今日の産経ニュース(6/28分)(追記・訂正あり)

■【共産「人殺す予算」発言】藤野保史政策委員長が辞任「深く反省しおわび」
http://www.sankei.com/politics/news/160628/plt1606280059-n1.html
 個人的には辞めるほどの失言とは思いませんが、そう言う結論を藤野氏と共産党執行部が出したのであれば、党支持者とは言え党員でも後援会員でもない小生としては特に言う事はないですね。党員や後援会委員から「残念だが今回はいったん身を引いた方がいい」という声があったのかも知れません。
 藤野氏はこれにくじけずに頑張っていただきたいと思います。


■「アジアの親友は?」に中国トップ 豪の世論調査、若年層ほど親近感 「親中」鮮明に 日本は2位
http://www.sankei.com/world/news/160628/wor1606280041-n1.html 
 「中国は世界の嫌われ者」といいたがる産経ですが、この調査に寄れば、実際はそうではないという話です。まあ当たり前ですが。

18〜44歳では中国が36%で日本が21%と、とくに若年層が中国に好感を抱いている実態が浮かんだ。

10代、20代はともかく、30代や40代というのは果たして「若年層」なんでしょうか?

回答で中国への肯定的評価は「会った人」(85%)
(中略)
一方、否定的評価では「人権」(86%)

 なかなか興味深い回答です。つまり「一党独裁という政治体制には問題があると思うけど、ビジネスなどでつきあいのある人は別に悪い人でもない」つうことでしょう。

 日本が入札でフランスに競り負けた次期潜水艦受注については、70%が「費用がかかっても主に国内で建造すべき」と応えた。

 何故日本が負けたのかが分かる調査結果でしょう。フランスは豪州国内生産に肯定的だったのに対し日本は「機密保持」を理由に否定的だったわけです。


■【都知事選】自民党都連 桜井氏の擁立論高まる
http://www.sankei.com/politics/news/160628/plt1606280008-n1.html

 東京都の舛添要一*1前知事の辞職に伴う都知事選(7月14日告示、31日投開票)に向け、自民党都連は27日、党本部で幹部会合を開き、候補者としていったんは出馬を固辞した前総務事務次官の桜井俊氏(62)の擁立を求める声が相次いだ。
(中略)
 党幹部によると、桜井氏は人気アイドルグループ「嵐」の桜井翔さんの父親で、「実務家でありながら知名度もある」と判断。党内でも桜井氏の待望論が強まっていることから、一部の国会議員が出馬に向けた再説得を図るという。
(中略)
 会合では、ほかに前厚生労働事務次官村木厚子*2(60)や小池百合子*3元防衛相(63)の名前*4も挙がったという。
 都連では「政治とカネ」をめぐり都知事が2代続けて任期半ばで辞職したことを受け、党所属の国会議員でなく、同問題の追及を受ける可能性が低く、実務能力に長けた官僚らを中心に候補者選びを進めていた。
(中略)
 このほか政府内では「北朝鮮による拉致問題を通じて安倍晋三首相と近い」(党幹部)という前外務事務次官の斎木昭隆氏(63)や、妻で外務省国際法局長の尚子氏(57)の夫妻を推す声も出ている。

まあ、「断言はできませんが」官僚出身なら「橋下だの東国原だのよりはずっとマシ」じゃないですかね。もちろん自民が擁立するような人間ではあまり期待できませんが。

*1:第一次安倍、福田、麻生内閣厚労相

*2:例の冤罪事件での知名度による判断でしょう(例の事件については村木『私は負けない:「郵便不正事件」はこうして作られた』(2013年、中央公論新社)参照)。なおウィキペディアに寄れば、彼女は現在「伊藤忠商事社外取締役大阪大学男女協働推進センター招へい教授」。

*3:小泉内閣環境相、第一次安倍内閣防衛相、自民党総務会長(谷垣総裁時代)などを歴任

*4:村木、小池、斎藤尚子氏というのは「初の女性都知事」が売りになるという判断でしょう。