今日の産経ニュース(8/11分)

■【緊迫・南シナ海】フィリピン特使のラモス*1元大統領が中国の外事委主任と会談、2国協議へ地ならし
http://www.sankei.com/world/news/160811/wor1608110039-n1.html
 フィリピンと中国の激突を期待していたアンチ中国・産経ですがそうはならないようです。まあ普通に考えて「中国敗訴判決を、交渉を有利に進めるために持ち出しながらも」交渉で片をつけようとするでしょうね。中国が「不当判決だから飲まない」といってる物をいくら振り回しても意味がない。
 まあアキノ子・前大統領だと反中国的言動が目立っていて、その辺りが少し怪しかったのは事実ですが。
 特使として「アキノ母・政権国防相、大統領」を歴任した政界の重鎮・ラモス氏を持ち出し
1)「ドゥテルテが中国に日和った」という批判を封じた上で
2)中国も冷淡な態度には出られないようにする
あたり、ドゥテルテ大統領もなかなかのやり手です。

*1:アキノ母政権国軍参謀総長、国防相を経て大統領