今日の産経ニュース(1/11分)(追記・訂正あり)

東洋経済オンライン『日本人よ、「反韓嫌韓ブーム」は見苦しい!:黒田勝弘*1、長引く反韓の空気を憂慮』
http://toyokeizai.net/articles/-/57530
 呆れて開いた口がふさがりませんね。黒田と黒田の所属する産経こそが「見苦しい嫌韓の典型」だと思っていましたが、「嫌韓国は見苦しい」と放言する黒田本人は「俺や産経のは韓国への愛情に基づく、韓国への正当な批判だ」とでも勘違い*2or強弁したいようです。
 黒田に話を聞く方も頭がどうかしていますが、聞かれて得意げに語る黒田も頭がどうかしています。


■【佐賀知事選】山口氏が初当選 与党敗北、統一選に懸念も
http://www.sankei.com/west/news/150111/wst1501110055-n1.html
 まあ「自民分裂選挙」で、勝った山口氏は「地元の自民地方議員」が支援したという意味では与党敗北と言っても残念ながら、滋賀県知事選(民主党が支援した三日月候補*3が当選)や沖縄県知事選(共産党社民党沖縄社会大衆党などが支援した翁長候補*4が当選)のように野党が勝ったわけではない。
 「自公中央が支援した磯村尚徳*5候補」が敗れ、「自民都連が中央に造反して支援した現職・鈴木俊一*6候補」が勝利した1991年都知事選みたいなモンであまり手放しでは喜べない*7。とはいえ「自公中央の政治センスがないこと」が暴露されたことはそれはそれで悪いことではないかなという気もします。しかし何で地元を無視したあげく見事に敗戦するかね。
 1991年都知事選では「幹事長の小沢一郎*8」が「幹事長辞任」を余儀なくされますが、まあ「佐賀県知事選」だし、自民党三役も平然と居座るんでしょうねえ。沖縄県知事選敗北でも誰も責任取ってませんからね。


■『(注:尖閣問題で)日中衝突の場合も「中立維持」7割、経済関係で中国重視 豪世論調査
http://www.sankei.com/world/news/150111/wor1501110029-n1.html
 そりゃ日本、中国どっちか一方に肩入れして「肩入れしなかった方に憎まれて報復措置でもされる」位なら中立を保つでしょうよ。
 オーストラリアにとって「日本も中国もどちらも重要な貿易相手国」なんだから「日中両国にはもめないでほしい」「もめた場合でもどちらにも肩入れできない(つうか、肩入れしたくない)」となるのは当たり前です。 


■『中国で漫画「新人賞」 金賞にSFファンタジー 作者育成目指し 講談社
http://www.sankei.com/entertainments/news/150111/ent1501110013-n1.html
 要するに
1)「中国で有能なマンガ家志望者をウチが抱え込んで、ウチの専属作家にして中国のマンガ市場で儲けよう」
2)「そしてその作家の作品が日本でもウケそうなら、日本で連載させてもええやないか」(講談社)てことでしょう。中国市場を重視する日本企業はたくさんありますが「講談社」もその一つというわけです。

*1:共同通信ソウル支局長、産経新聞ソウル支局長を経て、産経新聞ソウル駐在特別記者(論説委員兼務)。著書『韓国・反日症候群』(1995年、亜紀書房)、『日・中・韓新三国志:困った隣人との付き合い方』(古森義久との共著、2005年、徳間文庫)、『韓国・反日感情の正体』(2013年、角川oneテーマ21)など

*2:勘違いだとしたらストーカーやDV夫、児童虐待親の愛みたいなもんでしょう。被害者当人にはただ迷惑なだけです。

*3:前・民主党衆院議員。鳩山内閣国交大臣政務官菅内閣国交副大臣を歴任。

*4:前・那覇市

*5:NHKワシントン支局長、外信部長、「ニュースセンター9時」キャスター、ヨーロッパ総局長、報道局長などを歴任

*6:自治事務次官、岸内閣官房副長官、副都知事を経て都知事

*7:もちろん、「佐賀の橋下徹」の悪名をもち「独裁的」と批判されていた自公中央が擁立した樋渡候補(前・武雄市長)が落選したことは「アンチ橋下」「アンチ独裁」の俺はいいことだとは思います。

*8:中曽根内閣自治相・国家公安委員長自民党幹事長(海部総裁時代)、新生党代表幹事、新進党代表、自由党代表、民主党幹事長などを経て現在、生活の党代表