今日の産経ニュース(10/2分)

■【ノーベル賞】平和賞予想1位にロシア人権活動家 元CIA職員スノーデン氏は1位→5位に
http://www.sankei.com/world/news/161002/wor1610020030-n1.html

 2位にはコロンビア和平合意を実現したサントス*1大統領と左翼ゲリラ、コロンビア革命軍FARC)のロンドニョ最高司令官。3位にはイラン核合意の交渉を担った米国のモニズ・エネルギー長官とイランのサレヒ副大統領兼原子力庁長官。4位には内戦が続くシリアで負傷者らの救助活動にあたる市民組織「シリア民間防衛隊」をあげた。

 「1位予想のロシア人権活動家」より「2〜4位」のほうが個人的には可能性高いんじゃないかと思いますけどね。今さらロシア人活動家に受賞しなくても「大統領の多選制限逃れ行為」「クリミア侵攻」などで、プーチンの世間的評判(特に西欧での評価)は良くないですからね。「もっと早くやれよ」と評価されるだけじゃないか。かつ「1位予想」に与えてもプーチンに対してどれほど影響があるか。
 プーチンは無視するだけじゃないか。一方「コロンビア内戦終戦やイラン核合意の後押し」「シリア内戦終結の機運を高める」つう意味で「2〜4位」は可能性高いんじゃないか。まあ産経記事が報じるこれらの予想が実際には完全に外れる可能性も当然ありますが。
 まあ、オバマがもらってなければ「米国・キューバ国交正常化&イラン核合意」のワンセットでノーベル平和賞もあり得たでしょうが既にオバマには上げてますからね。
 なお、「スノーデン5位」てのはないと思いますけどね。「犯罪行為の疑いがある」として各国に非難されてる人間にはあげづらいでしょう。


安倍晋三首相、平和条約交渉進展へ意欲 ロシア副首相に表明
http://www.sankei.com/politics/news/161002/plt1610020012-n1.html
 過去平和条約が成立しなかったのは領土問題がネックになっていたわけです。
 当然ながら「進展させたい」なら「領土問題をどうするか」が問題になるでしょう。まともな人間ならその辺りの危惧から「平和交渉進展の意欲」などそうそう簡単に語りません。
 しかしその辺り安倍は何も考えてないでしょう。個人的には経済交流が悪いとは思いませんし、正直「経済支援とのバーターでないと島は帰ってこないとは思いますが」それにしても安倍は軽率すぎでしょう。


■【竜の野望・ドルへの挑戦状(2)】中国は「市場経済国」といえるのか? 認定めぐり米国と激突 欧州・カナダは経済力にすり寄るが
http://www.sankei.com/premium/news/161002/prm1610020034-n1.html
 ユーロや円もSDR入りしてるのに中国元だと「ドルへの挑戦状」ですか(苦笑)。

 6月にEU離脱を決めた英国も、中国との蜜月関係を望む。メイ*2首相は9月5日の英中首脳会談で「英中の関係は発展を続ける黄金時代のままだ」と述べ、10日後には中国が約3分の1を出資して建設される英南西部の原子力発電所建設計画にゴーサインを出した。
 昨年、AIIB参加を見送ったカナダも、トルドー首相が今年8月末に加盟申請に踏み切った。モルノー財務相は「カナダ企業には機会を、中間層には雇用をもたらす」と期待する。

 悔しがる産経ですが、どうにもならないでしょう。


■【加藤達也の虎穴に入らずんば】今度はロッテ創業者を狙い撃ち 韓国検察はいつまでメディア&大衆の「反日」扇動に乗るつもりなのか?
http://www.sankei.com/premium/news/161002/prm1610020035-n1.html
 ロッテ捜査の是非はともかく、あの捜査を「反日と見なす根拠」は何なんでしょうか。どう見ても「兄弟の経営紛争からお互いが相手にダメージを与えるため、あることないことメディアや検察にリークし攻撃合戦→『不正があるのではないか』『検察は捜査しろ』という国民の声が高まる→そして捜査」であり反日なんて物はどこにもないと思いますが。ロッテが在日企業なんてコトはこの捜査と関係ない。

 重光氏の内縁の女性=韓国籍=も約300億ウォン(約27億円)の贈与税を納めなかった罪で在宅起訴された。

なんてのどこが反日なのか。産経は「脱税はでっち上げだ」とでもいうのか。
 むしろ産経こそいつまで嫌韓国扇動をする気でしょうか。この記事なんかそうした扇動記事の典型でしょう。

日本でロッテといえば“お口の恋人”。このキャッチコピーで製菓業のイメージが定着しているが、韓国ではだいぶ違う。

 最近は韓国旅行する人も大分いますからそう言う人は「ロッテ=ホテル、デパート、ロッテワールド」というイメージの人も増えたかと思います。

*1:財務相、国防相を経て大統領

*2:キャメロン内閣内務相を経て首相