「チベット・ダライラマ勢力の強硬姿勢に絶望」チベット人共産党員のプンワンさん(嘘)

http://b.hatena.ne.jp/entry/sankei.jp.msn.com/world/news/140831/kor14083117020004-n1.htm
産経『「韓国の強硬姿勢に絶望」 アジア女性基金の元理事』のはてブ
Mukke
 この発言を責めるひとがいるのは当然だけど,なんというかこのひとはこのひとで頑張ってきたわけで,真の敵*1を攻撃しろよという批判は正当ではあるけれど(注:韓国側に)当たり散らしたくなる気持ちも(注:分かる気がする)

 「大沼氏への批判は正当だが、大沼氏の気持ちも分かる」んだそうです。随分、id:Mukke氏は大沼に寛大なんだなとびっくりしてしまった。たとえばこれは思考実験だが「大沼的な立場の中国共産党幹部(故プンワンことプンツォク・ワンギャル*2なんかそうかもしれない)」が

「中国とチベットでうまくつきあっていこう」として頑張ったのに「チベット亡命政府の強硬姿勢に絶望*3

て言ったらMukkeさんて

この発言を責めるひとがいるのは当然だけど,なんというかこのひと*4はこのひとで頑張ってきたわけで,真の敵*5を攻撃しろよという批判は正当ではあるけれど(注:ダライラマ側に)当たり散らしたくなる気持ちも(注:分かる気がする)

てブクマするんですかね?。とてもそうは思えませんけど。
「ダライ猊下に何の非があるというのか!。ふざけるな!」と悪口雑言してるんじゃないか。

*1:日本政府や日本社会のこと

*2:まあ正直、ダライが1959年に騒乱起こしたあげく、インドに亡命した時はプンワンはもちろん中国にも不快感を感じたでしょうが、ダライに対しても「チベット人の俺が何とか丸く収めようとしてるのに俺に相談もなしに勝手にもめごとをでかくして、何だ、あの人は?、政治センスがなさ過ぎだ!」と大沼的不快感をダライに感じたでしょう。現実主義のプンワンがあんな無謀な行為容認するとも思えないし、一方のダライもこの時点ではプンワンのことを「裏切り者」としか思ってないでしょうから相談なんかしないでしょう。ただそんな事、ダライが騒乱おこしてインドに亡命してからプンワンが言っても「後の祭り」でどうしようもない、ダライが「あいつはやはり中国の犬か」などと反発するだけだ、あるいは中国に自分の言葉を「つまみ食い引用されて政治利用されるだけだ」、プンワンの望む方向には行かないということが「アホの大沼」と違って分かってる「大人」だからプンワンはそんなこといわないわけです(まあ、中国側から踏み絵踏まされて「立場上、仕方ねえな、俺が変な事言ったら俺だけじゃなくて家族やチベット同胞まで立場がまずくなる」と渋々ダライ批判することはあったとしても大沼みたいに自分から喜んでダライに悪口雑言じゃないでしょう)。で「そういうことをプンワンがダライに対して言わないからこそ」、ダライが「米中国交正常化でチベットゲリラへの米国支援を打ち切られて」自らのゲリラ戦路線の失敗に気付いたとき「高度自治」を早くから唱えていた「現実主義者」プンワンを再評価することになるわけです。

*3:ダライがゲリラ戦路線だったときはマジで絶望してたと思いますよ。だってプンワンの考えと違いすぎるもん。

*4:例えばプンワン

*5:この場合、中国のこと