「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(5/22分:荒木和博の巻)(追記・訂正あり)

■しおかぜ近況報告
http://www.chosa-kai.jp/140808.html

 7月26日、東京のTBSテレビの取材に同行し、1978年に群馬県から失踪された加藤八重子さんの長女である松岡尚美さんから「しおかぜメッセージ」の収録を行いました。

 荒木一味なんか取材に同行させるなと思いますがそれはさておき。荒木一味が同行し、「加藤さんの長女」云々てことは特定失踪者なんて与太を公共の電波に乗せる気でしょうか。勘弁してくれよ、本当に。TBSは常識なさ過ぎだろ。

 加藤八重子さんについては、当時勤務していた電電公社の同僚が、加藤八重子さん失踪の直前に失踪しているなど、不可解な点の多い事案です。

 意味がわからない。同僚が失踪したから何だというのか?。北朝鮮拉致云々以前にその同僚の失踪が「八重子さん失踪と関係がある」と言う根拠はおそらく何もないでしょう。

洋裁や和裁が大変得意であり、当時は尚美さんの服なども自作していた程だそうです。

 でそれが何だと言うんでしょうか?


■後期国際講座
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/08/post-b850.html
 個人的には「元空将」て肩書きの方(永岩俊道氏)がいるのには絶句しました。学問的業績のない人に講義させるとは、さすが「ウヨの巣窟」拓殖大学と言うべきでしょうか。


一色正春さんからのメッセージ
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/08/post-68b7.html
 一色から「僕も山本美保さんDNA鑑定捏造疑惑問題での荒木さんの意見に賛同します」というコメントが来たそうです。
 まあ、一色は警察捜査の専門家でも、DNA鑑定の専門家でも、北朝鮮問題の専門家でも何でもない、ただの「荒木のウヨ仲間」でしかないので「だから何?」で終わっちゃう話ですが。嬉しげに一色コメントを紹介する荒木の気が知れません。

 やはり荒木さんが、「あとがき」に書かれているように国家が、国家権力がこのようなことをするはずがないという思い込みが、まだまだ多くの人たちに浸透しているのが事態の解決を妨げているのだと思います。

 「思い込み」て。「山梨県警が美保さんのDNA鑑定結果を捏造した」「小泉訪朝後も拉致がある」「幼稚園児・松岡伸矢君の失踪は北朝鮮拉致」とか非常識なこと抜かしたあげく「それはおかしいと思う」と言われれば「それは思い込みだ」で済ませてしまうんだから荒木一味の異常さには言葉もありません。

拉致問題の解決の最大の障害が、日本政府であるならば、それを倒す覚悟があるのかどうかを、主権者である国民に問うていかねばならないのかもしれません。

 「山梨県警の鑑定捏造を認めない日本政府」=「拉致問題の解決の最大の障害*1」=「倒すしかない」んだそうです。その理屈だと安倍政権も倒すしかないでしょう。安倍だってこんな与太に乗るとは思えない。「倒さないで済む政権」はたぶん存在しないでしょうね。
 まあ、「集団的自衛権容認反対」「消費税増税反対」などまともな理由で安倍政権を倒す覚悟ならともかく、こんなアホな与太を理由に安倍政権を倒す覚悟なんか普通の人間にはできやしません。


■説明
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/08/post-d59c.html

 山本美保さんに関わるDNAデータ偽造事件*2について、警察の言い分は「こちらは丁寧に説明しようとしているのに家族が聞こうとしない」というものです。

 最初は「警察側にも説明が不十分など、手落ちがあった」のかもしれませんが、「今」は「家族側に問題がある」んでしょうね。どんなに誠実に説明しようとしても、今や最初から「あの遺体は美保じゃない、警察は間違ってる」「間違いを認めない警察の話なんか聞きたくない」から始まるんだから警察には心から同情します。

最近では古屋拉致問題担当大臣さえそんなことを口に出していると聞いています。

 この場合、古屋「拉致担当相」というより古屋「国家公安委員長」ですね。警察のトップ「国家公安委員長」として古屋もこんな与太話をほいほいと「荒木さんの言うとおり」と認めるわけにもいきません。
 荒木の言い分「DNA鑑定は捏造」を認めれば警察のトップとして「山梨県警警察庁の幹部に減給、降格、更迭などの何らかの懲戒処分をした上で、古屋自らも警察の最高責任者として何らかのペナルティ(減給?)を受けざるを得ない」からです。
 で「荒木さんの言ってることはどうなんだ」と古屋が警察事務方に聞いて事務方が「捏造なんてやるわけがないでしょう。捏造どころか、鑑定ミスですらありません。鑑定には自信があります」「荒木氏の主張を鵜呑みにして、警察幹部に懲戒処分なんかしたらむしろ裁判沙汰になりかねません」などとそれなりの根拠を示して言えば、古屋に限らず、普通の人間はそれを疑ったりはしないでしょう。
 内心、古屋も「荒木は何バカ言ってるんだ?」と呆れてるものの、荒木をここまで調子に乗せたのが安倍自民なので荒木批判もしづらいという所でしょう。「自らの特定失踪者認定の間違いを認めたくないからと言って、警察へのデマ中傷は止めなさい、あなたには常識がないのか、荒木さん?」などと、露骨に荒木批判することはなくても「荒木さんや美保さんのご遺族の主張は間違いです、間違いを認めることは警察には出来ません」「捏造だの鑑定ミスだのと言う荒木さんやご遺族の誤解*3を全力で解きたい」くらいのことは、古屋も言うかも知れません。

 前に山梨県警で警備部長から説明を聞いたときがまさにそれで、どうでも良いことを延々と話し続け、質問にはまともに答えない。頭にきてこちらから席を立ってしまいましたが、これでも「長時間丁寧に説明した」ということになるのでしょう。ただ時間を費やすことにこそ意義があったのだなと、後で実感しました。

というのはもちろん荒木の勝手な言い分に過ぎません。その場にいないので判断しようがありませんが「必要なことを説明した」のに「どうでも良いことを延々と話し続けた」などと因縁をつけてるだけじゃないんですかね。
 大体、警備「部長」と言えば相当のお偉いさんであり、本来荒木ごとき「チンピラ右翼」の対応をするような立場の人じゃありません。「課長や係長で充分」だと思いますが、荒木が「部長を出せ」とごねたのでしょう。
 「部長という偉いさん」にわざわざ説明させたあげく「警察は不誠実だ」「そんなのは説明になってない」と悪口雑言して途中退席。正直、警察は完全に荒木一味には「ふざけんな」と頭に来てるでしょう。俺なんか「逮捕権限を持つ警察」にここまで無礼な態度を取ることは「道義的是非*4以前に」、後で別件逮捕とか報復されるんじゃないかと恐怖を感じます。何せ荒木の「警察批判」は「冤罪被害者やストーカー被害者による警察批判」のようなまともな代物じゃない。
 が「俺には自民党極右議員がついてる、警察ごとき怖くねえ」と荒木は思い上がってるようで呆れます。

こういうことをやっていると結構勉強になります(性格も悪くなりますが)。

荒木が性格が悪いのは以前からでしょうに。

そもそも警察からこちらに教えてくれることはほとんどなく(OBとか外にいる人は別ですが)、当然ながら出てくる情報は警察に都合のよいことばかりです(それを本当の情報と勘違いして喜んで話す人も少なくないので効果はあるのでしょう)。このところのリスト云々の話でよくマスコミに「政府から何か情報は来ていないのですか」と聞かれますが、私たちに出すならその前にマスコミに出しているはずです。

 「山梨県警がDNA鑑定を捏造した、県警は許せない」「上級官庁として山梨県警を処分すべきなのにかばう警察庁も許せない」なんて言ってれば巣くう会と警察との関係は悪化しますし、当然巣くう会に警察は情報なんか出さないでしょう。
 ただ、荒木がここまではっきりと「警察と巣くう会の敵対関係」を認めるとは思いませんでした。

ありえないことはないが、社会通念上考えられないという結論

というのが「山梨県警の鑑定通り、身元不明遺体が美保さんである可能性」についての一色や荒木の結論だそうです。
むしろ
1)「遺体が美保さんでない」
2)「しかも鑑定の過ちはミスではなく故意の捏造」
3)「美保さんは北朝鮮で生きてる」
なんて荒木らの言い分こそ

ありえないことはないが、社会通念上考えられないという結論

でしょうに。

 何しろ相手は言い訳のプロですから、(注:DNA鑑定捏造疑惑については)こちらも性根を据えてかからないといけませんね。

 警察は「捜査のプロ」であって「言い訳のプロ」ではないのですが。ここまで荒木や一色に誹謗中傷されては警察の怒りも半端なものではないでしょう。


■1万キロ現地調査第22回(山形)概要報告
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/08/122-f886.html
 荒木の文章を読んでも「何故失踪者を北朝鮮拉致だと思うのか」さっぱりわかりません。まあ、要するに「まともな根拠もないのにデタラメな認定してる」ってことでしょうが。こじつけですら、根拠らしきものをあげてるのは

失踪時の下宿の大家が(注:朝鮮)総聯系*5の大物であったとされる

という布施範行さんだけです。
 まあ、「総連系の大物であった」と断言できずに「あったとされる*6」と逃げ腰なことには呆れますし、仮に「下宿の大家」が「総連系の大物」だとしてもそんなこと「だけ」で下宿人の失踪を「お前が共犯の北朝鮮拉致だろう」呼ばわりされては大家も大迷惑ですが。

<参加者>
(2)家族会:増元照明事務局長

家族会からの参加者が増元一人だけというのが面白い。もちろん「高齢のため山形まで行くのがつらい(増元はまだ若い)」「調査日は平日なので、仕事で時間がとれない(増元は、家族会事務局長専業のため会社を辞めており事実上無職です)」と言った理由もあるでしょうがやはり「特定失踪者なんてうさんくさい代物まで関わる気にならない」というのは正直あるでしょうね。

■7月17日(木)
●日程開始前・岡田副代表・杉野常務理事・齋藤理事、曹廷楽宅マンションへおもむき本人に面会を求める。拒否。その後同行したマスコミに書類(告発状等)を配布して説明。

 曹廷楽氏とは荒木一味が勝手に北朝鮮拉致実行犯扱いしてる在日朝鮮人の方です。まあ、「日本(山形)に住んでて」、にもかかわらず「警察、検察が逮捕起訴しない」時点で
1)そもそも実行犯じゃない
2)実行犯だが証拠不十分でとても逮捕起訴できない
のどちらかです。当然そういう人が自分が拉致の実行犯だと認めるわけがないし、荒木一味に会うわけもない。荒木一味の曹氏宅訪問は面会拒否を見越した茶番劇としか言いようがない。
 まあ、荒木一味はバカだから根拠レスで「証拠があるのに起訴しないんだ」と言いだしかねませんがだったら、検察審査会に審査請求でもしたらどうか。
 荒木一味の主張に正当性があるならこの間の「東電の勝俣元会長ら幹部を東電福島第一原発事故で、業務上過失致死傷で刑事訴追すべき」とした審査会決定のように「曹氏を拉致で起訴すべき」という決定が出るでしょう。まあ、荒木一味はそんな事しないでしょうし、仮にしたところで「曹氏を起訴すべき」という決定が出るとも思えませんが。

参考
共同通信『勝俣元東電会長ら起訴相当 東京第5検察審査会「想定外の事態認識」 原発事故、再捜査へ』
http://www.47news.jp/47topics/e/255812.php
NHK『「東電旧経営陣 起訴すべき」検察審査会
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140731/t10013427481000.html
産経新聞『東電元会長ら「起訴相当」 検察審査会、検察再捜査へ 「最高責任者として対応策取らせること可能」』
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140731/trl14073111310002-n1.htm


■<緊急開催>*7山本美保さんに関わるDNAデータ偽造事件*8を考える会(仮称)
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/08/post-ce45.html
 本当に山梨県警名誉毀損で訴えられてもおかしくないような愚行を良くやれるもんだと呆れて二の句が継げない。
 まあ、「正気を失ってるらしい美保さんのご家族」は大目に見るとしても荒木の愚行を黙認してる拉致被害者家族会は何考えてるんですかね。いかに北朝鮮に批判的で、いかに家族会に同情的な人でも、こんな陰謀論を支持する人はまずいないでしょう。

場所 UAゼンセン会館2階会議室

 UAゼンセンが「荒木の所属した旧民社党系列の労組」で右派労組って事は知っていますが酷すぎでしょ。小生は「右派労組は無価値、左派労組のみ意義がある」というゴリゴリの左派ではありませんが、荒木の愚行に荷担するUAゼンセン執行部の馬鹿さに心底呆れます(そもそも美保さんの件は労働問題じゃないし)。UAゼンセンの組合員でも心ある人間は「何でこんな事に会議室を貸すんだ」と執行部の愚行に心底呆れてるんじゃないか。

登壇者 森本美砂*9さん(山本美保さんの妹)・三宅博衆議院議員川人博弁護士(法律家の会幹事)・清水仁甲府市*10(山本美保さんの家族を支援する会会長)・調査会代表荒木・他

 三宅や清水はウヨ議員なんでしょう*11が荒木の与太につきあう議員がいる*12ってのが絶句です。そして川人博もどうしようもない男*13です。本気で「山梨県警はDNA鑑定を捏造した、山形県の海岸で発見された遺体は美保さんじゃない。美保さんは北朝鮮にいる」と思ってるのか。川人のようなバカには心底、怒りを覚えます。弁護士会も川人なんか除名すべきじゃないのか。
 橋下も除名しなかったし日本の弁護士会にはまともな倫理観があるんでしょうか。
 「過労死弁護の草分け*14」として世間から一目置かれていた川人が「陰謀論に荷担する」ほど「人間的に転落する」んだから人間というのは本当に分からない。
 未だに過労死撲滅運動業界というのは川人とつきあってるんでしょうか。陰謀論者・川人などもはや「オワコン」ですから道義的にも戦術的にも縁切りしてしかるべきでしょう。
 川人とつきあい続ければ企業から「山梨県警がDNA鑑定捏造したなんて変な事言ってる川人って人が関わってる団体なんですよ、我が社を批判してるのは」「そういう団体の我が社に対する批判が信用できるんですか」などとネガキャンされても文句は言えないでしょう。
 もし「川人との縁切り」が「しがらみでできない」のであれば過労死撲滅運動業界とはその程度の倫理観の集団と言う事です。そんなことでブラック企業に勝てると本気で思ってるのかと言う事です。既に川人とは縁切りしてるのであれば何も言うことはありませんが。

主催 特定失踪者問題調査会

 主催に「巣くう会」が入ってないのが興味深い。荒木のお仲間とは言え、巣くう会もここまで酷い話には積極的にはコミットしたくないのかも知れません。


【追記】
その後、荒木から『山本美保さんに関わるDNAデータ偽造事件を考える集い』http://araki.way-nifty.com/araki/2014/08/post-ad7d.html と言う続報が。

三宅博衆議院議員「国会から見たDNAデータ偽造事件」
川人博弁護士「弁護士の目から見たDNAデータ偽造事件」
清水仁甲府市議(山本美保さんの家族を支援する会会長)「地元甲府から見たDNAデータ偽造事件」

「国会」「弁護士」「地元甲府」って勘弁してくれ。まともな人間は国会議員も弁護士も地元甲府住民もこんな寝言相手にしてない。ってか産経ですらほとんど報じてないし知らん人が多いから。ウヨ議員ですらある程度常識のある奴はこんなの相手にしてない。
 行革担当大臣になる前の稲田朋美だったら飛びついたかもしれんけど、稲田は「初入閣で、当然、財務相、外相などに比べれば、私のポストは重要度が落ちるとは言え大臣にまでなった今、こんな危ない物には飛びつけません」と思ってるんだろうね。無視しとるやん。でそういうウヨ議員は稲田以外にも沢山いるわけで。
 しかし「次世代の三宅」とかウヨがこういう馬鹿な事やるのには疑問ないんだけどさ(もちろん、「支持する」ではなく「ああ、やっぱそんな奴なんだ、バカだな」と改めてあきれると言う意味)。前も書いたけど「過労死弁護の草分け」として一目置かれてた川人がそういうバカだったとはねえ。呆れて二の句が継げん。
 川人の過労死弁護って「誰もやってないことやってる、俺ってカッケー」レベルだったのかと疑いたくなる馬鹿さだ。うん、過労死弁護を「誰もやってなかった」のは「企業とのガチバトルがつらいから」なんだよね。だから過労死弁護は偉大だけど、この美保さんの件は「陰謀論だから」誰もやらないんであって、やったら人間としておしまいだ。
 別に北朝鮮批判するな、警察批判するなとはいわん。北朝鮮にも警察にももちろん「独裁体制(北朝鮮)」とか「袴田事件のような冤罪(警察)」とか沢山問題はあるからね。だけど「陰謀論で批判」てどれほどバカなのか。でも川人に誰かが「陰謀論じゃないですか」「晩節を汚してる」などと苦言すれば「北朝鮮かばってる」「警察にひれ伏してる」「巣くう会や美保さんのご家族に失礼だ」「長年の弁護士経験で物をいってる」とか言い出すんだろう。もう斬って捨てるしかないレベルに達した川人。


■日米関係と拉致問題
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/08/post-6f28.html

 「戦後の日米関係と拉致問題に関係はないのだろうか」

 普通に考えて関係ないですよね。
 「日米安保があるから北朝鮮は拉致をした、なければ拉致はなかった」とかそういう因果関係はないでしょう。日米安保に否定的な共産党だってたぶん「日米安保のせいで拉致が起こった」なんて、そんな馬鹿な事は言わない。つうか荒木の文章を読んでも荒木の主張が意味不明なので何度も読み直してしまいました。
 正直未だに荒木の主張が良くわからないのですが、何度も読み直した上で小生が理解するに、荒木は

日米安保があるから在日米軍に頼りきりになり、政府や国民の国防意識が弱まったから、拉致が防げなかった

とでも言いたいようです。
 「それ根拠あるのかよ」って話ですよね。
 単に荒木が「米軍があろうと自衛隊の軍拡が必要だ」と軍拡の口実にしたいだけではないのか。
 さすがに荒木も

これは具体的な証拠があるわけではなく、個人的印象ですから、全くの思い過ごしかも知れません。

と言い訳していますが。
 またこの荒木理論だと「国民の国防意識を高めるため、米軍を撤退させ、自主武装の日本を」という反米右翼的結論にしかならないと思うのですが「米軍の駐留は今後も認める」のだそうです。
 まあ、「自主武装」という反米右翼的な理由であろうと「平和主義(米軍の戦争に荷担しない)」という反米左翼的な理由であろうと米軍は日本撤退を望んでないでしょうが。
 ただし荒木曰く「国防意識を高める」ため、「集団的自衛権行使などの安倍の右翼的安保政策は支持する」のだそうです。
 もうこうなると拉致を口実に右翼的安保政策を合理化している以外の何物でもないでしょう。安倍の安保政策を支持するのは荒木の勝手*15ですが、それに無理矢理拉致問題をこじつけるのは止めろと言いたい。
 荒木の他の文章にも突っ込んでみましょう。

知人の娘さんが何年か前に自衛官の試験を受けました。その面接のとき志望理由を聞かれて「拉致問題に関心があるので」と言ったら面接官が「自衛隊拉致問題とどういう関係があるんですか?」と聞き返したそうです。

 以前も荒木が全く同じ事言ってて小生も「荒木はアホか」と突っ込みましたが本当に呆れます。
 「拉致を防止するため不審船を自衛隊艦船で拿捕する」のならともかく、「拉致されて北朝鮮にいる被害者を救出する」上で自衛隊の出番なんかありません。出番があるのは外務省と警察です。
 「荒木の知人の娘」だから荒木並みのバカ右翼なんでしょうが、拉致に関心があるなら目指すべきは外務省か警察(正確には外事警察でしょうが)です。荒木曰く娘さんは不合格だったそうですが俺が試験官だったらこの珍回答だけで「よほど他に評価に値する何かが娘さんにあるか」「よほど他の受験者が酷い」かどちらかでない限り「5段階評価だったら2か3をつけます」ね。「4や5」なんか絶対につけない。要するに「不合格ほぼ確定」です(実際の不合格理由は何か分かりませんが)。
 荒木は「自衛隊レンジャー部隊を北朝鮮に投入して救出」なんて言い出すかも知れませんが居場所も分からないのにどこに投入するのか(まあ、居場所が分かったってそんなリスキーな作戦はすべきではありませんが居場所が分からないんだからそれ以前の問題です)。


■軍隊の保持を否定したら(=安倍首相ら)、国の安全も存立も守れない
http://1st.geocities.jp/anpo1945/guntainohoji.html
 大森勝久氏の新作エントリです。
 台湾有事や朝鮮有事で自衛隊が出動するのは当然だ、反日国家中国、北朝鮮の手に台湾や韓国が落ちたら日本の危機だ、「在台湾、在韓国の日本人」に危機が迫った場合のみ出動するとする安倍政権はふざけてると吠える大森氏です。まあ、北朝鮮にそんな軍事力はありませんし、中国だって『そんな政治力はない(仮に軍事的に可能でもそんな事をしたら国際的に孤立してしまう)』ですが。そして大森氏の主張はもはや専守防衛でも何でもない。
 「親日国が反日国化しそうなら軍隊を出して阻止すべきだ」ってそう言う考えに憲法九条は立ってないし、この大森路線は国際法違反の疑いも濃厚だと思いますが。元左翼からここまで極右化するかと本当に驚きです。


拉致事件とは何だったのか
http://www.chosa-kai.jp/140731.html
 むしろ「巣くう会とは何だったのか」を考えるべきでしょう。俺は「拉致問題解決を妨害した極右団体」と理解していますが。

 過去形で語るべきではないでしょうが、少なくともこれまでのことについて、 もう一度考えてみる必要があります。特に「特別調査委員会」なるものに踊らされている今は。

何が「踊らされてる」んですかね。日朝政府間合意に基づき特別調査委員会が出来た以上、それに期待するしかないでしょう。糞味噌に因縁つけても何がどうなるわけでもない。今後、出た結果を見て判断するしかないわけです。
 そして拉致は何だったのかと言えば簡単に言えば「北朝鮮政府の実行した犯罪事件」でしょう。それをどう評価しどう後始末を付けるかはいろいろ意見があるわけですが。

 拉致をした工作員か、命じた人間か、北朝鮮の最高責任者*16か、あるいは守れなかった日本の警察の担当者か、あるいは政府首脳*17か。どこかに責任があるはずなのに、誰もそれを掘り下げる*18人はいないのです。

・拉致をした工作員工作員に拉致を命じた人間には当然法的責任があるでしょう。北朝鮮の最高責任者にも「彼が命令した場合は勿論法的責任があります」が、命令していない場合も「法的責任が生じないとしても」管理監督責任(道義的・政治的責任)は生じるでしょう。警察や政府首脳にも「事件を予防できなかった道義的・政治的責任」「事件発生後、拉致被害者を早急に救出できなかった道義的・政治的責任」は生じるでしょう(法的責任までは生じないかもしれませんが)。
・で、荒木は何をどうしろと言うんですかね。はっきり言えと言いたい。北朝鮮の拉致実行者(工作員)や命令者を処罰したいのか。まあ、可能ならそうしたいですが無理でしょう。
 それとも北朝鮮なり日本政府なりに拉致被害者への国家賠償責任を求めてるのか。
 「竹下内閣の梶山*19国家公安委員長、宇野*20外相は北朝鮮拉致疑惑を初めて認めたが政府が北朝鮮拉致疑惑を認識したのはいつなのか、何故北朝鮮拉致という認識に達したのか、はっきりしてほしい*21」と言いたいのか。
 禅問答みたいな意味不明な事言ってないで、はっきりと自分の考えを言えと言いたい。

拉致事件とは何だったのか」という問題に向き合うことは長い間傍観者であった自分自身も含めてしんどいこと

 特定失踪者なんてデマカセをほざく荒木にそんな誠実さはないでしょう。あったら特定失踪者なんてデマカセを言えるわけがない。


■鉄ちゃん*22
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/07/post-a44f.html

 大学*23の期末試験の採点も終わり、個人的にはちょっとほっとできる期間になりました。

 ええ、荒木って単位認定する授業持ってるの?とびっくりです。一体どんな試験問題を作ってどんな基準で採点してるのか?。それとも「他人の作った試験問題の採点を荒木が協力してるだけ」なのか?

 私は小学生のときから鉄道が趣味で、今もぼちぼちと写真と模型をやっています。今は撮影のために旅行する余裕はないのですが、独身時代は全国あちこち回りました。
(中略)
 しかし、行ってきたところをあらためて思い起こすと、拉致に関連した場所、特定失踪者の失踪関連地点や工作員の上陸地点などに近いところが少なくないのです。

 ばかばかしい。先ず第一に特定失踪者は拉致じゃありません。それが一番わかりやすいケースが「山本美保さん、小山修司さん(特定失踪者認定後に日本国内で遺体発見)」や「松岡伸矢君、佐賀直香さん(失踪時幼稚園児、あるいは小学1年生)」でしょう。まあ、荒木だと「美保さんの遺体じゃない、山梨県警は嘘をついてる*24」「幼稚園児や小学1年生が北朝鮮に拉致されないと思うのは思い込みだ」とか言い出すから頭痛がしてきますが。
 第二にモノホンの拉致にしたって、こんなのはただの偶然でしょう。鉄道なんて日本中にあるわけですから。むしろ「鉄道のない場所≒交通の不便な場所」でしょうからそういうところで拉致は普通しないでしょう。

 能登*25で「普段めったに売れない大阪行きの切符を買っていった不審な男がいた」という話を聞いたこともありました。

 ばかばかしい。その程度の事で北朝鮮工作員扱いとは馬鹿にも程がある。

 鉄道という視点から北朝鮮の工作活動についても調べてみた方が良いかもしれないと思っています。

何がどう「良い」のかさっぱりわかりません。

(注:鉄道マニアという荒木と)同好の士で何か情報をお持ちの方がおられたらお知らせいただければ幸いです。ひょっとしたら何気なく撮った(注:鉄道の)写真の中に工作員が写っているかも知れません。

 写ってるわけがないでしょうが、仮に写ってたとしてどうやって北朝鮮工作員と判断するのかって話です。いかにも工作員なんて人間*26は写真に写すまでもなく不審でしょうし、「見た感じが普通の人間」では写真を見たところで工作員と分かるわけもありません。


■戦勝節
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/07/post-9a90.html

 明後日、7月27日は朝鮮戦争休戦*2761周年です。この日は北朝鮮では祖国解放戦争に勝利した記念日、「戦勝節」と呼ばれています。

 祖国解放戦争とは朝鮮戦争のことです。でまあ、引用はしませんがアンチ北朝鮮ウヨの荒木は「引き分けなのにどこが勝利か」とかくだらない因縁つけるわけです。まあ、確かにそうですけど、そういう事言っても何がどうなるわけでもないですからね。

 最近では2010年の「天安」撃沈や延坪島砲撃や最近のミサイル発射など、そして日本でも拉致をはじめとして長年にわたって様々な主権侵害行為を引き起こしてきました。

 少なくともミサイル発射は「北朝鮮領内でやってる」ので主権侵害行為ではないと思いますけどね。荒木の脳内では何故か「北朝鮮の問題行為=主権侵害」のようですが。

 北朝鮮にはすでに全面戦争の能力も意思もなく、「対南武力解放」は国民を統制するための口実でしかありません。挑発は今後もやるでしょうし、局地戦くらいにはなるかも知れませんが、それ以上にはならないでしょう。

 ウヨには未だに「北朝鮮の南進の恐怖」とか抜かすバカもいますが、荒木「先生」の「おっしゃる」とおりだと思います。今回は珍しく荒木に賛同できます(なお「能力」はともかく「意思」は韓国側にもないでしょう)。つうか今時北朝鮮だって「対南武力解放」なんてあまり言ってないと思いますけどね。
 開城工業団地をやってる状況でそういう事言うのは説得力に欠けるし、そういうことを言うメリットもあまりないからです。大体ヨンビョン島砲撃はともかく「天安」についていえば北朝鮮は撃沈を否定してるわけです。
 以下、「北朝鮮が撃沈した」という前提で話を進めます*28が、「撃沈していない」と否定すると言う事は全面戦争なんか望んでないと言う事です。

昨年現地調査で山口に来てくれた元工作員李相哲氏に最初にあったとき「工作員は優秀な人間でなければできない。頭脳も身体も優れた人間が工作員になるはずであり、その人たちが一般社会で活躍していれば北朝鮮もこんなことにならなかったのではないですか」と聞いたことがあります。

 ばかばかしい。じゃあCIAやKGBの人間が政財官界に行けば成功するのかといったらそういうもんでもないでしょう。問題は「中国の改革開放」「ベトナムドイモイ」のような改革開放を早い段階に実行できなかったことであり、荒木の言うような事じゃないでしょう。
 それと荒木は「北朝鮮が酷い、酷い」言いますが、国際的基準で言ったら北朝鮮レベルの貧乏国家なんかアジアやアフリカの発展途上国にごろごろあるわけです。


■「宣戦布告」
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/07/post-f082.html
 小生この「宣戦布告」(2002年10月*29公開)という映画を見たことはありませんがどうやら「北朝鮮*30兵士が日本に上陸して自衛隊とドンパチ繰り広げる」という「絶対にあり得ない設定の映画」のようです。そんなアホなことは北朝鮮もしねえっての。
 ちなみにこの種のあり得ないアホ設定「北朝鮮軍が日本国内でドンパチ」としては村上龍の小説『半島を出よ』(2005年、幻冬舎)というのもあります。
 まあ、そういう「反北朝鮮右翼映画」に荒木が好意的なのは言うまでもないでしょう。
 だから

 映画「宣戦布告」(石侍露堂*31監督)のパンフ。平成14年封切りで、上映実行委員会の中に高校の同期生がいた関係で協力を頼まれて解説を書きました。

となるわけです。荒木に映画パンフの宣伝文章執筆を頼む製作サイドもバカだと思いますね。
 幸いなのは麻生小説にせよ、それをもとにした映画にせよ、村上小説にせよあまりに荒唐無稽、非現実的なので「反北朝鮮ウヨ以外」は「別に北朝鮮シンパでなくても」誰も「政治的には」まともには扱ってないことでしょう。「シュリ」のような娯楽作品としてしか誰も見ていない。
 また興行的にもこれらは韓国映画「シュリ」などと違い、とても成功したとは言えないでしょう。
 まあ、「宣戦布告」はあの「プライド・運命の瞬間」を作成した東映の製作ですから「ウヨがチケットを組織購入してくれれば」映画館ががらがらで一般観客がいなくても御の字なんでしょうけど。でもそういうのって中長期的には映画業界の自滅行為だと思いますけどね。

 この映画は自衛隊に協力を求め、自衛隊側も了解していたのですが、確か野中広務*32か誰かから横やりが入り一切手伝いができなくなったという曰く付きの作品

 まあ、普通この種のウヨ映画に自衛隊を協力させたいと思う人は「野中氏でなくても」「自民党議員であっても極右でなければ」いないでしょう。

今なら自衛隊も堂々と協力してくれるでしょうし、見る方も受け止め方が違うでしょう。

 さあどうですかね。果たして協力するかどうか。そして俺はこんなもん見ても「バカだなあ、上陸作戦なんかできるわけないだろ。そもそも向こうもする気ないだろうし、百歩譲ってする気でも海上で海保や海自に阻止されるのと違うの?(例:2001年の九州南西海域工作船事件)」としか思いませんよ。
 荒木は「集団的自衛権正当化に使える」とでも思ってるんでしょうけどね。
 つうか、こんな映画に今、自衛隊が協力したら今の政治情勢じゃ「北朝鮮の反発」はもちろんあるでしょうが中韓から「安倍の差し金だ」「集団的自衛権正当化が目的に違いない」「日本の右傾化がついにここまで来た」と猛反発食らうでしょうね。まあ、そうなっても何とも思わない極右が荒木とそのお仲間の訳ですが。


■柏崎と遊佐
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/07/post-def8.html

 山形の現地調査の最後は秋田との県境、遊佐(ゆざ)町の海岸でした。ご存じの方も多いと思いますが、警察が山本美保さんであると断定した身元不明遺体の漂着した場所です。

ええ、さんざん荒木が「山本美保さんは北朝鮮で生きてる、遺体は美保さんじゃない」とほざいてるので
1)救う会、家族会関係者
2)(俺のようなアンチ救う会も含めて)救う会について一定の知識がある人、典型的には「警察、外務省などの政府関係者」や「新聞や雑誌の記者などのジャーナリスト」
にはご存じの方も多いでしょう。ちなみにもちろん「荒木ブログの愛読者」である俺はご存じです。
 でまともな方なら、こんな与太話にはつきあえないでしょう。呆れて二の句が継げないのが普通の人間です。

 この遺体が山本美保さんでないことは明らか

 何度も突っ込んでて正直飽きてますが
1)こういうデマを放言できる荒木もまともじゃありませんし
2)こういうデマ屋の荒木とつきあえる救う会や家族会の面子もまともじゃありません。
 蓮池透氏が荒木ら救う会に疑惑を抱き批判するのも当然でしょうが、荒木との関係を断つのではなく、蓮家さんを除名するのだから、家族会の馬鹿さには本当に呆れます。

「柏崎*33から遊佐まで200キロ、最長17日*34で屍蝋化し歯が多数抜けた遺体が辿り着くことはないだろうな」という思いを新たにした次第です。

 何をどう新たにしてるんですかね。その遺体が美保さんでないという根拠はどこにもないし、ましてや、仮に美保さんでないとしても「誤鑑定ではなく故意の捏造」だの「美保さんは北朝鮮拉致」だの言う根拠はどこにもありません。
 美保さんの失踪が「昭和59年6月4日(この日の朝には山梨県甲府市の自宅にいました)」、遺体発見が17日後の6月21日。
 「失踪当日に死亡したとしても、17日間で、いくら海の中にいたとは言え、肉眼で判別不能なほど、そんなに遺体が腐乱するかしら」と言う疑問は「生存を願う遺族」としては当然でしょう。何せ「失踪から17日後」に遺体発見では「それに気付かず、昭和59年(1984年)6月の失踪から、平成14年(2002年)3月の、遺体を「美保さんと断定した」山梨県警発表まで、約18年間も探し続けた家族の行動」は全く無意味だったということになります。そんな空しい話はないでしょう。
 とはいえ荒木の寝言にご遺族がつきあうのも大概にして欲しいですね。
 なお、俺個人はさすがにご遺族は「荒木の寝言を信じてはいない」と思います。
 ご遺族が信じてるのは「あの遺体は美保じゃない」でしょう。たぶんご遺族は捏造ではなく誤鑑定だと思ってる。ただ一個人が「信用できない、鑑定ミスじゃないか」と騒いでも警察に無視される*35との判断の下、方便として荒木と野合してるだけでしょう。「ウヨ政治家と癒着し一定の政治力を持つ荒木なら警察も無視できない、鑑定ミスを認めてくれるんじゃないか」と(今のところその希望は叶っておらず警察は遺体発見という見解を今も堅持しています)。
 まあ、仮に遺族がそういう意思だとしても、「荒木が頭に乗ってデマ飛ばしまくる」というデメリットがでかすぎるので「嘘も方便」として遺族を許す気には俺はなりませんが。

山本美保さんの失踪については17日、ロイターが記事を配信しました。英文で出たのは初めてだったと思います。ロッキード事件のときも最初に報じたのは外信ですから、一つのきっかけになるとは思います。

 ロッキード事件が最初に外信になるのは、「ロッキードが米国企業で、米国でも賄賂商売をやっていたから」です。最初は、米国で、「米国での賄賂商売」が追及されて、その追及の中で「田中角栄*36前首相(事件発覚当時)ら日本政治家への賄賂」が発覚したのであって、美保さん云々とは全然性格が違います。
 なお、ロイターが記事にしたって「単に荒木らが騒いでるという事実を報じただけ(別に荒木を支持してるわけじゃない)」では大して話題にもならないでしょう。まあ、「荒木の言うとおりだと思う(ロイター)」でも「ロイターはアホだ」で終わるでしょうが。ロイターの後追いする海外メディアがどんどんでてきて、「美保さん生存説」が世界の共通認識になるなんて事はないでしょう。

日弁連に一昨年提出した人権救済申立についてもまもなく結果が出ると思います。

 変な結論出すのだけはやめて欲しいですね。

(注:美保さんの遺体が発見されたという)県警発表から10年、この間マスコミの関心も一般の理解も比べものにならない程高まってきました。

 アホかとしか言いようがないですね。「一般の理解も高まってきた」って、「山本美保さん」なんて知ってる人間はまずいないでしょうね。マスコミだって「産経など一部ウヨメディアを除いて」こんな与太話ほとんど報じてないですし。
 「お前知ってるじゃん?、ボーガス」
 ええ、知ってますけど、それは俺が「荒木和博ブログの愛読者」という変人だからです。荒木ブログを愛読することによってこの荒木の与太話を知ったわけです(自分で自分の事を変人というのも我ながらどうかと思いますが、荒木批判が目的とは言え荒木ブログを愛読するなんてのは立派な変人でしょう)。
 「警察関係者、外務省関係者」など「仕事で嫌でも荒木の寝言につきあわざるを得ない人」でもない限りこんな与太話、知ってる人は世の中にほとんどいないでしょう。 

拉致問題解決のためには「山本美保さんに関わるDNAデータ偽造*37事件」を避けて通ることはできません。

 ばかばかしい。
 美保さんが拉致被害者であるならば「美保さんを救出する限りにおいては」確かに避けて通れないでしょう(もちろん美保さんが拉致被害者かどうか極めて怪しいわけですが)。
 でもそれ以外の拉致被害者、たとえば横田めぐみさんには何の関係もないでしょう。


■ロイターが山本美保さんの事件について報道
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/07/post-d43c.html
 俺は英語が全く駄目な男なので「何と書いてあるかわからない」んですが、さすがに「山梨県警DNA鑑定捏造説(山本美保さん生存説)」なんて与太話はロイターも本気にしてないんじゃないですかね。単に「そういう主張を荒木らはしている」と言う事実の指摘に過ぎないんじゃないか。荒木は何一つ具体的説明をしていませんし。
 まあ、それにしたってこんな記事をロイターは書くなと思いますけど。それとも「非常識な寝言」として批判してるんですかね。だとしたら大変いいことですけど。
 いずれにせよ荒木は今後この話を「あのロイターも俺達を記事にしてくれた」とさんざん悪用するんでしょうね。うんざりするな。誰かがロイター記事を翻訳した上でコメントするといいんですけどね。


■分かってきたこと、分からなくなったこと
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/07/post-f701.html
 「調査して分かったことがある」と自慢する荒木ですが
1)「その分かったことが間違いなく真実と言い切れる根拠は何なの?」
2)「仮に真実だとしてそれが拉致解決に何か役立つの?」
と聞きたくなる内容の無さです。まあ、特定失踪者調査なんて産経くらいしか相手にしていないしその産経ですら「調査がありました」と報じるだけで「調査により拉致問題がこれこれこういう理由で解決に一歩前進しました」とは言えないわけですが。
 「拉致解決」という成果のでない調査なんてやるだけ無意味です。「成果が出ない」ことは荒木もよく分かっていて単に「何かやってる振り」をして、家族会や特定失踪者家族から「調査費用名目」で金を引き出し私腹を肥やしてるだけでしょうが。


■1万キロ現地調査第22回(山形)概要
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/07/122-615c.html

十里塚海岸着 「山本美保さんに関わるDNAデータ偽造事件」調査

 未だに「DNA鑑定偽造」とほざいてるのかと思うとうんざりします。


■「中国の属国に戻るぞ」と米国に脅された朴槿恵:揺らぐ米韓同盟――読者と考える
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20140729/269372/?P=1
 嫌韓国バカ鈴置氏の寝言には心底呆れます。
 「米韓同盟を破棄したら中国の属国に戻るぞ」って何考えてるのか。
 先ず第一に「是非はともかく」朴氏に限らず韓国保守派で「米韓同盟破棄」を唱えてる人なんていません。韓国左派には「米韓同盟破棄」って人もいるかもしれませんが、ここで鈴置氏は「朴政権(保守派)は米韓同盟破棄を考えてる」と言ってるのであって韓国左派批判してる訳じゃないので、左派の米国非難など鈴置暴論の正当化には全くなりません。
 「自主独立・軍事強国」という極右の人は破棄唱えてるかも知れませんが、そういう人は親中国じゃありませんので鈴置批判「米韓同盟破棄して中国に接近するのは能天気」が該当しません。
 第二に破棄の可能性は少ないでしょうが破棄したからって「属国」にはならないでしょう。
 破棄の是非はともかく「破棄したら属国」となるほど今の韓国は小国じゃないでしょう。

「米中星取表」を見れば、韓国が明らかに中国の指示通りに動くようになったことが分かります。

 そんなことはありません。「最近中国寄りの政策が多い」という鈴置氏の認識が事実としても、「是非はともかく」単に「韓国の政治判断が今までより中国に傾いてるだけ」であって当然ながらそれは「中国の属国化」や「反米」を意味するわけではない。

中国に傾き過ぎて米国から見捨てられたら、朴槿恵外交は破綻します。

見捨てるなんて事は現実問題できないし、しないでしょう。鈴置氏の認識「中国に有利な情勢」を正当と認めるとしても結局の所「米国、韓国、中国」の間でお互い国益による綱引きがされてて今は中国有利に情勢が動いてる程度の話でしかありません。

(注:中国と一緒に安倍首相の集団的自衛権容認論を批判したことで)韓国は中国側に寝返った、と米国は見なしたのです。

 ばかばかしい。寝返るも何も以前から韓国は集団的自衛権容認論には反対していました。それを考えれば中国との共闘は全然おかしくない(靖国問題でも共闘してるわけですし)。米国の態度こそ韓国にとって「俺の立場は分かってる癖に、安倍の言い分ばかり聞いて何だ」「韓国を説得してからそういうことをやれ、位言えないのか?」「しかも解釈改憲立憲主義に反するんじゃないのか?。米国が普段言ってる、法の支配って何なんだ」と裏切りに思えているでしょう。

北朝鮮の動揺や崩壊が引き金となって、韓国が主導して統一する可能性が増しています。

増してないと思いますけどね。

韓国が「集団的自衛権」で中国と組んだことが米国にとっては衝撃だったのです。

本気で衝撃だと思ってるのなら感覚がずれすぎでしょう。十分予想できる動きですから。

米国は朝鮮戦争で多くの若者の命を失いながら韓国を守りました。今も苦しい予算の中、韓国には陸軍まで置いています。

 それ米国の国益でやってるだけで別に単純な善意じゃねえし。韓国が米国にへいこらする必要はどこにもないでしょう。

政界関係者によると、安倍首相の周辺も「韓国が中国側へ行った時のことを考えねばならない」と言い出しているそうです。

 「お前が靖国参拝とか河野談話撤回論とか馬鹿な事するから中韓接近になるんだろ。行った時を考える前に行かないようにしろよ」と安倍に説教したくなります。ただ安倍信者嫌韓国、反中国の鈴置氏はそう考えないようですが。

安倍首相が7月15日、国会答弁で「有事の際、在日米軍が韓国に出動するには日本の了解が要る」と語りました。「韓国がこちら側の国とはもう思っていないよ」とのメッセージです。

 鈴置氏は何でそういう理解しますかね。在日米軍の韓国出撃は「明らかに安保条約の事前協議条項に該当する」でしょうに。安倍の本音はともかく「常に事前協議不要です、米軍は自由に出撃できます」なんて答弁ができるわけないでしょう。安倍じゃなくたってこれ以外の答弁は不可能でしょう。
 「事前協議した上で国民の皆様、米国政府、韓国政府、その他の外国政府(中国やロシア)が納得するベストの結論を出す所存」と言うしかないでしょう。「事前協議する=韓国への敵対」ではない。
 「事前協議不要じゃ朝鮮半島の戦争に日本が自動的に巻き込まれる、それでいいのか、日本にとって困ったことにならないか」「そういうことがないようにするための事前協議条項じゃないのか」「韓国への出撃が事前協議不要なら台湾有事での米軍出撃はどうなのか?」「米軍出撃は全て事前協議不要なのか?」などと批判、追及されたら安倍は困ったことになるでしょう。


■刺客中国が仕掛けた「中立化の罠」にはまる韓国:中韓首脳会談を木村幹教授と読む(3)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20140722/268969/?n_cid=nbpnbo_bv_ru
 嫌韓バカ「鈴置・木村コンビ」のアホアホ発言にさらに突っ込みます。しかしタイトルからして唖然ですね。「罠」ってこのコンビはどれほど韓国を小馬鹿にすれば気が済むんでしょうか。

 木村先生の例え話を使えば、中韓首脳会談を機に韓国はルビコン河に飛び込みました。習近平主席と一緒になって、朴槿恵大統領が日本の集団的自衛権の行使容認を強く批判したからです。

 全然ルビコン河じゃないでしょう。韓国が「集団的自衛権に否定的」なんてのは前から分かってたことです。

韓国は米国にも足場を残し、二股を続けるつもりでしょう。しかし二股というか、二枚舌外交は大変な困難を伴います。

 「二股(両方にいい顔する)」と「二枚舌(嘘つき)」は全然意味が違います。嘘をつかないと「二股」できないわけではない。
 つうか二枚舌の名前が一番ふさわしいのは「河野談話を否定しようと画策しながら」、米国、中国、韓国から「否定する気なら批判せざるを得ない」と抗議されると「否定する気はない」と強弁する安倍でしょう。まあ、このコンビ「安倍信者らしい」のでそういう認識は全くないわけですが。

 韓国では奇妙な「解決策」が語られています。AIIBの本部を韓国に誘致すればいい。これでAIIBの「中国色」が薄まり、米国の怒りも収まって韓国も参加できる。ついでに韓国も国際機関の本部を持って来られる――というのです。
 中央日報が7月15日に「中国にAIIB本部誘致を要請……韓国の妙手」(日本語版:http://japanese.joins.com/article/720/187720.html?servcode=A00§code=A00&cloc=jp)という記事で報じました。

 何が奇妙だか、さっぱりわかりません。一つの案として十分検討に値すると思いますが。なお、中央日報記事は「一つの案」として述べてるだけで「これで絶対に米国は賛同する」とまでは言っていません。

今や米国は韓国を「中国の使い走り」と見なしています。

 そんなことはないでしょう。このコンビは何考えてるんですかね。

 米中の対立案件は山のようにあります。これら全てで二枚舌を使わねばならないのです。

ばかばかしい。韓国に限らず、多くの国にとって「米国、中国」ともに何らかの友好関係を築く必要がある国であり、「米国(中国)との友好関係のために中国(米国)は斬って捨てる」なんてことができる国ではありません。
 鈴置・木村コンビの言う「米中の対立案件」については、韓国に限らず、どこの国も「うまくバランスをとって中国(米国)との決定的な対立は避ける」ことになるでしょう。それは二枚舌でも二股でも何でもない。

日本の戦闘部隊*38が韓国の陸上で活動する計画が検討されることはないでしょう。

 韓国の国民感情を考えれば、そりゃ、そうでしょう。安倍政権でなくてもそんなことはありえないでしょうが、「河野談話撤回論や靖国参拝」で韓国を挑発する安倍政権ではなおさらそんなことはありえない。
 鈴置・木村コンビが「自衛隊朝鮮半島での行動を希望する*39」のなら批判するべきは韓国政府ではなく「韓国を挑発する安倍*40」なのですがどうやら「安倍信者らしい鈴置・木村コンビ」にはそういう常識はありません。彼らの口から一切安倍批判はでてこない。出てくるのは韓国批判だけという非常識さです。
 それはともかく、「自衛隊朝鮮半島で軍事行動する可能性が低いこと」の何が悪いのか。今の北朝鮮の軍事力では「在韓米軍と韓国軍」で十分対応可能でしょう。いや米軍がなくても、韓国軍だけでも対応は可能じゃないか。まあ、「自衛隊も引きずり込めば」、自衛隊の犠牲によって、米軍、韓国軍の犠牲が減るというメリットはあるでしょうが(ただそれは自衛隊にとっては迷惑な話でしょう)。
 いずれにせよ「多大な財産的、人命的犠牲の危険性*41」を考えれば「どうやって朝鮮有事に対応するか」より「どうやって朝鮮有事を防ぐか」のほうが現実的プランでしょう。
 今の北朝鮮は「米韓が体制崩壊を仕掛けてる」と認識し「死なばもろとも」と自暴自棄にならない限り自分から戦争を起こす動機はありません。勝てないからです。ということは「朝鮮有事」は「米韓が北朝鮮打倒的な政策をとって緊張を高めない限り」起きようがないわけです。

すでに韓国では「米韓同盟を対北朝鮮用に限定しよう」――つまり、中国を仮想敵から外そう、という意見が出ています。

 朝鮮戦争時代ならともかく「米国企業や韓国企業が中国に進出している現在」、米国や韓国が中国と戦争したがると本気で鈴置・木村コンビは考えてるんでしょうか?。今だって事実上「仮想敵からは外れてる」でしょう。

そうすれば米中有事の際にも、在韓米軍が中国を攻撃できなくなって韓国は戦争に巻き込まれなくなるし、平時の今も中国から睨まれない――との理屈です。

 米中有事に巻き込まれたいなんて韓国が考えるわけもないでしょう。日本だって「在日米軍が中国を攻撃して米中有事に巻き込まれる」なんて事態はごめん被ります。
 まあ、米国企業が多数中国に進出し、米中の経済関係が深まる中、「米中有事の可能性自体低い」ですけどね。こんな事を言う鈴置・木村コンビは「米中有事の可能性は未だ高い」と見なした上で「韓国の裏切り許すまじ」と非常識なことでも考えてるんでしょうか。

(注:韓国は)経済的には中国市場への依存度が極めて大きい(注:ので中国を切り捨てて米国一辺倒になることは出来ない)。

なんてのは何も韓国に限りません。ほとんどの国がそうです。当然、韓国に限らず、ほとんどの国には「中国と敵対する」なんて選択肢はあり得ない。中国とガチバトル出来る「政治力、経済力、軍事力を持つ国」なんて米国ぐらいじゃないか。その米国ですら「米国企業が多数中国に進出している」以上、中国とガチバトルなんてして経済的利益を犠牲にすることはしないでしょうが。
 一方で米国も強国、大国なので韓国に限らずほとんどの国は「中国と敵対もしないが、中国に過剰に肩入れして米国の反発を招く」ようなことも避けるわけです。ここで彼ら2人が言ってること「韓国は米国とも中国ともいい関係を築こうとしている」は韓国限定でも何でもないのに韓国限定であるかのようにいったあげく「米国への裏切りだの、二股だの二枚舌だの」と韓国を罵倒するバカさには本当に呆れます。
 このコンビは本当に非常識です。どれほど中国と韓国を敵視すれば気が済むんですかね。

7月の中韓首脳会談でも習近平主席は朴槿恵大統領に、2015年の「(注:第二次世界大戦)戦勝70周年行事」に韓国を招待したい、と提案しました。ここに込められているのは「中国は韓国を戦勝国だと認めているよ」というメッセージです。

 メッセージも何も、中国に限らずほとんどの国は「韓国は戦勝国」と認めてる*42んじゃないですかね。

「自分たちは韓国と同じ歴史認識を持っていますよ」とアピール

 「日本の起こした戦争は無法な侵略」という意味では同じ歴史認識でしょうね。でもそれは別に中韓限定でも何でもなくて世界の共通認識の訳です。安倍政権ですら建前では否定できない「日本政府の公式見解」でもある。

韓国は隣国で、歴史的にも長い間、属国だったのです。

 朝貢国と属国は違います。また、今中国が目指してる中韓関係も当然ながらさすがに「朝貢国」「属国」なんてもんじゃないでしょう。

ベトナムの漁船は中国の交船に体当たりされて沈められました。フィリピンのバナナは中国に輸出できなくなっています。しかし、苛められ脅されながらも、両国は「中国に立ち向かって」います。

 やれやれ。鈴置・木村コンビのように「中国と激突するフィリピン、ベトナム」「それに引き替え、ヘタレの韓国」と言う認識は明らかに間違いでしょう。まじめな話、経済力で考えたらよほど「フィリピン、ベトナム」の方が「経済大国」韓国より「中国との力関係」は劣るでしょうし、当然ながらフィリピン、ベトナムだって「中国との話の落としどころ」は考えてるでしょう。


習近平*43に底なし沼で助けられた朴槿恵中韓首脳会談を木村幹教授と読む(2)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20140715/268697/?P=1
 久しぶりに「反中国・嫌韓国バカのネトウヨ」鈴置氏*44に突っ込んでみます。木村某さんというのは『朝鮮半島をどう見るか』(2004年、集英社新書)、『韓国現代史:大統領たちの栄光と蹉跌』 (2008年、中公新書)などの著書がある自称韓国研究者の神戸大教授ですが、鈴置氏と対談できるんだから要するに「類友」「同類」でしょう。まともな人間なら鈴置氏と対談なんか断るでしょうし、それ以前に鈴置氏が対談を希望しないでしょう。
 日本にそれなりに沢山いる「韓国研究者」の中から「ネトウヨ鈴置氏からわざわざ対談のオファーがあった、しかもそれを断らずに受けた」と言う時点で「どういう輩か」察しがつきます。

前回の「ルビコン河で溺れる韓国」http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20140709/268389/朴槿恵大統領が、中韓首脳会談のため訪韓した習近平主席と、日本の集団自衛権容認に対しスクラムを組んで反対した。これに驚いた韓国の親米派朴槿恵外交を猛烈に批判し始めた――という話でした。

 保守派(というより親日・従米派)が「日本の集団的自衛権を朴政権は批判せずに認めろ」と言ってる時点で韓国は「反日一枚岩」ではないことがわかります。朴氏は「認めることは国益に反する」という考えで動いてるわけですが。で「そういう朴氏の行為はルビコン河でおぼれてるようなものだ」などと悪口する鈴置氏や「対談相手・木村氏」が集団的自衛権容認派であることは察しがつきます。普通の人間なら「集団的自衛権容認派」でも「ルビコン河でおぼれてる」だなんて失礼な事は言わないでしょう。言っても呆れられるか反感買うだけです。もう少しまともなことを言えと思いますが、この鈴置・木村コンビにそういう常識を期待することは無駄なのでしょう。

ミランダ警告」とは米国の警察官が容疑者を逮捕する際に「供述はあなたに不利な証拠となる可能性がある」などと宣言し、予め「ルール」を明示しておくやり方です。

 ウィキペ「ミランダ警告」を読めば分かりますが要するに「黙秘権と弁護士選任権の通知(あなたには黙秘権と弁護士を呼ぶ権利がある)」ですね。「黙秘権と弁護士選任権の通知」をしないで得た自供は法的に無効とされ裁判では使えません。
 刑事コロンボなど外国ドラマでよく出て来たと思いますので知ってる方も多いでしょう。しかしどうでもいいことですが、何でここで「ミランダ警告」なんて事を連想するのか。別に韓国は犯罪被疑者ではないし、米国も警察官ではない。
 なお、ミランダ警告と呼ぶかどうかはともかく、米国は日本に対して「靖国参拝するな」「河野談話を撤回するな」と警告を発してますがネトウヨ鈴置氏がそちらについては「安倍政権は問題だ」などと言わないのは言うまでもありません。

•「ミサイル防衛(MD)」や「アジアインフラ投資銀行*45(AIIB)などに関連、最近、米国が発信する露骨な直接話法――例えば「加入しろ」「加盟するな」――は韓国に対するスタンスを確定するための“ミランダ警告”に相当すると言っていい。

 米国には米国の考えがあるし、韓国には韓国の考えがあると言うだけの話です。何も無条件に米国に従わないといけないわけでもない。鈴置・木村コンビは「無条件で従え」と思ってるようですが。

世話になった米国に後ろ足で砂をかけ、中国の指示通りに動けばどうなるかを考えもしない「朴槿恵外交」

 ばかばかしい。何も韓国は中国の子分じゃない。「指示通りに動いて結果を考えない」程バカじゃないでしょう。大体「米国に世話になった」って朝鮮戦争での支援などは「単純な善意」じゃないし「米国の国益=韓国の国益」じゃないでしょうに。
 大体この理屈だと「米国のおかげでフランスはナチスドイツの侵略から救われたのだから米国に感謝しろ、米国批判するな」とか何でもありになってしまいます。

•(注:米国の財政再建に伴う)予算削減や戦時の在韓米軍の人命被害の問題が浮上すれば、米国は在韓米軍を大幅に縮小する可能性が高い。

 どうなんでしょうね。米国がそういうブラフを韓国にかけることがあり得たとしても本当に減らせるか。韓国の反発以前に、米国内保守派が「北朝鮮に誤ったメッセージを与える、縮小なんか論外だ」と反発しそうです。また昔ならともかく、今の北朝鮮は完全に韓国に経済力、軍事力が「核を除けば劣ってる」から「減らす」と米国がブラフかけても「別に構いません」と逆に韓国にブラフ(?)で返されるだけかも知れません。いずれにせよ「米兵の人命尊重で在韓米軍を減らす」可能性があり得るなら「朝鮮有事の可能性は非常に低い」わけです。もし米国がそう考えてるのなら米国から全面戦争などとてもできるものではないし、一方の北朝鮮も全面戦争を自分から仕掛けることが出来るほどの軍事力はないでしょう。かつそんなことをしたら、長いつきあいのあるロシアや中国だってさすがに北朝鮮をかばえません。

韓国人は「米国は韓国に兵を置きたがっている。だから米国に対しわがままを言っても彼らは出て行かないし、わがままも聞いてもらえる」と信じがち*46です。

 「韓国の国益上、飲めないと思うことはたとえ同盟国米国の要望でもノーと言います」程度の事の何が「わがまま」なのか。韓国は米国の子分なのか?。何でも「はい、喜んで」と言わないといけないのか。明らかに鈴置・木村コンビは韓国を見下しています。

米国の多くのアジア専門家は「朝鮮戦争で心ならずも韓国と関わってしまった。面倒くさい国なので手を切りたいけれど、そうもいかない」とこぼします。

 本当かよと思いますけどね。大体朝鮮戦争が起こる前から、米国はソ連への対抗のため、韓国に関与してるわけです。

 中韓首脳会談を受けて、7月第1週に(注:セウォル号事件の不手際で下降していた)朴槿恵大統領への支持率が反転上昇しました。

 要するに「中国ビジネスへの期待」でしょう。訪韓した習主席は韓国財界周りをし、財界側もそれを歓迎したようです。
 が「朴クネの野郎、中国に媚びやがって」と言う主旨の悪口をする鈴置・木村コンビは「朴の媚中を評価するとは、韓国人は何という愚民」と言う主旨の事まで放言するのだからもうどうしようもない。
 「中韓関係改善でセウォル号事件の不手際など朴政権の問題点をちゃらにしてはいけない」とでもいうならまだわかりますが。
ちなみに記事タイトルの

習近平に底なし沼で助けられた朴槿恵

とはこの支持率反転のことです。

 フランスとは異なり韓国の首相は政治的に大きな権限を持ちません。問題が起こった場合に責任を取る「トカゲのしっぽ」的な存在です。要は今回、朴槿恵大統領は「しっぽ切り」で危機を乗り切ろうとしたのです。

 首相はさすがに「しっぽ」じゃないでしょう。首相がしっぽなら一体、胴体は何なのか?
 まさか「朴大統領以外は皆しっぽ」とか言い出さないでしょうね?
 どう見ても「首相を斬りたくないけど斬らないとかえって政権が持たない」と思うから斬らざるを得ない*47わけでそういうのをしっぽとは言わないでしょう。

 「疑惑」は完全な言いがかりでした。あの元・主筆氏が「親日」というなら、韓国人全員が「親日」と言われてもおかしくありません。

 ええ?ですね。報道が事実なら、どう見ても「悪い意味での親日」でしょう。
 少なくとも「韓国人皆がああだ」なんて事があるとは思えない。
 大体、元・主筆氏当人が批判を逃げ切れずに指名を辞退したのに何言ってるんでしょうか?

保守系各紙の政治面は「北朝鮮より先に中国主席が韓国に来たのは初めて」と外交成果を大いに誇りました。

 誇っちゃ悪いんですか?。日本のメディアだって「これは中国の北朝鮮離れの表れ」と喜んでるメディア(例:産経)はありますが?。
 それとも「初めてじゃない、胡錦濤*48主席時代にもそういうことはあった」とでも言うのか?。鈴置・木村コンビが何が言いたいのかさっぱりわかりません。

(注:韓国メディアは)「(注:習主席は)アジアの他の指導者より度胸があり、思慮が深そうだ」「誰かのように他人の後頭部を殴りつける人物には見えない」と肯定的に評価した。
 ちなみに、韓国語で「他人の後頭部を殴る人」とは「他人を裏切る、信頼できない人」を意味します。
 この文章では安倍晋三首相を指しているのは間違いありません。

 「靖国参拝しないでくれ」と要請しても無視して参拝する安倍に対して「他人の後頭部を殴りつける人物」というのは実に適切な評価でしょう。どうも鈴置・木村コンビは安倍をそのようには評価してないようですが。

韓国に対し「属国に戻れ」と外交官が言う国のリーダー*49に対し「信頼できそうだ」と評価するのは尋常ではありません

 この「属国」云々話は「某関係者の話」という代物で「真偽が怪しく」、中国、韓国両政府ともそんな事実を認めていません。普通に考えてここまで非常識な外交官がいるとも思えないし、仮にいたとしても「田母神のようなトンデモな存在」であり、中国の政府方針ではないと見なすべきでしょう。
 もちろん田母神のような存在を外交官にしてることは事実ならば問題ですが、だからといって「田母神の核武装発言、コミンテルン陰謀論発言=日本政府方針」とされてはたまったものではないのと同様、この「トンチキ外交官=中国政府の方針」ではないでしょう。
 しかし「事実扱いした上、中国の政府方針であるかのよう語れる鈴置氏」と「彼を幹部として処遇する日経」はもはやジャーナリストの名に値しないでしょう。
 つうかそんな事言うなら「朝鮮近代化は日本のおかげ」と放言する政治家がいる日本はどうなんでしょうか?

傲慢の故に世界で孤立する中国の指導者を、これほど温かく迎える国は韓国しかないでしょう。

 「李克強*50首相訪英をエリザベス女王が出迎えた英国」などいくらでもあると思いますが。要するに「皆が中国を大歓迎してる」とまでは言いませんが、孤立なんかしてないわけです。

 日本や米国が中国に「国際ルールを守れ」と注文を付ける際には「どうせ、できないだろ」と中国の弱点を突くことが目的です。

 それ単に言いがかりじゃないですか。全然建設的じゃない。つうか日本の方こそ「何度代用監獄を国連に非難されても無視し続ける」「慰安婦問題で河野談話否定論撲滅にもっと努力しろよと、国連に駄目出しされても無視する」などの「国際ルール無視」の「どうせできないのか、日本」が多すぎなんですが。

「本当はあなたの胸に飛び込みたいのだけれど、ちょっと怖いところがあるから逡巡してるの。私にだけは優しくしてね」といった感じの、愛の告白

 韓国の中国批判に対する、鈴置・木村コンビの珍評価です。
 単に「隣国だし経済大国だからあまりどぎつい批判も出来ない」と言うだけの話をこう珍理解するのだからすさまじい。そして「経済大国だからあまりどぎつい批判も出来ない」というのは韓国に限らず基本的に全ての国がそうだと思いますが。韓国の場合「隣国だから特にそうだ」という特殊事情があるに過ぎません。


■続・温海事件
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/07/post-c827.html
 荒木が何が言いたいのかさっぱり分かりません。荒木の紹介を読む限り、この「温海事件」とは、客観的には
1)不法入国の北朝鮮人を捜査当局が逮捕起訴し有罪判決もくだったが
2)不法入国以外の「スパイ行為」などの余罪*51が起訴できなかったため、「不法入国」初犯*52と言う事もあって有罪とはなったが、執行猶予判決。政府は国外退去処分とし、彼らは北朝鮮に帰った、
と言うだけの話でしかありません。少なくとも裁判で表に出た事実に限れば、拉致問題と全く関係ない。荒木だと根拠レスで「公安の政治的配慮で執行猶予という軽い処罰になった」とか言い出しそうですがそんな根拠はどこにもないでしょう。


■温海事件の謎
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/07/post-e3c2.html

温海事件は昭和48年8月3日に鶴岡市の海岸から上陸した北朝鮮工作員山形県警が検挙した事件です。

 荒木は何が言いたいのか。拉致問題と何か関係があると堅い証拠で証明できるならともかく、ただの「北朝鮮工作員密入国事件」を騒いだところで意味ないでしょうに。このエントリにはどこにも「拉致と関係がある」と言う記述は出てきません。

警察関係者の知人によれば当時警察庁外事課長は、
温海町(現在の鶴岡市)の海岸に3名が上陸、●1名は上陸直後に逮捕、●1名は翌日の早朝、日も当たらない海岸に海パン一丁で転がっているところを逮捕、●1名は逃走、所在不明、●ゴムボート、リュックサック、無線機、暗号表、乱数表、日本円、着替え、歯磨き、日本製のタバコ、日本製の薬などを所持、などと話していたとのこと。(注:国道を歩いていた2名を逮捕したという)『戦後の外事事件』とは大分異なります。

「話していた」というのは一体「どこで話していた」んですかね。これが「国会答弁」「マスコミ取材」なら、裏がとれますが「警察関係者の知人とやらに外事課長がオフレコで話した」というのでは裏のとりようがありません。

この工作員上陸の5日後には東京のホテルから野党政治家だった金大中氏(後に大統領)が韓国情報機関によって拉致された、「金大中事件」がありました。

 北朝鮮の拉致と違って「失踪に見せかけて朴の政敵、邪魔者である金氏をぶっ殺すことが目的」、つまり「オウムの坂本一家殺害事件」みたいな代物だったのですが、米国から「そんな無茶は辞めろ」と駄目出しが入ったので、暗殺計画は中止されます。
 別に「金大中事件」を理由に北朝鮮拉致を免罪する気もありませんが、「韓国が拉致やってるから」ということで「北朝鮮の精神的ハードルが低かった」と言うことは言えるかも知れません。


■実行犯
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/07/post-f2f9.html

何度も指摘していることですが、拉致事件の実行犯で逮捕されたのは私が知る限り久米裕さんを拉致した李秋吉一人です。その李も起訴はされずに終わっていますから、結局拉致問題で刑に服した人間はただの一人もいません。

証拠がなければ逮捕起訴できない、ただそれだけの話ですが?

有本恵子さんを拉致したと自ら証言し、『謝罪します』*53という本を書いている八尾恵も逮捕されていません。

・ばかばかしい。彼女を逮捕起訴して何か意味があるのか。「あえて逮捕しないことによって捜査当局は彼女から情報を引き出しているのだ」と考えるのが普通の人間でしょう。でそれは果たして悪いことなのか。
・そもそも「逮捕起訴できるか」と言う問題もあるでしょう。仮に「彼女の著書以外に確実な証拠がない」のであれば有罪判決は相当難しいでしょう。彼女も逮捕起訴されれば著書の記述について「裁判に影響するので黙秘権行使」という「検察との対決姿勢」になるんじゃないか。素直に起訴事実を認めるか疑問です。
・大体彼女が著書を出したのは2002年、今は2014年です。著書出版直後ならまだしも、12年も前のことを今更ぐちゃぐちゃ言う荒木の神経は全く理解できません。

 これは警察だけの問題ではありませんが、もし日本国内で拉致に加担した個人や組織が明らかになれば、そこから議員や官僚とのつながりも出てくるからではないか。

要するに「政治的配慮で警察や検察は逮捕起訴しない」と放言してるわけですが、警察や検察に対し無礼にも程があります。
 そして「議員や官僚とのつながり」てのは何を意味してるのか。俺も素人なので断言はしませんが「国内に拉致に加担した個人や組織」が仮にあったとしてもその中に朝鮮総連など在日関係者ならまだしも「議員や官僚」なんてあるとは思えません。

調査会の岡田副代表と齋藤理事が山形市に在住する田中実さん拉致の実行犯曹廷楽(「曹」は正式には縦棒が真ん中に1本だけ)の自宅を訪れる予定です。

 何を根拠に「曹氏」を拉致の実行犯呼ばわりし「何故警察や検察は曹を逮捕起訴しない」と憤慨しているのか知りませんが警察・検察が逮捕起訴していないとはつまりは「逮捕起訴できるような証拠は何もない」ということでしょう。
 大体、そんなに荒木が「曹は拉致の実行犯だ」と自信満々なら「自宅訪問」なんて「面会拒否」で終わるであろうくだらないパフォーマンスより
1)曹氏を拉致で検察に刑事告発。検察が不起訴処分にしたら検察審査会に審査請求
2)曹氏に対し民事賠償請求を起こす
でもやった方がよほど意味があるでしょう。それをやらないということはつまりは荒木も
ア)「曹氏が実行犯か疑問」
または
イ)「曹氏は実行犯だと思うがそれを立証できるだけの証拠がない」
と自覚していると言う事でしょう。荒木とそのお仲間連中はまったくもってくだらない集団です。よく家族会もこんな奴らとつきあえる。
【追記】
「何が根拠だ」と書きましたが、曹氏の名前でググったところ、自称北朝鮮工作員の「張竜雲」なる人物が出版した『朝鮮総連工作員:「黒い蛇」の遺言状』(1999年、小学館文庫) が根拠のようです。やれやれ。荒木一味は正気なんでしょうか。
 そんなに自信があるなら「この本を根拠に曹を逮捕起訴して下さい」とでも警察・検察に言ったらどうでしょう。それとも言ったら「この程度じゃ逮捕起訴できません」と駄目出しされて憤慨してるんでしょうか?

報道関係の方でご関心があれば17日9時30分に山形キャッスルホテルを出発しますのでこの時間にホテル入口においで下さい

よほど変な人間でない限りこんな馬鹿げたパフォーマンスにはつきあわないでしょう。でも産経当たりはつきあうのか?

曹が田中実拉致について証言し、自らの非を認めるよう、強く期待するものです。 

 
 ばかばかしい。そもそも曹氏が本当に拉致に関与してるかどうか自体が怪しい。百歩譲って関与していたとしても「実行犯と決めつけるろくな根拠もないのに」、告白して欲しいと呼びかけたって無視されるのが落ちでしょう。
 ま、荒木もそんな事は百も承知で「俺達はこんなに頑張ってるのに曹を逮捕起訴しない警察検察が許せない」だの「犯行を否定し続ける曹が許せない」だの宣伝活動に利用するだけでしょうが。

*1:まあ、仮に誤鑑定で、かつ美保さんが北朝鮮にいるとしても影響があるのは美保さんだけであり、ほかの拉致被害者には全く関係ありません。何が「拉致問題解決の障害」なのか。

*2:荒木一味においては偽造は「疑惑」ではなくもはや「事件」と「確定的事実扱い」です。

*3:荒木の場合明らかに誤解ではなく「為にする嘘」でしょうが。

*4:もちろんこんな荒木の無礼な態度が道義的に是の訳はありませんが

*5:「系」てのもよくわからないですけどね。「自民系無所属市議(自民党員じゃないが自民党国会議員の子分的態度)」みたいなのり(総連会員じゃないが総連会員と親しい)なのか。

*6:「誰がそう認定してるんだ」と聞きたくなります

*7:荒木エントリを読んでも緊急開催する理由はさっぱり分かりません。俺などは「こんな陰謀論集会を緊急開催するくらいなら他の集会を緊急開催しろよ、こんな集会は荒木らのイメージダウンにしかならないだろ」と思うのですが荒木らの価値観はどうも違うようです。

*8:荒木一味においては偽造は「疑惑」ではなくもはや「事件」と「確定的事実扱い」です。警察サイドは荒木に心底激怒してるでしょう。名誉毀損で本来なら摘発したいでしょう。しかし「荒木が自民党極右議員とつるんでるが為」手が出せないという異常事態のわけです。この一件、「警察は自民党の犯罪(汚職、選挙違反など)は摘発できない」という俗説が「真実である可能性が高い」と見事に証明(?)している事件ではあります。

*9:姓が美保さんと違うのは結婚して夫の姓に変えたからでしょう

*10:美保さんのご実家が甲府市にあるので甲府市議の清水が出しゃばることになる。

*11:まあ三宅は石原慎太郎が率いる「次世代の党」所属議員ですからね。

*12:もちろんさすがに安倍晋三だの稲田朋美だのは、荒木批判しないものの、いくらウヨでもここまで酷い話にはつきあわないわけです。

*13:俺なら絶対に川人に弁護は頼みません。もちろんデマ屋・川人の世話になることが倫理的に耐えられないというのもありますがこんな陰謀論にはまる男ではまともな弁護が出来るか怪しいという実利的問題もあります。

*14:この分野の川人の著書としては例えば『過労自殺』(1998年、岩波新書)

*15:もちろん俺は安倍もそんな荒木も支持しませんが

*16:1970年代の拉致発生当時の最高責任者は金日成国家主席朝鮮労働党総書記・朝鮮人民軍最高司令官兼任)です。

*17:なお、現時点で「一番早い政府認定拉致」は福田赳夫内閣時代です。

*18:掘り下げるってのはどういう意味なんでしょうか?

*19:竹下内閣自治相・国家公安委員長、宇野内閣通産相、海部内閣法相、自民党幹事長(宮沢総裁時代)、橋本内閣官房長官などを歴任

*20:田中内閣防衛庁長官福田内閣科学技術庁長官、大平内閣行政管理庁長官、中曽根内閣通産相、竹下内閣外相などを経て首相

*21:梶山、宇野両氏は「拉致疑惑」を認めたものの、「そうした認識にいつ日本政府が達したのか、大韓航空機爆破事件後のことなのか、それとも竹下内閣以前の鈴木内閣や中曽根内閣などで既にそうした認識だったのか」などといったことについては何も語っていません。

*22:鉄道マニアの俗称

*23:荒木の所属大学・拓殖大学のこと

*24:なお、荒木は小山さんについては遺体発見を渋々認めています。

*25:石川県の能登半島のこと

*26:そんな人間はいないでしょうが

*27:未だに建前では「終戦」ではないわけです。

*28:もちろん北朝鮮撃沈否定論もありますが

*29:原作は麻生幾の小説『宣戦布告』(1998年、講談社)。なお、小泉訪朝が2002年9月であることを考えると映画公開はどうしても「訪朝によって始まった日朝交渉潰しの謀略の一環」ではないかと疑ってしまう。まあ、仮にそうだとしてもあまり成功しなかったように思うが。日朝交渉潰しに活用されたのはむしろ横田夫妻だろう。

*30:映画ではさすがに「北東人民共和国軍」としてますが、映画の内容から北朝鮮をモデルにしてることはモロバレですし、「アンチ北朝鮮の荒木に映画パンフの宣伝文章を書かせたこと」「そのパンフで荒木が北朝鮮を非難してること」でわかるように映画製作サイドもそれを隠そうともしていません。

*31:ググったところ石侍には「宣戦布告」(東映)以前には、大手映画会社での実績など全くないようだ。それで東映の仕事が出来るというのもびっくりだが、これは1)映画のスポンサーたるウヨが東映に「石侍を使ってくれ」と強く要請、とか、2)こんなウヨ映画は有名監督は誰もやりたがらないので無名の石侍に仕事が回ってきたとか言う話なのだろう。

*32:村山内閣自治相・国家公安委員長自民党幹事長代理(橋本総裁時代)、小渕内閣官房長官自民党幹事長(森内閣)を歴任。なお、これは荒木の言う事なので本気にしない方がいいでしょう。まあ、野中氏が「そんなことはやめるべき」と駄目出ししたのだとしても俺は何の問題もないと思いますけどね。ちなみに麻生の小説が発表された1998年は橋本内閣、映画が公開された2002年は小泉内閣なので一応「映画製作時期(1998年〜2001年?)=野中氏が自民党幹事長代理(橋本総裁時代)、小渕内閣官房長官自民党幹事長(森総裁時代)として政府与党の中枢にいた時期」ではある。

*33:美保さんのハンドバッグが発見された

*34:美保さんの遺体が美保さんと断定されたのは小泉第一次訪朝(平成14年9月)後の平成16年3月ですが、遺体発見自体は、失踪から17日後の昭和59年6月21日です。

*35:実際冤罪事件ではそういうこと(捜査ミスを認めない)を冤罪被害者相手に警察はしてきたわけです。まあ、美保さんの件は鑑定ミスかどうか疑問ですけど。

*36:岸内閣郵政相、自民党政務調査会長(池田総裁時代)、池田内閣蔵相、自民党幹事長(佐藤総裁時代)、佐藤内閣通産相などを経て首相

*37:誤鑑定ならまだしも「山梨県警による故意の偽造」と公言する荒木には呆れます。警察もマジで激怒してるでしょうし、ウヨ政治家との癒着関係がなければ荒木はとっくの昔に名誉毀損で逮捕起訴でしょう。

*38:勿論自衛隊のこと。そもそも専守防衛の立場ではそうした行為は違憲になるだろう。

*39:俺は希望しませんがどうもこのコンビはそれを希望してるようです。

*40:安倍が挑発しなくてもそんなことはありえないでしょうが安倍の挑発によって余計可能性が低くなってるのだから安倍批判するのが筋でしょう。

*41:闘えば韓国が勝ちますがその前に北朝鮮の反撃で相当の犠牲が出ると危惧されています。

*42:とはいえ別に戦勝国と認めなくても式典に招くことは可能ですので「招いた=戦勝国と認めた」と言う理解はおかしいと思いますね。

*43:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て国家主席、党総書記、国家中央軍事委員会主席、党中央軍事委員会主席

*44:著書『中国に立ち向かう日本、つき従う韓国』(2013年、日経BP社)、『中国という蟻地獄に落ちた韓国』(2013年、日経BP社)、『「踏み絵」迫る米国・「逆切れ」する韓国』(2014年、日経BP社)

*45:中国が構想を発表した投資銀行。当然この構想では中国の役割は大きなものになるでしょう

*46:左派には「米軍基地の縮小ないし廃止」を主張する人もいますが、そういう存在は鈴置・木村コンビの目には入らないようです。

*47:ただし実際には候補者二人が世論の批判で指名を辞退し、首相は留任しました。

*48:共産主義青年団中央書記処第一書記、貴州省党委員会書記、チベット自治区党委員会書記、中央書記処常務書記、国家副主席などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*49:習主席のこと

*50:共産主義青年団中央書記処第一書記、河南省長・党委員会書記、遼寧省党委員会書記、第一副首相などを経て首相

*51:もちろんそもそも余罪などない可能性もありますが

*52:仮に複数回不法入国しているとしても、起訴できなければ初犯として扱われるのは言うまでもないでしょう

*53:2002年、文藝春秋