3月の日付で4月記事と大幅に日付がずれていますが連続更新の形にしたいので。
■TBS『飯島参与「政府が総連本部を購入してでも拉致解決を」 』
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2173580.html
まあ、これは俺もそう思います。本部ビル競売なんて馬鹿な事を良く安倍もやったもんだと思います。まあ、いずれにせよこういう状況では「再入札2位企業マルナカへの落札意思を表明した」東京地裁も当分は下手に動かないんじゃないですかね。
日本の裁判所がこの種の外交問題で明らかに政治的配慮した例としては過去に「光華寮訴訟」というのがありますし。
「光華寮訴訟」は提訴が1967年で、もう45年以上経ってるのに最終的な判決が未だに出ていないのはどう見ても政治的配慮でしょう。裁判所は「政治的配慮」を勿論認めないでしょうが「45年かかっても最終判決が出ない」なんて異常事態を「普通に訴訟やってそれだけ時間がかかってるんだ」と思えるほど俺もナイーブで純粋ではありません。
ちなみに「光華寮訴訟」については以前『【安藤慶太が斬る】極まる「チャイナハラスメント」と亡国政治のお寒い事情』(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20101003/1286107126)で触れたことがあります。
■朝日新聞『拉致被害者家族とオバマ大統領面会へ調整 古屋拉致相』
http://www.asahi.com/articles/ASG4C3SMSG4CUTFK004.html
・まあ、ばかばかしいですね。前任者のブッシュは拉致被害者家族に会ってねぎらいの言葉をかけてくれました。だからオバマもそのくらいのことはしてくれるでしょう。会わないで拉致被害者家族に恨まれるのはばかばかしいし、「面会拒否しないといけない重大・緊急な用事」も別にオバマにはないでしょう。ブッシュも拉致被害者家族相手に具体的約束はしなかったのだからオバマも具体的約束をしなければ何ら厄介なことはない。会っただけで家族側は満足でおそらく「在韓米軍を北朝鮮に突入させて拉致被害者を救出して欲しい」なんて馬鹿な事は言わないでしょう。まあ言っても「それは難しい(オバマ)」の一言で終わりでしょうし、それに対して家族も「何で米軍が出せないんだ!。それでも同盟国か!、オバマさんには失望した!」などとは言わないでしょうが。
・では、「家族にあってくれた」ブッシュは具体的に何か拉致解決で動いたのか?、成果が出たのか?。少なくとも「成果は出なかったこと」は認めざるを得ないでしょう。動いたかどうか自体も疑問ですが。
で今度のオバマも同じでしょう。いい加減、安倍政権も無意味な「何かやってるフリ」も大概にして欲しい。
■毎日新聞『北朝鮮:拉致調査前向き…特定失踪者も 制裁解除など条件』
http://mainichi.jp/select/news/20140411k0000m010164000c.html
「制裁されてて誰が調査なんぞに応じるか」という長年の北朝鮮の主張がまた表明されたわけです。これに対して「制裁し続けて無駄に時間を11年も空費した」のが過去の日本外交です。いい加減制裁解除したらどうなのか。問題は「安倍に制裁解除するだけの度量があるか」「制裁解除を拉致被害者家族会が認めるだけの度量があるか」でしょう(巣くう会や拉致議連には最初からそんな度量は期待していません)。まあ、過去の結果を見るとこの辺り悲観的にならざるを得ないわけですが。