今日のMSN産経ニュース(4/8分)(追記・訂正あり)

■【島が危ない 第2部 佐渡に迫る影(3)】イカ釣り船激減で増える国籍不明船、安保も揺れ
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140408/plc14040810260007-n1.htm
 農林水産業での高齢化や後継者難というのは何も佐渡限定でも離島限定でもないので「島が危ない」というのはピントがずれてる気がしますね。
 また「イカ釣り船激減で増える国籍不明船*1」と言うタイトルですが何か統計的根拠があるわけではなく「増えてるらしい」という印象論に過ぎないようです。仮にも全国紙がそんなんでええんか。


■講演で「愛人かこって」と橋下氏
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140408/stt14040801310001-n1.htm
 毎度毎度下劣な男です。そもそも何で「愛人」云々という発想が出てくるのかさっぱりわかりませんが。


■【外信コラム】ポトマック通信 親日派“後継者の育成”
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140408/amr14040803090001-n1.htm
 「靖国参拝しても文句を言わない」のが産経の言う親日派です。そんなものが育成できるわけないでしょう。

靖国参拝による日韓関係悪化への懸念を理由とする「失望」も、先に日米韓首脳会談が開かれたことなどで、過去のものとなった感が強い。

 日韓首脳会談が出来ないのに何が「過去のもの」なんでしょうか。


■【正論】クリミア併合は「新南下政策」だ 東海大学教授・山田吉彦
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140408/erp14040803240000-n1.htm
 ばかばかしいですね。「新南下政策」というのが何を意味してるのかが読んでもさっぱりわからないのも問題ですが、基本的に「新南下政策」云々という大げさな話ではなく「事実上ロシアの領土みたいなもんだったクリミア」は何とか確保したいし確保できると思った、ウクライナは既に反ロシアだしウクライナがロシアをこの件で敵視しても構わないと言う話に過ぎないでしょう。


■【産経抄】オーストラリアを発見した日本人 4月8日
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140408/fnc14040803230003-n1.htm

英国の探検家、キャプテン・クックは、1770年に現在のシドニーに上陸する。オーストラリア大陸が、世界史に登場した瞬間だった。
 ▼ところが、それより150年も前に、日本人が上陸していた可能性がある。江戸時代初期に日本を離れ、タイで活躍していた山田長政である。日豪交流史を研究している遠藤雅子さんによると、オーストラリア(豪州)の外交官が作成したリポートに書かれていた。
 ▼ただ、外交官はすでに亡くなっており、「長政の訪豪説」を裏付ける決定的資料はまだ見つかっていない(『オーストラリア物語』平凡社新書)。

「???」ですね。「外交官はすでに亡くなって」いようと、レポートに出典が書かれていれば確認ができるんですけど書かれてないんでしょうか?。あるいは「長政についての記録」を全てチェックすることによってその当たりわからないんでしょうか?

露骨な中国重視と日本軽視の外交政策を採ってきた、労働党のラッド前首相とは大違いだ。

つうのは産経の勝手な決めつけに過ぎません。まあ、俺は素人ですので何とも言えませんが、一般論で言えば「中国と日本をどちらをより重視するか」というウェイトの置き方の違いはあっても「オーストラリアにとって中国も日本も重要な貿易相手国」なので基本的には「どちらとも仲良く、うまくやっていく」と言う路線でしょう。

これで、捕鯨の歴史と、将来の食料資源としての重要性にもう少し理解があれば、言うことはないのだが。

 何も捕鯨に批判的なのはオーストラリアに限らず欧米の多くの国がそうですが?
 そして「捕鯨の歴史」と産経はいいますが沿岸捕鯨ならともかく「南氷洋捕鯨」なんて日本の伝統文化とは言い難いです。またクジラって「将来の食料資源」として有用なんですかね。そう産経が主張する根拠は何でしょうか? 

*1:北朝鮮工作船ではなく(北朝鮮も含まれるかも知れませんが)違法操業漁船という話のようです