珍右翼・高世仁に突っ込む(2022年4/7日分)(副題:今日も高世に悪口する)

北朝鮮は何人を拉致したのか?(3) - 高世仁の「諸悪莫作」日記
 珍右翼・高世仁に突っ込む(2022年4/3日分)(副題:今日も高世に悪口する) - bogus-simotukareのブログで取り上げた北朝鮮は何人を拉致したのか?(2) - 高世仁の「諸悪莫作」日記の続きです。それにしてもこのタイトルで「ロシアのウクライナ侵攻」について高世が書くのには呆れます。「別記事で書けよ」ですね。 

 2日のNHKスペシャルウクライナとロシア 訣別の深層」を観る。
 登場したなかの二人の言葉がとても印象に残った。
(中略)
 「ロシア人はもう20年もプーチンに何もしていない。もし大統領が気に入らなければ。国から追放すればいい。私たちがマイダン革命でやったように。(略)
 もし何もしないなら、その政府を肯定しているのと同じです。」

 プーチンが大統領になったのが「2000年」です。大統領就任当時と今とはまあ状況は違うでしょうが、今に至るも「ウクライナ侵攻」プーチンを支持するロシア国民は「政府べったりのロシアマスコミに騙されてるにしても」、被害者ウクライナによるこうした批判を免れないでしょう。
 それにしても「小泉訪朝(2002年)から約20年がたつ」のにこうした文章をためらいなく引用する高世も「何だかなあ(呆)」ですね。
 「プーチンの20年」よりも「ある意味もっと悲惨」なのが「拉致敗戦20年」「安倍政権(第二次政権以降)の約8年」でしょう。
 本来家族会が救う会と縁切りすべきだし、縁切りしなくても家族会の無茶苦茶な要求を政府、与党、外務省なり日本社会なりが批判すれば良かった。「ロシア公安機関による政敵暗殺すらためらわない」というプーチンに比べたら家族会、救う会など「怖くはない」はずです。
 しかし我々は彼らの「田中均個人攻撃」と「それによる田中氏の外務省退官」を事実上容認しました。
 また救う会、家族会も「桂太郎を抜いて、史上最長政権を達成した安倍(日本人として屈辱ですが)」が「拉致で何の成果も上げない」のに礼賛し続けた(今も礼賛している?)。
 ある意味「ロシア国民より何倍も恥ずかしい存在=日本国民」といってもいいのではないか。

 前回、元北朝鮮工作員安明進(アン・ミョンジン)の、「北海道から拉致された男性」についての証言を紹介した。
 2007年、安明進覚醒剤の密売で逮捕され、過去の証言にまでさかのぼって疑問視されるようになる。
 安明進と個人的にも親しく付き合った私の見るところ、初期の安明進証言は信頼できる。

として「覚醒剤不法所持で逮捕され、『覚醒剤の金目当てであることないことを話した』と告白」、世間の信用を失って、表舞台からは消え、もはや過去の人間となった「今や生死不明、所在不明の安明進」を未だに持ち出してることには心底呆れます(安については例えば過去の人間だが、安明進が死んだらしい - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)(2016.10.3)参照)。まあ、仮に「高世の紹介する安証言(北海道の拉致云々)」が正しいとしても、「身元不明」で「北海道から拉致されたらしい」では日朝交渉に持ち出せる話ではなくどうしようもありませんが。
 それにしても高世はけっきょく「横田めぐみ拉致問題における安明進証言」などというものにのっかったのが、高世仁が会社をこかした淵源(の少なくとも1つ)ではないか - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)(2021.5.25)、高世仁の幼稚なデマ自慢を平然と垂れ流すNHKの馬鹿さとクズぶりに本気であきれ返る - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)(2022.1.21)という指摘をどう思ってることやら。

8)曽我ひとみさんは韓国から軍事境界線*1を越えて北朝鮮に逃げた米兵4人の一人ジェンキンズ*2さんと北朝鮮で結婚した。

 ちなみにジェンキンスと一緒に脱走した米兵「ジェームズ・ドレスノク」と結婚したのが「ルーマニア拉致被害者ドイナ・ブンベア」です。何故か高世はこの記事でブンベアについて触れませんが、彼女については珍右翼・高世仁に突っ込む(2022年4/3日分)(副題:今日も高世に悪口する) - bogus-simotukareのブログで簡単に触れました。
 なお、珍右翼・高世仁に突っ込む(2022年4/3日分)(副題:今日も高世に悪口する) - bogus-simotukareのブログでは触れませんでしたが、「曽我さんの夫」ジェンキンスは「拉致ではなく脱走米兵」の上、事情はともかく「北朝鮮の宣伝映画出演までした」なので本来なら「米軍の軍事裁判で厳罰」でもおかしくなかった。
 実際、「米国の反共ウヨ」の中には「厳罰主張」もありましたが「それをやると、妻である曽我さんの米国批判で確実に日米関係がまずくなる」ので「軽い形式的な罰」ですみました。なお、救う会もこの件ではさすがに「厳罰主張」はしませんでした。

 以上から一つ見えてくるのが、拉致被害者に一定のグループ分けがありそうだということである。
①蓮池夫妻、地村夫妻、田口八重子さん、横田めぐみさんたちは同じ招待所で暮らし、交流があったことが分かっている。
曽我ひとみさんは、拉致直後はめぐみさんと同居したが、ジェンキンズさんと結婚してからはまったく他の日本人に会っていない。
③帰国した拉致被害者が交流した中に、田中実さん、金田龍光さんなどは含まれていない。
 これは拉致被害者を管轄する部署が複数あったからだろう。①は労働党の対外情報調査部、②は人民軍偵察局、③は労働党連絡部が管轄したと推測できる。
(つづく)

 勿論高世の推測が正しいかどうかも問題はありますが、それはおきます。そんなことが事実だとして拉致被害者帰国と何の関係があるのか。何の関係もない。

*1:勿論、実質的にはあれは国境ですが建前では戦争は終結していません(建前では停戦で、在韓米軍も建前では未だに国連軍)。また、南北朝鮮はお互いに国家承認していません。

*2:原文のまま。些細なことだが「ジェンキンス」が正しい。