今日の産経ニュース(2021年5月6日分)(副題:立民の信義にもとる行為に憤激する、ほか)

◆立民の背信行為に『共産党はここまで馬鹿にされても野党共闘を続けるのか!』『自社さ連立の社会党と何が違うのか、共産党による過去の社会党批判の理屈を適用すると「共産党の右傾化」では無いのか』などとツイートで煽る黒坂真、ほか
 立民の無法に頭にきたので新しくカテゴリーとして「立憲民主党」をつくりました。
 それはともかく黒坂のツイートはほとんどの場合「言いがかり、曲解、詭弁」でしかないのですが今回ばかりは『共産党がそれなりに毅然とした態度』を取らなければ「こう悪口されても仕方が無いだろう」と個人的には思います。
 もちろん黒坂の思惑は俺のような『立民への怒り』でなく『野党共闘をぶち壊したい』という自民支持者らしい思惑*1ですし、だからこそ俺も「不快になる」ので具体的な黒坂ツイートの紹介はしませんが、黒坂の思惑が何でアレ、奴が言うようにここで『毅然とした態度』をとらないとやはりまずいでしょう。

【追記】

志位和夫
 国民投票法改定案をめぐって立憲民主党と立場が分かれたことは残念だ。穀田国対委員長から先方の国対委員長に対して抗議の意を伝えた。
 同時に、〝安倍*2・菅改憲〟を許さないという点では、今後も協力していけると思うし、総選挙にむけた政策協議のなかでも協力を確認していきたい。

志位和夫
 立憲民主党と態度が分かれたことは残念です。同時に、〝安倍・菅改憲〟に反対することは一致しています。そういう大きなところでの一致を大切にして、総選挙に向けた協力を前進させていきたい。

 そんなんでいいんですかね(げんなり)。「立民に対する信用が失われた」「不誠実にも程がある」「野党共闘を白紙に戻したい」くらい言って良いのでは無いか。
 つうか「衆院本会議」「参院本会議」で採決されない限り法律として成立しないのだから「まだ、衆院憲法審査会段階なので法案成立は阻止は出来る(困難であることは勿論分かっていますが)」。なんで「今回の件は我慢するが、衆院本会議、参院本会議の採決にまで突き進んだら許さない」「その時は本当に野党共闘を白紙に戻したい、それだけの覚悟がある」「共産党を下駄の雪扱いするのもいい加減にしろ」くらいの厳しいことが言えないのか。そんなこと言っても立民に無視されると思っている「負け犬根性」だからか。
 そのくせして「日本の最大野党にすぎない立民なんぞより強いパワーを持つ大国・中国の政権与党・中国共産党」に志位委員長等が悪口三昧なのはどういうことなのか。
 「中国共産党はどうせミニ野党の俺たちが何言っても聞く耳持たないだろう(米国民主党のバイデンの言うことだって反発してるのだから)が、中国非難すれば世間受けが良い。共産党の支持層も増えるかも」「文革当時の恨みは今も忘れてない」程度のくだらない話か。
 とにかく何があろうと野党共闘を続けたいからか。枝野立民が口先だけでも「野党共闘で菅自民政権打倒」と言い続ければ、何があろうと「ついて行きます、下駄の雪」なのか。
 本気で日本の政治を変える気が志位委員長等、共産党執行部にはあるのか。
 そもそもこんな不誠実な立民の連中と「総選挙に向けた協力を前進」なんかできるのか。
 黒坂が「立民は共産の票が欲しいだけだ。連立政権入りなんか認める気は恐らく無い」「立民に馬の足、下駄の雪扱いされて良いのか」「このままでは自社さ連立の社民党のように支持者に見放されて党が社民党のように衰退するのでは無いか」と言うとおりでは無いのか。何でこんなに「立民との選挙協力」に固執するのか。今のまま選挙協力を続けて本当に意味があるのか。「与党の分断工作に載らない」も何も分断工作をしかけてるのは立民の方でしょうよ。

宮本徹
 初当選した時、政治的立場が異なっても、国会議員はそれぞれ有権者の民意を背負った国民の代表であるという敬意をもつことが大事だと先輩に教えられました。「必要のない政党」という馬場氏の発言は多様な民意の否定につながる危うさがあります。

 いやいや「今回のような筋の通らないことをして恥じない立民」は「日本に必要のない政党」でしょう。「自民党の二軍」でしかなく「大阪都構想問題」で住民の対立を無駄に煽り、無為無策でコロナを蔓延させ、にもかかわらず、コロナ失政について、まともに反省せず、所属議員も「カネの疑惑などにまみれてる」馬場の維新も「日本に必要のない政党」だと言う点を除けば、馬場の批判は「全く正論」でしょう。
 つうか「馬場くらいの非難(まあ言葉を選ぶ必要はありますが)」を今回の件について立民相手にしなければいけないのが共産党では無いのか。
 宮本氏の言う「国会議員はそれぞれ有権者の民意を背負った国民の代表であるという敬意」とは一体何なのか。その理屈だと共産党自公政権批判も「自公の支持者に失礼」「多様な民意の否定」にならないのか。
 馬場の「国民投票法本文に具体的な内容を書き込めと言うてたのが『付則でいい』『今後の検討事項でいい』に結局なった。共産党野党共闘と言っていたのに、共産党との関係で保守票が逃げるのが嫌だと言うことなのか、共産党の反対を無視して、我々に賛同した。立民は明らかにまともに政治を考えてない。そんなデタラメな政党は日本にいらない」の何が問題なのか。「馬場の維新にそんなことを言う資格があるのか?」という問題を除けば俺は馬場に完全に賛同します。
 さて枝野ツイートを見て見ましたが、この件について触れない辺りが枝野らしい卑怯さです(一方、福山ツイートは「九条改憲には賛成してない」と言い訳三昧だがこの件に触れている)。
 正直、俺も「結果的には」悩みながらも、菅自民政権を倒したいと言うことで、今後も「野党共闘支持、共産支持」かもしれませんが、志位執行部の、立民に対する腰の引けた態度にはがっかりしました。
 「中国共産党にはあんなに悪口してるのに」「中国市場は日本企業にとって必要不可欠なのに」「あえて言えば立民の価値より中国市場の価値の方がずっと上なのに」と。


立民・福山幹事長「われわれは憲法議論を否定しない」 - 産経ニュース
 おいおいですね。
 そんな詭弁で
1)当初は枝野が「本文に書き込ませる」と言っていたことを「法的拘束力のない、たかが付則」で済ませたことや
2)共闘相手である日本共産党や市民団体などの反対を無視して採決強行に加担したこと
が正当化できると本気で思ってるのか。
 筋が通らないのは当然ですが、福山らは本気でこんなことが「国民に評価される」と思ってるんですかね。頭痛がします。
 維新の馬場幹事長は「立民は共産党と同一視されるのが嫌で我々の側に日和った。言うことがコロコロ変わる、デタラメ極まりない日本にいらない政党*3」云々といったそうですが、まあ、自民や維新を支持するような連中は馬場と同意見でしょう。
 一方で、共産党社民党、市民団体の側は福山らの裏切り行為に怒り心頭でしょう。
 結局、こんなことをしても、立民を支持し、評価する人間なんかほとんどいない。かえって立民の支持が減るでしょう(支持が増えれば信義にもとっていい訳ではないですが)。なんでその程度の事も枝野や福山には分からないのか。どれほど馬鹿(政治センスゼロ)でクズなのか。
 しかしこうなると、「国政選挙三連勝」も果たして良かったのかどうか。枝野等を図に乗らせただけでは無いか。
 野党共闘は大事ですが、この問題をうやむやにすることはむしろ「立憲民主党を図に乗らせ」、その結果、共産、社民支持層が「自民べったりでモリカケの安倍すらかばった公明党じゃ有るまいし下駄の雪になれるか」と反発*4し、かえって野党共闘が進まなくなるのでは無いか。
 というかこうなると立憲民主党は「単に共産支持層、社民支持層、市民団体の票が欲しい」だけではないのか。いっそ「野党共闘など辞めて、共産党の独自路線に戻しても良いのでは無いか」「自民を利しても構わず、可能な限り全ての選挙区に共産候補を立てて良いのでは無いか」とすら俺は思います。
 「政権交代野党共闘」はあくまでも「手段」であって目的ではない。
 「八ッ場ダム中止公約」「消費税増税しない公約」「沖縄基地県外移設公約」などを平気で裏切った*5「過去の民主党政権の二番煎じなら」政権交代などしなくて良いと言いたいですね。
 何せ立民代表の枝野は「鳩山内閣行政刷新担当相」「菅内閣官房長官」「野田内閣経産相」としてそうした裏切りの一員だった男です。
 俺は以前から「沖縄を裏切った枝野」「安倍・明治150年式典に出席した福山」も「枝野を代表、福山を幹事長とする立民」もあまり信用していませんが、今回の件で「我慢の限界に達した」「ほとほと愛想が尽きた」ですね。
 しかしテレビ局もこうした問題をろくに報じず「毎度毎度コロナ、コロナ」ですからね。しかし「コロナ」はまだいい。テレビワイドショー*6が元妻が殺害容疑で逮捕されたとはいえ、起訴もされてない段階で、元妻を犯罪者扱いで「紀州ドンファン」云々とはどれほどふざけてるのか。うんざりします。


立民・枝野氏、内閣不信任案提出探る 政権との対立軸強調、慎重論も - 産経ニュース
 「菅首相が解散に打って出ても、立民は構わない」と思われたくない(つまり『コロナ蔓延下での政治空白でも構わない』と思われたくない)が「菅にはコロナ対応する能力が無い」とやらで「俺に禅譲しろ」と枝野が訳の分からないことを言っていたかと思えば、これです。「枝野ら立民の連中にはまともな脳みそがあるのか」「これが最大野党かよ」と心底呆れます。
 結局、「国政選挙三連勝」で「菅は解散できない」だの「解散しても立民の勝利の可能性がある」だの思い上がってるだけでは無いのか。本当に「三連勝して良かったのか」と言いたくなる立民の酷さです。


スコットランド独立派優勢 英、住民投票再実施要求も - 産経ニュース
 英国がEU脱退などしたが故に「EUに残りたい→独立したい→再投票したい(EU脱退など想定されてなかった前回の投票の時とは事情が変わった)→先ずは議会選で独立派を勝利させよう、そして英国政府に再投票を求めよう」になってしまい、「スコットランドEU残留派が多い」が故に「再投票で独立」の可能性がかなり出てきたようです。

*1:そうした思惑は黒坂が日頃「自衛隊違憲論の共産党は日本を丸腰にして中国に侵略して欲しいのか」「朝鮮学校無償化除外反対とは、そんなに主体主義が好きなのか」「内部留保を労働者に還元せよという共産党はそんなに大企業を倒産させたいのか」などと日本共産党相手に非常識な誹謗中傷をほざいてることでモロバレです。なお、ここ最近の黒坂ツイートが「立民の背信共産党は怒らないのか!」「今のまま野党共闘を続けて良いのか!」が多い(とはいえ紹介は省略しますが、低レベルな言いがかりも一方では未だにありますが)ことからは黒坂も自分の普段の行為が「共産党への言いがかりだ」ということをさすがに自覚してるのでしょう。「立民の背信共産党は怒らないのか!」「今のまま野党共闘を続けて良いのか!」は「自衛隊違憲論の共産党は日本を丸腰にして中国に侵略して欲しいのか」という「明らかなデマ」と違い、「価値観の問題」ですので。

*2:既に安倍が退陣した以上、「安倍」を付ける必要はもはや無いのでは無いか。

*3:あえて言えば俺も「馬場と同意見(立民はデタラメ極まりない日本にいらない政党)」です。

*4:というか俺は正直それくらい憤っていますが

*5:安倍が言うほど「悪夢の民主党政権」とは思いません(さすがに安倍よりはマシ)。とはいえ「公約破り常習で期待外れ」と言う意味では充分俺にとって「悪夢の民主党政権」でした。正直、枝野のような「裏切りの中心人物の一人」ではない&「リベラルな政治家」が立民の代表なら良かったのですがねえ。

*6:なるべくワイドショーは見ないようにしていますが連休中に目に入ってきました。