今日の産経ニュース(11/26分)(追記・訂正あり)

■【元朝日記者の植村隆氏、韓国の大学へ 会見詳報(上)】「韓国に逃げ出したわけではない」「来年の手記出版目指している」
http://www.sankei.com/premium/news/151126/prm1511260011-n1.html
 別に「逃げたっていい」と俺は思いますけどね。この場合の「逃げ」が「ウヨの暴力沙汰に巻き込まれることからの逃げ」であって「慰安婦問題で非を認めた」なんて意味じゃないことはまともな人間には分かりますし。

 皆さん、ご存じのように私への不当なバッシングは北星へ波及し、その攻撃はすさまじいものでした。大学当局は学生を守るため、警備を強化し、大変な費用と人員をこの問題のためにあてなければなりませんでした。私のことで、北星の学生、教職員の皆さんに大きな苦痛やご迷惑をかけたことを、本当に心苦しく思っています。そして、これまでの北星の対応には、大変感謝をしております。また、厳しい状況の中でも、学内で私を見かけると、いつも自分から声をかけてくださった田村学長の厚意にも感謝しております。私がこうして新たな一歩を踏み出すことができるようになったのも、北星が私と一緒に闘ってくださったおかげです。心からお礼を申し上げます。平和と人権の精神を持つ北星で4年間講義できたことは、私にとって本当に幸いなことでした。今後も協定校の教員として、北星との交流を進めていきたいと思っています。

 実際は「もっとどろどろした感情」が北星学園大にはあるかも知れませんがまあ、それは言っても仕方がないことでしょう。一方的に不当解雇されるようなことだったらさすがに植村氏も北星側に怒りを爆発させたでしょうが、幸いにも新天地が見つかったわけです。「とりあえず1年契約」ということで2年目以降の継続雇用の点はまだわからないというのがひっかかりますが、取り合えずはよかったと思います。

 また、この場を借りて申し上げたいことがあります。この間、北星学園大学、私を応援してくださった全国の市民、弁護士、研究者、ジャーナリスト、さまざまな方々に改めてお礼を申し上げたいと思っています。ありがとうございました。皆様のおかげでここまでやってこられました。本当に感謝しております。皆様の応援の声の一つ一つが大きな支えになりました。卑劣な攻撃に耐え抜きました。しかし、私への攻撃を生んだ、捏造(ねつぞう)記者というでっち上げに対する私の闘いは言論の場、法廷の場に続きます。この闘いに負けるわけには決していきません。これからもよろしくお願いします

 ぜひとも裁判で勝利して欲しい、そう思います。しかしこうして見るとわかりきったことではありますが阿比留なんぞとは人間のできが違いますねえ。

 韓国に逃げたのではないか、もしくは韓国の味方なのか、そういう言論が出てくる可能性があると思うが、改めて思いを聞かせてほしい。

 ばかばかしい。なら日本の学者が米国の大学に行ったら米国の手先なのか。日本の大学にいる外国人教員は日本の手先なのか。産経辺りの質問でしょうが俺だったらまともに回答する気が失せますね。

先ほど田村学長もおっしゃったが、これは北星学園大学だけではなく、どこの大学でも起きうる問題だ。そういうことも含めて、私の体験、大学が直面した苦悩、それから私自身のさまざまな主張を、いろんな場で伝えていきたいと思っている。

 まあ、「どこの大学でもおきうる問題」というのは残念ながらそうでしょうね。これを一北星で起こった事件だと思ったら大間違いでしょう。


慰安婦報道に関わった元朝日記者の植村氏、韓国の大学教授就任へ 北星学園大非常勤講師は本年度まで
http://www.sankei.com/life/news/151126/lif1511260019-n1.html
 植村氏に好意的でない北星学園大にうんざりした植村氏が「韓国の大学からのオファーを受けた」ということでしょうか。北星学園大がウヨを恐れてそう言う対応に終始したらしいことには憂鬱になりますが、植村氏には新天地で頑張って欲しいと思います。


■「爆買い」効果で広がる“日本人お断り” 居酒屋、百貨店、カプセルホテル…外国人専門店が急増
http://www.sankei.com/economy/news/151126/ecn1511260042-n1.html

 外食チェーン大手、ワタミは今月1日、子会社が手掛ける和食店「銀政−GINMASA」を東京・六本木に開店した。中国や台湾、ベトナムなど団体客を対象にした完全予約制の外国人専用レストランだ。
(中略)
 有線放送大手、USENは来春、東京・渋谷の自社ビルを改装し、外国人専用のカプセルホテルを開業する予定だ。担当者は「特に外国人女性のバックパッカーが気軽に泊まれる施設にしたい」と説明する。
 観光庁によると、訪日外国人による7〜9月の旅行消費額は前年同期比81%増の1兆9億円。1四半期で初めて1兆円の大台を突破した。
 みずほ総合研究所主任エコノミストの市川雄介氏は「外国人向けのサービスは日本人のニーズと必ずしも合致しない。多言語対応や菜食主義への配慮など専門店ならではの『おもてなし』を期待できる」と指摘している。

ついに「爆買いブーム」は「外国人専用店舗」を生み出すまでに至りました。