今日の産経ニュース(8/10分)(追記・訂正あり)

■【視線】反蒋介石体制を掲げ、中国共産党に身を投じた台湾人の波乱の人生
http://www.sankei.com/world/news/150810/wor1508100013-n1.html

「昭和47(1972)年8月15日のことでした。(当時の)田中角栄*1首相と大平正芳*2外相が帝国ホテルにお越しになり、訪日中だった上海バレエ団の孫平化*3団長との会談で、『天高く馬肥ゆるころに北京に参りましょう』と心を決めてくださった」
 夏の日の昼下がり。上海市内の集合住宅の一室で、43年前の日中国交正常化の舞台裏を聞かせてくれたのは、台湾生まれながら戦後、中国大陸に渡って中国共産党政権の対日工作に携わった瞿麦(くばく)さん(88)だ。
(中略)
 1972年7月に発足したばかりの第1次田中内閣に、国交正常化交渉を急がせるよう周恩来首相(当時)から密命を受けた孫団長の秘書として、瞿麦さんは上海バレエ団の訪日公演に随行した。帝国ホテルでの会談の翌月、約束通り北京を訪れた田中首相と大平外相が周首相や毛沢東主席との間で日中の国交を正常化させたことは、瞿麦さんにとっても生涯忘れられぬ思い出だ。
 47年2月。戦後、台湾を統治した中国国民党政権の圧政に抵抗した台湾人を国民党軍が弾圧し、とりわけ教育水準の高い若者を狙って次から次へと粛清する「二・二八事件」が勃発(ぼっぱつ)した。学生運動のリーダーだった瞿麦さん。「捕まれば銃殺は避けられない」と追い詰められた49年9月、台湾北部の基隆港から外国船に潜り込んだ。
 国共内戦に打ち勝った共産党が北京で新中国を成立させた49年10月1日の前日、瞿麦さんは天津の港に降り立った。「あの時は中国大陸への憧れから、われ新生を勝ち得たりとの誇らしさでいっぱいでした」と振り返る。
 だが瞿麦さんの苦難は続く。共産党の指示で対日工作の要員育成を上海で任されたが、文革時代には紅衛兵に、「おまえは国民党の特務(スパイ)だろう」とつるし上げられた。「革命に参加しようと親も兄弟も残して大陸に来たのに、これほど悔しいことはなかった」と言葉を詰まらせる。

 激動の人生という感じですね。


■【東アジア杯サッカー】「ハリル・ジャパン」、中国との最終戦1−1 大会史上初の最下位
http://www.sankei.com/sports/news/150809/spo1508090036-n1.html
 おそらく試合前は「誰も予想しなかった」意外な結果ではあります。「勝負度外視で若手を登用*4した」ようですがそれでも過去に「1勝もできず最下位」なんて戦績はたぶんない(韓国、中国、北朝鮮はそれぞれ1勝はしてるので当然勝ちのない日本が最下位になります)。
 素人には何とも評価に困ります。成績だけ見て「日本代表はダメだ」と言うのも違うように思いますが、これは「若手登用だから仕方がない、東アジアサッカーなんて五輪やW杯のような『絶対に勝たないと行けない大会じゃない』」と見るべきなのか?。それとも「いくら何でも最下位は酷い」と見るべきなのか。若手登用でこれだと「若手が思うように育ってない」ということなのか。
 今回の試合で何か得られたものはあったのか。あったとしたらそれは何か。
 戦績だけ見ればハリルホジッチ監督は「ダメ監督」のように見えますが、彼に任せていて大丈夫なのか。
 などなど今後議論されることになるのでしょう。


■【正論】戦後70年に思う 大衆社会*5が生んだ「反」知性主義(関西大学東京センター長・竹内洋
http://www.sankei.com/column/news/150810/clm1508100001-n1.html

 目先の「利」にもとづくポピュリズム政治が台頭する。そして実用知以外の洞察知や批判知を役立たずのじゃまものとする「反」知性主義的風潮もでてくる。
  いまや「花より団子」は大学政策にまで及んでいる。グローバル人材の育成という大義名分のもとに「利」一辺倒の実利主義的大学改革が大手をふって横行している。
 今年6月に文科省は、国立大学文系は社会的要請の高い分野に転換しなければ、縮小し、廃止すると各大学に通知した。文系学部・大学院の店をたたんで浮いた予算と人員を理系に再配分したいという狙いが透けてみえる。

 さすがの産経文化人・竹内も「奥歯に物の挟まったような物言い」ですが安倍政権の「文系学部をバカにしてるとしか思えない」無茶苦茶な大学「改革」には文系学部教員として「異議あり」と言わざるを得なかったようです。


■【主張】米の日本盗聴 「不動の同盟」疑問残すな
http://www.sankei.com/column/news/150810/clm1508100003-n1.html
 「日米同盟」云々と言う話ではなく「日本に対する犯罪行為は許せない」つう話だと思うのですが産経の考えることはいつもながらずれています。


■戦後70年首相談話 「侵略」言及へ
http://www.sankei.com/politics/news/150810/plt1508100005-n1.html

 安倍晋三首相が14日に発表する戦後70年談話で、「侵略」に言及する方向であることが9日、分かった。戦前・戦中の日本の行為に絞っての「侵略」というよりも、世界共通での許されない行為として触れる可能性が高い。首相は7日夜に東京都内のホテルで行われた公明党山口那津男代表らとの会談で、これらの方針を含む談話の原案を示したが、公明党側は戦前の日本の行為と侵略の関係を明確にするよう求めたもようだ。

 やれやれですね。安倍もどれほど無反省で非常識な男なんでしょうか。「戦後70年談話」で日本の行為が侵略だとはっきり言わなければ「侵略じゃないと居直る気か」と判断されるのは当然です。そんな談話なら出すなと言いたい。最近支持率が下降気味とは言え、こんな男が日本の首相かと思うと「日本の戦後70年は『失われた70年』*6だったのか」「日本人とはまともな反省もできない低劣な民族なのか」という無力感を感じます。
 そして公明党もいい加減こんな男とは切れたらどうなのか。別に公明党に期待もしてませんがこれでよくもまあ「平和の党」「日中、日韓友好のために頑張る」とか言えるもんです。

*1:岸内閣郵政相、自民党政務調査会長(池田総裁時代)、幹事長(佐藤総裁時代)、池田内閣蔵相、佐藤内閣通産相などを経て首相

*2:池田内閣官房長官自民党政務調査会長(佐藤総裁時代)、佐藤内閣通産相、田中内閣外相、三木内閣蔵相、自民党幹事長(福田総裁時代)などを経て首相

*3:中日友好協会副会長、会長などを歴任。著書『日本との30年:中日友好随想録』(1987年、講談社)、『中国と日本に橋を架けた男』(1998年、日本経済新聞出版社)、『中日友好随想録 (上)(下):孫平化が記録する中日関係』(2012年、日本経済新聞出版社

*4:なでしこの方もそう言うことのようです。

*5:個人的には「安倍の反知性主義」は「大衆社会」と関係ない気がしますが。

*6:いわゆる『失われた10年』風に書いてみました