1)許宗萬現議長再任をdisる理由は何?
2)まさかとは思うけど、高世のガセネタじゃないよね?
と書いて、gryphonに、このエントリ及び、gryphonエントリへのはてブhttp://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/gryphon/20140517/p4)で突っ込んだがそれへのid:gryphonの応答。

id:bogus-simotukare さん、少なくとも「低能民族だ」といった理由付けではないことは強調したいと思います(一部ウケ)

 くだらねえ。そういう茶々入れしかできないの?。大人げなくマジレスしとけばこの件と「低能民族」云々と何の関係もないし。いや「(ボーガスが嫌いだから?)まともに答えたくない」or「(よく考えないで適当に書いたので?)まともに答えられない」ってのならそれでいいんだけどね。ああ、やっぱid:gryphonってくだらないなと思って「id:noharraid:Mukkeなど」と一緒にこれまで通り「くだらない人認定」するだけなんで。この三人は「くだらない人間認定してるので好かれたいとも思ってない」し「今後俺が何しようとも向こうが好いてくれるとも思ってない」ので躊躇なく悪口雑言が書けるな。

2)

朝鮮総連がTBSに出演者を指定して「出すな」と圧力をかけてきたことはすでに報じられてきた。フジテレビもその対象で、圧力に屈していたことは知らなかった。高世仁さんのブログが書いている。
有田芳生氏のツィート)

 で有田氏が高世の言う事を信じる根拠は何なの?。ちなみに有田氏は国籍法改正時、当時の親分・田中康夫(当時、有田は田中が党首の新党日本に所属していた)と一緒に『国籍法改悪を許すな!』(http://saeaki.blog.ocn.ne.jp/arita/2008/12/post_3ff6.html)などという酷いデマを流し未だに謝罪もしない愚か者だ。有田とはそういうデマ野郎だ。
 このデマについての批判として
田中康夫がアクセスで嘘つきまくり』
http://d.hatena.ne.jp/macska/20081208
在特会の「言い訳」が、田中康夫川田龍平が国籍法改正に反対した理由とそっくりな点』
http://d.hatena.ne.jp/macska/20090417/p1
を紹介しておく。


公明党はどこまでがんばれるのか
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140509
 公明党に期待するとか言う前に、各地、各方面で行われてる様々な護憲運動の動きでも紹介したらどうなんですかね。そういうことをしない上に、荒木和博のような極右とつきあって恥じないんだから高世の言う護憲が口から出任せの嘘八百であることはモロバレです。どれほど高世も恥知らずなのか。
 ウヨならウヨらしく正直に「安倍政権万歳。僕は安倍さんが大好きです」と言ったらどうなのか。


■領有権では譲らない中国
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140508
 譲らないというならフィリピンやベトナムだって譲ってないけどね。いつもながらの右翼・高世による中国ネガキャンです。本当にくだらない。こういうバカがジャーナリスト面してるんだから、日本ジャーナリズムに本当に絶望する。


■ノンジャッジメント(裁かないこと)
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140430
 高世曰く「他人のせいで不快なことが起こっても怒らないよう努力することが大事」だそうです。「他人に怒る前に」、「怒って何か解決するのか」「怒る方がかえって事態を悪化させないか」「問題解決にせよ、責任追及にせよ、怒らなくても出来るはずだ」などと冷静に考えてみようと。一理あるとは思いますが、ただ、やはり人間、不快なことがあるとどうしても怒ってしまいますね。


オバマ訪日の報道に違和感
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140429
 珍しく高世の文章に「ガッテン、ガッテン」です。
高世曰く
1)オバマは確かに尖閣は安保の対象とはいったが「尖閣は日本の統治下にあるんだから、安保対象なのは当然です」と語り必死に「今までと違う新方針を出したわけではない、従来の方針と全く変わらない」ことをアピールし中国の反発をかわそうとした
2)また中国の反発を避けるため、尖閣がどこの領土かについてはノーコメントとした(まあ台湾が領有権主張してるからという理由もありますが)
3)尖閣問題について日中双方の交渉による解決を希望し、「武力による現状変更はいかなる形でも認めない(中国側は勿論日本側からも武力行使は認めない)」とした
4)尖閣問題解決のためにも早く日中首脳会談をすべきだとした
のであって、まるで「尖閣で武力衝突があったら日本を米国は支援しますよ」と言ったかのように描き出す右翼メディア(読売や産経)は間違ってる、世論をミスリードしている、非常に違和感を感じると言うのが高世の主張です。
 小生も全く同感です。明らかにオバマは「尖閣での紛争で米国が日米安保を理由に中国相手にドンパチやらかすこと」など望んでないしそういう要求が日本から出ないためにも「尖閣で日本が中国とドンパチやらかすこと」など望んでない。
 当たり前でしょう。日本にとっても尖閣なんて「日中関係を犠牲にしてまで武力衝突をやるような島じゃない」ですが、「尖閣が自国領じゃない」米国にとってはなおさらです。中国に多数の日本企業、米国企業が進出してるのにそれを犠牲にして尖閣でドンパチやろうなんてオバマに限らず普通の人間は考えません。そんなのはよほどの反中国極右だけでしょう。
 結局、安倍がしつこく「尖閣を安保対象だと言ってくれ」というからオバマはそう言っただけにすぎない。それも「新方針じゃない、今までの方針と何ら変わらない」「尖閣での武力行使はいかなる形でも望まない」「この問題解決のためにも早く日中首脳会談をして欲しい」といっぱい言い訳つけてるんだから極右のような曲解が出来るわけがない。
 もちろん仮にオバマが「日本が尖閣でドンパチやりたいなら大いにやれ、俺も米軍を派遣して、一緒に中国なんかたたきつぶしてやる」と反中国極右発言を言ったとしてもそれに日本側が喜んで「わかりました、尖閣で中国軍攻撃しましょう」なんてのは非常識の極みですが。


護憲派改憲派の共闘は可能だ
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140421
 荒木和博とダチづきあいして恥じないあの高世ですら「本音はともかく建前では」批判せざるを得ない程酷いのが安倍の「解釈改憲による集団的自衛権容認論」だと言う話です。
 なお、共闘が十分かどうかはともかく「解釈改憲で集団的事件容認なんて無茶苦茶だ」という「安倍に批判的な改憲派」と護憲派の共闘は既に行われています。赤旗小林節*17慶應義塾大学教授が登場したのはその一例でしょう。


集団的自衛権行使容認は「禁じ手」だ
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140420
 ただし高世が問題にしてるのは「解釈改憲」と言う手法だけであって「集団的自衛権行使を認めることそれ自体」には反対ではなく「明文改憲したい」ようです。スタンス的には小林節慶應義塾大学教授のような立場でしょう。
 まあ、「解釈改憲を認めないこと」は評価出来ますが、「集団的自衛権容認」は評価出来ません。
 もちろん「解釈改憲不可」と言う点では高世や小林氏のような人と「集団的自衛権反対派」は共闘すべきですし、共闘できるでしょうが。しかし正直、何で「集団的自衛権自体は容認」なのか不思議でなりませんね。


■政治の話は「イタイ」?
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140419

庶民・生活者レベルのナショナリズムの復興

 何をもって三浦小太郎や高世が「庶民・生活者レベルのナショナリズム」と言うのか知りませんが大抵の日本人は「国を愛してるか」と聞かれれば「愛してる」と答えるんじゃないか。少なくとも「憎んでる、嫌ってる」と答える人はまずいないでしょう。
 「日本に暮らしてて幸せだ」「日本文化が大好きだ」というそういう素朴なレベルでいいのなら「ナショナリズムのない日本人」はほとんどいないでしょう。復興するまでもない。で、そういう素朴なナショナリズムでは何かいけないのか。
 まあ、ない人が仮にいたとしても多くの場合「一生懸命仕事を探してるのに職が見つからない、生活保護を受けざるを得ないが世間はそういう人間には冷たい、こんな国が愛せるか!」とか「自分の悲惨な境遇とそれを黙認する日本社会を恨んでる」という話であって「何で愛国心がないんだ!」などと当人を一方的に責めるような話じゃないでしょう。
 むしろ小生が「怖い」と思うのはこれはネット上やメディアなどでも指摘がありますが「週刊ポスト」「週刊文春」など一部メディアで見られる「韓国や中国を異常に敵視する排外主義的愛国」ですね。
 そういうのも「庶民・生活者レベルのナショナリズム」の一つではあるわけです。
 もちろん「日本人全てがああいう記事を好む」わけではないでしょうが、「好む人もいる」し「それが商売になると思うから出版社はそうしている」わけです。で、そういう事態は言うまでもなく望ましくない。海外も「日本人皆がああだとは思わないが、街宣右翼の機関誌ならまだしも大手出版社が出す大衆週刊誌でああいう記事が載るって日本はおかしいよ」と当然思うでしょう。

私も「健全な愛国心」は人間のアイデンティティ確立に不可欠だと考えている

 俺は高世とは全く考えが逆ですね。「愛国心」が「アイデンティティ」確立に必要だと思ってない。
 そもそもよほど酷い国でない限り、暮らしていれば自然とわき上がるのが愛国心だと思ってますし。むしろ「自分の所属しない団体・組織」に対して好意的感情を持つ方がずっと難しいでしょう。
 そしてむしろ高世の物言いとは逆で「健全なアイデンティティ」がなければ「健全な愛国心」は育たず、「排外主義的愛国心」など、「歪んだ愛国心」になるんじゃないか。
 「愛国心はならず者の最後の砦」という皮肉がありますが「ブラック企業で働いていて将来に希望がない」「恋人や友人もいない」「家族との関係も冷え切ってる」という「健全なアイデンティティ」が持てない状況で「健全な愛国心」が持てるかといったら怪しいんじゃないか。
 まあ、いずれにせよ「極右の百田や三浦」、あるいはそんな連中との交友を自慢して恥じない高世に「健全な愛国心」なんてあるわけもありませんが。


■永遠の0は反戦文学だった
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140416
 高世が三浦小太郎(http://miura.trycomp.net/?p=2406)と全く同じ事を書いてるので吹き出しました。つうか読めばわかりますが高世の文章内容のほとんどは「三浦エントリの引用」です。
 さすが「アンチ北朝鮮ウヨ仲間」だけのことはあります。
 小生、『「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう・パート94(追記・訂正あり)』(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20080927/1307052595)で三浦に突っ込みましたが、都知事選で田母神応援演説をやり、その演説の中で「南京事件は捏造だ」なんて放言する極右・百田尚樹に「反戦小説」が書けるわけないでしょう。しかし高世も「安倍信者」三浦のような極右とつるんで恥ずかしくないんですかね。高世の安倍批判がいかにインチキで本心でないかがよくわかります。
 高世も「安倍批判者ぶる」なら「安倍信者」三浦とはつきあわないとか「それなりに偽装しろ」よ。それとも高世の周辺って「高世さんの安倍批判は本心だ」と思い込んでるバカしかいないのか?
 ま、高世が別に紹介している「それでも夜は明ける」(http://yo-akeru.gaga.ne.jp/)と言う映画はまともな映画のようですが。


■脅威の「新型偽ドル札」出現
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140415
 高世としては「大嫌いな北朝鮮の犯行」と言いたいところでしょうが「わからない」の連発です。
 まあ、わからないことだらけでさすがのアンチ北朝鮮・高世も「北朝鮮の犯行」とは言えないのでしょう。


千鳥ヶ淵で花見と墓参り
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140413
 2週間ほどブログ更新してなかった高世ですが仕事で忙しかったんだそうです。

「皇居の中で花見がしたい」
先週末、編集作業中、母から電話があった。
せわしくて4日からの皇居一般公開を知らなかった。
天皇陛下が昨年末に80歳の傘寿を迎えたことを記念する皇居・乾(いぬい)通りの一般公開が4日始まった。前夜まで降り続いた雨も上がり、午後1時までに約3万人が沿道の80本近いサクラを楽しんだ。8日まで。》(毎日新聞
ぜひ行きたいというので、会社を2時間抜け出して、御茶ノ水駅のホームに母を出迎え、皇居へ。
近づくと次々と皇居に向かう観光バスが通っていく。歩道も人であふれ、みな皇居を目指している。坂下門の前は長蛇の列で、一見してまず入るのに3時間はかかりそうだ。
ここはやめて、近くの千鳥ヶ淵に行くと、満開ですばらしかった。

 俺は先ず第一に「行列が大嫌いな男」です。待つと言う事が出来ない。待たずに済むのならそれがベスト。
 第二に皇室に対する思い入れも全くない。別に敵視もしてませんが崇拝もしてない。
 第三に花見にあまり興味ない。まあ、桜を見て「きれいだな」とは思いますがわざわざ花見に行こうとかあまり思わない。まあ、埼玉だと庭に桜が植わってたり、土手に桜が植わってたりするところが多いのでそういう理由もあってあまり花見に行きたいという気持ちもない。
 「花見に行きませんか」と誘われれば多分行きますけどね。
 つうことで「3時間待ちで皇居の花見をしたがる」価値観がよくわからない。俺だったら高世同様あきらめます。

【追記】
非常につまらないことですが一点突っ込み。
高世のこのエントリの日付は「4/13(日)」となってます。
一方本文は

番組は、あさって日曜夜にフジテレビ「Mrサンデー」で放送予定の「超精巧!最新型偽札を追え!」という特集。

 つまりは本文は「4/11(金)」日付になってるわけです。まあ、「4/11に書いた文章を4/13日付でアップした」単純ミスだって事はすぐにわかりますけどね。いずれ訂正するんでしょうか。


■袴田冤罪事件で死刑制度を見直す
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140330
 これを機に死刑を廃止すべきです。これでも「死刑維持」と言う人はせめて「いわゆる捜査の可視化」「代用監獄の廃止」など冤罪防止策についてまじめに考えましょう。
 冤罪防止策についてまじめに考えずに死刑維持を主張することほど無責任な事はないでしょう。
 死刑冤罪は過去にも「免田事件(1983年再審無罪)」「財田川事件(1984年再審無罪)」「松山事件(1984年再審無罪)」「島田事件(1989年再審無罪)」とあるので本来「死刑廃止」にせよ「冤罪防止の取り組み」にせよ20年前からやっておくべき当然の話なんですけどね。日本がいかに人権後進国家かという話です。

IPのような民間団体がない。

いやいや「日本国民救援会」(http://kyuenkai.org/)があるでしょ。
もちろん過大評価はしませんけど自称ジャーナリストなら、デタラメも大概にして欲しい。

もう一つは、今回の袴田さんの冤罪事件で、死刑制度への日本社会の温度がかなり変わる可能性があるだろうということだ。
日本は国際的にも死刑賛成の人の比率が高い(8割以上)ことで知られる。
私自身もその一人で、死刑制度は必要悪と考えてきた。しかし、今回のあまりにも明白なひどい犯罪捏造を知ると、死刑判決自体が信頼できるのか、根本的な疑問を持たざるをえない。
考え直そうかと思っているところだ。

 高世には「なんだかなあ」と思いますけどこういう人は多いんでしょう。
 既に4件も死刑冤罪事件があること、松本サリン事件もオウム犯罪とわからないまま、暴走した長野県警が第一発見者・河野氏(当初犯人扱いしていた)を自白に追い込んでいたら被害者の数からして死刑冤罪になったであろう事、無期懲役刑が下った冤罪・足利事件も下手をすれば死刑判決が出かねなかったことなどを考えれば袴田事件に関係なく死刑なんか廃止すべきだろと俺は思いますけどね。
 たぶん「自分や自分の家族が死刑対象犯罪者の犠牲になること(要するに大量殺人者に殺されること)」は想像できても「自分や自分の家族が死刑冤罪で投獄されたり最悪の場合、処刑されたり、あるいは再審無罪になってもそれまでに家庭環境がぼろぼろになってること」が想像できないのでしょう。何で後者が想像できないのか俺には不思議ですが。
 できれば今後も冤罪と思われる死刑判決事件(俺の知ってるのでは名張毒葡萄酒事件、多分他にもあると思いますが)の再審が続くことを願ってやみません。名張事件については江川紹子の本『名張毒ブドウ酒殺人事件:六人目の犠牲者』(2011年、岩波現代文庫)が比較的入手しやすいでしょう。


■日本の6割が無人
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140329

夕方、ある人に呼び出されて新宿歌舞伎町へ。
(中略)
歌舞伎町で会ったのは、2人の元暴力団員の日本人と3人の中国人。
一人は一見、好々爺のおじいさんだが、広島出身で、映画『仁義なき戦い』の登場人物のモデルとされた人。

というと菅原文太が演じた主人公、広能組組長・広能昌三のモデル「美能幸三(美能組組長)」のことですかね。
と思ったんですがウィキペ「美能幸三」によれば「2010年3月17日死去」だそうです。つうことは美能じゃないわけでそうすると誰のことなんでしょう?


■人道に反する罪と認定された北朝鮮
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140323

「人道に反する罪」というのは、現在の国際社会では、その国家体制の存続を許されない大罪であって、体制の根本的変更(つまりは体制打倒)がなされるべしという合意ができつつある。

 一体いつどこでそんな合意が「出来つつある」んですかね。今回の国連報告書だって「人権状態の改善」は求めてても体制打倒なんか公言してないわけです。
 つうか体制打倒なんか公言して拉致問題で日朝交渉が成立するわけもないでしょうし、体制打倒なんかしたらあの国に住む人たちが戦乱で死ぬかも知れないという想像力は高世にはないようです。
 それともそういう事態を想定した上で「北朝鮮民主化のためには仕方ない、人柱だ」とでも非道なことを思ってるのか?。ウンギョンさんや寺越武志さん、あるいは日本人妻と言った日本に関係する人間も北朝鮮にいるのにふざけるにもほどがあります。
 まあ高世のような暴論にはさすがの安倍も賛同できない、しないでしょうが。また、6カ国協議参加国(米国、日本、韓国、中国、ロシア)はどこも体制打倒なんか望んでないでしょうから現実的に無理でしょうが。高世流の体制打倒論ではないからこそ、たとえば韓国は開業工業団地をしているわけですが高世にかかると島田や西岡、荒木同様、「あんな団地辞めちまえ」なんでしょうか?。


プーチンの復讐、クリミア併合
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140320

アメリカが「制裁」をしたといっても、ロシアとクリミアの政治家*18それぞれ7人*19と4人の在米資産凍結(実際は資産を持っていない)や米国入国拒否で、ロシアにとっては痛くもかゆくもない。

ウクライナという「一応、国連にも加盟してる国家」の問題ですら、ここまで大国ロシアに配慮するんですから、「国連加盟しておらず、国際的には国家認定されてないチベット」の問題で欧米各国が中国批判に腰が引けてるのもある意味当然なんでしょう。
・ちなみに「制裁対象の政治家」についてググってわかった限りのことをメモ書きしておきます。
 ロゴージン・ロシア副首相
 スルコフ・ロシア大統領補佐官:大統領府副長官、副首相を歴任
 アクショノフ・クリミア自治共和国首相

ロシアは絶対に引かないから、このまま既成事実化する可能性は高い。やったもの勝ち。じゃあ、おれもやろうという国が出てこないか。

何を高世は想定してるんですかね。まあ、「俺もやろう」と言う国はまず出てこないでしょう。
1)クリミアは元々はロシアの領土(フルシチョフ首相・党第一書記時代にウクライナに割譲)
2)住民も大多数がロシア系(もともとはタタール人がメインだそうですが、ロシア帝国時代からロシア人移民がすすめられ今のメインはロシア系。いずれにせよウクライナ系はメインではありません)
3)クリミアにはロシア黒海艦隊が駐留していた
4)ウクライナ政府が反ロシア姿勢を強めクリミアのロシア系住民に「中央政府が我々を迫害するのではないか、だったらウクライナから出てロシアになりたい」という思いが高まっていた
という特殊事情があっての今回の事件ですから。
 たとえば2)が「昔はロシア系が多かったが今は少ない」とか、4)が「ウクライナ政府がロシア系差別などしないことを説得力ある態度でアピール」とかならプーチン*20もこういう手にはでなかったんじゃないか。で「1)〜4)のような都合のいい条件」は普通そうそうないでしょう。
 またロシアがここまで思い切ったことが出来るのも「ロシアが大国だから欧米の批判も尻すぼみになると見ているから」「ロシア国内での反プーチン派の力がまだまだ弱いから」でしょう。こうした条件も普通はないでしょう。

ロシアへの併合を表明した18日のプーチンの演説は聞かせる。
アメリカ合衆国に率いられる我々の西側のパートナーたちは、現実的な政策においては国際法に則って行動するよりもむしろ銃による支配に基づくことを好んでいる。
(中略)
これはユーゴスラビアで始まった。我々は1999年のことをよく覚えている。それは信じられない出来事だった。我々の眼前で、20世紀の終わりに、欧州の首都の一つベオグラードが数週間にわたってミサイル攻撃を受けた、そして本当の干渉が始まった…。この行動を許すような国連安保理の決議はあったのか?そんなものは何もなかった。それから、彼らはアフガニスタンイラク、そしてリビアでは国連安保理決議の明確な違反があった。リビア上空に飛行禁止空域を設定する代わりに、彼らは爆撃も実施したのだ。」(菅原出*21Global Analysisより)
うんうん、とうなづいてしまう。

まあ、プーチンを全面支持する気もないですが「欧米だって国連決議のない軍事行動してるじゃないか」というプーチンの主張それ自体は高世が言うように一理あります。


■横田さん、孫との面会が静かに実現
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140317

私は事前に情報を知らなかった

まあ、仮に事前に知っていたとしても、家族会や救う会が事前に知らなかったのに「事前に知ってた」と言うバカは普通いないでしょう。「何であいつは知ってるんだ、横田夫妻はあいつは信用できて俺達は信用できないのか」「それなのに何で高世は俺達に事前に教えてくれなかったんだ」と家族会や巣くう会に高世が恨まれますから。
横田夫妻も「何であいつに教えて、俺達に教えてくれなかったんですか」と家族会や巣くう会に言われても嫌だから「絶対に事前に知っていたと言わないで下さい」と頼むでしょう。
とはいえ高世に事前に知らせる理由もないでしょうから、高世に限れば本当に知らなかったんでしょう。

数年前から、ウンギョンさんと早く会えるといいですねと横田さんたちとは話をしていたし、もし役に立つことがあればするつもりでいた。第三国で会うのが現実的だろうなどという話もしていた。
きょうの会見の様子をテレビで見たら、二人ともいい笑顔で、最近見たことがないほどおだやかな表情をしていた。

後出しじゃんけん乙。面会を妨害し続けた分際で高世と言い、巣くう会と言い本当に屑だな。

ただ、このあと、拉致問題の解決に一直線に向かうことにはなるまい。

 だーかーら、その根拠は何なの?(クロコーチ風に)。そしてある意味そんな事どーでもいいじゃん。「会って夫妻がハッピーになること」それ自体が意味あることだろ。「会わなければ拉致解決が進展する」わけでもないんだし。

今後、拉致問題での交渉を進めていくうえでも、人権に関する圧力は強めていかねばならない。

ぶっちゃけ人権問題と拉致と関係ないだろ。北朝鮮に拉致を認めさせ、蓮池一家、地村一家、曽我一家の帰国を実現した小泉政権は「人権問題への圧力」とやらを強めていたのかね?
むしろ拉致に限れば「日本が人権問題を棚上げした方が」交渉が進んで解決に近づくかも知れない。
日本は「日本人妻問題」はともかく「国内の強制収容所」云々なんて当事者じゃないんだし。「人権問題は北朝鮮とのしがらみが少ない欧米に全てお任せ」と言うスタンスも一つの立場だろう。
(なお、棚上げしろと言ってるわけではなく事実の指摘に過ぎない)


サイゴン*22の踊り子マリコさん
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140315

理研の研究者*23による研究論文に疑義があったことについて、世間の皆さまをお騒がせし、ご心配をかけたことをおわび申し上げます。」
 あのノーベル化学賞の野依さん*24でさえ、世間を「お騒がせ」したことを謝っていることに違和感を感じる。

 自民党政治家の失言でのいいわけが典型的ですが「世間を騒がせた」は「やったことの是非を曖昧にするため」に使うことが多いですからね。「やったことが悪いとは言わないでごまかしたい」時によく使われる言葉です。
 高世の違和感とはそういうことでしょう。はっきりと「小保方STAP細胞論文が研究倫理に反する捏造の疑いがあることに気付かず、成功発表し、日本の科学界の名誉を傷つけたことをお詫びしたい」とでも言えよと。
 まあ、でもこの件で「自民党政治家の失言」のように、「STAP細胞の真偽」を適当にごまかすことなんか到底無理でしょうから、そこまできついこと言わなくてもいいんじゃないですかね。


■子どもを虐殺者の忠臣にするな
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140314
 北朝鮮に悪口雑言吐く前に「教育委員会制度の解体をねらう安倍への批判」でもしたらどうなんですかね。安倍のねらってるのは完全に「子どもを権力者の忠臣にする教育体制」ですからね。全く高世にはどれほど権力(自民党)への批判精神がないのか。
 しかも未だに「朝鮮学校無償化除外は差別ではない」と強弁してるんだからぶち殺したくなってきますね。高世とつきあえる人間の気が知れない。俺だったらこんな奴とはとてもつきあえませんよ。

そんな「つもり」ではない、というのが言い訳にならない時代になっている。

と言いながら日弁連や国連から「無償化除外は違法な差別」と言われても居直り続ける屑野郎が高世です。お前の方こそ「そんなつもりはない」で済まないと自覚しろよ、屑。


■拉致工作に関与した総連幹部たち
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140313
 高世には「手前、いい加減にしろ」としか言いようがないですね。

韓光煕(ハングァンヒ)元財務局長という大幹部が、自分で日本全国の海岸を回って、工作員の潜入ポイントを調査する仕事をしていたことを告白したことがある。(『わが朝鮮総連罪と罰』文春文庫)

なんてことが拉致に総連が関与したなんて証拠になると本気で思ってるんですかね。警察が総連幹部を逮捕したわけでもないのに。
 この理屈だと元顧問弁護士・山崎正友が「私は池田大作の命令で宮本顕治氏らの盗聴をやった(なお、山崎が複数の創価学会員とともに盗聴をしたことは事実であるが、創価学会側は『山崎の暴走』としている)」と暴露本で告白してた創価学会なんかどうなるんですかね(他にそういう例はあるかも知れないが今のところ山崎正友の話しか思い浮かばなかった)。高世が「打倒、創価学会!」「創価は盗聴教団だ、元顧問弁護士がそう言ってる」と言えばま、筋は通るけど言わないんだろうな。

組織の幹部を含む構成員が何人も犯罪に関わったばあい、その組織自身が責任を追及されるのは当然だろう。

そもそも総連についてそんなことは認定されていませんのでね。つうかその理屈だと「刀剣友の会事件(建国義勇軍事件)」で逮捕者を出した救う会はどうなるんだろうね?。救う会って被害者(朝鮮総連社民党田中均外務審議官(当時))に謝罪なんか1度もしてないだろ。高世もふざけたこと抜かすなよ。


■命を削って創刊された「拉致と真実」
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140311
 やれやれですね。命を削ろうが、鉛筆削ろうが、鰹節削ろうが、何を削ろうが萩原の勝手ですが、そんな事が何だというのか。創刊号での萩原の対談相手が「南京事件否定論櫻井よしこ」「河野談話否定論・荒木和博」と言う時点で論外です。大体「余命2ヶ月」云々なんてのは萩原のフカシに過ぎず、何ら根拠のある話ではありません。

萩原遼といえば、かつて平壌日本共産党の「赤旗」特派員として駐在し、1987年の大韓航空機爆破事件の実行犯、金賢姫の正体をめぐって時の人になった。
金賢姫などわが国の人間ではない」とシラを切る北朝鮮に対して、萩原さんは、少女時代*25の彼女はこれだ!と北朝鮮で撮った写真を発表したのだ。
(結果的にそれは勘違いで、金賢姫はその隣で陰になっていた少女だった。)

 こういうことは共産党支持者、一赤旗読者としては言いたくはないことだがあえていう。
 じゃあ、それデマ記事じゃん。「隣の少女だからいいんだ」って話じゃねえだろ。

その後、「帰国事業」で北朝鮮に渡った若いころの友人の悲劇を『北朝鮮に消えた友と私の物語』としてまとめ、大宅壮一ノンフィクション賞を受賞している。

でそれがどうかしたの?。大宅賞は「文春」がやってる賞で、萩原の本は文春から出てるんだからまあ、受賞したからって「お手盛り」の疑いが否定できんわな。大体イザヤ・ベンダサン山本七平)が「日本人とユダヤ人」でもらってるような賞に価値あるの?
なお、イザヤ七平本のばかばかしさについては浅見定雄『にせユダヤ人と日本人』(1985年、朝日文庫) 参照。

真相解明、問題の解決のためには「拉致の実行犯」である朝鮮総連を解体しなければならない、『拉致と真実』はそのための雑誌なのだという。

無茶苦茶にも程がありますね。一体いつ総連が「拉致の実行犯」と認定されたのか。
「総連の将来」と拉致問題解決と何の関係があるのか。
しかもこの暴論を高世も支持するというのだから心底呆れます。

検査で胃カメラをのむと「末期のがんで余命2ヶ月」と言われたという。

ふーん。で2ヶ月で死なないで「10年ぐらい長生きしたら」どう言い訳するのかな?。俺も医者ではないから何とも言えないが、本当に「末期がんで余命2ヶ月」だったらどんなに延命措置しても1年とかが限度だと思うけど。
ま、長生きしたら
1)「医者の誤診」か
2)「萩原のデマ」か、どっちかだろうね。でも「長生きして良かった、治療の成果」と萩原とその取り巻き連中(荒木や高世など)はバカ抜かすんだろうが。つきあいきれないわな。

この雑誌は800円。志をともにする人はぜひ購入して雑誌を支えてください。

そんなゴミ雑誌買うくらいなら、漫画雑誌でも買うわ。とっととつぶれればいいのに。


【追記】
 全然関係ないが、小生の近所(町内会)の某・お婆さんがお亡くなりになった。深いつきあいがあるわけではないので又聞きだが、晩年は「糖尿病の合併症」で「足の切断」とか「失明」とか相当きつい状況だったらしい(糖尿はそう言う意味で本当に怖い病気です)。そういう方にはご同情申し上げるが、自称「余命2ヶ月」の萩原には「ふかしてんじゃねえよ」と怒りしか覚えない。
 まあ、萩原が「某・お婆さん」のように「足切断、失明状態」で登場してもこんなゴミ雑誌は買いませんけどね(多少は萩原に同情するかも知れない)。


■国盗る者が返還するや
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140304

こないだまで日本では、プーチン*26は話がわかるから、安倍*27さんがサシで話せば北方四島も返ってくるかも、といった論調まであったものだが。

 ええ?、そんな論調あったの?、プーチンなんて以前からずっと大統領なのに返さないんだから返すわけないんじゃね?、せいぜい「二島返還で御の字じゃね?」って感じですね。そういう記事は安倍翼賛メディア・産経でしょうか。まあ、プーチンを褒めてると言うよりは「ソチ五輪開会式に出席した数少ない西側首脳」安倍にすり寄ってる記事でしょう。オバマ・米国大統領やオランド・フランス大統領は人権問題(チェチェン問題や同性愛差別問題やガールズバンドの投獄問題など)を理由に開会式を欠席したわけです。しかし安倍は「北方領土問題解決」を理由に出席したと。

今朝の「朝日川柳」にこんなのがあった。
国盗(と)る者が返還するや  (千葉県 鈴木貞次)

575じゃないし、これ川柳って言うんですかね。全然面白くない。面白味がなきゃ川柳じゃないでしょう。これ単なる批判じゃないですか。
うろ覚えだけど「自分だけ人権が大事な大阪市長赤旗日曜版)」とかね、面白味がないと駄目でしょ。


■日本の資源は海だった
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140302
読んでまず思ったのは主催者が『WFF(ウーマンズフォーラム魚)』という女性団体(?)でイベント開催場所が『青山のウィメンズプラザ』という女性施設なのにまるきり「女性性」を感じないことですね。
 「あまちゃん」を応援しようとかそういった話は別に出てこない。
どのあたりが「ウーマン」なんでしょうか?。このイベントはウーマンチック(?)ではないが、他にウーマン、ウーマンしてるイベントがあるのか、はたまた単にメンバーがウーマンなだけなのか。

「われは海の子」プロジェクトは、子どもが日本の海の端っこ、つまり国境エリアまで訪れ、日本が世界で6番目に広い海を持つことを学ばせるもの。
去年から始まり、2年目の今年は都内の小学校に通う25人の記者たちが、「奥尻島」、「波照間島西表島竹富島石垣島)」、「壱岐島」、「沖ノ鳥島」、「南鳥島」を取材した。
(日本最南端の「沖ノ鳥島」と最東端の「南鳥島」には実際には行けないので、それぞれ横浜海上保安部自衛隊厚木航空基地を取材している。)

 いや何で自衛隊だの海保だの行くのかわからん。漁業がどうのこうのいうなら漁協や漁港にでも行けばいいんじゃないの?。「独断と偏見」で言わせてもらえば何かそこはかとない「右翼臭」を感じるなあ。何せこのイベントにコミットしてるというNPO『海のくに・日本』は発起人にあの桜井よしこがいるからなあ。ちなみに『海のくに・日本』(http://www.wff.gr.jp/umi/contact.html)に掲載された「よしこの肩書き」が「ジャーナリスト」ってのがすげえ笑える。
 おいおい、そこまでして「国家基本問題研究所理事長」の肩書きを隠したいか。つうか日テレニュースキャスター時代ならともかく、今のよしこはジャーナリストって言うより、もろ右翼活動家だろ。

去年に引き続き、私の会社が映像記録のDVD化を請け負っている。

何だ、お客様「WFF」を喜ばせるための請負業者「ジンネット」の宣伝ですか。
高世
「WFF様、いつもありがとうございます。私どもジンネットも微力ながらWFF様のイベント宣伝をこのようにさせていただきますので今後も映像記録の製造依頼など、当社への業務依頼をよろしくお願いします」ってことね。まあ、そういうことを隠して「中立の第三者」ぶってWFFを宣伝するよりはマシだけど、「業者の宣伝」ってことは高世のWFFべた褒め文章に全く客観性ないよね。しかしジャーナリストぶってる高世だけど、そういう「結婚式の映像作成」「各種団体が実施するイベントの映像作成」みたいな非ジャーナリスト的な事もやっていかないと食っていけない訳ね。まあ、それは必ずしも悪いことではないと思うけど、少なくとも高世が「WFFやそれにつながる団体(海のくに・日本)や個人」を批判出来ないだろうということだけは間違いないな(さすがに「海のくに・日本発起人」桜井よしこは批判するかもしれないが)。
 ま、高世が「もしWFFや海のくに・日本に重大な問題があると今後わかれば過去に商売をさせてもらったことなど関係なく批判します」ってのならかっこいいけど多分そんな立派じゃないだろ。
 そして高世を黙らせたかったらこういう風に仕事で買収すればいいわけですね、わかります。まあ、「社会的影響力のない」高世なんぞ金握らせて黙らせる必要ないかもしれんが。

日本人はだんだん魚を食べなくなり、10年前は一人年間70キロ食べていたのが今は57キロまで減っているという。

まあ、俺も魚はあまり食べないからなあ。
全く食べないわけではない*28が肉の方が多いかな。魚の消費量を増やしたかったら「お魚クッキング教室」でもやった方がいいんじゃないの?

産業としての漁業が衰退しているのは、漁業従事者の高齢化を見てもわかる。

農業や林業も同じであって漁業限定じゃないけどね。

発表の前に、アフリカ・ベナン共和国ゾマホン大使が1時間講演した

何でゾマホンが講師にセレクトされたのか高世も書けばいいのに。単に「テレビタレントとして有名だから」かしら。ちなみにウィキペ「ゾマホン」によればもちろん「日本に留学生として来た彼はバカではない」わけですが、「外交官として大使になった」というよりは「タレント活動がベナン政府に評価され、普通の外交官を大使にするより、ゾマホンを駐日大使にした方がいいという話になった」ようですね。

*1:著書『放射線放射能』(2007年、ナツメ社)、『増補改訂版・家族で語る食卓の放射能汚染』(2011年、同時代社)、『福島原発事故』(2011年、かもがわ出版)、『安斎育郎のやさしい放射能教室』(2011年、合同出版)、『放射能から身を守る本』(2012年、中経出版)、『原発事故の理科・社会』(2012年、新日本出版社)など

*2:著書『原発のウソ』(2011年、扶桑社新書)、『原発はいらない』(2011年、幻冬舎ルネッサンス新書)、『この国は原発事故から何を学んだのか』(2012年、幻冬舎ルネッサンス新書)、『原発ゼロ』(2014年、幻冬舎ルネッサンス新書)など

*3:著書『母と子のための被ばく知識:原発事故から食品汚染まで』(共著、2011年、新水社)

*4:著書『市民のための疫学入門』(2003年、緑風出版)、『医学的根拠とは何か』(2013年、岩波新書)、『医学者は公害事件で何をしてきたのか』(2014年、岩波現代文庫)など

*5:著書『放射能のはなし』(2011年、新日本出版社)、『放射能汚染から家族を守る:食べ方の安全マニュアル』(2011年、青春新書プレイブックス)、『放射能からママと子どもを守る本』(2011年、法研

*6:著書『内部被曝の脅威』(共著、2005年、ちくま新書)、『内部被曝』(2012年、扶桑社新書)、『被爆と被曝:放射線に負けずに生きる』(2013年、幻冬舎ルネッサンス新書)など

*7:著書『隠された被曝』(2010年、新日本出版社)、『内部被曝』(共著、2012年、岩波ブックレット)など

*8:この問題は基本的に左翼右翼関係ないでしょう

*9:佐賀の玄海や北海道の泊など

*10:まあ言葉を選ばずに言わせてもらえば「屑」かどうかはともかく、ダライのことを聖人だなどとはかけらも思っていません。率直にいってオウムの件だけでもダライはまともに評価出来る人間ではないと思っています。

*11:特定失踪者は明らかにデマです。

*12:小生は問題視されてる鼻血描写は是とはとても言えないと思いますし、高世もその点は小生と同意見のようですが

*13:著書『がんセンター院長が語る放射線健康障害の真実』(2012年、旬報社

*14:まあ共産の追及の中で田中角栄自民党幹事長が公明党に貸しを作るため創価の恫喝に荷担していたことが発覚したのが大きいと思います。

*15:つうか在日でもないのに良くそんな事に関心持てると思うし、俺的には「あの安倍が自民党総裁、首相に再任された」時点で何というかそういう批判の元気を失いそうになってる(もちろん総連相手に限らない)。「お前らの安倍の方が酷いじゃん」と言われるとちょっとね(苦笑)。本当何で谷垣総裁続投じゃなかったんだよ。

*16:全てかどうかは知らんが。まあ多分他にもあるんだろう。よくわからんけど、たとえば総連本部ビルを借金の担保にしたことかしら?

*17:最近の著書に『自民党憲法改正草案にダメ出し食らわす!』(共著、2013年、合同出版)

*18:ロシアはわかるんですが、クリミアの政治家についてどういう理屈で制裁するんでしょうか?

*19:ロゴジン副首相

*20:エリツィン政権大統領府第一副長官、連邦保安庁長官、第一副首相、首相を経て大統領

*21:著書『民間軍事会社の内幕』(2010年、ちくま文庫)、『ウィキリークスの衝撃』(2011年、日経BP社)など

*22:ベトナム戦争終結前(南北統一前)は南ベトナムの首都だった。今はホーチミン市と改名している

*23:小保方さんの事

*24:理研理事長

*25:韓国のアイドルグループではない

*26:エリツィン政権大統領府第1副長官、連邦保安庁長官、第1副首相、首相を経て大統領

*27:小泉内閣官房副長官官房長官自民党幹事長(小泉総裁時代)などを経て首相

*28:食べるものとしてはマグロの刺身、あじの干物、サバの味噌煮など