「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(8/11分:高世仁の巻)(追記・訂正あり)

放送法違反で電波停止も
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160209
 北朝鮮への言及もありますがメインはタイトルにもなっている高市*1総務相発言に対する「高市発言はメディアへの悪質な恫喝だ」とする安倍政権、高市批判です。高市の発言は「国会質問での大臣答弁」ですから、安倍が高市に発言を撤回させるか、発言を理由に高市を更迭しない限り「高市私見」などという言い訳は通りません。
 メディアへの恫喝はもろに高世の商売に影響しかねないという問題もあるでしょうが、高世も北朝鮮については興味関心を失っているのかもしれません。
 そもそも放送法違反というならNHK相手に訴訟を起こした原告が問題視する

籾井会長が就任時に「政府が右と言うものを左と言うわけにはいかない」などと発言

の方がよほど放送法違反でしょう。
 籾井を罷免しないことは「放送法違反ではないか」とする訴訟に勝ち目があるかどうかなどはともかく、この訴訟の原告が「放送法違反云々」でメディアを恫喝するという、それこそ放送法の精神に反する安倍や籾井の行為に憤ってることは間違いないでしょう。小生も同感ですが。
 従来「あるある大事典関西テレビ)のやらせ」など明らかな問題行為ですら「電波停止」なんて話は出てなかったわけで高市の主張は全く無茶苦茶です。

http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160209
清原選手の覚醒剤事件では、東スポの記事に注目した。
(中略)
《群馬ルートをめぐっては「某球団で一緒にプレーした先輩にあたる元大物プロ野球選手のつながりで、昔から密売場所として有名だった。有名暴力団の組織がからんだ北関東ルートの一つ。すでに売人の素性は把握している」(捜査関係者)とされる。》
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160209-00000002-tospoweb-base
「元大物プロ野球選手」は同じ球団でプレーした先輩で、群馬ルートのお得意さんだった。
この覚醒剤騒動はちゃんと追求すれば大きく広がっていく。

 清原のいた「プロ野球界や芸能界(引退後のタレント活動)に大きく広がっていく」んですかね、どうなんでしょうか。
 いずれにせよ「清原がいた球団(西武→巨人→オリックス)」に清原と同時期に所属していた元大物選手とは誰なんでしょうか(現時点ではとても名前など出せないのでしょうが)。
 ググったところ、「現役引退後の2006年に覚醒剤で逮捕された野村貴仁(投手)」が一時期巨人に所属し、「清原が麻薬を始めるキッカケは野村」という説がスポーツ紙や週刊誌で報じられてるようです。
 高世や東スポの言う「選手」とは野村なのか。野村では「逮捕は2006年」ですから大きく広がっては行かないんじゃないか。ただ野村は「先輩に当たる元大物選手」と言えるような選手では失礼ながらない。野村ならこういっては失礼ですが「覚醒剤の逮捕歴」があるわけですし、名前を隠す必要もないように思われるし別人なのか。
 まあ、高世や東スポの言う「清原の先輩に当たる元同僚の大物選手」が工藤ソフトバンク監督(西武で同僚)だの落合中日GM(巨人で同僚)だのという「超ビッグネーム*2」ということはないでしょうが、こういう曖昧な書き方は実にもやもやします。清原の元同僚たちも「俺達が覚醒剤使用者と疑われかねないじゃないか」「名前を出せないなら書くな」と不快でしょう。
 いずれにせよ「清原の覚醒剤使用は現役時代に既に始まっていた」という週刊誌などの説が正しければ「もっと早い段階で何とかならなかったかなあ」とは思います。

北朝鮮の7日のミサイル発射だが、《対外的にはアメリカを交渉に引っ張り出すための「ゆさぶり」「瀬戸際外交」、国内向けには5月の36年ぶりの党大会に向けての権威づけ》という的外れの「思惑」解説がまだ幅をきかせるなか

 何がどう的外れだかさっぱり分かりません。それ「だけ」が目的ではないかも知れませんが「国威発揚」「米国や韓国相手の瀬戸際外交」と言う要素は明らかにあるでしょう。まさか高世は「北朝鮮は韓国を軍事攻撃する気だ」とでも言うのか。そう言うブラフで米国や韓国を交渉に引っ張ろうとしているでしょうが、現実問題無理でしょう。もちろん「無理だからブラフなんか無視する」というわけにもいかないと思いますが。

 宇宙開発に詳しい大同大の沢岡昭*3学長は「前回よりも安定している。以前は中国の技術のコピーだったが、12年には独自技術で2回打上げて1回は失敗、2回目で成功した。さらに改良したということで、予想をはるかに超えて進歩している」と指摘。
 一般財団法人日本宇宙フォーラムの吉富進常務理事も「技術力は安定化する方向にある」と見ている。

 技術が進歩しているということは当然ながら「脅威である」ということを必ずしも意味しません。その技術発達が「脅威と言えるレベル」に達しない限り脅威ではないわけです。

原爆と運搬手段があわさってはじめて「核兵器」になるので、核実験とミサイル開発はセットになっている。

 「核実験やロケット発射」でそういう情報を意図的に流すことによって北朝鮮が「瀬戸際外交」を狙ってることは事実でしょう。ただしそれは「北朝鮮が核ミサイルを開発している」ということを必ずしも意味しないでしょう。
 「北朝鮮は核ミサイルを開発する意思や能力があるかも」という単なるブラフかも知れない。一方で「北朝鮮は脅威だ」と叫べば米日韓政府は軍拡しやすいわけです。北朝鮮脅威論には眉唾しておくべきだろうと思います。


■実質賃金4年連続マイナス―アベノミクスって何?
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160208
 北朝鮮のロケット(ミサイル)発射直後の記事なので、アンチ北朝鮮の高世なら何か批判をするのかと思いきや意外なことに何もないです。
 記事のメインはタイトルで分かるようにアベノミクス批判、サブで清原逮捕です。

 先週火曜深夜の清原和博容疑者逮捕の速報から報道合戦が続いた。
 私は北朝鮮覚醒剤密輸の取材以降、この方面にも多少目配りを続けているので関心があった。
(中略)
(ボーガス注:清原容疑者が覚醒剤を入手した場所と報道されている)群馬県覚醒剤に関してユニークな位置を占めている。日本の覚醒剤はいま100%海外から来る。群馬県は海がないにもかかわらず、日本中の主要な暴力団組織が覚醒剤調達のため*4に事務所を置いている。それはなぜか。

と書くのなら何故か高世には答えを書いて欲しいんですけどね。それとも高世にも答えは分からないのか。「群馬の失踪者を特定失踪者認定している」荒木みたいに「北朝鮮がどうとか」馬鹿な事を言わなければいいんですがその辺りどうなのか(北朝鮮覚醒剤を作ってるか知りませんがそれが日本に昔はともかく「今」来ていることはおそらくないでしょう。制裁してるわけですからね。コロンビアとかミャンマーとか他にも「麻薬生産地」といわれてる場所はあるわけです)。

 戦後、「ヒロポン」の名前で薬として薬局で売られていた。夜の仕事をする人や受験生などが、今でいえばカフェイン入り飲料*5を呑むような感覚で使っていたという。
 ネットに、あのサザエさん長谷川町子の漫画で「ヒロポン」というもろの題名の作品があるのを知った。
 これ、読んで笑っていいのか・・・迷う。

 ウィキペ「アンフェタミン」にもその辺りのことが書いてありますが、当初は「何故か規制されていなかったこと*6もあり」国民には「覚醒剤は危ないもの」という認識がなかったようですから、恐ろしい。弊害が無視できなくなってから規制されたわけです。高世が紹介する長谷川マンガも決してヒロポンを批判してる訳ではない。なにせ「ワカメやタラちゃんが誤ってヒロポンを飲んだ*7」のにサザエの態度は「少量だから問題ないわ、むしろ最近暗かったこの子たちが薬の影響とは言え元気はつらつで嬉しい」なんてとんでもない代物ですから。そういうオチを長谷川は面白いと思い、新聞社も問題だと思わず掲載し、世間もそれを受け入れた時代だったわけです。
 「取りすぎは良くないけど気をつければいい」という「アルコールやタバコ並みの感覚」だったわけです。ヒロポン中毒もアル中並みの扱いだったわけです。

 アベノミクスは誰の目にも失敗の姿を晒している。
 きょうの夕刊に「実質賃金、4年連続マイナス」の見出し。
厚生労働省が8日発表した2015年の毎月勤労統計(速報)によると、物価の伸びを超えて賃金が上がっているかどうかを見る実質賃金指数が前年を0・9%下回り、4年連続でマイナスになった。企業の好業績が賃上げにつながる経済の「好循環」がまだ広がっていない実態が示された。》(朝日新聞)
 賃金水準が低いパートが全労働者にしめる割合が30・46%と前年より0・64ポイント高まったことも平均賃金を押しさげたという。
 実質賃金は1997年あたりがピークで、その後どんどん下降し、第二次安倍政権になってからだけで5%も下がっている。
 安倍政権が、景気は上向いていると繰り返すので、何となくそうなのかなと思っている人もいると思うが、実際には日本はどんどん貧しくなっている。

 株価が上がり、企業収益が増えても国民の生活が貧しいのではとても「アベノミクスは成功した、景気は良くなった」とはいえないでしょう。安倍が「アベノミクス成功」とデマ宣伝し、マスコミも一部を除きろくに批判せず、国民も愚かだから未だに「40〜50%台の安倍内閣支持率」なのであって本来もっと下がっていておかしくない。
 しかもその株価や企業収益も「安倍の計画する消費税10%増税」や「中国景気の低迷」で今後は下がるかもしれないと言うのだから景気に明るい材料がない。
 慌てた安倍は「マイナス金利」という奇策を打ちましたが今まで「金融緩和だけで景気は良くなる」といっていたのが「マイナス金利」を始めるというのだからアベノミクス失敗を自白してるようなもんです。しかも日銀委員全員が賛成したわけではなく反対意見もかなりあったのがマイナス金利ですから、「株価」という面に限定しても果たして効果があるかは疑問です。まあ、安倍はとにかく「何かやってる」というパフォーマンスさえできればそれで満足かも知れませんが。
 このまま安倍政権など放置したら「極右的な問題だけでなく」、「景気限定」「国民生活限定」でも恐ろしいことになるでしょう。「アベノミクスに期待」なんてとんでもない話です。
 ポスト安倍の最大の課題は「外交問題」「景気問題」といった「安倍が失政でずたぼろにしたもの」のリカバリーと言う事になるでしょうね。そうでないと困る。


愛国者は格差と闘う
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160202

 アメリカで「社会主義者*8」を名乗る人物が大統領になるとはありえないと思っていたが、もし民主党サンダース*9共和党トランプの対決になったら、サンダースが勝つだろう。

 まあさすがにトランプは「民主党の候補が誰でアレ」当選しないでしょう(そもそもトランプが候補になる可能性自体がさすがにないとは思いますが。最終的には沈むでしょう)。それにしても本命クリントンに対しサンダースがここまで健闘するとは驚きです。「民主党主流派は党内の少数意見を無視してる」という不満がサンダースに集中しているのでしょう。サンダースの格差批判が受けてるのも「クリントンなんて夫が元大統領で貧乏人の気持ちなんか分かってない」という不満の表れでしょう。サンダースが仮に負けてもクリントンはこうした批判を全く無視することはできないでしょうし、サンダースの目的もそれで充分達成されたとは言えるでしょう。

「たとえ、私自身はまったく関与せず、国民に恥じることはしていなくても、私の事務所が招いた国民の政治不信を秘書のせいだと責任転嫁することはできない。それは、政治家としての美学、生き様に反する」だと。
おいおい

 確かに「おいおい」です。「私自身は関知せず」というなら「秘書のせいにしてる」じゃないですか。そういう態度がまさに政治不信を招くわけです。
 そして甘利は「関知せず」の根拠を何一つ提示できないわけです。大臣を辞めればいいと言う話では全くない。マスコミは一部(今回の週刊文春など)を除いて未だに安倍批判に腰が引けてるようですが、大臣辞任で幕引きなどとんでもない話です。野党の疑惑追及も大事なことです。

北朝鮮人工衛星という名のミサイル発射を予告した。

 いい加減「ミサイル」というのはやめて欲しい。確かに「ロケット打ち上げ」は「ロケット=ミサイル」である以上「ミサイル打ち上げ」ですがそれなら日本のロケット打ち上げだって「ミサイル打ち上げ」のわけです。人工衛星がどんなものか分かりませんが、仮に「実用衛星」ならなおさらミサイル呼ばわりは不当でしょう。

北朝鮮のソフトランディングは難しい。

 今までの高世の論調とは違う文章で意外です。「ソフトランディング」だそうです。高世の言うソフトランディングが「地域の緊張を高めることを北朝鮮に辞めさせる」「北朝鮮の改革開放を目指す」「北朝鮮の平和的崩壊を目指す(あくまでも平和的崩壊で戦乱は不可)」、何を意味するか分かりませんが「戦乱を含むハードランディングで何が悪い、北朝鮮が倒れさえすればいい」とはさすがに言わないようです。


■日本人が決して忘れてはならないこと
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160127

 『週刊文春』の第二弾がきょう27日に早刷りが出るのを待って28日夕方に記者会見をするという。
 甘利先生、「記憶があいまい」だそうだが、第二弾の記事を読んでから、どのくらい思い出すかが決まるのだろう。

 要するに第二弾記事に反するようなことを言って墓穴を掘ったらまずいという保身でしょう。全くろくでもない話です。

安倍首相は、きょう午前の参院代表質問で、はやくも甘利大臣の続投させる意向*10を示した。

 松島*11法相や小渕*12経産相との違いには「ドンだけお前甘利が好きなんだよ」と呆れます。
 行為の悪質さから言ったら「贈収賄の疑いすらある」甘利のほうが悪質でしょうに。

米軍が上陸したイロイロ島では、日本兵とともに現地の日本人移民やその子弟が山中に退避するが、その過程で、「兵隊さんの足手まといにならぬよう」と集団自決する事件が起きている。老人、子どもを含む50人以上が亡くなったという。後の沖縄戦に見られる悲惨な事件がすでにフィリピンで起きていた。

 この「フィリピン集団自決」も日本ウヨは「沖縄集団自決で強弁してる」ように「軍強制などなかった」と強弁する気でしょうか。もちろん強制があったに決まってますが仮に百歩譲ってなかったとしても「自決は素晴らしいこと」なんて考えが自然に生まれるわけもない。戦前日本国家の教育の成果のわけで異常な話でしかないわけです。

 BC級戦犯とその恩赦を取り上げた特集もあった。
 恩赦令を出したのはキリノ大統領だが、彼は家族を日本軍に殺されていた。
《(中略)
45年2月9日午後、キリノ邸が米軍の砲撃で一部破壊されたために、妻のアリシアが長女ノルマ、長男トマスらと一緒に近くにあった実家(アリシアの母親らが住むシキア家)に避難しようとした。しかし、実家の向かいにあった日本軍の防衛拠点にいた狙撃兵に銃撃され、アリシアとノルマは即死、アリシアが抱いていた当時2歳の娘フェが地面に投げ出された。フェはしばらく泣いていたが、近づいてきた日本兵の手で刺殺されてしまう。》

 「中韓以外は日本を批判しない」「東南アジアは日本のおかげで独立できた」などと言うウヨの物言いがデマか改めてよく分かります。

いまの日本人に「加害」の歴史を教えようとしているかのようだ。

 そんな思いは天皇夫妻にはないでしょうし、仮にあったとしても今回のフィリピン訪問で何かが劇的に変わるわけでも何でもありません。
 我々は「南京事件慰安婦」の実在を否定したがってる歴史捏造主義者が首相だと言う事を直視しないといけません。そもそも天皇夫妻のフィリピン訪問を認めたのは安倍のわけですし。安倍が認める程度の行為に大きな意議はないでしょう。無意味とまでは言いませんが。
 なお、今日の新聞にも書いてありましたが「慰安婦はフィリピンにもいる」わけです。フィリピンの慰安婦もやはり安倍には憤りを持つ人が少なくないようです。

天皇制はあと100年近く存続する可能性があると思うが、いま人格的に信頼できる両陛下を持つことは日本にとって幸運である。

 前半について言えば高世も「千代に八千代に」といわないとは、意外と謙虚と言うべきでしょうか。
 まあ続けたかったら「女性天皇を認めるべきだ」と思うんですけどね。俺的には続かなくても別に構いませんが。
 後半について言えば「人格的に信頼できる」てほどご大層な話でもないでしょう。まあ、安倍だの「日の丸の件で、今上天皇から政治的発言を引き出して政治利用*13しようとし、その結果、今上天皇にやんわりとたしなめられた」米長邦雄だのと比べたら天皇夫妻がずっとマシであることは否定しませんが。

参考

http://www.asahi.com/articles/ASJ1W00SHJ1VUHBI02W.html
朝日新聞『元慰安婦の支援者ら、マニラで集会 「謝罪と補償を」』
 太平洋戦争中、「旧日本軍の慰安婦にされた」と主張する女性*14とその支援者が27日、フィリピンの首都マニラの大統領府近くに集まり、日本政府に「公式な謝罪と補償を」と訴えた。フィリピン訪問中の天皇、皇后両陛下が、大統領府でアキノ大統領と会見するタイミングに合わせた。
 抗議行動は、元慰安婦の支援団体「リラ・ピリピーナ」などが呼びかけた。アキノ大統領は慰安婦問題について「日本は義務を果たし終えている」との立場だが、団体は「慰安婦たちは公式な謝罪や賠償金を受け取っていない」と主張している。
 両陛下訪問前の22日に現地で記者会見した同団体のナルシサ・クラベリアさん(85)は「性的被害を受けた女性に正義を与えて欲しい。若いときに失った尊厳は償われていない」と訴えた。同団体には一時174人の元慰安婦が登録されていたが、高齢化し、104人は死去したという。


■リトビネンコを暗殺したのはやっぱりプーチン*15だった
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160122

 おみくじ引いて絵馬を買って熱心にお祈りする人々を見ると、日本人は無神論*16ばかりというものでもなさそうだ。

 いや、あくまでも「苦しいときの神頼み」でしょう。実際には「神なんているわけねえジャン」「絵馬なんか意味ねえ」「大吉だろうと大凶だろうと関係ない」と思いながらもそう言うことをしてしまうのが人間です。

《英国内務省の公開調査委員会は21日、2006年にロンドンで起きたロシア連邦保安庁FSB)の元スパイ、リトビネンコ氏の暗殺事件について「プーチン大統領がおそらく承認した」とする調査結果を発表した。プーチン政権を批判し、英国に亡命していた同氏は放射性物質ポロニウム」により毒殺された。容疑者であるルゴボイ氏は事件後、ロシア下院議員に選出されている。ロシア外務省は同日「事件は政治的に利用されている」と調査を批判した。》(日経新聞
 調査結果の該当部分の原文はこうだ。
 The FSB operation to kill Mr Litvinenko was probably approved by Mr Patrushev and also by President Putin.
「リトビネンコ氏を殺害するFSBロシア連邦保安庁の作戦は、おそらくパトルシェフ氏*17(当時のFSB長官)およびプーチン大統領によって承認されたものである」。
 腐っても鯛。さすが英国だ。民主主義の定義はいろいろ議論されるが、こういうところにそれを感じる。

 高世ってマジでバカだなと改めて呆れます。そもそも何を根拠に「FSBの作戦であり、しかもプーチンまで事前承認していた」と見なすのか。「FSBの作戦」にせよ「プーチンの事前承認」にせよ「仮に事実だとしても」そう簡単に認定できることではないでしょう。
 現時点では「単に反ロシア感情から怪しい証拠で英国が認定した疑いは否定できない」でしょう。今、英国とロシアはウクライナ問題で微妙な関係のわけですから。詳しい分析をしない限り「現時点では意見は保留したい。安易にプーチンの擁護も批判もしたくない」ということにしかならないでしょうに、そうはならない辺り高世はバカです。

 私は、この暗殺事件をジャーナリストの常岡浩介さんの協力を得て取材したことがある。
(中略) 
 取材の結果、私は、プーチンは謀略で権力を簒奪したと確信した。
 チェチェン独立運動が権力簒奪に利用され、プーチンは謀略でチェチェン人をテロリストと印象付け、チェチェンへの戦争をはじめたことによってロシア国民の圧倒的支持を集めることに成功した。

 高世の言う謀略とは何なのか?。チェチェンはテロなどしていない、全てFSBの自作自演謀略だとでも言うのか。もしそうならその根拠は何なのか?
 そもそもチェチェン相手の戦争について言えば前任者・エリツィン*18時代からの話です。ウィキペディアプーチン」に寄ればプーチン

 1998年7月にロシア連邦保安庁(FSB)長官に就任。この時、エリツィン大統領(当時)のマネーロンダリング疑惑を捜査していたユーリ・スクラトフ検事総長を女性スキャンダルで失脚させ、首相だったエフゲニー・プリマコフ*19の「スクラトフを利用した」エリツィン追い落とし計画を未然に防いだ。この功績によりプーチンエリツィンの信頼を得るようになる。
 プーチンエリツィンによって1999年8月9日に第一副首相に任命された(同日セルゲイ・ステパーシン*20が首相を解任されたためそのまま首相代行に任命)。この時、エリツィンプーチンを自身の後継者とすることを表明していた。さらに1週間後の8月16日には正式に首相に任命される。首相に就任するとロシア高層アパート連続爆破事件(1999年8月31日)をきっかけにして勃発した第二次チェチェン紛争の制圧に辣腕をふるい、「強いリーダー」というイメージを高め国民の支持を獲得した。当時、次期大統領選のプーチンの有力な対抗馬として元首相のプリマコフがいたが、同年12月19日に行われたロシア下院選挙で、プーチンを支持する与党「統一*21」の獲得議席数がプリマコフらによって結党された「祖国・全ロシア」の議席数を超えてロシア連邦共産党に次ぐ第二党となったことにより、プーチンは次期大統領の座にさらに近づいた(後にプリマコフは次期大統領選への出馬を断念した)。そして同年12月31日に健康上の理由で引退を宣言したエリツィンによって大統領代行に指名される。

ということで国民の一定の支持を「チェチェン問題で得たこと」は事実のようですがそれ以前に「エリツィンの後継指名」を受けていたわけです。
 なお、「謀略的なやり方で成り上がった」といえばプーチンよりも「拉致を政治利用した」と蓮池透氏に批判されている「首相に成り上がった」安倍や「国会議員に成り上がった」中山恭子、「右翼界の顔役に成り上がった」巣くう会一味でしょうが、高世は「安倍同様拉致で金儲けしてきた銭ゲバの屑野郎」なので「蓮池氏のような拉致問題を理由にした」安倍批判、中山批判、救う会批判などしません。最近は拉致をエントリネタにすることがほとんどなくなった高世ですが「エントリネタにする場合」も「自分に都合の悪い存在である蓮池氏は無視し」、都合のいい存在である横田夫妻は持ち上げるという「ゲスの高世らしい」デタラメきわまりない代物です。

ジャーナリストのアンナ・ポリトコフスカヤ*22もまた自宅で暗殺された。

 ポリトコフスカヤ暗殺をプーチン政権による暗殺であるかのように印象操作する高世ですが、ポリトコフスカヤが批判していたのはプーチン政権限定ではなく、当然彼女を敵視していたのはプーチン政権だけでもありません。現時点ではプーチン政権は「容疑者の一人」でしかないでしょう。

 日本は、北方領土の交渉を理由に、プーチンが内外*23で酷い無茶をやってもきちんと批判しないできた。中国だけでなくロシアにも甘い。

「はあ?」ですね。

中国だけでなくロシアにも甘い。

てロシアはひとまずおくとしても、安倍のどこが「中国に甘い」んでしょうか。「中国人観光客の爆買い」「日本企業の中国進出」などから中国と完全な敵対関係になる事はさすがの安倍にもできません。しかし「靖国参拝強行(国内外の批判でさすがに一回でやめましたが)」「南京事件資料ユネスコ登録への敵対的態度」「AIIB不参加」などといった安倍の反中国的態度をどう理解すれば「中国に甘い」と理解できるのか。高世のアホバカぶりには心底呆れます。高世とつきあえる「常岡某」のような輩は全く理解できません。まあ理解したいとも思いませんが。要するに「高世とつきあってる連中(例:常岡)」は「高世の類友」で「クズでバカ」ってことでしょうから。

スマップ解散騒動では、テレビはジャニーズ事務所を悪く言えないから、ファンの期待を裏切らずによかったですね、と当たり障りのない横並びになる。

・何でジャニーズの批判がしづらいかといえばジャニーズタレントを使ったテレビ番組が以下の通り多数あるからです*24(ウィキペ「ジャニーズ事務所」など参照)。
SMAP(スマップ)
SMAP×SMAP(メンバー全員が出演、フジテレビ、月曜22時〜22時54分)
中居正広の金曜日のスマたちへ中井正広が出演、TBS、金曜21時〜21時54分)
おじゃMAP!!香取慎吾が出演、フジテレビ、水曜19時〜19時57分)、など
TOKIO(トキオ)
ザ!鉄腕!DASH!!(メンバー全員が出演、日本テレビ、日曜19時〜19時58分)
TOKIOカケル(メンバー全員が出演、フジテレビ、水曜23時〜23時30分)
週刊ニュースリーダー城島茂が出演、テレビ朝日、土曜6時〜8時)、など
■V6
あさイチ(井ノ原快彦が出演、NHK、平日8時15分〜9時54分)
出没!アド街ック天国(井ノ原快彦が出演、テレビ東京、土曜21時〜21時54分)、など
KinKi Kidsキンキキッズ
KinKi Kidsのブンブブーン(フジテレビ、日曜13時30分〜14時)、など
■嵐
VS嵐(メンバー全員が出演、フジテレビ、木曜19時〜19時57分)
嵐にしやがれ(メンバー全員が出演、日本テレビ、土曜22時〜22時54分)
相葉マナブ相葉雅紀が出演、テレビ朝日、日曜18時〜18時30分)
・ニノさん(二宮和也が出演、日本テレビ、日曜12時45分〜13時15分)、など
 昨年(2015年)のNHK紅白でも「Sexy Zone」「関ジャニ∞」「TOKIO「嵐」「V6」「SMAP」「近藤真彦」と多数のジャニーズ所属タレントが歌手として出演しました(白組司会はV6の井ノ原快彦)。実際問題「ジャニーズに不利な報道をしたら所属タレント全員、番組出演拒否する」つう事がジャニーズにできるか疑問ですが「その種の恫喝」をされたらテレビ局も困るのでしょう。
・しかしこうしてみると「謝罪会見を渋々ながらも実行したSMAP現メンバーと違い」、「オートレーサー」という芸能界とは別の場所に移ったとはいえ「SMAP」を脱退した森且行がいかに強固な意志の持ち主だったかと言う事でしょう。しかも森はオートレーサーとしてちゃんと今食えてるわけですからね。
・しかしSMAPですら「あの扱い」ですからね。他の所属タレントなど到底ジャニーズ独立など無理なんでしょうか。
・「ジャニーズ事務所とテレビ局」のような醜い癒着関係にあるのが「救う会、家族会と高世」です(高世の名誉のために断っておけば、救う会、家族会をきっちり批判出来るメディアの方が少ないですが。ただし「それでも」高世ほど救う会、家族会の太鼓持ちをやり、癒着してる人間も少ないでしょう)。
 高世も「救う会や家族会」については当たり障りのないことしか言わないし、テレビ局が「SMAPの育ての親といわれジャニーズ事務所を退社に追い込まれた元マネージャー氏」に対しジャニーズを恐れて「触れないか、触れても批判しかしない」のと同様、高世も「家族会を追放された」蓮池氏については「家族会や救う会」を恐れて見事に触れないわけです。
 今のところ「蓮池氏の反撃を恐れてか」蓮池批判はしない高世ですが「蓮池氏に対する意見表明」から逃げ切れなくなったら家族会や救う会と調子を合わせて蓮池批判でしょう。そんな輩・高世が「ジャニーズ事務所とテレビ局」の関係を批判する資格などないでしょう。


■戦争の悲惨を引きずるフィリピンの日系人
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160121
 太平洋戦争で日本がフィリピンに甚大な被害を与えたが故に、戦後、日系フィリピン人はすさまじい反日感情に襲われ、「日系であることを隠して生きざるを得なかった」という話です。あくまでも「1950年代辺りの話(1960年代以降はそう言うこともない)」と思いたいところですが、その辺りは高世のエントリだけでは分かりません。今は大分薄れているとは思いますが。

http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160121
 日系2世の東地(ひがしじ)初子さん(74)。
(中略)
 終戦後、(中略)小学校に入学すると、渦巻く反日感情の中でいじめにあった。人殺しとののしられたり、棒で殴られたり。そんな日々が続いた。
 入学してまだ間もないころ、母方の名字と教会でもらった洗礼名から「ジュリエッタ・ロカノ」を名乗った。出自を隠し続けたが、フィリピン人男性と家庭を持つと、どこから聞きつけられたのか、今度は子どもたちがいじめられた。
「父を、出自を恨むようになりました」

http://d.hatena.ne.jp/takase22/20090328
 戦後、「日本人だという理由で、ツバを吐きかけられたこともありました。(ボーガス注:フィリピン人の)母の姓に変えて、日本人との関係を隠しました。でも、セント・テレサ・カレッジに入学しようとしたら拒否されました」。
(中略)
 ネグロス島日系人のリーダーの諸永初子さんは、高校に入ってからも、クラスで「コラボレーター(対敵*25協力者)」と呼ばれ、就職の際も、日系人だということで苦労したそうです。
(中略)
 (ボーガス注:日本軍)兵士の手記にこんなエピソードが出てきます。日本軍が投降してから収容所まで行く途中で、フィリピン人から「ハポン!パタイ!(日本人は死ね)」と罵られ、時には運ばれていく汽車に向かって、石が投げかけられるばかりか、銃まで撃ち込まれた。

というのは相当の反日感情でしょう。わかりきってることですが「中国、韓国以外は歴史認識問題で日本批判しない」だの「東南アジアは日本のおかげで独立できたと感謝してる」だの全くの大嘘のわけです。程度の差こそアレ、こうした反日感情はフィリピンだけではなくマレーシア、シンガポールベトナムミャンマーインドネシアなど他の東南アジア諸国もおそらく変わらないでしょう。
 単にフィリピンも含め「東南アジアは貧乏国家が多い」ので金持ち国家・日本を批判したがらないだけの話です。要するに日本のカネが欲しいわけです。まあ、実際にはウヨ連中もそんな事はよくわかってるでしょうが。
 高世も「特定失踪者その他の与太を飛ばさず」こういうまともな話だけ書いてれば小生も批判しないのですがね。

http://d.hatena.ne.jp/takase22/20090301
 フィリピンの日本軍の降伏は9月3日。「山下裁判」は10月にもう始まり、死刑執行が翌年2月というスピードです。これは「東京裁判」(46年5月開始、48年12月処刑)や他のBC級裁判と比べてはるかに速いんです。

というのもおそらくはフィリピンでの反日感情の反映でしょう。反日感情がすさまじかったからこそ、山下奉文*26・第14方面軍司令官という「フィリピン戦の最高司令官」が早急に死刑に処されるわけでしょう。


■イラン制裁解除は「歴史的モデル」になるか
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160118

北朝鮮とは違い、イランには明らかに“民意”がある。民意がある限り*27、国際社会からの働きかけは有効だし、イランの核問題は話し合いで解決できる」

 反北朝鮮ウヨの高世らしいアホエントリです。「イランの方が北朝鮮に比べ民主的だ」なら小生も「イランの大統領は世襲じゃないし『改革派→保守派』『保守派→改革派』と言ったある種の政権交代(あくまでもイスラム支配という大枠は認めた上での話ですが)があるようだから多分そうだろう」と思います。つまり異論はないですがここで高世が言ってることはそう言うことじゃないですからね。
 民主主義国家なら「国際世論の働きかけ」とやらが常に効果的なのか。「独裁国家」なら当然に「国際世論を無視する」のか。そんなことはないわけです。
1)「国際的な反戦世論」を無視して「民主主義国家」アメリカ(ブッシュ*28政権)がイラク戦争に突き進んでいったことや
2)独裁的なリビアカダフィ*29政権(当時)が国際世論の批判をかわしきれず、「核開発をあきらめたこと」
でわかるように「民主主義かどうか」と「国際世論を受け入れるかどうか」は全く関係ないわけです。
 ある意味当たり前の話で「独裁者だって合理的、理性的な判断をすること」は当然あるし、一方「民主主義国家なら」当然に合理的、理性的判断をするわけでもない。「世論」が「国際社会など無視しろ」という強硬論を支持することは充分あり得るわけです。
 そもそも民主主義は「自分の事は他人ではなく自分で決めるべきだ」という考えがバックにあるのであり「民主主義は合理的決定ができる」なんて考えがバックにあるわけではない。
 まあ、高世が本気でこんなバカな事言ってるのなら「知的能力が全くない」と言う意味でバカだし、「北朝鮮との間に交渉は成立しない」と強弁して北朝鮮打倒論を唱えてるのなら「そんな事は非現実的で実行できるわけもない」という別の意味でバカです(「バカ」と言うよりは「人格低劣な虚言野郎」といった方が適切かも知れない)。どっちにしろ高世はどうしようもないバカだと言う事が改めて実感できました。まあ、高世が馬鹿で人格低劣つうことは前から分かってはいましたが(毒)。
 高世とつきあってる人間つうのはそれだけで「ああ、高世と同レベルのバカなんだろう、まともな人間じゃないんだろう。俺だったら高世みたいなクズとは絶対つきあいたくないから」と思ってそれだけでまともに相手する気がなくなります。
たとえば
安田純平の「戦場に行く意味」
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160117
によれば高世と同席した

川上泰徳*30元朝日新聞記者)、内藤正彦(テレビ朝日)、石丸次郎*31(アジアプレス)、白石草*32(アワプラネットTV)、綿井健陽*33(ジャーナリスト)、土井敏邦*34(ジャーナリスト)

とか。まあ、このシンポジウム自体がおそらく「ゴミクズ以下」「チンカス以下」「うんこ以下」「開催したことは金と時間の無駄」の代物だったんだろうと思いますが。

「歴史的なモデルケース」にするために日本もやれることをやっていかなくては。

 高世の言う「やれること」って何なんですかね。今回の合意には日本は全くノータッチで、関わってる国は「国連安保理五大国(米英仏中露)及びドイツ」でしょうに。
 もしかして「日本によるイランの油田開発」か。でも日本が油田開発したからってこの合意とは全く関係ないでしょうに。結局この種の合意で登場する国々と違い「日本には中東問題での外交能力がない」ということが如実になっただけじゃないんですかね?


安田純平の「戦場に行く意味」
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160117
 まああえて暴論(?)を言わせてもらえば、この種のシンポで「抽象的な意味」で「戦場へ行く意味」を語っても無意味だと思いますね(実際の戦場報道事例を元に具体的に語ったのなら話は別ですが)。むしろ「見ろ、これが俺の戦場報道だ!」というのを見せて頂いて「それに価値があれば」『戦場へ行く意味』というのは「その戦場報道によって」見事に語られてるわけです。
 きつい言い方をすれば「こんな戦場報道なんて価値ねえよ」と言う代物でしかなければそれは社会的には全く無意味なわけです。


国谷裕子キャスターの「フェアネス」
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160111

 「報道ステーション」の古舘伊知郎、「NEWS23」の岸井成格、「クローズアップ現代」の国谷裕子と、立て続けに、なじみのテレビキャスターの降板が発表された。
 官邸からの圧力が取りざたされているが、状況からいえば、官邸の意向をテレビ局側が忖度した可能性は十分にあると思う。

げんなりしますね。降板の撤回はもはや困難でしょうから、今後は
1)後任者の報道のチェック
2)今後の古舘氏、岸井氏、国谷氏の新たな活動に期待
ということにならざるをえないでしょう。ただいつまでも安倍政権が続くわけで無し、こうした「権力への迎合」はいずれマスコミの首を絞めると思います(日本の政治を歪めることは言うまでもありませんが)。
 なお、小生は「安倍があまりにも極右で非常識すぎるから批判している」だけであって、古舘氏ら三氏がことさらに自民党に批判的とも思いません。そして仮に三氏が自民党に極めて批判的であったとしても安倍でなければここまで無茶苦茶な事はしないのではないか。安倍が首相でなければなかった降板劇ではないか。安倍が首相であることに改めて悲しみと怒り、屈辱感を覚えます。

 国谷氏が官邸に不快を与えたのは、彼女が自身の偏向した意見を述べたからではなく、番組中に菅義偉官房長官解釈改憲の問題で鋭く突っ込み、菅氏がしどろもどろになったことだとされる。
 欧米のキャスターなら突っ込んで当然のところだし、(ボーガス注:出演義務はないのに出演依頼に応じた上に)答えられない方が悪いのだから、もし上の理由であるとすれば理不尽な話だ。
 常に有能なキャスターで、降板は残念である。
 国谷氏が、キャスターが自分の意見を言っていいのかどうかについて語った興味深い対談があるので、紹介しよう。
 『婦人公論』2013年8月6日で上野千鶴子*35が国谷氏に、原発再稼働について、キャスターは自分の意見を言ってはいけないのかどうか、自分の立場を表明できないことにフラストレーションを感じないかと突っ込んださいの答えである。
「フラストレーションを感じていても自分の意見を出さないのがキャスターだと思っています。どうすればフェアなキャスターになりうるのか。反対の意見を持つ人に対しても、賛成の人に対しても、権力者に対しても、聞かないといけない質問をしていくことでフェアネスを保つ。それがテレビジャーナリズムの責任だと考えています。(中略)キャスターは、事実に基づいて問いを発していく、様々な角度からゲストにそして結果的には視聴者に問いかけていく役割だと思うのです。私自身の立場は鮮明にしていません。」
上野:番組で表明されなくても、一市民として意見を述べられては?
(中略)
「それが結果として番組と結びつけられるということを恐れますね。」
彼女はこのポリシーにもとづいて、菅官房長官に「聞かないといけない質問をし」たのだ。もし、このために降板させられたとしたら非常に憂慮すべき事態である。

 小生は国谷氏と違い「別にキャスターが自分の意見を言ってもいい(特に番組から離れた場なら)」「番組で公平な態度を取ればいい」と思いますがこれは人それぞれの価値観なので少なくとも「国谷は間違ってる」とは言いません。賛同はしませんが(なお、こうした国谷氏の態度には民放ではなくNHKだからということもあるかも知れません)。
 結局安倍政権としては国谷氏に「太鼓持ちになって欲しかった」のでしょうが彼女としては「批判派がこういう批判をしていますがどう反論されますか」などという質問をしなければ公平なキャスターとは言えないという信念があったのでしょう。
 これは何も政府側に限ったことではない。野党議員を呼べば「政府はこう主張していますがどう批判されますか」と聞くのでしょうから、高世の言うようにそこにはなんの偏りもないわけです。いや小生自体は「人間である以上偏りがあるのは当然」「国谷氏の他にもキャスターはいるのだから全体的にはバランスがとれるはず(国谷氏以外のキャスターは見ない視聴者とか、国谷氏以外のキャスターも皆、彼女と同じ方向に偏向してるなんて事は普通ないので)。必要以上に公平性にこだわる必要はない」「故意に露骨に変更した番組製作をしない限り問題ない」と思っていて国谷氏の考えには「自主規制しすぎだ」と個人的には思いますが。


■核ミサイル開発は「カード」ではない
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160109

 シャルリ・エブド事件から一年、ゆれるフランス社会のイスラム教徒を取材しました。弊社スタッフが放送準備中です。

 「フランスのイスラム」に同情するのなら、拉致問題などで揺れる日本の在日社会を取材し「在日差別は辞めましょう」「在日と強制する社会を目指しましょう」つう番組でも作れよと想いますが、まあそんな意思も能力も「在日差別ウヨ高世」と、「高世の部下共」にはないでしょう。

核ミサイル開発は「カード」ではない

・「カードではない」というならウヨ連中が「歴史カード」と強弁する靖国問題歴史認識問題の方がよほど「カードではなく中韓にとっての名誉の問題」でしょうがそれはさておき。
・まあ、「アメリカの侵略の危険を阻止する」と言う防衛目的はあるかも知れません(後でも述べますが国力を考えれば北朝鮮から攻め込むという可能性はまずありません)。そう言う意味では「単なる外交カード」ではないでしょう。
 ただ一方で「アメリカが侵略する気がないことが明確になるならば」、つまり「米朝国交樹立」「在韓米軍撤退」などのバーターで核放棄するという形での「外交カードでもある」と見るのが適切じゃないですかね。どの程度のバーターなら放棄する気なのかまでは素人の俺には分かりませんが。
 どうせ「アホの高世」のことだからろくな事言ってないでしょうが我慢して読んでみます(追記:実際高世らしいあほなことしか言ってません)。正直、高世とつきあえる人間の気が知れません。高世とつきあって不愉快にならないのか。奥さんと子どもは高世に対して「こんなクズのバカが夫(あるいは父)で恥ずかしい」「離婚したい(あるいは成人して自立したら高世とは親子の縁を切りたい)」とか思わないんでしょうか。高世と仕事でつきあってるテレビ局連中*36は「こいつみたいなバカとは仕事のつきあいはやめよう」とは思わないのか。
 高世と同レベルのバカでクズだから思わないのか?

実戦で使用可能な核兵器を一刻も早く完成させるためだと考えるのが最も自然ではないか。

 「外交カード論者」は誰も「実戦で使用可能な核兵器を一刻も早く完成させるため」と言うことを否定してないと思うんですけどね。大体「実戦で使えなきゃ」アメリカに対するカードにならないし。
 「実戦で使えば相当の犠牲が出る」というならそれだけカードとしての価値は上がるわけです。
 ただしその場合の「実戦」とはもちろん「米国が攻め込んできたときの反撃用」です。
 決して「北朝鮮から攻め込むための核兵器」ではない(まあ、ブラフとして「北朝鮮から攻める」ということがあってもあくまでも「俺をどこまでも追い詰めるのなら『米国は何が何でも我が国を打倒する気だ、もはやこれまで』と覚悟を決めて核攻撃もあり得るぞ」という話でしょう)。もちろんそれは「北朝鮮が侵略なんかしない平和国家」という話ではない。まともな計算能力があれば「北朝鮮から攻め込めば自滅するだけ」というのは目に見えています。「朝鮮戦争の時と違って」中国やロシアの支援は見込めない*37し、北朝鮮単独で「韓国軍&在韓米軍」を相手に勝利するなんて事は到底不可能です。

核兵器は戦争にも外交にも利用できるのだが、アメリカへの「カード」として核開発をやっているという解説では本末転倒である。深刻な事態を認めたくない*38「願望」がこういう見方になる*39のか。

 「北朝鮮が核を持つこと」は、「深刻と言えば深刻」でしょうが、「北朝鮮から核を使うかどうか」という視点で見れば深刻なことは何もありません。「米韓の反撃で国が滅ぶ」北朝鮮から核攻撃なんかできるわけがない。
 それはインドやパキスタンが核を持ってるからと言って「印パ紛争で核兵器が使われる」と思うくらい馬鹿げてるでしょう。インドやパキスタンの核保有も、「深刻と言えば深刻」でしょうが、「インドやパキスタンが核を実際に使うかどうか」という視点で見れば深刻なことは何もありません。「国際的批判を考えたら」常識で考えて使えるわけがない。
 どうも高世は「北朝鮮が先制核攻撃することもありうる」と言いたいようですがバカも大概にして欲しい。
 高世の方こそ「偽りの危機を煽ること」でテレビその他で金儲けでもしたいんでしょうか。あるいは安倍の「改憲をアシストでもしたい」のか。安倍をアシストして「中教審委員になった櫻井よしこみたいに政府審議会委員にでもなりたい」のか。 

8日の「報道ステーション」で憲法学者の長谷部恭男教授が、古館氏から「水爆」ネタをふられて、あの国はちゃんと損得の計算ができるはずですから云々とコメントしていた。

 長谷部氏も、専門外の「北朝鮮問題」を振られても「俺に聞くなよ」「北朝鮮専門家*40をスタジオに呼んでそいつに聞けよ」と苦笑するしかないでしょうが、まあ、「素人でも言えるレベルのまともなことを言った」というところでしょう。長谷部氏が高世のように反北朝鮮を扇動するクズでなかったことは幸いです(つうかこのレベルだったら古舘氏だって長谷部氏に聞くまでもなくそう思ってるでしょうが)。俺や長谷部氏のような北朝鮮素人だって「北朝鮮から戦争なんか仕掛けたら国が滅ぶからそんなことするわけがない」なんてことはわかります。北朝鮮にその程度の常識もないなんてことはありえない。その程度の常識もなかったら北朝鮮と言う国が金日成の建国から何十年も続かないし、金正恩も「父・正日死後」4年も国家統治できないでしょう。
 ヨンビョン島砲撃だの天安撃沈*41だのは「やっていいとは勿論言いませんが」、あれは局地戦でしかないわけです。今の北朝鮮はあの程度の局地戦しかできない。ああいう局地戦をやって「我が国に対して韓国側から攻め込む気ならただじゃすまさない」アピールをするくらいしか軍事的行動は無理なわけです。
 まあ何も「損得勘定する」のは北朝鮮だけじゃない。たとえば南シナ海紛争。いかに中国とフィリピン、ベトナム南シナ海の領土問題でもめても「フィリピン、ベトナムはAIIBに加盟する」し、中国もそれを受け入れるわけです。
 安倍もいかに反中国右翼だからと言って「中国との経済的利益」を考えたらあまりにも無茶苦茶な反中国対応(まあ歴代政権に比べればアレは充分無茶苦茶ですが)はできないわけです。街宣右翼みたいに無責任に「打倒中国共産党」「中国と断交しよう、台湾と国交樹立しよう」とは安倍は言わない。こんなのは当たり前です。普通の人間や団体は「複雑な計算はできない」で失敗することがあるとしても「無茶苦茶な事をしたら後がやばい」位の単純計算はできる。そう言う意味で北朝鮮からの軍事攻撃なんてのは「領土問題を理由に中国がフィリピンやベトナムと実戦*42をする」「安倍が中国や韓国と断交する」位非現実的な想定のわけです。

 核実験を外交交渉の手段ではなく、純粋に安全保障の手段として位置づけていることをうかがわせる。

 実際には外交手段でもあると思いますがそれはさておき。高世が紹介する朝日記事はさすがに高世とは違い「北朝鮮からの開戦」は想定してないでしょう。

北朝鮮の独裁は、徹底的な縦割り制度を取るため、過去に外交部門と事前調整を行ったことはない。

 これはあくまでも朝日の判断に過ぎません。また仮に「軍事部門担当と外交部門担当の事前調整がない」としてもその上には「金正恩君ら最高指導層がいる」わけです。核実験において外交的判断がないと言う事はあり得ないことでしょう。


北朝鮮「水爆」実験のなぜ
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160108
 割と最近のエントリまで「ヌスラ戦線に拘束された安田氏の事が心配だ」と言ってた男が何がどうしたのか安田氏に全く触れなくなるんだから恐れ入ります。触れないのは高世の自由ですがせめて「安田氏の件については動きがないのでしばらくコメントはしません、彼のことを見捨てたわけではないので『高世は冷たい、人でなしだ』などと誤解なきようお願いいたします」「何か動きが出てきたら安田氏の身に危険が及ばないよう注意した上でコメントしたいと思います」位のことが書けませんかね?

北朝鮮が「なぜ」こんなことをするのか、分からないからだ。

 まあ、「軍事力強化」「瀬戸際外交」「党大会を前にした国威発揚」など、色々、動機は考えられるわけですが過去の実験においては安保理で制裁決議が可決されてるわけです。今回もそうなる可能性は高いでしょう。北朝鮮もさすがに「制裁が全く痛くない」なんてことはないでしょう。そうなると「制裁されてまでするメリットってあるんかいなあ」と思うわけです。
 まあ世の中には何をとち狂ったか「首相が靖国参拝して近隣諸国との関係を悪化させる」日本という「変な国*43」があるので北朝鮮もそうした「変な国」なのかもしれませんが。ただ安倍の場合「有力支持者が日本会議であり国内限定で考えればある種のメリットがある(まあ国際関係考えれば非常識ですが)」わけですがその辺り北朝鮮の考えるメリットは何なのか。今ひとつよく分かりません。それが分かると対応しやすいわけです。

 たいてい結論として、まだ水爆は技術的に無理だし、ミサイル搭載まで小型化していない。過剰反応するのは北朝鮮の思うつぼだから落ち着いて見守りましょう、となる。要するに騒がなくていいというのだ。

 正確に言えば「騒ぎすぎるな」つうことですね。北朝鮮の今回の核実験の思惑が何でアレ、かの国から全面戦争を開始することは到底国力上、無理です。仮に「水爆開発や小型化に成功していたとしても」とてもそれを理由に戦争なんかはできはしません。
 そもそも

http://chosonsinbo.com/jp/2016/01/skst-75/
 昨年1月の時点で朝鮮は、合同軍事演習を臨時中止するならば、核実験を臨時中止できるとの立場を米国に伝えていた。しかし、米国は演習を強行し、朝鮮半島に一触即発の戦争危機を作り出した。有名無実化した停戦協定に替えて平和協定を締結するべきとの朝鮮の提案も無視した。
 朝鮮の水爆実験を引き起こしたのは米国だ。「核なき世界」の空虚なスローガンで世界を騙し、強硬策一辺倒で朝鮮半島の軍事情勢を悪化させたオバマ政権の責任こそ追及されなければならない。
 朝鮮の意図は6日に発表された政府声明に記されている。
「水爆実験は自衛的措置」、「米国の朝鮮敵視が根絶されない限り、核開発中断も、核放棄もあり得ない」

http://chosonsinbo.com/jp/2016/01/20160108riyo/
 朝鮮の水爆実験および保有は米国をはじめとする敵対勢力の核威嚇恐喝から国の自主権と民族の生存権を守り、朝鮮半島の平和と地域の安定を担保するために必ず行使しなければならない自衛的権利である。

などという記事からわかるように北朝鮮は今回の実験を「米国の侵略の危険から自国を守るための防衛措置」「米国、韓国が『北朝鮮侵略目的』の合同軍事演習を中止すればバーターで核実験を中止する用意があった」としています。これを「その通りだ、自衛のためには核保有も仕方ない」「米韓は合同軍事演習を中止すべきだった」などと好意的(?)に見るか、はたまた「自衛のためでも核保有など許されない」「そもそも本当に自衛が目的なのか」「米韓が合同軍事演習を中止する必要はない」などと否定的に見るかはひとまずおきます。まあ、北朝鮮が「自衛措置」と言わなくても国力上、自分から戦争をおこせないのははっきりしています。しかし北朝鮮自ら「自衛措置だ」「米韓が合同軍事演習を中止すれば核実験中止の用意があった」と言った以上、なおさら北朝鮮から核を使った先制攻撃などできる話ではありません。「米国が北朝鮮に宣戦布告した」とか「南北国境に米韓軍が集結した」とか「まだ軍事攻撃はないが近い将来、米韓側からの軍事行動が当然に予測されるケース」でもない限り。

今回は中国にも事前通告しておらず、いきなりの「水爆」宣言に、常連の解説者たちも自信無げ。

というのは高世の勝手な憶測に過ぎません。つうか「北朝鮮関係者でもない人間」が「状況証拠から判断する」んですから「俺の判断で間違いない」なんて言えるわけもないでしょう。

 なんとか辻褄をつけようと、なかには、こんなトンデモ解説も。
 いわく、核兵器を持てば、通常兵器は削減できる。軍縮で資金をうかせて経済建設に回そうというのではないか

 何がトンデモだかさっぱり分かりません。この解説者は別に「そう言う北朝鮮の判断は合理的だ」としているわけではなく「北朝鮮はそう言う判断ではないかと思う」としてるだけです。
 当然ながら「そんな判断は非常識だ」と言ったところで解説への批判にはなりません。トンデモというなら「これこれこういう理由で北朝鮮はそう言う判断をしていないと思う」と言わなければなりませんがまあ高世にそんな能力はないでしょう。

まず注意すべきは、北朝鮮が使用可能な核兵器の開発を真剣に進めている事実ではないか。

 抽象論で言えば「使用は可能」でしょうが現実的にはとても無理でしょう。既に述べた「国力の問題」もありますし、「広島、長崎以外では実戦で核が使われたことはない」点にも注意が必要でしょう。
 「世界の反核世論の批判」「核を使った時点で『通常兵器では勝てないのか』とみなされる、それは特に米英仏露中など大国にとっては屈辱」「いずれにせよ核を使った時点で場合によっては核全面戦争の恐怖すらある」などということで核は「広島、長崎以外では実戦で核が使われたことはない」わけです。そうした「核使用の高いハードル」は当然北朝鮮もおいそれと越えられるもんではないでしょう。
 しかし核開発と言えば「いわゆる五大国」以外にもインド、パキスタンが開発していますし、核技術者の暴露証言など状況証拠から「ほぼ間違いなく開発している」と見られてる国としてイスラエルがあります。にもかかわらず北朝鮮の核開発だけは「安保理で制裁決議」というのは「二重基準にも程がある」と思います。「じゃあお前は北朝鮮が核を持っていいと思うのか」と聞かれると正直俺も「そう思います」というほどの北朝鮮びいきではありませんがどうも「インドやパキスタンなどとの違い」は「差別敵取り扱い」としか思えない。また現実的問題として「制裁で北朝鮮を締め上げること」が果たして地域の安定や平和に役立つのかという疑問があります。
 日本は近隣国ですから「不測の事態」など起こっては困りますし、また拉致問題という問題もあります。「拉致被害者なんか救出しない、だって救出なんて無理だから」と言う立場*44に立つなら話は別ですがそうでない*45なら気軽に制裁論など唱えるべきではないでしょう。そこが米国やEUとは大きく日本は違うと思います。

外交の手段にするために核兵器を開発することはありえない。この当たり前のことを指摘する人が見当たらない。不思議である。

 「はあ?」ですね。北朝鮮に限らず「外交手段としての核保有」は「是非はともかく」十分理解できる話でしょう。むしろ「外交手段としての核保有」を否定する人がいないのは当たり前の話です。
 本気なのか「北朝鮮に悪口雑言するためデタラメを故意に書いてるのか」知りませんがこういう文章を読んでると高世のあほさに頭痛がしてきます。高世とつきあえる人間(例:常岡某)の気が知れません。


■安田さん直筆手紙の公開を憂う
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160104

 3日深夜の「情熱大陸」で、国境なき医師団の看護師、大滝潤子さん物語を放送。
 視聴率は関東4.3%、関西6.2%で、いつもより1時間遅れ*46の24時からの放送にしては健闘した。

 「4〜6%」で健闘ですからねえ。いかにドキュメンタリーの視聴率がとれないかと言う事です。
 高世の商売も前途多難です。まあドキュメンタリーで金儲けができなければ、いざとなったら「結婚式や会社創立記念式典などの記念ビデオ製作」とか何でもやり出すのでしょうが。

観た人が前向きになるような番組をもっと作っていきたい。

 まあ一寸「揚げ足取り」的になりますがドキュメンタリーで大切なこと、つうかあるべきドキュメンタリーは『きれいごとになってしまいます』が「真実の追究」とか「正義の追及(政府や企業の不祥事暴露など)」とかだと思うんですけどね。
 「観た人が前向きになるような番組」ならそれに越したことはないですが、そんなことはドキュメンタリーにとって大事なことでは必ずしもないでしょう。

この手紙は、安田さんの意に反して書くことを強要されたものである。(こう判断する理由はここには書かないが)

 いちいちそんなことを高世が書かなくても「身柄拘束されてる人間がフランクに書きたいことを自由に書ける」なんて思ったりしませんが。

 ビルト氏らが、身代金交渉の仲介者として動き、「早く金を出せ」と要求することは拘束者の側に立つことになる。
 そして、拘束者に日本は莫大な身代金を払うという誤った期待を持たせ、安田さんの身の危険を高めることになる。

 「じゃあ、どうしろってんだ?」と高世の発言には疑問を感じますね。
 ビルト氏が「俺が仲介するからカネを要求してみろ」とヌスラ戦線をそそのかしてる「共犯者も同然の人間」ならともかく、そうでないなら「拘束者の側にたつ」と言うのは筋違いでしょう。そんな事言ったところで何がどうなるもんじゃないでしょう。
 結局高世や常岡がほざいてた「金を出さなくても解決する」つう発言が間違いだったてだけじゃないんですかね。それを認められない「アホの高世や常岡」がビルト氏に言いがかりつけてるだけじゃないのか。
 ビルト氏が「ヌスラ戦線を相手にしなければ」、ヌスラは別の仲介者を捜すでしょう。仮に仲介者が見つからなければ、ヌスラ自ら「ISみたいにユーチューブでも使って自ら脅迫するか」とにかく何らかの手法で「身代金目的恐喝」を始めるだけでしょう。
 「ビルトが仲介しなければ金を払わずに済む」と言いたげな高世や常岡ですがおそらくそんなことはない。

 日本政府は払うわけがないし、家族友人には高額すぎて払えない*47

 「払うわけがない」と平然と言えるところが高世は酷いですね。何故「日本政府は安田氏の解放のためには支払うべきではないか」と高世は言えないのか。「安田が殺されても金を払うな」という「腐れ外道の鬼畜」が「高世&常岡」なのか?。俺が安田氏の立場だったら「幸いにして生きて帰って来れたら*48」絶対に「腐れ外道の鬼畜」高世と常岡は許さないですね。
 「金は払うなと言い続けた人間、たとえば高世仁と常岡浩介は私、安田は一生許すつもりはない」と言うでしょうね。
 高世や常岡は自分や「自分の身内」が身柄拘束されても「たとえ私(あるいは私の身内)が殺されても犯罪を助長するから身代金なんか払うな」というのか。
 高世や常岡は仮に「幸いにして安田氏が生きて帰って来たら」どうする気なんでしょうか。恥知らずにも安田氏に向かって「生きて帰って来れて良かった」とでもいうのか。正直、今回の一件で「腐れ外道の鬼畜」常岡の本は読む気が全くなくなりました。
 つうか高世のこうした発言て「高世の北朝鮮関連発言がまるきり巣くう会一味の丸パクリ」なのと一緒で「常岡の丸パクリ」でしょうね。巣くう会なり、常岡なり「金づるになると判断した個人や団体」とつるんで、彼らに迎合する発言を垂れ流すという「恥知らずな生き方」が高世流のようです。

【追記】
 今、高世エントリを見てびっくり仰天である。
■安田さん直筆手紙の公開を憂う
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160104

国境なき医師団看護師を放送して
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160104
とタイトルが全く変わってる。そして安田氏についての言及が全削除。その上、「タイトルと記事内容が当初からまるきり変わったこと」については説明無しである。眼を疑った。
 全く高世という男はどういう脳みそをしてるのだろうか?。こういう事をやれば普通の人間は

1)ビルト氏に悪口していた高世だが「ビルト氏から名誉毀損での法的対応を匂わされた」「ビルト氏を日本政府が交渉人にしたらしい」など「ビルト氏に悪口してると高世にとってまずい事態」でも起こったのか?
2)あるいはビルト氏に関係なく「今まで俺が安田について言ってた事間違ってたかもしれないから早くこの件から撤退しよ」「安田について何か言っても金になりそうもないし」など「別の意味で高世にとってまずい事態」でも起こったのか?

など、高世に「怪しいうさんくさい人間」という評価しかしないだろうに。


■スーチー氏「母国への贈り物を」
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160102

晦日、紅白で高橋真梨子*49を観る。

 「高橋真梨子」の名前だけ出すと言う事は高世が彼女のファンと言う事でしょうか。
 別に高橋氏が嫌いなわけではないのですが「なんで彼女が出演したんだろう」と疑問には思います。
 紅白が「その年にヒットした歌手」を選ぶのなら失礼ながら彼女はそれに該当しないでしょう。彼女はいわゆる「紅白の常連歌手」でもない。
 もちろんそんな事を言ったら

郷ひろみ2億4千万の瞳
坂本冬美「祝い酒」
細川たかし「心のこり」
和田アキ子「笑って許して」
石川さゆり津軽海峡冬景色」
森進一「おふくろさん」
近藤真彦「ギンギラギンにさりげなく」
松田聖子赤いスイートピー

などは皆古い歌でその年のヒット曲ではないので「その年のヒット曲」だけで選考してるわけでない事は明白ですが。視聴率がとれる歌手と判断してるのだとしたらそれは何故なのか。
 正直、出演者の選考基準がさっぱりわからない。
 正直、2015年の紅白では他にも俺的に首をかしげることがありました。
 はてなハイクにも書きましたがたとえば

伍代夏子東京五輪音頭」(三波春夫の歌)
徳永英明「時代」(中島みゆきの歌)
天童よしみ「人生一路」(美空ひばりの歌)

というのは何なんでしょうか。せめて「その歌手の持ち歌を歌わせるべきではないか」と俺は思いますけどね。こういうのは当人の希望と言うよりは「NHKの要望」でしょう。他人の曲を歌いたがる歌手がいるとも思えませんので。
 天童よしみの時なんか「美空ひばりの映像」を流すんだから仰天しました。天童氏に失礼ではないのか。
 あるいは徳永氏など「中島みゆきの歌を歌わせるくらいだったら中島みゆき本人を出した方がいいのに」と思うわけです。もし「持ち歌では視聴率がとれない」というなら「なら何故彼らを出すのか」という話にもなるわけです。なお、以上の話は単に「疑問を感じる」「納得できない」という話であって「だから視聴率が落ちたと思う」という話ではないことをお断りしておきます。

谷保天満宮に初詣に行く。

 東京国立市にあるそうです。
 小生は「熊谷市妻沼(旧妻沼町)」の「聖天山歓喜院高野山真言宗)」に初詣に行きましたが「参拝客が混んでいたので」参拝はあきらめました。高崎だるまと「聖天寿しのいなり寿司」*50を買って帰りました。
「そう言うのは初詣じゃない?」
 まあ何とでも言って下さい。2年前に「高麗神社(日高市)に行ったとき」もあまりに人数が多いので参拝はあきらめました。
 なお、神社に行かなかった理由は

http://b.hatena.ne.jp/entry/togetter.com/li/920653
id:shigeto2006
もう右翼ではない人、憲法改正に反対している人は神社参拝を止めたほうがいいのではないだろうか。なお、私は十年前から初詣での神社参拝は一切止めて、寺院に行くようにしています。

とでも書いて「キャー、ボーガス様カッコイイー」「さすが共産支持者は違いますね」と言われたいところですが別にそうではありません。もちろん(?)真言宗門徒でもない。「聖天山は確か国宝だから新年に行くと縁起がいいかな&久しぶりにあそこのいなり寿司が食べたかった」程度の話です。しかし日本の神社の極右ブリは何とかならんもんですかね。

日本で「国のために」とか「祖国に貢献せよ」などと政治家が言ったら、総スカンを食うだろう。

 そりゃあ戦前「祖国への貢献」名目で無謀な戦争で多くの人間が犬死にさせられたからでしょうよ。
 で日本で「祖国への貢献」と言う輩は「戦前の国民動員」を美化するウヨが多いのだからそりゃあ反発も出るでしょう。そう言う文脈を無視して「国家に貢献したくないのか」云々などというのは馬鹿げています。
 つうか「社会への貢献」ではなく「国家への貢献」て辺りがうさんくさいですよねえ。なんで「社会」と言えばすむところをわざわざ「国家」と言うのか、ということです。
 高世はケネディやスーチーの発言を美化しますが果たして本当に美化できるのか。問題はケネディやスーチーが何を考えているのか、彼らの発言が結果として何をもたらしたか、でしょう。
 小生は「ケネディやスーチーについて無知」ですので評価はしませんが、仮に
1)彼らの発言が「国民はつべこべ言わずに国家に貢献しろ」という国家主義に基づく物だったり
2)あるいは彼らの発言は主観的にはそのような物ではなくても、客観的には国家主義の助長をもたらしたのなら、手放しで褒められるような発言じゃありません。
 いやそもそもケネディやスーチーの発言って本当に社会に受け入れられたんですかね。「貧乏のどん底にいる下層階級」なんかは「何が国家への貢献だ、ふざけんな」と反発する人もいたのではないのか。

若い人たちが、安保法制への反対運動に立ち上がったが、国家なんて関係ない、自分の幸せにとって問題だ、との考えにもとづくものであれば、それは本当の社会変革には結果しないだろう。

 高世の言っていることはいつもながら本当にばかばかしい。政治運動、特に安保法制のような国の政治に関わる運動をやろうという人間で「国家主義を批判する人間」ならともかく「国家システムそれ自体*51(議会制度など)を否定する人間」はいないでしょう。
 政治運動をやるには当然ながら国家システムに関わらざるを得ないからです。
 むしろ「安保法制の反対運動」の今後問題になってくることはそう言うことではなくて「この運動のエネルギーをどうやって持続し、生かしていくか」ということでしょう。政治運動は「順風満帆であれば望ましい」ですが順風満帆なことばかりではない。苦しいときに挫折しないで立ち向かっていけるかと言う事が大事な問題でしょう。とはいえ俺も政治素人ですのでいい考えはありませんが。

 シリアで拘束されているジャーナリスト安田純平さん*52について、新年そうそう、望ましくない情報が。
《日本政府に5千万円を要求して、自分との契約を迫っているCTSS社長ニルス・ビルトは今度は、「安田純平の手書きのメッセージを受け取った」と主張。欲しくば自分と交渉しろと政府を脅迫。完全に犯人グループに荷担*53している。もちろん、その手書きとやらは、政府が折れなければ誰にも見せないそうだ》(常岡浩介さん*54のツイート)

 それが事実ならば勿論問題ですが誰しも思うのは「なんでそんな事を常岡が知ってるのか」ということでしょう。政府から常岡に情報提供があったのか?。
 高世には何故かそう言う疑問はないようですが。

*1:第一次安倍内閣沖縄・北方等担当相、自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)など歴任

*2:工藤、落合や「彼らレベルの元大物選手」が清原覚醒剤問題で逮捕されたらそれこそ球界に激震でしょう。

*3:著書『衝撃のスペースシャトル事故調査報告:NASAは組織文化を変えられるか』(2004年、中災防新書)など

*4:まあ、事務所設置理由はそれだけではないでしょうが。群馬県というのは首都圏ですし、地方に比べたらずっと利権もたくさんあるでしょう。

*5:以前週刊誌記事を読みましたがコーヒー、紅茶ならともかく「眠気覚ましのカフェイン入りドリンク」を大量摂取するとカフェイン依存症となり健康に問題のようです。■産経『カフェイン入り清涼飲料水大量摂取、20代男性が中毒死…眠気覚ましで常用 米では十数例報告』(http://www.sankei.com/west/news/151221/wst1512210025-n1.html)なんて記事もあります。

*6:太平洋戦争での軍人や工場労働者の酷使が規制されなかった原因かも知れません。太平洋戦争末期は軍隊や工場で眠気覚ましや疲労回復目的で服用されていたわけです。

*7:子どもの手の届くところにヒロポンはあったわけです

*8:厳密には「社会民主主義者(民主社会主義者)」、つまり「英国労働党やドイツ社民党」など「ヨーロッパの社民政党と似たような立場」ですがそう言う立場ですら敵視する人間が多いのがアメリカではあるでしょう。

*9:上院議員バーモント州選出)。なお、選挙では民主党の支援を受け、民主党と国会会派を組み、今回民主党大統領予備選挙に出馬しているが実は党員ではないとのこと。

*10:にもかかわらず翌日の記者会見では甘利は辞任を表明し、安倍は後任に石原伸晃を任命しました。わけがわかりません。

*11:第1次安倍内閣外務大臣政務官福田内閣国交副大臣、第二次安倍内閣法相など歴任

*12:麻生内閣少子化問題等担当相、第二次安倍内閣財務副大臣、第二次安倍改造内閣経産相など歴任

*13:こうした米長のような「天皇を政治利用しようとして恥じない男」こそ天皇制否定論者よりずっと不敬でしょう。

*14:慰安婦と書けばいいところ、この腰の引けた書き方は何なんでしょうか。主張が本当か分からないとでも言う気か?

*15:エリツィン政権大統領府第一副長官、連邦保安庁長官、第一副首相、首相などを経て大統領

*16:無神論という「強い意志」はないでしょうが「初詣に行き、葬式は仏式、結婚式はキリスト教会で挙げる」などという日本人の多くには「まともな信心などない」のは事実でしょう。

*17:エリツィン政権大統領府副長官、プーチン政権連邦保安庁長官、安全保障会議書記などを歴任

*18:モスクワ市共産党第一書記、ロシア大統領など歴任

*19:エリツィン政権対外情報庁長官、外相、首相を歴任。エリツィン追い落としを計画した疑いでエリツィンに首相を解任される。後任首相はステパーシン。

*20:エリツィン政権連邦保安庁長官、法相、内務相、首相、プーチン政権会計検査院議長を歴任

*21:後に「祖国・全ロシア」と合併し「統一ロシア」。「統一ロシア」現在の党首はメドベージェフ首相。

*22:著書『チェチェン・やめられない戦争』(2004年、NHK出版)、『プーチニズム:報道されないロシア』(2005年、NHK出版)、『ロシアン・ダイアリー:暗殺された女性記者の取材手帳』(2007年、NHK出版)

*23:内はチェチェン問題、外はクリミア併合でしょうか。

*24:勿論これらは一例であって他にもあります。

*25:もちろん敵とは「太平洋戦争での日本軍」です。諸永氏が「コラボレーター」だったかどうかは高世の記事だけでは分かりませんが仮に彼女が「コラボレーターだったとしても」、だから非難したと言うよりは実際はどうだったかに関係なく「日系人は皆コラボレーター扱い」なのでしょう。

*26:陸軍省軍事課長、 陸軍省軍事調査部長を務めたがいわゆる皇道派に近かったことで、226事件後は「予備役(引退)にはならなかったものの」軍の主流となった東条英機(近衛内閣陸軍大臣、首相など歴任)ら統制派によって傍流に追いやられることになる。その後、北支那方面軍参謀長、第4師団(大阪)長、陸軍航空本部長、第25軍(マレーシア)司令官、第1方面軍(満州)司令官、第14方面軍(フィリピン)司令官など歴任。戦後、BC級戦犯裁判で死刑判決

*27:なお「北朝鮮に限らず」独裁国家であっても「完全に民意(国内の民意でアレ、国際的民意でアレ)を無視すること」は到底無理でしょう。

*28:テキサス州知事を経て大統領

*29:首相、革命指導評議会議長、全国人民会議書記長を歴任

*30:著書『現地発エジプト革命:中東民主化のゆくえ』(2011年、岩波ブックレット)、『イスラムを生きる人びと:伝統と「革命」のあいだで』(2012年、岩波書店)、『中東の現場を歩く:激動20年の取材のディテール』(2015年、合同出版)

*31:著書『北朝鮮難民』(2002年、講談社現代新書

*32:著書『メディアをつくる:「小さな声」を伝えるために』(2011年、岩波ブックレット)、『ルポ・チェルノブイリ28年目の子どもたち:ウクライナの取り組みに学ぶ』(2014年、岩波ブックレット

*33:著書『リトルバーズ:戦火のバグダッドから』(2005年、晶文社

*34:著書『「和平合意」とパレスチナイスラエルとの共存は可能か』(1995年、朝日選書)、『アメリカのユダヤ人』(2002年、岩波新書)、『パレスチナ、ジェニンの人々は語る:難民キャンプ、イスラエル軍侵攻の爪痕』(2002年、岩波ブックレット)、『現地ルポ・パレスチナの声、イスラエルの声:憎しみの“壁”は崩せるのか』(2004年、岩波書店)、『米軍はイラクで何をしたのか:ファルージャと刑務所での証言から』(2004年、岩波ブックレット)、『パレスチナはどうなるのか』(2007年、岩波ブックレット)、『沈黙を破る:元イスラエル軍将兵が語る“占領”』(2008年、岩波書店)、 『ガザの悲劇は終わっていない:パレスチナイスラエル社会に残した傷痕』(2009年、岩波ブックレット)、『“記憶”と生きる:元「慰安婦」姜徳景の生涯』(2015年、大月書店)など

*35:著書『スカートの下の劇場』(1992年、河出文庫)、『ドイツの見えない壁:女が問い直す統一』(1993年、岩波新書)、『サヨナラ、学校化社会』(2008年、ちくま文庫)、『老いる準備 介護することされること』(2008年、朝日文庫)、『セクシィ・ギャルの大研究:女の読み方・読まれ方・読ませ方』(2009年、岩波現代文庫)、『家父長制と資本制:マルクス主義フェミニズムの地平』(2009年、岩波現代文庫)、『不惑フェミニズム』(2011年、岩波現代文庫)、『おひとりさまの老後』(2011年、文春文庫)、『男おひとりさま道』(2012年、文春文庫)など

*36:まあ、高世に対しては「視聴率がとれる仕事(金になる仕事)をお前がするならつきあってやるよ」「別に俺達お前のジャーナリストとしての信念とかどうでもいいから」という完全にビジネスライクなつきあいなのかも知れませんが。

*37:米韓側から攻めてくれば中露が北朝鮮支援することはあり得るでしょうが、北朝鮮からの開戦ではそれは100パーあり得ないでしょう。

*38:そもそも米国が交渉に応じなければ、核兵器という「カードは残り続ける(今のところそうなっている)」のだからカード論者は別に高世の言うように「深刻な事態を認めたくない」わけでは全くありません。

*39:むしろ「深刻な事態(横田めぐみ死亡)を認めたくない願望による歪んだ見方」は「核開発外交カード説」ではなく横田奥さんが放言し高世や巣くう会も調子を合わせてる「横田めぐみさん生存説」でしょう。どうせ高世や巣くう会一味(荒木、西岡、島田ら)も「もう死んでる」と本心では想いながら、横田奥さんに調子を合わせることが自分たちにとって利益になるという党利党略から「生きてる」とデマってるのでしょう。高世らの鬼畜外道、デマゴーグぶりには心底怒りを覚えます。

*40:勿論荒木和博のような自称専門家のバカではなくまともな専門家。

*41:北朝鮮は犯行を否定していますがそれを言い出すと話が進まなくなるので北朝鮮犯行を前提とします。なお、仮に「北朝鮮の犯行だとしても」否定していると言う事が「北朝鮮にそれなりの計算能力があること」を示しているわけです。

*42:「ヨンビョン島砲撃事件」のような局地戦、小競り合い程度ならあるかも知れませんがさすがに全面戦争はないでしょう。

*43:まあ俺はその変な国の一員であることを恥じていますが

*44:是非はともかくそう言う立場は充分あり得るでしょう。というか日本政府がどこまで拉致被害者救出に本気かは今ひとつ疑問ですが。

*45:勿論、少なくとも建前では「拉致被害者救出」と言う目的が放棄されたことはありません。

*46:要するに正月特番の犠牲になったと言うことでしょう。ドキュメンタリーなどその程度の扱いのわけです。

*47:是非はともかく額に寄れば「家を担保に入れる」とか払う方法はあるんじゃないか。

*48:そうなることを勿論望んでいますが

*49:紅白への出場は昭和59年、平成25年、平成27年の3回

*50:聖天山歓喜院の名物であり若干並んでいましたが参拝者ほどではなかったですね。

*51:国家システムの現状批判はまた別の話です。

*52:著書『囚われのイラク:混迷の「戦後復興」』(2004年、現代人文社)、『誰が私を「人質」にしたのか:イラク戦争の現場とメディアの虚構』(2004年、PHP研究所)、『ルポ・戦場出稼ぎ労働者』(2010年、集英社新書

*53:「事実ならば」犯人グループへの荷担とまでは言えないでしょうが事態を混乱させる無茶苦茶な行為ではあるでしょう。小生も法律に詳しくはないですが「恐喝などの犯罪行為」にも該当するかも知れません。

*54:著書『ロシア 語られない戦争:チェチェンゲリラ従軍記』(2008年、アスキー新書)、『イスラム国とは何か』(2015年、旬報社)など