「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(1/18分:高世仁の巻)(追記・訂正あり)

■再び公開された安田純平氏の画像
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160530

自称「仲介人」は金のことしか考えておらず、身代金を払わずに解決するという家族や友人たちの努力とは相反する。

 いやいや「仲介人の意志=ヌスラの意志」でしょうし、ヌスラも何のお土産も無しで解放するほどのお人好しではないでしょう。もちろん身代金を払わずに済むならそれが一番いいがそんな事が可能なのか。正直「カネで解決するしかない」と思いますが、高世はカネでなくて何で解決できると思ってるんですかね?
 「話し合えばヌスラも、身代金どころか、なんの土産も無しでも解放してくれる」なんて言う気なのか。「不法な身柄拘束」なんかやらかす奴らがそんな善意にあふれてるわけがない。

このルートだけがクローズアップされることが解決につながるとは思えない。

 「このルートだけがクローズアップ」云々って他に何か信用に値するルートがあるんですかね?。もちろんあればそのルートを使えばいいわけですがおそらくそんなもんはどこにもないでしょう。 
 言ってることが「外務省の今のルートとは、他のルートを使うべきだ」と無責任に放言し、「外務省の日朝交渉を否定する救う会」といい勝負です。

事態はまずい方向に行っている。

 「カネ以外の方法で解決できた」のに「何故かカネでしか解決できないこと」になってしまい、かつ「金が出せない」のなら高世の言うとおりでしょうがね。
 そもそもそんな事実はどこにもないんじゃないか。つまりは「事態は別に悪い方向に行ってない」てことです。まあ「いい方向にも行ってない」のでしょうが「金出せば解決できる」のなら金出せばいい。「ヌスラに甘い」「イスラムテロに甘い」といわれても、俺はそう言う価値観です。もちろんヌスラを支持してるわけではない。
 もちろん「拉致を解決したいなら北朝鮮への制裁はやめ、むしろ経済支援すべきだ」つうのも同様の価値観によるもんです。別に北朝鮮を支持してるわけではない。


■残すべき戦争の記録
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160520

 放送関係者でつくる一般社団法人「放送人の会」は12日、「放送人グランプリ2016」に、NHKクローズアップ現代」で今年3月まで23年間キャスターを務めた国谷裕子さん(59)、準グランプリにNNNドキュメント「シリーズ戦後70年 南京事件 兵士たちの遺言」(日本テレビ)を選んだ。
http://mainichi.jp/articles/20160513/k00/00m/040/032000c
 「南京事件」は尊敬するジャーナリスト、清水潔さん*1が制作した番組だ。おめでとうございます。
 この番組については、去年秋にこのブログで紹介してそのままになっていた。
 http://d.hatena.ne.jp/takase22/20151019
 あの番組を観て、兵士たちが書き残した「陣中日記」はとても貴重な資料だと思った。
 それが、福島県の小野賢二さん*2という個人によって31冊が保存されてきたのだが、そのほかの膨大な日記は、顧みられぬまま散逸し廃棄されていったのだろう。こうした資料こそ公的な機関できちんと発掘、管理されるべきだ。
 それこそ「世界記憶遺産」に登録してもいいのでは。

 「登録してもいい」って、小野氏個人じゃ登録申請できねえんじゃねえの?
 そしてこう書く高世先生は
1)日本政府は小野氏の保有する資料など南京事件資料をきちんと収集保存し、ユネスコの世界記憶遺産に登録申請すべき
2)「中国政府による南京事件資料の世界記憶遺産登録申請と、登録を許可したユネスコの対応」を支持する、つう理解でいいのかしら?

写真はラングーン*3慰安所、現在はYMCAの建物だ。

 まあもともと慰安所目的で立てられたわけではなく、「建物を接収し、慰安所にしただけ」でしょうから、「現在はYMCAの建物」なんてこともあるんでしょう。

 米国の人道の罪を糾弾する立場であろうが、日本が戦争を始めたこと自体が間違っていたと考える人であろうが、原爆ドームはそれを前にして考えるよすがになっている。

 太字は小生による強調です。やや揚げ足取りですが、高世のこの文章はおかしいですね。
 「日本が戦争を始めたこと自体が間違っていたと考える」ことと「米国の人道の罪を糾弾する」は矛盾しない。つうか戦争を始めたことは「大義名分がない」つう意味でも、「勝ち目がない」つう意味でも「外交交渉で戦争は避けられたはず」つう意味でも間違ってるでしょうよ。
 したがって

米国の人道の罪を糾弾する立場であろうが、日本が戦争を始めたこと自体が間違っていたと考える人であろうが、原爆ドームはそれを前にして考えるよすがになっている。

つう文章は

 原爆投下は必要性はなかったとして米国の人道の罪を糾弾する立場であろうが、原爆投下は日本の降伏を早め米軍本土上陸をなくし、多くの日本人と米兵の命を救った『必要悪』と考える人であろうが、原爆ドームはそれを前にして考えるよすがになっている。

とでも書くべきでしょうね。なお、歴史学の通説的には「ソ連の対日参戦」こそが「ソ連が連合国側についたら降伏交渉の仲介役がいない(日本)」ということで無条件降伏を早めたのであり、原爆投下は降伏の時期には関係ないと考えられていると思います。

(ボーガス注:開発に伴い取り壊されているという)アジア各地に残る慰安所の建物もしっかり映像で記録しておくべきだろう。

 まあ可能なら「映像ではなく」、原爆ドームのようにそのまま保存すべきでしょうね。


■米国人ジャーナリストがヌスラ戦線から解放されるまで
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160519
 さてこれは俺の独断と偏見ですが、高世が紹介するこの解放劇、北朝鮮拉致問題解決において「重要なポイント」を提供しているように思います。皮肉なことに俺の考えるポイントは「巣くう会とつるむ反北朝鮮活動家」高世の「拉致解決法」とは違いますが(苦笑)。
 まず最初に結論だけ言えば
1)北朝鮮を経済支援しないと拉致は解決しない、打倒論なんて論外だ
2)拉致解決においては「北朝鮮とパイプをもつ国との関係が重要」。その国をうまく活用した交渉が必要。
 私見ではそれは「やはり中国である」が、プーチン・ロシアや「金大中時代の韓国*4」をそれに含めてもいいかもしれない。
 「金大中時代の韓国」を小生がそう見る理由についてはid:Bill_McCrearyさんエントリ『米国のキューバへの対応から、日本の北朝鮮への対応を考えてみる』(http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/ed1f4450aca4ce95eda2971599610539)及び拙エントリ『今日の産経ニュース(3/1分)(追記・訂正あり)』(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20160301/5640158919)をご参照下さい。
 では1)、2)と考える理由を以下説明しましょう。
1)北朝鮮を経済支援しないと拉致は解決しない、打倒論なんて論外だ

身代金が支払われたのか、については不明だ。カタール政府も米国政府も払っていないという立場だが、7月の明らかに身代金交渉が進んでいることを示唆する2014年7月のビデオは何なのか。

 まあ、つまりはヌスラに身代金は払われたんでしょう。単に「払ったと公言するとイスラム過激派の今後の犯行を助長しかねない」つうだけのことでしょう。
 ここからは北朝鮮相手にも「身代金」つうか経済支援というお土産が必要なことが連想できるんじゃないか。

2)拉致解決においては「北朝鮮とパイプをもつ国との関係が重要」。その国をうまく活用した交渉が必要。

 困り果てたパドノス氏家族たちは、サマンサ・パワー米国国連大使カタール国連大使を紹介してもらった。家族によると、そこから事態が進んでいった。
(中略)
 ランド研究所(RAND Corporation)のブレナン氏(Rick Brennan)は(中略)「カタールの関心は、テロとの戦いにおける同盟国と見られることを確実にすることだ。米国人または西洋人の斬首はカタールの利益にはならない」と語る。
 ISによるフォーリー氏殺害でパドノス氏の解放を急いだのは、ヌスラ戦線ではなくカタール政府だったと解釈する専門家は多い。

 ここからは高世記述に基づく俺の想像ですが、つまりはカタールは「イラクフセイン政権などカタールと敵対する政権の揺さぶり」などの思惑で「ISやヌスラの前身であるイスラム過激派集団を秘密裏に支援していた」のでしょう。
 それを米国はうすうす勘づきながらも「カタールとのおつきあいは金になる」「俺達にとってもフセイン政権など反米政権は揺さぶっていただいていっこうに構わない」「イスラム過激派が必要以上の力を持たない限りまあ、大目に見るか」つうことでカタールを黙認してた。
 ところが「フセイン政権などの揺さぶりは大目に見るか、カタールは親米だし(米国)」で済まない事態が発生してしまう。それがISやヌスラの跳梁です。支援してるからといって彼らが力をつけてくればカタールのいいなりになんかならなくなる。カタールは完全に「飼い犬だった存在」に手をかまれたわけです。
 米国は掌返しでカタールに「手前がイスラム過激派なんか支援するからこうなった面があるだろうが。何とかしろ」とねじ込んできた。
 カタールとしても「やべえ、米国がウチの国に何するかわからねえ」という恐怖感が出てきたわけです。なにせカタールは民主主義国家じゃない(王国です)。
 親米国家カタールを大目に見てた政策が変わって「カタールは反民主的国家です。我々は民主化運動を支援します」だの、あるいは「カタールイラクフセイン政権のように打倒しよう」だの、そこまで酷くなくても「カタールへの経済支援大幅カット」なんてことになったら笑えない。
 そこで今も残るヌスラへのパイプを使って、「パドノス氏解放に動いた」のでしょう。こういう事件で解放交渉に動くというのは「昔、僕らはヌスラを支援して腐れ縁があります」と自白してるのも同然の行為でしょうが、もうそう言う事、カタールも言ってられない。
 とにかく「ヌスラを育てた責任を取ること」を米国相手に「目に見える形で示さない」とやカタールの立場がやばいわけです。
 で「ヌスラとカタールの腐れ縁」にあたるもんが「北朝鮮にないかなー」つったらこれはもう「朝鮮戦争に参戦した中国と北朝鮮の腐れ縁」ですよねえ。
 当然「ヌスラの解放劇でカタール使ったみたいに、北朝鮮拉致で中国を使えばええん違う?」つうのは普通に思いつく話です。思いつかない、つうか「たぶん思いついてるけど、救う会との腐れ縁で故意に無視する」のが高世や拉致被害者家族会なので困ったもんですが。
 まあ、カタールの「過去のヌスラ支援」は「汚い」つえば汚いでしょうねえ。そもそも支援しなきゃパドノス氏拉致はなかったんじゃないかつうのもその通りです。
 ただ少なくとも「パドノス氏の家族」にとっては交渉で成果出してくれたカタールは「神様・仏様・カタール様」ですよねえ。小生も「思惑が何でアレ」中国が拉致解決に動いて成果出してくれるならその限りにおいては「拉致被害者(日本人同胞)」を救出してくれた中国は「神様・仏様・中国様」です。


■サハリン残留邦人の共同墓地ができた
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160517

 テレビで、スポーツ評論家のT氏は「問題ない。他の国もみなやってる。過去ではなくこれからのことを考えよう」などとコメントしていた。「みなやってる」ならいいのか。

 高世の言うとおりです。政府やJOCという疑惑の当事者すら「疑惑などない」が建前なのに「疑惑の何が悪い、皆がやってる」とは正気じゃない。甘利*5が「口利きでカネもらうなんて、あんな事は皆がやってる」と公言するレベルの酷さです(病気を理由に現在トンズラしているとは言え、甘利はさすがにそこまで酷くないですが)。
 しかし何故高世はテレビ局名、テレビ番組名も挙げなければ、「T氏」とイニシャルで書くのか。何も誹謗中傷してるわけでなし、T氏が「田中か千葉か手塚か何だか知りませんが」はっきりと実名を書けばいいじゃないですか。
 イニシャルが「T」のスポーツ評論家は恐らく複数いるでしょう(たとえば今思いついた例では谷口源太郎*6玉木正之*7。勿論他にもいるでしょう)。「裏金疑惑に批判的なT氏*8」からすれば「俺が誤解されるかも知れない」と高世の書き方に不快感を覚えるでしょう。
 テレビ番組も「NHKだかどこかの民放(日テレ、TBS、フジなど)だか」どこだか知りませんがはっきりと局名と番組名(いわゆるワイドショーか?)を書けばいい。こんなことで「俺はTやテレビ局を敵に回せない」とびびってるんですかね?。所詮「テレビ局の下請け業者(ジンネット)社長=高世」なんてそんなもんなのか。


■五輪誘致の巨額「裏金」疑惑の解明を
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160514

 猪瀬前知事がお金の問題で辞任したことで行われた知事選で、お金に関する疑惑にまみれた舛添氏*9だけは選んではならない人だった。
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140121

 いや今回の件は当時分かってないですからね。高世が持ち出してるhttp://d.hatena.ne.jp/takase22/20140121て今回の件と関係ないですし。まあ当時、宇都宮陣営がこのネタぶつけたらどうだったんですかねえ。
 そして「カネの疑惑」云々をいうなら「その後カネの疑惑で逮捕された田母神(まあこの男が一番問題なのは極右性ですが)」「佐川疑惑で首相を辞任した細川」を除いて「高世は宇都宮支持」つう理解でいいんですかね。
 なお、一部では「舛添の後釜で自民が橋下や東国原(そのまんま東)を考えてる」つう噂もあるそうなので正直俺個人は舛添叩きする気があまり湧きませんね(もちろん舛添の方がマシなので)。もちろん報道が事実なら叩かれて当然の所業ですが。犯罪(政治資金規正法違反)の疑いもありますしね。

この取材は、特別なたれ込みや情報ルートがなくとも、やる気と根気があればできる。

 いやいや「舛添の会議費には家族旅行が入ってる疑いがあるから調べてみろ」とか、たれ込みでもなければやらないでしょ、そんな手間のかかること。お前だってしなかったんじゃん、「自称ジャーナリスト」高世。
 「時間と手間のかかることをしましたが成果が出ませんでした」なんてわけにいかんでしょうよ。
 マスコミ記者だって暇じゃないんだし。
 正直、赤旗の事務所費疑惑追及だってたれ込みでもあったんだと思いますよ。「事務所費を調べてみろ」と。まあ、週刊文春赤旗もその辺りは「情報提供者の秘匿」で説明しないでしょうが。

賄賂で五輪を招致したとなれば、エンブレム騒動などとは比べものにならない大きな問題だ。

 ただ「証拠があるかどうか」はともかくこれ毎回のように出てくる疑惑ですけどねえ。長野冬季五輪でも確かそう言う疑惑はあった。小生、読んだことはありませんが、この種のIOCの腐敗問題については「IOC、腐敗」「五輪、腐敗」などでググる

・ヴィヴ・シムソン 、アンドリュー・ジェニングズ『黒い輪:権力・金・クスリ*10、オリンピックの内幕』(邦訳、1992年、光文社)
谷口源太郎堤義明*11とオリンピック』(1992年、三一書房
・アンドリュー・ジェニングズ*12『オリンピックの汚れた貴族』(邦訳、1998年、サイエンティスト社)
・江沢正雄『オリンピックは金まみれ:長野五輪の裏側』(1999年、雲母書房
・小川勝*13『オリンピックと商業主義』(2012年、集英社新書)
・一ノ宮美成*14+グループ・K21『2020年・東京五輪の黒いカネ』(2014年、宝島社)

なんて本がヒットするわけです。

 電通の関与を海外メディアが報じるなか、日本のメディアの扱いが小さいのは、電通に遠慮してではないかと取りざたされている。
http://lite-ra.com/i/2016/05/post-2239-entry.html
 あるいは、東京五輪が「国策」であることへの忖度なのか。

 もちろん「日本最大の広告代理店」電通への配慮はあるでしょう。ただそんな事より大きいのは高世の言うように「国策だから」でしょう。この疑惑、電通の一存なんて事はないでしょう。
 五輪が国策であることは、安倍がIOC総会で演説したこと、あるいは『東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会』の役員構成(https://tokyo2020.jp/jp/organising-committee/)が

・名誉会長
 御手洗冨士夫日本経済団体連合会名誉会長、キヤノンCEO)
・会長
 森喜朗*15(元首相。日本ラグビーフットボール協会会長・日本体育協会名誉会長)
・副会長
 津賀一宏(パナソニック社長)
 冨岡勉*16(文科副大臣
 秋山俊行(東京都副知事
・専務理事(事務総長)
 武藤敏郎大和総研理事長、元財務事務次官
・最高顧問
 安倍晋三(首相)
 伊吹文明*17衆議院議長
 山崎正昭参議院議長)
・特別顧問
 麻生太郎*18財務相
 菅義偉官房長官
 三村明夫(日本商工会議所会頭、新日鉄住金相談役)
 吉野利明(東京都議会議長)
・顧問
 石粼孟(日本雑誌協会理事長、マガジンハウス社長)
 井上弘日本民間放送連盟会長、TBS会長)
 上田清司(埼玉県知事)
 内堀雅雄(福島県知事)
 岡村正(日本商工会議所名誉会頭、東芝相談役)
 黒岩祐治(神奈川県知事)
 古賀伸明(日本労働組合総連合会(連合)会長)
 白石興二郎日本新聞協会会長、読売新聞社社長)
 達増拓也岩手県知事)
 萩生田光一官房副長官
 馳浩*19文科相
 村井嘉浩宮城県知事)
 森田健作(千葉県知事)

など、「政財官界、マスコミ界、スポーツ界、芸能界、労働組合(連合)など」の大物を幅広くそろえていることなどでも明白です(役員構成については俺の独断で一部のみ紹介しました)。
 また五輪は「利権」として、政*20財官*21界、スポーツ界、マスコミ界が関わってる。
 もはや「電通以外の面子」も「利権を守るため、疑惑を封印しよう」と動いたとて何ら不思議はないわけです。「政財官界」を敵に回せるほど勇気のあるマスコミも今の日本では少ないでしょう。
 なお電通についてはちなみに週刊金曜日電通の正体:マスコミ最大のタブー』(2006年、金曜日)なんて本があります。


■「ヌスラ戦線」に拘束された米国人の証言
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160513
■拘束中の安田純平氏に関する初めての証言
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160509
の続きです。
 何度も繰り返しますが、こうした証言を安田氏救出に生かしたいとする高世ですが

 しかし高世は北朝鮮拉致問題では「北朝鮮に身柄拘束された米国人が解放されるに当たって訪朝したカーター、クリントン元大統領は何をしたのだろうか?」「日本人拉致被害者を救出する上で参考になると思うのでカーター、クリントン氏と北朝鮮の交渉内容を知りたい」とは言わないわけです。
 まあ、今回のスペイン人解放劇でスペイン政府が交渉のやりとりを教えてくれるとも思いません。米国人解放劇でカーター、クリントンや彼らの関係者が交渉のやりとりを教えてくれるとも思いません。しかし「スパイであることは確かだが初犯でもあるし、カーター氏らが訪朝までしているし罪一党を減じて解放する(北朝鮮)」という態度から見てカーター氏らが北朝鮮を無茶苦茶に責め立ててないことだけは確かでしょう。まあ、敵対的態度では交渉が成り立ちませんから当たり前ですが。
 しかし高世は北朝鮮拉致問題では根拠も無しに制裁で締め上げればいいと言うわけです。
 この高世の「北朝鮮を制裁で締め上げればいい、根を上げて交渉を言い出すはず、それで拉致被害者が解放される」を単純に「ヌスラの人質事件」にスライドすれば「ヌスラを締め上げれば根を上げて交渉言い出すはず、それで安田は解放される」でしょうがもちろんそんな事を高世は言いません。
 この「ヌスラ人質事件と北朝鮮拉致事件」の違いは何なのか。
 結局「ヌスラ人質事件」では安田氏のご家族が「とにかく日本政府は解放を実現して欲しい。身代金が必要なら払って欲しい」という態度なのに対し、北朝鮮拉致では何故か拉致被害者家族会や救う会が「制裁で締め上げろ、経済支援なんてするな」という態度だから、高世はこうした矛盾した態度を取ってるに過ぎません。
 要するに安田氏のご家族にも、拉致被害者家族会(飯塚会長、横田夫妻など)&救う会にもいい顔したいから「イソップ童話で獣にも鳥にもいい顔をしようとするコウモリ」のような詐欺的態度を取ってるに過ぎない。
 高世に「何でヌスラと北朝鮮で片方は交渉論、片方は制裁論と言ってること違うんですか?」といっても高世にはまともに答えられないでしょう。とぼけるか酷い詭弁が出るかどっちかでしょう。

つう話です。「ヌスラとの成功した交渉を安田氏救出に生かしたい」のなら「日本人拉致被害者(蓮池一家、地村一家、曽我一家)や米国人人質の救出に至った小泉氏やカーター、クリントンの訪朝」を「今後の日朝交渉に生かしたい」というのが筋の通った態度でしょう。俺は高世という男をそう言う意味で何一つ信用してないし評価もしてません。

 とても興味深い内容だったが、問題もある。
 この特集を観た人は、安田氏についても身代金交渉が当然の流れだと印象づけられる。

 「はあ?」ですね。こういっては何ですが身代金以外に何か交渉の余地があるのか。いや身代金でないにせよ「ヌスラに対するお土産無し」で交渉の余地なんかあるのか。
 ヌスラはどう見ても「お土産目当ての人質」でしょう。「お土産無しで解決する余地」なんかどこにもないでしょう。


■拘束中の安田純平氏に関する初めての証言
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160509

時間がちょっとあったので、清水寺近く東山五条の、陶芸家、河井寛次郎の記念館*22を訪れた。

 「民芸運動に参加したことで有名な」河井についてはウィキペディアの記述を紹介しておきます。

河井寛次郎(1890年(明治23年)8月24日〜1966年(昭和41年)11月18日:ウィキペ参照)
 松江中学(現島根県立松江北高等学校)を経て、1910年、東京高等工業学校(現東京工業大学)窯業科へ入学する。寛次郎には師と仰ぐ者がなく、師弟関係を重んじる陶工の世界にあって、学校という教育機関で指導を受けた新しい世代の陶工となる。東京高等工業学校では、陶芸家の板谷波山の指導を受けたほか、窯業の科学的研究を行った。1914年の東京高等工業学校卒業後は、京都市陶磁器試験場に入所し、東京高等工業学校の後輩でもある濱田庄司とともに釉薬の研究や、中国陶磁など過去の陶磁の模倣や研究も行った。1920年、五代・清水六兵衛の技術的顧問を務めていた縁で京都・五条坂にあった彼の窯を譲り受け、「鐘渓窯」と名づけ自らの作品制作を開始する。
 1921年、「創作陶磁展覧会」を東京と大阪の高島屋で開催した。このとき東京高島屋の宣伝部長であった川勝堅一と知り合い、生涯にわたり親交をもつ。高島屋の陶磁展では、新人にして名人と一躍注目を浴びた。しかしやがて自身の制作に悩むようになる。1924年、イギリスから帰国した濱田庄司に現地で収集した雑器・スリップウェアを見せられ、また、濱田から柳宗悦を紹介され柳の民芸理論に深く共感し実用的な陶器制作を新たな目標とした。
 1926年、柳、濱田とともに日本民芸美術館設立趣意書を発表。古い日用品を発掘しその制作のための技術を復活させ、無名職人による日用の美を世に広め、新しい日用品を制作し普及しようとした「民藝運動」に深く関わるようになる。この時期以降、寛次郎は作家としての銘を作品に入れないようになる。

 背後で相当な交渉、駆け引きがあったと思われる。身代金を支払ったかどうかを含め、解放の経緯は伏せられるはずで、3人は少なくとも当分は取材に応えないだろう。

 これは北朝鮮拉致問題での帰国拉致被害者も同じでしょう。政府以外にはそうそう何でもかんでも話せるもんではないでしょう。

安田氏を救出するうえでは、彼らの解放を可能にした方法をしりたい。

 しかし高世は北朝鮮拉致問題では「北朝鮮に身柄拘束された米国人が解放されるに当たって訪朝したカーター、クリントン元大統領は何をしたのだろうか?」「日本人拉致被害者を救出する上で参考になると思うのでカーター、クリントン氏と北朝鮮の交渉内容を知りたい」とは言わないわけです。
 まあ、今回のスペイン人解放劇でスペイン政府が交渉のやりとりを教えてくれるとも思いません。米国人解放劇でカーター、クリントンや彼らの関係者が交渉のやりとりを教えてくれるとも思いません。しかし「スパイであることは確かだが初犯でもあるし、カーター氏らが訪朝までしているし罪一党を減じて解放する(北朝鮮)」という態度から見てカーター氏らが北朝鮮を無茶苦茶に責め立ててないことだけは確かでしょう。まあ、敵対的態度では交渉が成り立ちませんから当たり前ですが。
 しかし高世は北朝鮮拉致問題では根拠も無しに制裁で締め上げればいいと言うわけです。
 この高世の「北朝鮮を制裁で締め上げればいい、根を上げて交渉を言い出すはず、それで拉致被害者が解放される」を単純に「ヌスラの人質事件」にスライドすれば「ヌスラを締め上げれば根を上げて交渉言い出すはず、それで安田は解放される」でしょうがもちろんそんな事を高世は言いません。
 この「ヌスラ人質事件と北朝鮮拉致事件」の違いは何なのか。
 結局「ヌスラ人質事件」では安田氏のご家族が「とにかく日本政府は解放を実現して欲しい。身代金が必要なら払って欲しい」という態度なのに対し、北朝鮮拉致では何故か拉致被害者家族会や救う会が「制裁で締め上げろ、経済支援なんてするな」という態度だから、高世はこうした矛盾した態度を取ってるに過ぎません。
 要するに安田氏のご家族にも、拉致被害者家族会(飯塚会長、横田夫妻など)&救う会にもいい顔したいから「イソップ童話で獣にも鳥にもいい顔をしようとするコウモリ」のような詐欺的態度を取ってるに過ぎない。
 高世に「何でヌスラと北朝鮮で片方は交渉論、片方は制裁論と言ってること違うんですか?」といっても高世にはまともに答えられないでしょう。とぼけるか酷い詭弁が出るかどっちかでしょう。
 しかし石丸次郎や常岡浩介といった高世とつきあってる「自称ジャーナリスト」は俺みたいな事を高世に言わないんですかね。言わないんでしょうねえ。言ってたら「石丸や常岡らに反発した高世の方から関係を切るか」、「言っても無視する高世に呆れて石丸や常岡らから高世との関係を切るか」、どっちにしろ関係が切れてるでしょうから。
 「高世に対し言うべきことを言ってないらしい」ということで俺は石丸や常岡ら「高世とつきあいのある連中」については「こいつらも高世の同類の嘘つき野郎なんだろうな(いわゆる類友)」と疑惑の眼で見ています。恐らくその疑惑の眼は正しいでしょう。


■ヌスラ戦線、スペイン人ジャーナリスト3人を解放
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160508

 スペイン政府の声明では「とりわけ最終段階では、トルコとカタールの協力に感謝」したいとされており、以前から指摘されていたカタール・ルートが今回も動いた形跡がある。
 解放の経緯を知りたいものだ。身代金の金額がいろいろ取りざたされているが、もちろんスペイン政府はコメントしない。

 アンチ北朝鮮・高世は認めたくないでしょうが北朝鮮拉致問題も構造は同じでしょう。
 北朝鮮相手にも身代金というか「経済支援というお土産」が必要でしょう。
 そして今回の「トルコとカタール」にあたるのが「中国」でしょう。韓国やロシアもそれに当たるかも知れない。


■日本で初めてのチャンビの写真展開かる
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160430

権力の脅しにひるまないメディアの独立性こそ、我々が学ぶべきものだと思う*23

 何というかやれやれですね。特定失踪者なんてガセネタの垂れ流しに荷担してる奴がジャーナリスト気取りでよくもこんな偉そうな事が言えたもんです。高世はどんだけ面の皮が厚いのか。
 なお、日本でも「共同通信の菅生事件報道」「朝日新聞リクルート事件報道」などあるので歴史的には権力批判報道は勿論あるわけです。最近はかなり権力に対し萎縮していますが。なお,メディアが権力と闘うには「読者や同業者の支援が大事」でしょう。高世が紹介するワシントンポストやボストングローブもそれなしで闘えたかどうか。

参考

菅生事件(ウィキペ参照)
 被告側は控訴審中に調査を続けた結果、「市木春秋」を名乗る男が国家地方警察大分県本部(現・大分県警察本部)警備課の巡査部長Aである疑いが強まる。
 1957年3月には共同通信社会部記者の斎藤茂男*24らがAが東京都新宿区のアパートに潜伏していることを突き止め、取材を敢行。事件後Aは警察の庇護を受ける形で福生市警察大学校にも潜伏していたことも露見した。
 この結果、法務大臣国家公安委員会委員長は事件に際してAを「おとり捜査」に使ったと認めるに至った。

 「コロンブスの航海以前は、ドイツ料理にジャガイモが、イタリア料理にトマトが、朝鮮料理にトウガラシがなかったんですよね。」

 まあ、おっしゃるとおりですが、既にこれらは「ドイツやイタリア、韓国の伝統料理と化してる」わけです。ただし日本の居酒屋にある「ジャーマンポテト」というのは「ドイツ=ジャガイモ」イメージから日本人が作り出した物でアレはドイツは関係ないようですが。


■プレスの独立性への懸念
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160428

 「世界報道自由ランキング」で日本が72位(去年は61位)にまで陥落したことが、先日(20日)ちょっとしたニュースになった。
 ただ、これを発表しているのは「国境なき記者団」。
 あの安田純平さん拘束事件でドジを踏み、すっかり信用をうしなった団体なので、私の周りでは、まあ話半分に聞いておきましょ、というくらいの反応だ。

 特定失踪者なんてデマに荷担する男がよく言う。
 小生とid:Bill_McCrearyさんにおいては「まあ、高世の言う事なんて話半分に聞いておきましょ」「高世のお友達(石丸次郎や常岡浩介)の言う事なんか話半分に聞いておきましょ」なのだが。
 いや「高世のお友達の言う事なんか」は小生だけかな。

ことを荒立てないまま進んで、いつか東芝三菱自動車みたいに自己破壊に至らないよう願う。

 おいおいである。
 先ず第一にケイ氏が問題にしてるのは高世のような「マスコミ社員でない人間も含めた」メディア全般でありマスコミだけではない。つうか「他の非マスコミ人」ならともかく、高世はマスコミの下請け(例:報道特集)で食ってる男(マスコミ社員に近い存在)であり、他人事みたいに「自己破壊に至らないように」と言える立場ではあるまい。
 つうか「メディア関係者でない」俺だってこういう事を国連関係者に言われれば「こうなってるのは安倍のメディア恫喝を容認してる日本社会のせいだよな」と恥ずかしく思い、厳粛な気持ちになるが高世にはそう言うのはないのか。別に「恫喝されたら屈服していい訳ではない」が「首相の恫喝を問題にしない日本社会」を考えればメディアばかりを批判出来る話でもない。
 その点でこの件は東芝の会計不正や三菱自動車の「過去のリコール隠し」や「今回の燃費データ偽装」とは性格が大分違う。
 第二に繰り返すが「特定失踪者」なんてデマを垂れ流す高世が何様か。
 第三に「第二とかぶるが」特定失踪者なんてガセネタがTBS報道特集や産経で取りあげれれ、「大手メディアがそれをろくに非難しない*25」時点でマスコミは既に「自己破壊」だろう。安倍政権誕生以降はさらに「自己破壊」だが。
 勿論高世もそんなガセネタに荷担した時点で「自己破壊」してる。問題はTBSや産経、ジンネットが経営破綻してるかどうかとは関係ない。まあ、産経について言えばフジの支援があるから持ってるだけで経営も既に「自己破壊している」のだが。朝日や読売といった同業者が強すぎるというのもあるだろうが産経の場合「デマ記事で世間の評価を失ってる」というのも大きいだろう。
 「よほどの極右か」「新聞に過剰なまでに安さを求める人間」でもない限り産経なんて普通読まないだろう。そして新聞に安さを求めるのであればそもそも買わなきゃいいわけである。
 第四に「自己破壊に至らないように」などと口先で何か言うだけでなく「提訴に踏み切った植村隆氏」のように何かしたらどうなのか。
 なお、小生、三菱自動車の件で三菱擁護する気は無論ないが「これ、自動車業界どころか日本企業全体としても大企業のトヨタ(軽自動車のダイハツやトラックの日野と言った子会社も含む)のやったことでもこんなに非難してるんかいなあ」と皮肉な目で見てる。
 「三菱グループ」自体は大きいが「三菱自動車」としては「トヨタ、日産、ホンダ(以上、日本版ビッグスリー)、マツダ」に負けている下位企業のわけである。「お前らトヨタや日産、ホンダでも同じように叩けるのかよ」とマスコミに対してはどうしても疑念の目で見てしまう。

・メディア横断組織を設立し政府からの独立性強化を

 放送界(テレビ、ラジオ)限定とはいえ「当局の介入を防ぐために自浄組織としてBPOがあるジャン」と思うんですがアレはケイ氏的にはどうなのか?

熊本地震に関連する原発報道について「公式発表をベースに」と内部の会議で指示していたNHK籾井勝人会長が、同じ会議で「当局の発表の公式見解を伝えるべきだ。いろいろある専門家の見解を伝えても、いたずらに不安をかき立てる」などとも指示していたことが26日分かった。(略)
 公式発表が何を指すかについては、気象庁原子力規制委員会九州電力が出しているものをあげた。》
 九州電力って・・もろの当事者ではないか。唖然とする。

 今の政府はどう見ても「原発問題で公正中立ではない」ですが、建前は公正中立です。
 しかし電力会社なんて高世が言うように建前でも公正中立ではあり得ない。籾井は全く何考えてるんですかね。


■「横田夫妻拉致被害者家族をだまし(?)、ウンギョンさんや拉致被害者の生命を危険にさらしてる救う会」と野合する高世(id:takase22)の「お前が言うな」ツイート

高世仁 ‏@takasehitoshi
 安田純平氏の家族が、西谷氏らの行動が、家族を騙し、安田氏の命に危険を及ぼすものだとして激怒していることは確かです。

 西谷氏(西谷文和氏*26)なる人が「ヌスラ戦線による安田氏拉致事件」で「安田氏救出」の名目で何をしてるのか、西谷氏の行為を「高世のように否定的に評価すべき」か、逆に肯定的に評価すべきか、どう評価すべきなのか、「西谷氏ら」の「ら」とは具体的に誰かなどについては小生は興味、知識、評価能力、いずれもありませんのでそれはひとまずおきます。
 高世ツイートを「安田純平氏の家族→蓮池兄弟」「西谷氏らの行動→救う会の制裁論」「家族→拉致被害者家族」「安田氏→ウンギョンさんや拉致被害者」と書き換えれば

 蓮池兄弟*27が、救う会の制裁論が、拉致被害者家族を騙し、ウンギョンさんや拉致被害者の命に危険を及ぼすものだとして激怒していることは確かです。

となります。この書き換えは別に「小生のくだらない言葉遊び」ではなく、実際蓮池兄弟はそう言う理由で怒り、救う会批判をしていると思います。
 正直、高世が西谷氏を「家族を騙し、安田氏の命に危険を及ぼすものだ」と非難*28するなら、「過去に北朝鮮ネタで飯を食ってきた*29」高世も蓮池兄弟同様に「横田夫妻拉致被害者家族をだまし(?)、ウンギョンさんや拉致被害者の生命を危険にさらしてる*30救う会を批判しないと筋は通らないでしょう。こうした「どう見てもおかしい矛盾した言動」を高世が平然とすることによって「高世とは良識も誠実さもない、ジャーナリストを名乗る資格がかけらもない馬鹿者、ただのテレビ番組製作技術者」ということがよくわかるわけです。高世のブログ記事が事実なら高世と親密交際してるらしい、石丸次郎*31や常岡浩介*32も高世と同類の馬鹿者、「物書きとは名乗れてもジャーナリストとは名乗れる資格のない連中」なのでしょう。
 俺が石丸や常岡の立場なら高世のような馬鹿者とは恥ずかしいからつきあいません。小生は高世にせよ石丸にせよ常岡にせよ「人間として全く評価できない」彼らの本を今後読むことはたぶんないでしょう。少なくとも彼らに印税を渡したくないので「買うことはない」でしょう。


原発報道は公式発表をベースに、と籾井会長が指示
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160425
 正直、タイトルになってる籾井発言には「怒りや悲しみは覚えますが」驚きはないですね。むしろ驚いたのは

 籾井氏については「ニュース」が多い。『週刊文春』(4月21日号)は、籾井氏が4月12日の経営委員会で、現職8人の理事のうち4人を一気に退任に追い込んだと報じる記事を載せている。2月に退任した2人と合わせて6人の理事が一掃されたのだという。
 その背景には、放送センター近くの3400平米の駐車場を、NHK関連会社9社が350億円で購入する計画での確執があったという。計画は、関連会社が抱える900億円もの剰余金の一部を購入代金にあてるとして籾井氏らが主導していたが、経営委員会に諮るという手続きを省いて取引が進められようとしていたと毎日新聞が昨年12月に報じた。
 「放送法」ではNHKによる「重要な不動産の取得及び処分に関する基本事項」は経営委員会が議決するとある。(29条http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S25/S25HO132.html
 記事によれば、コンプライアンス上おかしいと批判した理事ら反籾井派理事が一掃され「恐怖政治」が完成されたという。

ですね。これは実際「コンプライアンス」、つまり法令や内部規定の遵守という意味で問題があるのは事実ですから。
 こんなん批判するのが当たり前で反籾井でも何でもない。
 「経営委員会に諮らないと言う事は諮ったら承認されないような問題のある取引と言う事ですか?」「350億という巨額契約がNHK法29条の規定に該当しないとでも言うんですか?」と指摘されたら籾井は何と答える気なのか。


■緑という色が美しいわけ
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160423
 ちなみにタイトルの答えですが高世曰く「緑色は目への負担が小さい」んだそうです。だから長時間見ていても目が疲れないし、疲れないからこそ、精神的に快感を感じると。まあそれが事実として「負担が小さい」のが「単なる偶然に過ぎない」のか「必然的にそうなった」のか気になるところです。

なお、いまだに「古着」を送る人がいるが、これはご法度。やめてくださいね。
http://rq-center.jp/news/2088

 高世の紹介するリンク先に寄れば「古着が不可」なのではなく「あきらかに使用済みの物や古い物とわかる物は不可」「新品がベスト」のようです。「古着(衣類)」に限定されてない。
 つまりは「汚れやシミ、傷がある」「色があせてる」「製造年月日で昔の代物だとすぐ分かる」などといったものが不可なのでしょう。
 「被災者の気持ちを考えればそんなもん仮に使えても渡せない」「古い物、使用済みの物もOKというと使えないようなもん送るバカがいるから不可にしておく」といったことでしょうか。まあ、小生がこういう場合、何かするとしたら*33募金ですかね。申し訳ない*34ですが「何を送ったらいいか」とか「送るときにどうしたらいいか」とか考えるのは大変ですからね。「テレ朝のドラえもん募金(http://www.tv-asahi.co.jp/doraemonbokin/)」とか信用できそうな所に募金すると。
 ちなみに「どう見てもオレオレ詐欺の変形パターン」としか思えない「熊本震災募金のお願い電話」が我が家にかかってきたそうですから、全く詐欺師というのはどうしようもない連中です。
 なお、高世の紹介するサイトに寄れば「積んだときでもわかるように、1箇所ではなく積んでも見える段ボールの場所全て(上及び前後左右)に中身が何かをペンで書く」「できる限り一つの段ボールには複数の種類のものを入れない(入れる場合もすぐ分別できるように小分けする)」「連絡が取れるように名前、住所、連絡先(電話、FAX、メールアドレスなど)を書いた紙を入れておく」ことが求められています。


■なぜ止めないの?川内原発
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160420
 今回は高世の記事がまともなので、「全くそうですね」としかいいようがない。

 今朝の東京新聞にのった斎藤美奈子*35(文芸評論家)の『止めない理由』というコラムはちょっと考えれば常識で分かるはずなのに、なぜ止めないの、と説得力をもって訴える。
川内原発、なぜ止めないの?熊本地震震源域は拡大しており、気象庁は「先は見通せない」と、日本地震学会の会長は「断層帯の南西にも注意が必要」と述べているのだ。
(中略)
 14日の前震は熊本県益城町で最大加速度1580ガルを記録しており、川内原発の基準地震動620ガルを上回っている。政府、九州電力、地元の薩摩川内市か鹿児島県、どこかが「万一に備えて川内原発は一旦運転を停止したい」と要請すれば事態は動くのではないか。
 そうしないのは、よほど停止してはいけない理由があるのだろう。
 規制委の田中俊一委員長は「不確実性があることも踏まえて評価しており」「懸念がある場合は止めることができるが、今のところ科学的根拠がない」と述べた。が、背後には関係者のさまざまな思惑を感じる。
 やっと再稼働にこぎつけたのに、そう簡単に止められるかという意地。ここで止めたら二度と稼働できなくなるという不安。危機を乗り切れば日本の原発の安全性が立証できるという期待。停止を求める声に屈したら負けだという面子。停止に伴うリスクを負いたくないという自己保身。先の戦争を止められなかった理由と同じだ。こうして人災は繰り返されるのである。》(本音のコラムより)

という指摘は全くその通りでしょう。「最悪の事態を想定して一時停止し、問題がなければ元に戻す」なんてのは「交通機関の一時運休」など普通に行われるわけですから。


■どこでも巨大地震が起きうる日本列島
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160416

 きょう未明から大きな地震が(ボーガス注:熊本で)続き10人以上の死者が出て、まだ大きな余震が続く。

 東日本大震災ウィキペディアに寄れば死者・行方不明者は約1万8千人程度)や阪神・淡路大震災ウィキペディアに寄れば死者は約6千人程度)の衝撃が強すぎて被災者には失礼ながら「震度7で何だその程度の被害か、すげえ良かったジャン、ついてるジャン」とつい思っちゃう俺ですね。死者の数という意味では被害が小さかったのは「不幸中の幸い」でしょう。まあ、火災とか津波とかがないことが良かったのでしょうか。

 災害となるとツイッターなどネット情報に頼ることになる*36が、「動物園のライオンが逃げた」「朝鮮人が井戸に毒を投げ込んだ」などのデマも出廻っているそうだ。

 「朝鮮人」云々はまるきり「関東大震災での朝鮮人虐殺を産んだデマ」なので高世の言う事が事実なら*37「昔と違い、最近井戸水を使うことなどまずない(つまり関東大震災時ほど信憑性がない)とは言え」冗談では済みません。在日の皆さんに実に失礼です。いや失礼というのでは言葉として足りませんね。何と言ったらいいか一寸言葉が思いつきませんが。
 それにしても「朝鮮学校無償化除外支持」などの愚挙を公然と叫ぶ高世もさすがに「朝鮮人が井戸に毒を」というデマは批判するわけです。一方、三浦小太郎や荒木和博、id:noharraこと八木孝三といった連中は「朝鮮学校の教育ガー」などと因縁をつける癖にこういう事件について何一つ批判しないんでしょうね。さすが在日差別者ですね。
 なお、デマを見破るこつとしては高世も書いてますが
1)ネタ元がどこか(メディアや政府、大学教授*38など一定の信用ができる組織、個人の発表か、それとも正体不明の一個人の発表か)
2)メディアが報じてるか(報じてなければデマの可能性が高い)
3)5W1Hが明確か(曖昧ならデマの可能性が高い)
といったところでしょうか。まあ、明らかに怪しいのはデマ扱いした方が無難でしょう。


■久しぶりにウコギ飯
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160414

 テレ朝の特報態勢を引き継いだ「報道ステーション」の富川悠太MCが、非常に落ち着いて仕切っていたのに感心。古舘伊知郎氏の後釜として注目される富川氏だが、なかなかいいと思う。

 問題は「地震速報の仕切りがうまいかどうか*39」なんてことでなくて「古舘氏の退任経緯(自民党の『自民党に敵対的な古舘*40をおろせ』という恫喝にテレ朝が屈した疑い)」を考えれば「フリーでベテランの古舘氏以上に局に逆らいづらい、若手局アナ富川氏」が「政権批判出来るのか」つうところでしょう。
 この点、小生は富川版報ステを見てないので何とも言えませんが、http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20160412/1460415644などは「古舘時代と比べれば権力批判など何もない人畜無害の番組、自民党にとって古舘更迭の効果が早速上がった」という主旨の酷評をしています。高世が何故id:kojitaken氏のような問題意識で富川氏を評価できないのか。結局高世の安倍批判などインチキと言う事でしょう。まあ、下手にテレ朝批判などすればテレ朝から高世が仕事もらえなくなる危険性もありますもんねえ(毒)。

 (ボーガス注:逮捕された田母神氏の所業は逮捕容疑が事実ならば)たしかに、けしからんことではあるが、単にお金にルーズで公私のけじめがなかったということだろう。政治的な「ウラ」があるとか巨悪が隠れているという話ではないと思う。
《甘利*41前大臣は斡旋収賄という重大犯罪の容疑なのに追及されず、「小者」ばかりを狙うのはおかしい・・・》
東京地検特捜部が扱うような大ネタじゃない・・・》
《安倍ちゃんの仲良しグループから外れたからやられちゃった*42・・・》
などなどツイッターがかまびすしいが、いちいちもっとも。

 「泡沫とはいえ」政治家が、政治資金を私的に流用したり、公選法違反行為(買収)に政治資金を使用したりするのは立派に「特捜部が追及すべき悪」だと思いますが。しかもそれが元防衛官僚幹部なんてとんでもない話です。「田母神は防衛官僚幹部(航空幕僚長)時代、軍事企業(例:三菱重工)の接待を受けていたんじゃないか、贈収賄も成立したんじゃないか」と疑われても仕方がない所業です。
 まあ確かに甘利を検察が追及しないのには不快感を感じますがそれは「田母神を追及するな」つう話ではない。「田母神を擁護してる」と疑われかねない文章*43を無神経に書ける高世には呆れます。

 自衛隊には一定の人数がまとまって暮らし、食堂から音楽隊までなんでもある*44
 大量の車両、機械ほか巨額の財を定期的に買い替えるから、企業の営業にとっては涎が出る存在だ。モノ以外にサービスでもそうだ。例えば、保険のセールス。
 上意下達の集団であれば、「上」を落とせば一気に売り上げが見込める。当然、幹部に集中的にセールスをかける。
 毎年、幹部への付け届けが普通じゃないとある内部事情に詳しい人から聞いた。

 一般社交儀礼の範囲とは言えない「普通じゃない付け届け」は事実ならば場合によっては贈収賄が成立するでしょう。あるいは贈収賄が成立しないまでも「1998年のいわゆる大蔵省接待問題(ノーパンしゃぶしゃぶ問題)」で「かなり強化された」と言われる公務員の倫理規定に反するんじゃないか。そうした状況は事実なら異常であり是正すべきです。

参考

大蔵省接待汚職事件(ウィキペ参照)
 1998年に発覚した汚職事件。俗にノーパンしゃぶしゃぶ事件とも言われる。
・官僚7人(大蔵省4人、大蔵省出身の証取委1人、日銀1人、大蔵省OBの道路公団理事)の逮捕・起訴に発展。起訴された官僚7人は、執行猶予付きの有罪判決が確定した。この責任を取り三塚博*45蔵相と松下康雄*46日銀総裁福井俊彦*47日銀副総裁が引責辞任した。また橋本龍太郎*48首相(三塚蔵相の辞任後、一時、蔵相を兼務)によって小村武大蔵事務次官*49が更迭された。


■シリアで米国人フリーランスが4年ぶりに解放さる
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160412

 アサド政権が拘束*50していた米国人フリーランスを、数か月にわたる交渉の末、解放した。この人は、実に4年もの長きにわたって拘束されていた。
 解放されたのは、ケビン・パトリック・デイウェス(Kevin Patrick Dawes)氏(33歳、サンディエゴ出身)。2012年、トルコ国境からシリアに入って拘束されていた。
 米紙が伝えるところによると、シリア政府と交渉したのはチェコ政府(米国が2012年に大使館を閉鎖した後はチェコが米国の利益代表)で、解放にはケリー米国務長官自身が直接に関与した。デイウェス氏の身柄は、シリア政府からロシアに引き渡され、飛行機で国外に脱出したという。最近になって、デイウェス氏は米国の家族に電話をしたり、家族から荷物を受け取ったりすることが許され、近く解放されると期待されていた。
 デイウェス氏解放の「見返り」が何であったかは不明だ。

 高世の紹介する記事の

デイウェス氏解放の「見返り」が何であったかは不明だ。

つう部分が大事ですね。見返りの存在をシリア政府、米国政府とも「否定も肯定もしてない*51」ようですが世間は「身柄解放の際に、何かお土産がシリアに出た」と思ってるわけですし実際でたんでしょう。
 「シリアの身柄拘束は不当だ、返せ」と叫んだって何がどうなるわけでもない。当然ながら「米軍特殊部隊をシリアに送り、デイウェス氏を救出」なんて荒木和博みたいな与太もあり得ないわけです。
 これは「北朝鮮拉致問題」だって同じでしょう。いい加減家族会には今回のシリアの一件のような「バーター取引」という現実的路線にたって欲しい。しかし高世もこういう記事を紹介しながら良く北朝鮮問題では無責任に制裁論だの政権打倒論だのが放言できるもんです。


■ヌスラ戦線に拘束されたあるジャーナリストの証言
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160408

「みんなが質素に暮らしたら、経済が失速してしまうのでは?」

マジレスすると
1)質素どころか「生活に苦しむ」貧乏な人が世界中に山ほどいるのでそう言う人を豊かにすれば経済は失速しない
2)質素な暮らしとは「貧乏な暮らし」とか「一切贅沢はしない」とか言うことではない、必要以上の贅沢はしない、ということだから失速しない
とかなりますかね。

おととい、シリアのヌスラ戦線に拘束されている安田純平*52のジャーナリズム論を紹介したが、きょうは、彼の解放の条件について書いてみたい。

 安田氏の事件では「解放の条件」云々という高世ですがこれが何故「北朝鮮拉致」では出てこず、打倒北朝鮮を叫ぶのかわけがわかりません。いや「何となくわけはわかる」のですが結局それって「高世が北朝鮮拉致問題も安田氏の問題もまじめに考えてないクズ」てことですよねえ。

 チェチェン人コネクションが、ヌスラ首脳部に圧力をかけてマモン氏らを身請けしたというシナリオを想像しているが、どうだろうか。チェチェン人勢力に一斉に離反されてはヌスラ指導部はたまったものではないから要求を呑んだ、と。

 この高世の理屈が正しいかどうかはともかく、その理屈だと北朝鮮相手に「朝鮮総連」「近隣諸国(中国、ロシア、韓国)政府」などのコネクションで北朝鮮拉致被害者解放を訴えると言う事も考えられるし実際、小泉訪朝とはそういうものだったのかも知れません。
 以前「真偽は不明ですが」、産経にも

http://www.sankei.com/premium/news/160301/prm1603010003-n3.html
 林東源*53は、小泉からのメッセージも金正日に伝える。「拉致問題に進展があれば、国民を説得して関係改善を進める意思がある」との趣旨だったという。
 林は「日本人拉致は『過去に過激な盲動分子がやったことだ』という程度に認め、遺憾の意を表し、早期の帰還措置を取るのがよい」という「金大中の考え」を伝えて説得したとも回顧録で主張している。

なんて記事が掲載されたことがありました。しかしこういう記事を載せながら、一方で「打倒北朝鮮」を叫び、嫌韓国記事を掲載できる産経も実に変な新聞です。

証言にひとつほっとさせられたことがあった。マモン氏らは生活条件は厳しいものがあったが、拷問されたことはなかったとはっきり言っている。

 高世の物言いには「何だかなあ?」と思います。もちろん「拷問があった」と主張する根拠は俺にはありませんし、当然主張しません。実際なかったのかもしれない。しかし「自分が解放された」とはいえ「解放後はヌスラを糞味噌に言わないことが解放条件」なのかもしれないし、「今後、同様の事件をヌスラが起こす危険性を考えてヌスラを糞味噌に言うのは控えて欲しい」と政府当局にお願いされてるのかも知れない。これだけで「ヌスラは拷問しない」と言えるかは疑問でしょう。また「マモン氏が拷問されなかった」としてもそれが他にも一般化できるかどうかは疑問でしょう。


■オフショアの犠牲者
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160407
 小生は「性格が歪んでる」ので皆が「スゴイ、スゴイ」というと「どこがすごいんだ!」とけちつけたくなる性格です。だから「ダライ・ラマなんてオウム麻原から金銭もらったクズ」「エセ科学者・村上和雄と対談して恥じないバカがダライ」「無役時代の安倍晋三と平然とあっちゃうバカがダライ」「ダライのせいで近代化できなかったチベットも今では鉄道が作られて着々と近代化!。ダライがチベットからいなくなって本当に良かったね!」などと書きその結果、「ダライ盲従分子」id:Mukke先生の恨みを買ったわけです(毒)。「ブータンの幸福度指数」がマスコミで騒がれたときも「ならお前らブータンで暮らせよ、発展途上国で王政なんて国がいいわけないだろ」「ブータンが勝手に自画自賛してるだけジャン」とけちつけてました。
 そこで、高世や日本マスコミが持ち上げる「世界で最も貧乏な大統領」ムヒカ氏に対しても「けちをつけたくてならなかった」のですが、ちょうどいい具合にムヒカ氏の問題言動が見つかりました。どう見てもムヒカ氏とは「絵に描いたような偽善者」「つまりウルグアイダライラマ」にしか俺には見えませんね(俺にとってダライラマは薄汚い偽善者でしかありません)。ムヒカ氏は「清貧を装っていれば世間は褒めてくれるんだからちょろいもん」位に思ってるんじゃないか。まあ、「税金で豪遊して恥じない石原慎太郎」なんぞよりはずっとマシですけど。また政治家としてそれなりの政治的実績も上げたようですが正直俺個人としてはこういう暴言癖の人物とはおつきあいしたくないです。

ホセ・ムヒカ(ウィキペ参照)
 2013年4月4日、アルゼンチンのクリスティーナ・フェルナンデス・デ・キルチネル大統領に対し、「片方の目が見えない男より、あのばあさんの方がひどい」「ばあさんは頑固だ*54」と発言したことが問題になった。

http://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000003267.html
■テレ朝「ウルグアイ大統領の「ばあさん」発言が外交問題に」
 南米ウルグアイの大統領が、隣国アルゼンチンの女性大統領を「ばあさん」と呼んだことなどが発覚し、外交問題となっています。
・ムヒカ大統領:「このばあさんは、片目が見えない夫よりたちが悪い」
 ウルグアイのムヒカ大統領は、記者会見で、マイクのスイッチが入っていることに気づかず、隣国アルゼンチンのフェルナンデス*55大統領のことを「とても頑固なばあさん」などと表現しました。また、フェルナンデス大統領の夫で、斜視*56だったことで知られる故キルチネル*57前大統領*58についても侮辱的な発言を行いました。アルゼンチン政府は「不快な発言で受け入れ難い」と抗議の声明を出す*59など、両国の外交問題になっています。


安田純平氏の「さあ、戦場へ行こう!」
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160406
 前半が「TPP公開文書が黒塗りだらけ」と言う話、後半が安田氏ネタです。「安倍政権が秘密主義体質、情報隠蔽体質」なのは当然の前提として「黒塗りとなったのは恐らくそれだけが原因ではなく」TPPそれ自体がそうした秘密主義なのでしょう。おそらく欧米で情報公開を求めても似たような黒塗り文書が出るんじゃないか。

 恐怖を煽るのではなく具体的な判断材料が広く提供されるべきだ。
 本来、現場に行ったほうがよいのはジャーナリストだけではない。戦争の現実は、あらゆる職業や立場の人々がそれぞれの専門知識や興味・関心をもとに現場を観察し、文章や映像や、絵や小説などあらゆる方法で表現することで、ようやく立体的なものとなって見えてくる。ジャーナリストにはジャーナリストとしての視点や分析、表現方法があればよいだけのことだ。
(中略)
 だから戦場に行く目的が旅行であっても一向に構わないと私は思っている。そこで見た現実に、それぞれのやり方で真摯に向き合えば十分だ。

 高世が好意的に紹介する安田氏の文章です。この「戦場」を「北朝鮮」に置き換えれば

 恐怖を煽るのではなく具体的な判断材料が広く提供されるべきだ。
 本来、現場に行ったほうがよいのはジャーナリストだけではない。北朝鮮の現実は、あらゆる職業や立場の人々がそれぞれの専門知識や興味・関心をもとに現場を観察し、文章や映像や、絵や小説などあらゆる方法で表現することで、ようやく立体的なものとなって見えてくる。ジャーナリストにはジャーナリストとしての視点や分析、表現方法があればよいだけのことだ。
(中略)
 だから北朝鮮に行く目的が旅行であっても一向に構わないと私は思っている。そこで見た現実に、それぞれのやり方で真摯に向き合えば十分だ。

となるでしょうが、まあ安田氏はともかく「反北朝鮮右翼活動家」高世はそんな事は言わないのでしょう。
 どうせ高世は「北朝鮮へ行っても政府が都合のいい物しか見せない」というのでしょうが「何も見ないで外からああだこうだ言うのよりはマシ」でしょう。そもそも戦場だって「軍が報道規制をする」でしょうし、「北朝鮮訪問なら真実が見えないが戦場訪問なら真実が見える」というもんでもありません。


■争点隠しばかりの安倍政権
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160405
 前も書きましたが

 最近の高世が「とてつもなく変な事」を書かないので突っ込めなくて困ります(苦笑)。
 小生は文才がないので「アホか」と言う突っ込みだと書きやすいのですが「全く同感です」という文だと「そうですね」程度のことしか書けなくてすぐに終わってしまう。

ですね。

 東京新聞夕刊のコラム『紙つぶて』に中野晃一氏*60上智大教授・政治学)が「争点隠し」と題して寄稿している。
(中略)

(ボーガス注:以下は中野氏の文)
(前略)
 アベノミクスの失敗、格差の広がり、(ボーガス注:甘利疑惑のような)スキャンダルが次々と明るみに出始めると、その場しのぎの争点隠しが始まりました。辺野古の工事中断、同一労働同一賃金保育所の待機児童対策、給付型奨学金、消費税増税の先送りなど

 これは全く同感ですね。
 特に「同一労働同一賃金、給付型奨学金」には唖然としました。いや悪いことではないですが、この2つは「社民、共産のような左派政党」「連合、全労連などの労組」「山口二郎*61のような社民主義者」「教育関係者」などが「欧米ではこれらは当然のこととされている、実現は困難だが日本でも早期に実施すべき」と言ってきたこと、にもかかわらず自民党が無視してきたことだからです。
 しかも現時点では「具体案まるで無し」。どこまで信用できるか分かったもんではない。
 「お前らどんだけ面の皮が厚いのよ」ですね。

河野太郎国家公安委員長は5日の参院法務委員会で、(中略)27日に東京・新宿でヘイトスピーチのデモに抗議していた市民が、警備していた警察官に首を絞められてけがをしたと訴えている件についても、河野氏は「警備に行き過ぎた点があったとしたら誠に申し訳ない」と陳謝した。
 西田昌司(自民)、有田芳生民進)の両参院議員の質問に答えた》(朝日)

 まあ、「息子がこの程度」てことは失礼ながら「今の自民党の中ではマシな方とは言え」河野洋平*62も「大した人間じゃない」んですかね。
 本当に警官がデモ参加者に「故意の暴行」で怪我を負わせたのなら「警備の行きすぎ」じゃないしわびて済む話じゃないでしょうよ。「事実関係を調査して責任者の処分も考える」位のことも言えないんですかね。
 「消費者庁を徳島に移転したい」とか本当馬鹿な事しかやらないようですね、河野太郎という男は。


■600兆円と16.3%
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160404
 最近の高世が「とてつもなく変な事」を書かないので突っ込めなくて困ります(苦笑)。
 小生は文才がないので「アホか」と言う突っ込みだと書きやすいのですが「全く同感です」という文だと「そうですね」程度のことしか書けなくてすぐに終わってしまう。
 高世記事タイトルの「600兆円と16.3%」が何を意味するかはリンク先の高世記事をご覧下さい。
 詳しくは説明しませんが簡単に言えば
1)安倍の経済失政
 アベノミクスで株価が上がってる、企業収益は最高などと言われますが「消費は減ってる」「賃金は下がってる」わけです。そういうものを「景気が良くなった」と言えるのか。高世を含む「安倍批判派」が言うようにそんなもんは景気が良くなったとはとても言えないでしょう。
 金融緩和による「意図的な官製相場、株バブル」によって株価は上がってるだけでしょうし、「企業収益が最高」も「中国への輸出」「中国人観光客の爆買い」など、つまり「日本人消費ではなく外国人消費にかなり頼ってる」代物です。だからこそ「企業は賃金を上げない」し、中国景気が減退すれば「株価や企業収益にも響く」わけです。結果安倍は「プレミアム付商品券」などという今まで言っていなかったことすら「景気刺激策の案」として表明する羽目になります。
2)格差の拡大
 「生活保護受給者の増加」など、政府の統計データでも、貧困層が明らかに増えてるという話です。
 しかしここまで酷い政権で
A)マスコミがまともに批判しない
B)支持率がなかなか落ちない
と言うのも本当にげんなりです。早く安倍政権を終わらせないと「近隣諸国との外交」「教育や福祉」と言った面だけでなく「安倍が未だに売りにしてるらしい」経済(景気)に限定しても日本はまずいことになるでしょう。
  参院選で安倍に打撃を与え一日も早く安倍を退陣させないと行けない。ただし「現在の安倍政権支持率、自民党支持率」だと「安倍が敗北するとは言いきれない」点が本当に嘆かわしい(一方で「楽勝」といえるほど、安倍は有利ではないからこそ、安倍は報道ステーションニュース23クローズアップ現代に恫喝を加えたり、「保育園落ちた日本死ね」騒動で慌てて、緊急対応を厚労省に指示したりする*63わけですが)。
 そもそも安倍なんぞを「再度」首相にしたり「安倍の無茶苦茶な衆院解散劇」を容認したりしてる時点で日本人は駄目国民だと思いますね。「経済一流、政治三流」と言う言葉が昔ありました*64が、本当に日本の政治は酷い。
 まあ、「参院選後も安倍が退陣しない」という最悪の事態も「現在の安倍政権支持率、自民党支持率」から小生は「一応覚悟しています」(もちろんそんな事態を希望はしていませんが)。なにせ安倍を再登板させて恥じない国民ですから。もちろんその場合でもあきらめないで安倍批判を続けていかないといけない。そもそも安倍とてさすがに「ロシア・プーチン*65政権(現在、16年*66)、ドイツ・コール政権(16年)、英国サッチャー政権(11年)、佐藤栄作*67政権(8年)並みの超長期政権」は考えてないでしょうし、できもしないでしょう。いかに安倍にへいこらしてる連中(谷垣*68幹事長、二階*69総務会長、岸田外相、石破*70地方創生相、石原*71経済財政担当相など)も「下村前文科相や稲田政調会長」のような「完全な安倍の提灯持ち」でもない限り、そこまで安倍の好き勝手を許すとも思えない。
 吉田*72政権、池田*73政権、中曽根*74政権や小泉*75政権の「約5年」といったところが安倍の目標でしょう。
 そうすると仮に参院選後も安倍政権が安倍批判派にとって「不幸にして」続いたところで「残りは2〜3年程度」のわけです。まあ、それだっていい加減「嫌な話」「恥ずかしい、情けない話」ですが、安倍批判派にとっては「最悪でも」安倍の残りは2〜3年のわけで、その後は「仮にその後も自民党政権」でもさすがに安倍よりはマシでしょう。
 まあ、今後、安倍政権がどうなろうとも、ポスト安倍自民党から出ようとも野党から出ようとも「ポスト安倍」の課題は「安倍が無茶苦茶にしたものの後始末」と言うことにならざるを得ないし、そのときはさすがに日本人も安倍批判をするかどうかはともかく「自らのあほさを自覚せざるを得ない」んじゃないですかね。「何でこんな惨状になったんだ、俺達は一体何をしていたんだ」と。まあ、そこから「惨状の原因を直視しまともな反省をできるか」といったら小生、日本人についてほとんど期待してないわけですが。

*1:著書『遺言:桶川ストーカー殺人事件の深層』(2004年、新潮文庫

*2:著書『南京大虐殺を記録した皇軍兵士たち:第十三師団山田支隊兵士の陣中日記』(編著、1996年、大月書店)

*3:昔のミャンマービルマ)の首都。現在はヤンゴンと呼ばれている。高世がラングーンと書く理由が1)つい昔の名前を使っただけで他意はない、2)今はヤンゴンでも戦前はラングーンなのであえてラングーンと書いた、のかは不明です。まあ、全斗煥暗殺未遂事件も普通「ヤンゴン事件」とは呼ばず「ラングーン事件」といいますから2)でしょうか。

*4:盧武鉉時代も含めてもいいかもしれませんが、李明博以降は恐らく違うでしょう。

*5:小渕内閣労働相、第一次安倍、福田内閣経産相麻生内閣規制改革担当相、自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)、第二次、第三次安倍内閣経済担当相を歴任。「安倍のお友達」の一人と言われる。

*6:著書『堤義明とオリンピック』(1992年、三一書房)、『日の丸とオリンピック』(1997年、文藝春秋)、『巨人帝国崩壊』(2005年、花伝社)、『スポーツ立国の虚像』(2009年、花伝社)など

*7:著書『プロ野球の友』(1988年、新潮文庫)、『不思議の国の野球』(1991年、文春文庫)、『定本・長嶋茂雄』(1993年、文春文庫)、『スポーツとは何か』(1999年、講談社現代新書)、『スポーツ解体新書』(2006年、朝日文庫)など

*8:谷口氏は批判的なんじゃないかと思いますが。玉木氏はどうだか知りません。

*9:第一次安倍、福田、麻生内閣厚労相を歴任

*10:清原のような覚醒剤ではなく、ドーピングのことでしょう。

*11:元国土計画オーナー。JOC会長、日本アイスホッケー連盟会長、全日本スキー連盟会長などスポーツ界の要職を歴任。長野五輪招致は、IOC会長サマランチと親しかった義明の力に負うところが大きいと言われている。

*12:著書『FIFA・腐敗の全内幕』(邦訳、2015年、文藝春秋

*13:著書『10秒の壁:「人類最速」をめぐる百年の物語』(2008年、集英社新書)、『イチローは「天才」ではない』(2014年、角川oneテーマ21)など

*14:著書『武富士サラ金帝国の闇』(2006年、講談社プラスアルファ文庫)、『京都と闇社会』(2012年、宝島SUGOI文庫)、『同和と暴力団』(2012年、宝島SUGOI文庫)、『黒い都知事石原慎太郎』(2012年、宝島SUGOI文庫)、『橋下「日本維新の会」の深い闇』(2013年、宝島SUGOI文庫)、『大阪と闇社会』(2013年、宝島SUGOI文庫)など

*15:中曽根内閣文相、自民党政調会長(宮沢総裁時代)、宮沢内閣通産相、村山内閣建設相、自民党総務会長(橋本総裁時代)、幹事長(小渕総裁時代)などを経て首相

*16:第2次安倍内閣文科大臣政務官、第3次安倍内閣文科副大臣を歴任

*17:橋本内閣労働相、第一次安倍内閣文科相自民党幹事長(福田総裁時代)、福田内閣財務相を歴任

*18:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)を歴任

*19:小泉内閣文科副大臣、第三次安倍内閣文科相を歴任

*20:特に有名なのが都知事として誘致に関わった猪瀬前知事、猪瀬の要請でIOC総会で演説した現首相・安倍、東京五輪組織委員会会長を務める森元首相でしょう。

*21:直接的に関係するのは文科省スポーツ庁)と東京都ですが「五輪需要による建設」「五輪目当ての海外観光客」などということで国交省等幅広い役所が関与してるでしょう。

*22:公式サイトhttp://www.kanjiro.jp/

*23:【追記】■新刊紹介:「前衛」6月号http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20160517/5421309876で紹介した■毎日新聞・特集ワイド 『農民VS米大企業、映画にしたら訴えられた 「バナナの逆襲」フレドリック・ゲルテン監督に聞く』http://mainichi.jp/articles/20160229/dde/012/200/005000cによれば高世が絶讃するほど米国メディアが素晴らしいかは疑問だが

*24:著書『わが亡きあとに洪水はきたれ!:ルポルタージュ・巨大企業と労働者』(1990年、ちくま文庫)、『妻たちの思秋期』(1994年、講談社プラスアルファ文庫)など

*25:最近では蓮池透氏の批判もあり状況は変わりつつあるかも知れないが

*26:フリーライターイラクの子どもを救う会http://www.nowiraq.com/)代表。著書『報道されなかったイラク戦争』(2007年、せせらぎ出版)、『オバマの戦争:アフガン最前線から平和の仮面を剥ぐ』(2010年、せせらぎ出版)、『戦火の子どもたちに学んだこと:アフガン、イラクから福島までの取材ノート』(2012年、かもがわ出版)、『後藤さんを救えなかったか:政府は何をし、何をしなかったのか?』(2015年、第三書館)、『戦争のリアルと安保法制のウソ』(2015年、日本機関紙出版センター)など

*27:本来家族会も蓮池兄弟とともに「嘘つき集団」救う会に怒るべきなのですが。

*28:こうした高世の西谷批判が正しいかどうかはひとまずおきます。

*29:高世の北朝鮮本としては『スーパーKを追え』(1997年、旬報社)、『娘をかえせ息子をかえせ:北朝鮮拉致事件の真相』(1999年、旬報社)、『拉致:北朝鮮の国家犯罪』(2002年、講談社文庫)、『「金正日「闇ドル帝国」の壊死」(2006年、光文社)

*30:あるいは救う会の言動(寺越氏を拉致認定しろだの、北朝鮮打倒論だの)が寺越武志さんの命を危険にさらしかねない事、そうした救う会に対して寺越母子が恐らく激怒しているであろう事も指摘しておきます。

*31:著書『北朝鮮難民』(2002年、講談社現代新書)、『北朝鮮からの脱出者たち』(2006年、講談社プラスアルファ文庫)など

*32:著書『ロシア・語られない戦争:チェチェンゲリラ従軍記』(2011年、アスキー新書)、『イスラム国とは何か』(2015年、旬報社)など

*33:今のところ何もしていませんし、するかわかりませんが

*34:いや別に募金は申し訳なくないのか?

*35:著書『紅一点論:アニメ・特撮・伝記のヒロイン像』(2001年、ちくま文庫)、『モダンガール論』(2003年、文春文庫)、『文壇アイドル論』(2006年、文春文庫)、『冠婚葬祭のひみつ』(2006年、岩波新書)、『麗しき男性誌』(2007年、文春文庫)、『戦下のレシピ:太平洋戦争下の食を知る』(2015年、岩波現代文庫)、『名作うしろ読み』(2016年、中公文庫)など

*36:むしろ逆じゃないんですかね。正体不明の人間による怪しい情報が多いネットなどテレビや新聞といったマスコミに比べ信用性は低いでしょう。

*37:残念ながら事実なのでしょう。「在特会が公然と活動する国」「嫌韓国デマ本が平積みされる国」ですから。

*38:まあ産経だの荒木和博拓殖大教授だのは信用に値しませんが

*39:ある意味そんな事はどうでもいいことです。

*40:今はなき「噂の真相」などは古舘氏について「プロレス実況アナ上がりであり報道番組の経験はなく、その政治認識は未知数。報道ステーションにおいて政府に媚びる御用キャスターになる危険性が否定できない」と否定的でした(小生も政治認識がよく分からない古舘氏のキャスター就任を危惧していました)。しかし、その古舘氏がまさかこうなるとは誰も思ってなかったでしょう。

*41:小渕内閣労働相、自民党政調会長(第一次安倍総裁時代)、第一次安倍、福田内閣経産相麻生内閣規制改革担当相、第二次、第三次安倍内閣経済財政担当相を歴任

*42:まあこれは、田母神擁護ではなくむしろ「田母神なんぞ奴の主観が何であれ自民党にとっては仲間じゃないんだ(毒)」という皮肉でしょうね。

*43:「疑い」ではなく実際に擁護してるのかも知れませんが。

*44:そんなんは国立大学(たくさんの大学教職員や生徒。特に東大や京大といった大規模校はそうでしょう)や国立病院(たくさんの職員や患者)なんかも同じでしょうから何ら自衛隊を免罪する理由になりません。

*45:中曽根内閣運輸相、竹下内閣通産相、宇野内閣外相、橋本内閣蔵相など歴任

*46:大蔵事務次官太陽神戸銀行頭取などを経て日銀総裁

*47:のちに富士通総研理事長、日銀総裁を歴任

*48:大平内閣厚生相、中曽根内閣運輸相、海部内閣蔵相、村山内閣通産相などを経て首相

*49:事務次官退任後は、大蔵省財政金融研究所顧問、日本政策投資銀行総裁を歴任

*50:高世の記事では拘束理由は不明です。

*51:つうかそれ以前に公式にはシリアは身柄拘束の事実を認めず(否定もしないが肯定もしない)、米国もそこはあいまいにごまかすという話のようですが。

*52:著書『囚われのイラク:混迷の「戦後復興」』(2004年、現代人文社)、『ルポ 戦場出稼ぎ労働者』(2010年、集英社新書

*53:金大中政権で大統領外交安保首席秘書官、統一部長官、国家情報院院長を歴任した金大中大統領の側近の一人

*54:キルチネル夫妻に問題があろうとなかろうと「ばあさん呼ばわり」「斜視差別発言」が許されるわけもありません。しかも「マイクが入ってないと思ってやった=陰口」ということですからね。

*55:サンタクルス州議員、上院議員を経て大統領。

*56:「生活に支障が生じるとは言え」斜視(いわゆるガチャ目、やぶにらみ、ロンパリ)は「片方の目が見えないこと」ではありません。

*57:サンタクルス州リオ・ガジェゴス市長、サンタクルス州知事を経て大統領

*58:テレ朝の報道当時。現在はフェルナンデス氏が「前大統領」

*59:当たり前の話です。

*60:著書『戦後日本の国家保守主義:内務・自治官僚の軌跡』(2013年、岩波書店)、『右傾化する日本政治』(2015年、岩波新書)、『いまこそ民主主義の再生を!:新しい政治参加への希望』(共著、2015年、岩波ブックレット)など

*61:個人サイト(http://yamaguchijiro.com/)。最近の著書に『若者のための政治マニュアル』(2008年、講談社現代新書)、『政治のしくみがわかる本』(2009年、岩波ジュニア新書)、『ポピュリズムへの反撃:現代民主主義復活の条件』(2010年、角川oneテーマ21)、『政権交代とは何だったのか』(2012年、岩波新書)、『いまを生きるための政治学』(2013年、岩波現代全書)、『民主主義をどうしますか。』(2016年、七つ森書館)、『学問の自由と大学の危機』(共著、2016年、岩波ブックレット)など

*62:中曽根内閣科学技術庁長官、宮沢内閣官房長官、村山、小渕、森内閣外相、衆院議長を歴任

*63:もちろんこうした安倍の行為の背景には安倍や取り巻き連中が異常なまでの「小心者」であり異常なまでの「独裁体質」だということもあるでしょうが

*64:シャープがホンハイに買収されたりするからか、この言葉は昔に比べればあまり言われなくなった気がします。

*65:一時、「多選制限規定を逃れるため」メドベージェフが大統領になりますが実権は「首相にして与党党首」のプーチンが握っていたと言われます。まあそうでなければメドベージェフ大統領が1期で終わり、またプーチン大統領(メドベージェフは首相)と言う事はないでしょう。

*66:現状のロシアであれば、少なくとも「17年に突入すること(コールを楽々越えること)」だけは間違いないでしょう

*67:吉田内閣郵政相、建設相、岸内閣蔵相、池田内閣通産相科学技術庁長官などを経て首相

*68:小泉内閣国家公安委員長財務相自民党政調会長(福田総裁時代)、福田内閣国交相、第二次安倍内閣法相など歴任

*69:小渕、森内閣運輸相、小泉、福田、麻生内閣経産相を歴任

*70:小泉内閣防衛庁長官福田内閣防衛相、麻生内閣農水相自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)を歴任

*71:小泉内閣国交相自民党幹事長(谷垣総裁時代)、第二次安倍内閣環境相など歴任

*72:東久邇、幣原内閣外相を経て首相

*73:吉田、石橋内閣蔵相、岸内閣通産相などを経て首相

*74:岸内閣科学技術庁長官、佐藤内閣運輸相、防衛庁長官、田中内閣通産相自民党幹事長(三木総裁時代)、総務会長(福田総裁時代)、鈴木内閣行政管理庁長官を経て首相

*75:宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相を経て首相