野原燐 @noharra
ところで、先日、某「反歴史修正主義の雄」が、「日本人の米軍基地擁護がナショナリズムに反するなんてことはない」と言い出して、ひどく困惑した。
彼の「反歴史修正主義サイト」に、ネットにおいて反歴史修正主義を確立するための最大の功績があることを、強調したいのだが!
・某「反歴史修正主義の雄」の名前を何故かid:noharraこと八木が出さない、
・「反歴史修正主義の雄」ともあろうものが「日本人の米軍基地擁護がナショナリズムに反するなんてことはない(愛国者なら米軍基地擁護すべき)」として翁長非難、自民党擁護するとも思えない
という意味で「まーた、いつもの八木の屁理屈や詭弁じゃねえのか」と思った方、それで正しいです。
八木の行為は「id:Bill_McCrearyは中国の連座制を容認しているとかというデマを流すどうしようもないデマ野郎で人間のクズ(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20160326#c参照)」id:Mukkeと同レベルの行為と言っていいでしょう。いや「反歴史修正主義の雄」の名前を出さないことによって自分の嘘がばれないようにしてる点*1はid:Mukkeよりもクズです。つうかid:Bill_McCrearyさんの名前を出しても嘘がばれないと思ってたらしいid:Mukkeもある意味バカですが。
ちなみに八木の言う「反歴史修正主義の雄」とは
『憎悪の広告』(早川タダノリ氏*2との共著、2015年、合同出版)
『「慰安婦」問題の現在:「朴裕河*3現象」と知識人』(前田朗*4編著、2016年、三一書房)
『海を渡る「慰安婦」問題:右派の「歴史戦」を問う』(山口智美氏*5らとの共著、2016年、岩波書店)
といった著書がある能川元一氏です。
能川氏と八木の間にどんなツィートのやりとりがあったのか見てみましょう。八木の「困惑」云々というツィートがいかに詐欺的なデタラメなものであり、いかに能川氏に失礼か分かるでしょう。
だからこそ詐欺師・八木は能川氏を非難する趣旨のツィートをしながら「能川氏の名前」を出すことができず、かつ「困惑」云々という「当てこすりツィート」しかできなかったのでしょうが。
【能川氏と八木のやりとり】
■能川元一 @nogawam 6月14日
「〇〇は本当の保守/右翼じゃない」なんてのは保守/右翼同士の仲間割れで言ってる分には「ああ、やってら」と聞き流しておけばよくて、それ以外の人間がまともに付き合う必要はない。というか真に受けてはならない。日本会議も在特会も社会科学的には保守/右翼で間違いない!
■野原燐 @noharra 6月15日
@nogawam
米軍基地援護右翼というもんが、なんだかどうもおかしい。定義に反している*6、という感覚は大事だと思う。
■能川元一 @nogawam 6月15日
@noharra
保守・右翼の「定義」に外国軍の基地反対、なんて含まれませんよ。右翼同士が「真の愛国者は反米軍基地!」とかいってヘゲモニー争いするのは勝手にやらせておけばいいんですが、「真の右翼は米軍基地反対のはず」なんて思い入れは(ボーガス注:当の右翼以外には)意味がないでしょう。
■野原燐 @noharra 6月15日
@nogawam
反復になりますが。 文脈が違うのでしょうが、右翼・ナショナリストというものの辞書的定義は米軍基地援護と反するっぽい、という感覚は大事だと思う。
■能川元一 @nogawam 6月15日
@noharra
いえ、文脈の違いじゃないでしょう。「右翼、ナショナリズム」の定義には別に「同盟国の軍事基地反対」なんて含まれていない、ということです。
■野原燐 @noharra 6月15日
@nogawam
「右翼、ナショナリズム」の(ゆるやかな)定義の私の理解では、現在の米軍のような軍事基地圧倒的プレゼンスへの反対・反感は、含まれている、と思います。
■能川元一 @nogawam 6月15日
@noharra
あなたの考える(ボーガス注:右翼は反米軍基地という)定義と(ボーガス注:自民党や日本会議が米軍基地を支持しているという)現実の間に齟齬があるのなら、見直すべきは定義の方でしょう?
■野原燐 @noharra 6月15日
@nogawam
そうは思いません。
■能川元一 @nogawam · 6月15日
@noharra
現実より優越する! というのならそれは「定義」じゃなくて(ボーガス注:あなたにとっての『あるべき右翼』という)理念でしょう。
■能川元一@nogawam 6月15日
@noharra
「本当の保守/右翼とはなにか」みたいな話には、(ボーガス注:右翼でない)私はまったく興味がないので。
■野原燐 @noharra 6月15日
@nogawam
「本当の保守/右翼とはなにか」みたいな話とは何か、私も知りませんが*7。
戦後70年間の自由民主党の「現実」に合わせて、「保守/右翼」を考えても、あたまがぐちゃぐちゃになるだけではないかと思う。
■能川元一@nogawam 6月15日
@noharra
アメリカの軍事基地を容認してきた保守政権なんて(ボーガス注:フィリピンのマルコス政権、韓国の朴チョンヒ政権などがあって)別に日本固有の現象でもなんでもないのであって、そういう現実を否認して一体(ボーガス注:日本社会や野原氏個人に)なんのメリットがあるのですか?
■野原燐 @noharra 6月15日
@nogawam
そういう現実を否認などしていません。
■能川元一 @nogawam 6月15日
@noharra
だったら、「戦後70年間の自由民主党の「現実」」から出発して(ボーガス注:日本の)「保守/右翼」を考えればいいじゃないですか。
■野原燐 @noharra · 6月15日
@nogawam
応答中止します。
「自分から応答を中止した癖に」能川氏に対して当てこすりツィートをして恥じないんだから八木という男も全くもってクズです。
【追記】
他にも八木の珍ツィートを批判しておきます。
野原燐さんがリツイート
三宅洋平(東京選挙区・無所属) @MIYAKE_YOHEI
投票数は推移してるが得票率は同じって..?
集票マシン、ムサシ以外の業者も使って数社で傾向を見て行く、くらいの対応は選挙管理委員会、総務省、として必要。
疑義が湧いて信用が担保できていないムサシ社は各自治体で1度外しましょう。
疑義なんかどこにも存在しないんですけどね。つうか「2011年、2012年、2014年の都知事選で、自公推薦候補(それぞれ石原、猪瀬、舛添)への投票数は推移してるが得票率は同じ」が何で疑義になるんだかさっぱり分かりませんが。こんな変なツィートに良くリツィート出来るもんです。
野原燐さんがリツイート
黒色中国 @bci_
コミンテルンは既に実在しない組織のはずなので、社外の人からの寄稿でも、ああいう話が掲載されてしまう新聞って不安な気がしますね。ようするに、「読者の期待」に応えた結果なんでしょうけど
http://togetter.com/li/994750#c2853055
「夢・大アジア」なんて極右雑誌に寄稿(https://twitter.com/bci_/status/639755033098063872?lang=ja参照)してる「黒色中国」なんて野郎が良くもこんなことが言えたもんです。
実際「黒色中国」は別のツィートでは
私だったら「コミンテルン」という言葉を使わずに書きますね。ようするに、冷戦が終わっても左翼は残り続け、それらが国際的に連携して、日本バッシングを展開している…ってことですから
と書いていますから「コミンテルンはデマだが、日本を貶めようとする左翼の陰謀はデマじゃない」つうのが黒色中国のわけです。「いやコミンテルンもデマだし左翼の陰謀もデマだから」と呆れざるを得ませんね。
他にも黒色中国は
黒色中国 @bci_
【中国覇権阻止のパートナー・ベトナム】ベトナム軍は、中国軍には大きく凌駕されるが、東南アジアでは最強
なんてツィートしてて吹き出しました。ベトナムはそんな日本ウヨの妄想に協力する意志はないでしょう。つうか日本ウヨってベトナム戦争やボートピープルのころは散々ベトナム非難してたくせに何なんでしょうか(苦笑)
id:noharraこと八木先生って黒色中国のヤバさを理解した上で彼にリツィートしてるんでしょうか。そういえばかのI濱先生も
I濱Y子さんがリツイート
黒色中国 @bci_ · 6月29日
私は昔、中国で長い旅をしている時に、チベット人の村落で、活仏の家に泊めてもらって、村の人にもたくさん親切にしてもらえた。彼らと数日生活を共にして、チベット人の置かれている状況を「肌感覚」で知った。短い期間の体験だったけど、一生忘れられない思い出だ。彼らは私の人生の一部になった。
で吹き出しました。I濱先生って黒色中国のヤバさを理解した上で彼にリツィートしてるんでしょうか。
野原燐さんがリツイート
黒色中国 @bci
人間が「好き嫌い」を完全に断ち切るのは無理だけど、国際情勢とか安全保障の問題に「好き嫌い」を持ち込む人って何やっても最初から三流以下ですからね
国際情勢や安保に限らず、経済でアレ、福祉でアレ、教育でアレ、何でアレ、「あらゆる社会問題」に「俺は民進党が嫌いだ」などの好き嫌いを持ち込むことが愚劣であり「好き嫌いに関係なく政策の是非で論じるべき」ですがそれはさておき。
「夢・大アジア」なんて極右雑誌に寄稿(https://twitter.com/bci_/status/639755033098063872?lang=ja参照)してる「黒色中国」なんて野郎が良くもこんなことが言えたもんです。「在特会を批判する産経」みたいなバカが黒色中国なんでしょう。まあ、在特会よりは産経はマシでも、世間的には極右というのと同じで「世間的には極右」の黒色中国が自分よりウヨな奴をあげつらって、「現実主義」ぶるという滑稽な話です。
そして「三浦小太郎は何をやっても批判しない」八木(id:noharra)こそが「政治問題に好き嫌いを持ち込んでる三流以下」じゃあないんですかね。ねえ、id:noharraこと八木さん。
黒色中国さんがリツイート
菊池雅之 @kimatype75
中国の情報収集艦、沈めろ!という意見が多いが、(ボーガス注:ベトナム戦争中に北朝鮮が拿捕した米国艦船)プエブロみたいに、拿捕して晴海ふ頭に係留していた方が、100年後に意味を持つと思う。過激な意見が良し、愛国無罪、とされるご時世がなんか怖い。
吹き出しました。拿捕なんかできるわけないでしょう。これが「過激な意見が良し、愛国無罪、とされるご時世がなんか怖い」として、「冷静な対応」を主張する「黒色中国なるネトウヨ」の寝言です。id:noharraこと八木先生って黒色中国のヤバさを理解した上で彼にリツィートしてるんでしょうか。
なお、ウィキペ「プエブロ号事件」「倉石忠雄」でこの事件の顛末を紹介しておきます。
■プエブロ号事件(ウィキペ参照)
朝鮮人民軍のゲリラ部隊が大韓民国の朴正煕大統領殺害を企てた青瓦台襲撃事件から2日後の1968年1月23日、北朝鮮東岸の元山沖で電波情報収集任務に就いていた米国艦船プエブロ号が、領海侵犯を理由に北朝鮮警備艇から攻撃を受け、乗員1名が死亡、残る乗員82名が身柄を拘束され、北朝鮮当局の取り調べを受けた。ただし、実際に領海侵犯が行なわれたかどうかについては、現在もアメリカと北朝鮮で主張が食い違っている。アメリカは海軍空母部隊を日本海に展開して乗組員の解放を要求したが、北朝鮮はこれを撥ね付け、逆に領海侵犯を謝罪するよう求めた。アメリカは1953年7月27日に署名した朝鮮戦争の休戦協定を破るわけにはいかず、またベトナム戦争が拡大し続ける中であり、戦線の拡大は「ソ朝友好協力相互援助条約」に基づく北朝鮮の同盟国であるソ連の自動参戦を招きかねないことでもあった。
結局、アメリカは外交的解決として、板門店での会談で北朝鮮の用意したスパイ活動を認める謝罪文書に調印した。乗員は11か月の拘束の後の同年12月に解放された。プエブロ号の船体は返還されず、現在も北朝鮮の管理下に置かれて首都平壌市内の大同江で一般向けに観光公開されている。
このプエブロ号拿捕事件を受けて、当時ベトナム戦争の北爆任務前の休養のため日本に初めての原子力空母として寄港していたエンタープライズは北爆任務を中断して佐世保港から緊急出港。日本海へと向かった。青瓦台襲撃(朴正煕暗殺未遂)に続いて起こった出来事に、朝鮮半島情勢は一時緊張した。
■倉石忠雄*8(ウィキペ参照)
・1966年佐藤*9内閣農林大臣となるが、1968年、アメリカ・北朝鮮間のトラブル(プエブロ号事件)に伴う日本海の漁業の安全操業問題に関するコメントの中で「現行憲法は他力本願だ、やはり軍艦や大砲が必要だ」「こんな馬鹿馬鹿しい憲法を持っている日本はメカケのようなもの」と発言し、野党の追及により辞任する。
・1978年には大平*10内閣法務大臣となるが、就任記者会見でロッキード事件について触れ「田中*11元首相には友人として、公明正大で青天白日となることを願う」(倉石と田中は当選同期で古くからの友人であり、また田中の母が死去した際にも総理名代として葬儀に参列している。また田中首相時代に倉石は自民党政調会長や農林大臣に任命されている)と述べ、批判された。
*1:まあ、だからこそ能川批判としてid:noharraの当てこすりは効き目も弱いのですが。
*2:著書『神国日本のトンデモ決戦生活』(2014年、ちくま文庫)、『「愛国」の技法:神国日本の愛のかたち』(2014年、青弓社)、『「日本スゴイ」のディストピア:戦時下自画自賛の系譜』(2016年、青弓社)など
*3:著書『反日ナショナリズムを超えて:韓国人の反日感情を読み解く』(2005年、河出書房新社)、『和解のために:教科書・慰安婦・靖国・独島』(2011年、平凡社ライブラリー)、『帝国の慰安婦』(2014年、朝日新聞出版)など
*4:著書『従軍慰安婦と歴史認識』(編著、1997年、新興出版社)、『戦争犯罪論』(2000年、青木書店)、『ジェノサイド論』(2002年、青木書店)、『刑事人権論』(2003年、水曜社)、『平和のための裁判(増補版)』(2003年、水曜社)、『民衆法廷の思想』(2004年、現代人文社)、『侵略と抵抗:平和のための戦争犯罪論』(2005年、青木書店)、『民衆法廷入門』(2007年、耕文社)、『刑事法再入門』(2007年、インパクト出版会)、『軍隊のない国家:27の国々と人びと』(2008年、日本評論社)、『人道に対する罪』(2009年、青木書店)、『9条を生きる:平和をつくる民衆』(2012年、青木書店)、『増補新版・ヘイト・クライム:憎悪犯罪が日本を壊す』(2013年、三一書房)、『ヘイト・スピーチ法研究序説』(2015年、三一書房)、『「慰安婦」問題・日韓「合意」を考える』(編著、2016年、彩流社ブックレット)など
*5:山口氏については■猪口邦子議員からいきなり本が送られてきた:「歴史戦」と自民党の「対外発信」(http://synodos.jp/politics/15387)参照
*6:もちろん八木の俺様定義に過ぎないわけですが「米軍基地擁護する奴は本当の右翼じゃない」「日本会議や在特会は本当の右翼じゃない」といいたがる八木本人が「自称・本当の右翼であること」は間違いないでしょう。非右翼(左翼や中道)ならこんなことにこだわる動機がないからです。「八木が極右・三浦小太郎とつきあって恥じない理由」や「八木が過去にウイグル問題をネタに安倍晋三を絶讃した理由」「八木が朝鮮学校を敵視する理由」などが改めてよく分かると言う意味で「素晴らしい八木のツィート」です。まさに「問うに落ちず語るに落ちる」でしょう。それはともかく「八木がおつきあいしてる三浦」は米軍基地を擁護してる「ニセモノ右翼(八木の言葉)」なんですがそれはどういうことなんですか、「米軍基地反対の本物右翼」の八木さん?
*7:『ええ?、ああいうツィートしてそう言うこと言い出すの?』、ですね。八木にはまともな常識は通用しません。
*8:鳩山、岸内閣労働相、佐藤、田中内閣農林相、自民党政調会長(田中総裁時代)、大平内閣法相など歴任
*9:吉田内閣郵政相、建設相、岸内閣蔵相、池田内閣通産相、科学技術庁長官などを経て首相