勇気あるジャーナリストがノーベル平和賞に - 高世仁の「諸悪莫作」日記
「民主主義国」の数がどんどん減って自由にモノが言えなくなっている世界への警鐘
ノーベル賞受賞への評価はともかく、この高世の言葉は「?」ですね。
「民主主義国」の数がどんどん減って
なんて事実は本当にあるのか?。
それにしても、高世が民主主義国にカギ括弧つけてるのも「何か意味があるのか?」ですね。
カギ括弧というのは
1)強調したいとき
2)引用の時
の他に
3)「一般的な意味とは違う意味」で使いたいとき(具体例が今すぐには思い浮かびませんが)
というのがあるからです。
高世の今回のカギ括弧は3)で
・「王政(例:サウジアラビア)」「共産党一党独裁(例:旧ソ連東欧(過去)、中国やベトナムなど(現在))」「軍事独裁(例:ミャンマー、エジプト)」などでなく「複数政党制で政権交代が制度上、あり得ても」独裁的、反民主的政治(米国のトランプ、日本の安倍、トルコのエルドアン、フィリピンのドゥテルテなど)なら民主主義国家とは言えない。
今回、「プーチン批判者(ロシア人)」「ドゥテルテ批判者(フィリピン人)」という受賞者だって、プーチンが2000年の大統領就任から20年以上、大統領を続ける*1ロシアはともかく、フィリピンのドゥテルテは1期6年(2016~2022年)しかやってない(なお、フィリピンでは再選は不可。ドゥテルテは与党副大統領候補としての生き残りを図ったが、世論の批判にそれを断念。政界引退を発表した)。
それでも、今回、ノーベル賞選考委員会はドゥテルテ批判の意味合いで彼を批判するジャーナリストに受賞させた
つう意味なのか、というとそれはわかりません。
正直、カギ括弧をつけるとそういう「理解の困難さ」を産むので「1)にすぎないのなら安易につけるな」と高世には言いたいですね。
とはいえ、「米国のトランプ、我が国の安倍」などを「反民主主義国家」と見なしても
「民主主義国」の数がどんどん減って
なんて事実は本当にあるのか?、疑問ですが。
しかし、高世がこんなことを書くのなら「我ながらしつこい」ですが
1)蓮池透氏が「家族会内部」で自由にモノが言えなくなって、ついに追放されたことをどう思うのか?、言ってみろ
2)珍右翼・高世仁に突っ込む(2021年10/6日分)(副題:今日も高世に悪口する) - bogus-simotukareのブログ、珍右翼・高世仁に突っ込む(2021年10/7日分)(副題:今日も高世に悪口する)(追記あり) - bogus-simotukareのブログで高世批判しましたが、だったら俺のコメントをまともな説明もせずに「削除する」という「自由にものを言わせない行為」をやるのはいい加減辞めろよ
つう話ですよねえ。
高世が「反民主的だ」と非難するのはいつも「自分の敵だけ」です。自分の身内(救う会、家族会)にはそういう批判はしない。
しかも高世自ら「自分に都合の悪いコメント削除」という「言論抑圧行為」をやって恥じない。高世には心底呆れます。
私は一昨年の春、彼女を主人公にした番組企画「フィリピン・メディアと権力~ドゥテルテ大統領vsマリア・レッサ」を書いて、いくつかの番組に売り込んだ。残念ながら実現しなかったが・・。(振り返ると、実現しなかった企画のなんと多いことか)
高世は
・俺が無能だから会社が潰れたんじゃない。俺だっていろいろな企画を立てていた。採用しないテレビ局が悪い。
・マリア・レッサの今回の受賞で『俺に先見の明があったこと』が示された
と言いたいのでしょうが、「そういう居直りをしてもみっともないから辞めろよ!」ですね。
「敗軍の将は兵を語らず」「沈黙は金」という言葉を高世には送りたい。
ロシアのムラトフ氏はプーチン政権を批判してきた独立系新聞『ノーバヤ・ガゼータ』紙の創設者の一人で現在編集長をつとめる。この新聞は(中略)プーチン政権に敵視され、新聞の関係者がつぎつぎと殺害されている。
受賞発表後の会見で、ムラトフ氏は、過去に殺害された同紙の記者や関係者ら6人の名前を挙げ、「この受賞は報道に命をささげた同僚たちのものだ」と語った。
殺害されたなかにはアンナ・ポリトコフスカヤ氏がいる。
戦場ジャーナリストよりロシアの政府を批判するジャーナリストのほうが比較にならないほど危険な立場にある。
いつなんどき殺されるかもしれない恐怖のなかで取材を続ける心境は、どのようなものか。やわな平和に慣れた日本のジャーナリストは、自分たちの仕事ぶりを振り返って、権力批判を怠らないでほしい。
「救う会、家族会」という権力にこび続けた高世がよくも言ったもんです。
後で高世記事には「そういう高世さんは何故、家族会の蓮池除名を批判しないのですか?。あなた自身が批判から逃げてるじゃないですか?(苦笑)。」とコメントしておきます。どうせ削除でしょうが。
なお、また「承認制です」のに速攻で掲載されました。
まさかとは思うのですが、高世の言う「承認制」とは「速攻で掲載されるが、後で高世が削除することがある」つう意味なのか。
まあどっちにしろ承認制というのは建前では「荒しコメント防止」であって、「批判コメントを削除して賛同コメントのみにすること」ではありません。高世の振るまいが醜悪であることには変わりはない。
*1:「連続三選は不可」という「制約」を逃れるために一時、子分(プーチン政権第一副首相)のメドベージェフが大統領でしたが、その時期はプーチンは首相兼与党「統一ロシア」党首に就任。メドベージェフは1期4年(2008~2012年)で退任し、プーチンが大統領に復帰しました。その後、プーチンは大統領任期を6年に延長。2024年で「再選の期限」が来ますが、プーチンが、1)院政を敷こうとするが、大統領自体は2024年に正式に退任する、2)メドベージェフをワンポイントリリーフに使ったようにまたワンポイントリリーフで、制限逃れをした後で大統領に復帰する、3)「連続三選は不可」という制約を正式に除去して大統領三選を目指すのか、は今のところ不明です。