◆ツイートに突っ込む
https://twitter.com/Tansa_jp/status/1494621518101622786
Tansa【公式】
「『消えた核科学者』北朝鮮による日本人拉致の真の目的は何か？」を開催中です。
Tansa*1編集長・渡辺と、ゲストの荒木和博さんが対談中！
#権力は隠すTansaは暴く*2
『消えた核科学者』とは「特定失踪者」であって政府認定拉致ではなく、勿論「北朝鮮拉致」と疑うまともな根拠は何もありません。
これについては以前、渡辺が書いた記事が消えた核科学者 警察庁拉致関係リストの真実｜日刊ゲンダイDIGITALとして日刊ゲンダイに載りましたが「タブロイド新聞のガセ記事」として世間に相手にもされませんでした。
外事警察の皆さんへ（R4.2.19）: 荒木和博BLOG
6分程度の動画です。
タイトルと説明文だけで見る気が失せます（一応見ましたが）。
「拉致の解決」に必要なのは「外務省の外交交渉」であり「外事警察」ではない。
まあ、「外事警察の得た情報」を外務省が利用することはあり得るでしょうが。
それにしても荒木がこの動画で
【1】
◆最近の外事警察の人間は「昔の北朝鮮の工作活動」について知らないのではないか
◆だから「昔の北朝鮮の工作活動」を知ってほしいと思い、小倉事件（日本における外事事件の歴史16）【調査会NEWS3556】（R4.2.1）: 荒木和博BLOGのような情報発信をしている
【2】
◆外事警察の活動について、知りたい方にはNHKドラマ『外事警察 - Wikipedia』を見てほしい
と言い出したのには吹き出しました。
【1】について言えば『知らない、と決めつける根拠は何だ？』です。
【2】について言えば『娯楽フィクションだろ（呆）』て話です。
また、荒木が「『踊る大捜査線*3』の室井管理官のようなキャリア官僚はいないんですか？」と
北村滋 - Wikipedia
徳島県警本部長、警察庁警備局警備課長、警察庁警備局外事情報部外事課長、兵庫県警本部長、警察庁警備局外事情報部長、内閣情報官（野田内閣～第四次安倍内閣）、国家安全保障局長（第四次安倍内閣、菅内閣）などを歴任
という経歴の「警察キャリア官僚」北村滋氏*4に以前話したところ「いるわけがないでしょう」と即座にダメ出しされたというのにも吹き出しました。
それにしても「室井」云々て、荒木は「現職の幹部警官」が組織を無視して、荒木に協力してくれることでも妄想してるのか。
「特定失踪者・山本美保さんの遺体発見は、山梨県警の捏造」「美保さんは間違いなく北朝鮮拉致被害者」などというデマ中傷を『山本美保さん失踪事件の謎を追う：拉致問題の闇』（2012年、草思社）というデマ本まで書いて、警察に対してする男が「警察が特定失踪者問題調査会（荒木が代表）に非協力的だ」とはよくもふざけたことが言えたもんです。
それにしても「足利事件のようなDNA鑑定ミスだ。警察はミスを認めろ（遺体が腐乱して肉眼での判別が不可能だったのでDNA鑑定で美保さんと断定）」ならまだしも「故意の捏造」呼ばわり。荒木も完全に気が違ってますね。
こんな荒木に同調する「美保さんの遺族」や、荒木の無法を容認する「救う会や家族会」も気が違ってますが。
正直、ここまで酷いデマに呆れた蓮池透氏が「特定失踪者のどこが北朝鮮拉致か！」と荒木批判を始めたときは「これで荒木も終わったな」と思ったところが「荒木をかばって蓮池氏を除名」するのが家族会だから心底呆れます。
とはいえ「荒木を批判しない」とはいえ、さすがに安倍や産経ですらこんな与太には冷淡でした。適当に調子を合わせても、まともに相手にしない。
まあ、それはともかく「室井的なキャリア官僚（ある種の反骨心の持ち主？）」といえば『前川喜平氏』などはそうでしょう。
「大企業・前川製作所の御曹司」「妻は中曽根康弘・元首相の娘。中曽根弘文*5は義弟」「最終キャリアは文科事務次官」なんて人間が退官後とはいえ『朝鮮学校無償化除外は差別だ』と主張したことは正直驚きでした。
*1:旧称は「ワセダクロニクル」。
*2:そんな放言をするのは「朝日新聞のリクルート報道、森友報道」「赤旗の事務所費疑惑報道」「文春の甘利UR疑惑報道」並のスクープを飛ばしてからにしろと言いたい。
*3:1997年に放送されたフジテレビの刑事ドラマ。その後、映画『踊る大捜査線 THE MOVIE』（1998年）、 『踊る大捜査線 THE MOVIE 2』（2003年）、『踊る大捜査線 THE MOVIE3』（2010年）、『踊る大捜査線 THE FINAL』（2012年）も制作されている（踊る大捜査線 - Wikipedia参照）
