今日の産経ニュース(1/19分)(追記・訂正あり)

■民主、共産“無視”で着々公認 参院選1人区 協力協議拒否で「自主降板」圧力
http://www.sankei.com/politics/news/160119/plt1601190042-n1.html
 まあ民主党と連合の馬鹿さ加減には呆れて二の句が継げません。共産党が「協力する用意がある」と言ってるのに無視してる*1のだから当然共産党としては共産支持者に対する政治的責任とか、公党としての面子とか言う意味で「民主党に協力する義理は何もない」わけです。できる限り選挙(選挙区及び比例区)に候補を立てて自党の議席増を目指すことになるでしょう。
 まあ、今の民主党のていたらくでは「民主・共産間でそれなりの政策合意が成り立ち」共産党が積極的に選挙協力する*2のならともかく「共産党が自主的におろす」程度では、民主党には票など行かず、到底自民党に勝てないと思いますが。
 まあ小生も「アンチ自民の共産支持者」としてこういう事を書くのは嫌なのですが夏の参院選はもはや「株価が大幅に下落するなどアベノミクスの失敗を安倍ですら認めざるを得ない悲惨な状況*3にならない限り」、民主党の惨敗、自民の勝利*4で終了じゃないですかね。もはや民主党はこのままでは「消滅することがほぼ本決まり」と言っていいんじゃないか。選挙に勝てない上、「安倍が労働法制改悪(規制緩和)に大々的に乗り出す」というのでは連合も衰退の一途でしょう。まあ「連合以外の労組(全労連全労協など)や一般の労働者」はともかく連合と民主党について言えば自業自得ですが。
 このままでは共産がどれだけ伸びるか(と言っても最大野党というのは一寸無理ですが)に期待するしかない「ご臨終選挙」といっていいでしょう。「戦艦大和の最期」じゃないですが

「夏の参院選で負けて目覚める事が最上の道だ、民主党野党共闘という事を軽んじ過ぎた、私的な潔癖や徳義に拘って、野党共闘を忘れてきた、敗れて目覚める、それ以外にどうして民主党が救われるか、今目覚めずしていつ救われるか 俺達はその先導になるのだ。民主党の新生に先駆けて参院選惨敗で散る。まさに本望じゃあないか」

つうことになるんじゃないか。まあ、負けて目覚める能力が民主党にあるか疑問ですが。既に「自民が政権復帰した」衆院選(海江田代表が落選し代表を引責辞任)、参院選、安倍の解散衆院選で負けてるのに「目覚めることができずに」このていたらくです。
 大体幹部が岡田*5代表、枝野*6幹事長、細野*7政調会長と「過去の幹部経験者のたらい回しで何の新味もない」あたり民主党はどうしようもないでしょう。まあ、「幹部がたらい回し」でも過去の反省を生かして「新味があれば」それはそれでいいのですがそんなものは民主党にはかけらもないでしょう。

 枝野幸男幹事長は19日、「永田町の中のどこかの党とどこかの党という話ではなく、幅広い国民の皆さんとの連携が大事だ。そのことを努力していきたい」と記者団に語り、政党間協議は不要との認識を示した。

 「自民政権を倒したかったらとにかく民主党に投票しろ、共産党は自主的におろせ」「共産党に限らず他の政党や市民団体とも協議する気なんかねえ」なんて思い上がった態度のどこが「幅広い国民との共闘」なんでしょうか。そんなでかい態度がとれるほど民主党は国民に支持されてるのか。民主党は思い上がるのも大概にしろって話です。

民主党幹部は共産党が候補を降ろさない場合を想定し、こうほくそ笑んだ。
 「共産党自民党を利する勢力ということになる」

 ばかばかしいですね。共産党が「協力する用意がある」と言ってるのにそれを無視する方がよほど「自民党を利する行為」でしょう。共産党側からすれば「選挙協力の申し出を無視する民主党の方がよほど自民補完勢力だ」で済む話です。共産支持者はそれで納得するでしょうし、それで納得しないような人間は最初から共産党のメインターゲットじゃない。
 大体、過去の衆院選参院選共産党議席を伸ばしてることを民主党はどう考えてるのか。
 当時、共産党に票を投じた人間はおそらく「民主党には心から失望している人間」でしょうから、共産党が候補者をおろしたところで民主党に票を投じるかどうかは疑問です。棄権するかも知れない。つうか「おろさないのなら自民党補完勢力だと共産を非難する」なんてそんな事をやって「選挙に勝つ」と言う意味で何か意味があるのか。「今から支持者相手に負けたときの言い訳づくりですか?。無能政党はやることが違いますね、民主党さん(毒)」としか言いようがありません。ぶっちゃけ民主党執行部に「夏の参院選で勝つ気があるのかどうか」すら疑問でしょう。


■【主張】インフラ銀開業 中国の独善運営を許すな
http://www.sankei.com/column/news/160119/clm1601190002-n1.html
 勝手に「独善運営」と決めつけるのも酷いですがこんな事言うならそれこそ日本がAIIBに加入すればいいんじゃないですかね。
 「AIIBに日本が入らないことは良かった」と言いながら「独善運営を許さない」とは意味がわかりません。外からワーワー言うことに何か意味があるのか。

*1:もちろん下手に応じた場合「民主党が第二自民党でしかないことがモロバレ」になると思ってるからでしょう。もしかしたら共産党の言動は「民主党が協議に応じないことを見越した上での高等戦術(民主党が応じないのだから候補を立てて何が悪いと主張)」だったのかもしれません。まあ共産党の本心(どこまで選挙協力発言が本心だったか)に関係なく協議に応じない民主党はろくでもない政党ですが。

*2:その場合でも勝てるとは確言できませんが

*3:そう言う状況になることを「国民生活の観点から」もちろん望んではいません(さすがに小生も安倍自民支持率が下がってほしいから景気がずたぼろに破綻して欲しいなどと無茶なことは言いません)。しかし、中国経済とか中東情勢とか不確定要素が多いのでそうなる可能性は否定できません。

*4:まあ、民主より議席が上回り政権が維持できるという相対的勝利ですが。議席が大幅に増えるとはさすがに思っていません。

*5:民主党幹事長(鳩山代表時代)、鳩山、菅内閣外相、野田内閣副総理・行政刷新担当相、民主党代表代行(海江田代表時代)などを経て代表

*6:鳩山内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官、野田内閣経産相などを経て幹事長

*7:野田内閣環境相民主党幹事長(海江田代表時代)などを経て政調会長