今日の産経ニュース(12/31分)

■台湾・蔡英文総統が異例の中国批判「台湾を分化させ、威嚇し恫喝する古い路線に戻っている」
http://www.sankei.com/world/news/161231/wor1612310034-n1.html
 何だかなあ、ですね。中国をこのように非難したところで、関係が悪化するだけじゃないか。

 蔡氏は日本食品の輸入規制緩和問題について、「基本原則は国民の健康保護だ」と述べた上で、「(解禁の)予定表も切迫感もない」とした。

 こうした蔡の発言の是非はともかく、彼女だっていくら「親日派だ!」と日本ウヨにエールを送られても、日本ウヨの為に何でもできるわけではないことが分かります。


■正念場の年明け政局 「1強」では突っ走れない安倍政権3つのハードル 政治評論家・小林吉弥
http://www.sankei.com/politics/news/161231/plt1612310012-n1.html

 安倍*1内閣の支持率は高いものの、その背景は(ボーガス注:石破*2元幹事長、石原*3経済財政担当相、岸田*4外相など)自民党内の「ポスト安倍」候補が頼りない。野党の体たらくに助けられている部分が大きく、求心力そのものは強力とはいえない。

 小林氏が外部筆者だからと言うのもありますが、産経にこういう記事が載るのは興味深いですね。
 産経だってある程度まともな記者は「祖父・岸*5元首相や親・安倍晋太郎*6自民党幹事長の七光り」「安倍を支持する国民の愚劣さ」「党内の安倍対抗勢力の不在」「野党の力不足」「安倍の恫喝に屈し、批判出来ないマスコミのひ弱さ」に助けられての支持率であり、これが例えば「三角大福中(三木*7、田中*8、大平*9、福田*10、中曽根*11)」時代のような大物政治家が自民党に輩出していた時代だったら、あるいは社会党が野党として存在感を発揮していた時代だったら、安倍なんか首相どころか大臣すらなれたか怪しいことはわかってるわけです。
 今後「野党の動き」「マスコミの動き」「自民党内対抗勢力の動き」によっては安倍が退陣する可能性もあると言うのはその通りでしょう。まあ、小生の場合は「そうなってほしい」と思い、小林氏の場合は「そうなっては困る」という違いがありますが。


■【矢板明夫のチャイナ監視台】北京から帰国時に私の給与口座は「資産凍結」された 嫌がらせか、外貨流出阻止か 「改革開放は終わった」
http://www.sankei.com/premium/news/161231/prm1612310032-n1.html
 まあ、産経の矢板らしいですね。相手が産経の矢板では「そもそもデマや曲解、事実誤認ではないのか」から疑う必要がありますが、そこは確認のしようがないので、まあスルーしましょう。
 矢板が言うように「簡単に引き出せなくなっていた」としてそれが「産経・矢板への嫌がらせ」であれ、「外貨流出阻止」であれ、まともなライターなら「改革開放は終わった」なんて言わないでしょう。
 そんな事は誰も考えてないからこそ外資が中国に進出するわけです。こういうのはもはや批判ではなくただの因縁付けです。


■【フィギュア】“ポスト浅田真央*12”は関西から 平昌五輪のヒロイン候補はなぜ生まれたのか
http://www.sankei.com/west/news/161231/wst1612310012-n1.html

 全日本選手権では優勝の宮原のほか、三原舞依(まい)(17)=神戸ポートアイランドク=が3位で表彰台に立ち、いずれも来春の世界選手権の代表に選ばれた。
 さらに、ジュニア組では本田真凜(まりん)(15)=大阪・関大中=が全日本選手権4位、白岩優奈(15)=関大KFSC=が同6位、坂本花織(16)=神戸FSC=が同7位に入り、関西勢の選手たちの著しい成長を見せつけた。

 12位にとどまった浅田の時代はもう終わったという話です。


■【トランプ次期大統領】最悪のシナリオは日本の孤立化だ 米中接近をなんとしても阻止せよ 拓殖大学海外事情研究所所長・川上高司*13
http://www.sankei.com/politics/news/161231/plt1612310010-n1.html
 まあ何とも産経らしいですね。「米中接近」は何ら悪い事ではない。むしろ対立してたら地域の安全保障が害されるでしょう。世界経済にも悪影響を与えかねない。
 もちろん「米中接近」が「米国や中国の日本無視」になっても困りますが「米国や中国に無視されたくないから対立していて欲しい」というのは考えとして病んでいるでしょう。
 「米中が接近しようとも」関係なく米国、中国と親密な関係を築き、時と場合に応じて米国に対しては中国やロシア、EUなどを、中国に対しては米国やロシア、EUなどを政治的牽制に使うというのが現実的かつ適切な外交だと思いますね。

 トランプ氏が強引にプーチン*14と接近し、米露が結託*15すれば世界の紛争はほぼ解決し、「核のない世界」も夢ではなくなる。

 おいおいですね。冷戦時代ならまだしも「世界の紛争=米露の対立」じゃないでしょう。
 核保有にしたって「米露の対立がなくなれば核廃絶」でもないでしょう。他にも核保有国は「英仏中インド、パキスタンイスラエル北朝鮮」がありますし。

 トランプ氏は台湾の蔡英文総統と電話協議を行い、緊密な関係を確認した。中国の反対は承知のうえで、台湾を「レバレッジ」(てこ)に、中国に「ディール」(取引)を仕掛けた。

 単に反感を買ってるだけで何のディールにもなってないと思いますが。


■【検証・文革半世紀 専門家座談会(上)】毛沢東イデオロギー習近平*16政権も利用、かつての「礼賛」過ぎ去っていない
http://www.sankei.com/premium/news/161231/prm1612310030-n1.html

 参加したのは、評論家・拓殖大学客員教授の石平氏*17学習院女子大学准教授の金野純氏*18東京大学大学院准教授の阿古智子氏*19、連載を担当した産経新聞外信部編集委員矢板明夫*20の4人。

 まともな人間はこんな座談会に参加しない。常識人なら石平や矢板との同席は断るでしょう。いやそれ以前に産経に呼ばれませんので、「金野氏と阿古氏はそう言う人たちなんだ(呆)」でしかないですね。まあ隣国なので日本には中国研究者はたくさんいるわけですがこの二人は産経新聞に「そう言う人たちだ」と認められわざわざ座談会メンバーに選ばれたわけです。まあ俺だったらそんなん屈辱でしかありませんけど。

(金野) 
 今の研究者の中に文革を肯定する人はいないといっていい。

 そりゃそうでしょう。中国だって政府として公式に否定してるわけですから。

(阿古)
 農村部で暮らす貧困層はいまの状況に不満を持ち、貧富の差があまりなかった毛沢東*21時代は良かったと主張する人が多いことは確かだ。もう一つの理由は、毛沢東的なイデオロギー習近平政権が利用し、宣伝*22していることも関係している。
 文革中、実際にどれだけ恐ろしかったか、どれだけ暴力が起きたか、若い人は知らない。学校の現場でも文革の怖さについてほとんど学ばないし言えない。何が真実かを知らないため、礼賛してしまう人たちがいると思う。

 「正気で言ってるのかよ(呆)」ですね。四人組裁判とか「トウ小平*23の改革開放」とかどう理解してるのか。つうかこの理屈だと「南京事件慰安婦など戦前日本の戦争加害を知らないと若い人(自衛官)たちはまた同じ事をやってしまうかも知れない」になるんですが、もちろん産経はそういう主張を自虐とか抜かして誹謗するわけです。中国に向かっては「文革をもっと教えろ」、日本では「自虐史観反対」、全くデタラメな新聞です。


■【検証・文革半世紀 専門家座談会(下)】米中対決の時代に何を意味するのか 命懸けのフィルムで当時を振り返る
http://www.sankei.com/premium/news/161231/prm1612310031-n1.html

(石)
 文革は再び起きるかというより、今も続いているといった方が正しいかもしれない。
(阿古)
 私もいまと文革の頃とは違う状況だと考える。ただ、イデオロギーの注入というか、大学ではかなり学問が自由にできなくなってきている。例えば、教える内容に問題がある、と教師を告発する学生も出てきている。ある意味で、文革が部分的に復活しているといえるかもしれない。

 呆れて二の句が継げません。石や阿古氏の文革定義とは一体何なのか。「思想統制文革」なら古今東西の独裁が全て文革でしょう。そんなばかばかしいことを言って恥ずかしくないのか。

(金野) 
 当時の大動乱のようなものが今の中国で発生するかと言うと、初期条件はかなり違う。あの時代は配給制があったり、人民公社で支配されていたりというような状況下で、しかも情報が遮断された中で毛沢東の個人崇拝が起きている。
 現在はそういう社会ではなく、習氏がよいという人も(中略)無条件の崇拝というものではない。文革のような現象が再び発生するとは思わない。

 まあ、金野氏のような主張が当然でしょう。石や阿古氏は異常すぎです。とはいえ、そんな常識人・金野氏が何で産経にセレクトされ、金野氏もオファーを受けたのかがよく分かりません。俺なら断りますが。石や阿古氏の寝言なんか聞いていたくないですよねえ。

矢板) 
 習氏が文革的運動をもう一回やろうとしても、50年前に毛沢東にだまされた国民が信用することはないと思う。

 矢板が意外とまともです。ただし「成功するとは思わない」であって「そもそもそんな事、習氏はやってない」でないところが所詮、矢板の限界ですが。まともな人間が金野氏しかいないというトンデモ座談会です。

中国はどうなっていくのか。民主化が実現する可能性は

 「文革の復活ガー」と言う与太では話が続かないのか、文革と関係ない話に移っています。
 現時点では「民主化については何とも言えない(アウンサンスーチー*24的な民主化の象徴的人物がいるわけでもないので)。楽観的なことは言えない」とするのが金野氏、阿古氏です。
 まあ、「漸進的民主化は進むだろう」とは思います。毛時代のように力で抑えつけられる時代でもない。とはいえそれが「共産党一党独裁の廃止、複数政党制導入」になるかといったら「遠い将来はともかく」近未来では確かに疑問でしょう。

矢板
 私はもうちょっと楽観的に見ている。今から70年前、戦時中と終戦直後の世界には、社会主義国家を標榜(ひょうぼう)する一党独裁国家は数十カ国あった。やがて、さまざまな形で民主化が実現され、残っているのは中国、北朝鮮キューバベトナムラオスぐらいだ。

 まあ、これらの国で共産党一党独裁体制が何故残ってるかと言えば一つの理由は「ある種の自主性」でしょう。
 「共産党一党独裁の国」は今は複数政党制になった国について言えば「ロシア革命旧ソ連」はともかく東欧やカンボジアなんてのは「ソ連の圧力(東欧)」とか「ベトナムの介入(カンボジア)」とか特殊事情があって「土着の共産主義」とは言いがたいわけです。
 まあ「土着だからいつまでも続く」とは言いませんが「土着だからたくましい」とは言えるでしょう。民主化も漸進的民主化ということになるんじゃないか。つうか「共産党独裁」に限らなければ今も世界中に独裁的な国はアジア、アフリカの発展途上国中心にたくさんありますからねえ。旧ソ連なんか共産党独裁でなくなっただけで俺の認識では「バルト三国を除けば」そんな国ばかりです。
 そう言う意味では矢板の主張は事実認識と言うより願望ですよね。

(石)
 個人的には共産党政権の崩壊にも期待している。しかし、気をつけなければならないのは、政権がもうそろそろだめだと気付いたとき、誰かを道連れにする可能性がある点だ。台湾や南シナ海尖閣諸島などに侵攻し、暴走するかもしれない。

 やれやれですね。結局、石はそう言う非常識な反中国妄想しか言わないわけです。
 大体「政権崩壊が地域に混乱をもたらす」なんて「イラクフセイン政権崩壊後のISの跳梁」でわかるように「条件さえあれば」どこでもありうることです。ただし中国について言えばそう言う非常事態はないでしょう。勿論そう言う非常事態は起こしてはいけませんが。

(金野)
 政治学の分野では、同じ独裁体制でもいくつか類型があって、一党独裁体制は比較的強いといわれている。

 何がどう強いのかと言えば「個人独裁より強い」つう話です。組織でがっちりシステマチックに統治してるから強いと。個人のカリスマ性に依拠してるとその個人が死ぬと崩壊することがあるわけです。
 カリスマ「チトー*25」死後のユーゴの内戦なんかその一例でしょう。チトーのカリスマ性に依存しすぎたからああなった。
 あるいは「共産党独裁それ自体」は崩壊していませんが、「文革」なんてのは「毛沢東のカリスマでやっていた」から毛が死ねば簡単に終わるわけです。トウ小平らが文革を止めて改革開放をしてしまう。
 「個人ではなく、組織で支配してれば」極端な話、江戸時代の藩なんか「藩主が幼君で、後見役(親族や重臣)で統治」がまかり通るわけです。金正恩君が若くても国を何とか回してるのも話は全く同じでしょう。

(阿古) 
 中国の経済がうまくいってくれれば、世界経済の中で積極的な役割を果たしてくれればと思う人が意外と多い。

 よほどの反中国でない限り普通そう思うでしょう。意外でも何でもない。
 むしろ「中国経済がうまくいかなくていい」だの「中国は経済大国だけど、僕ら(欧米諸国?)で全部決めて実行しますから、中国は何もしなくていいです」だの言う方が珍しいでしょう。
 「中国は経済大国なんだから金出して下さいよ。もちろんその分、口も出していいですけど」つうのが普通でしょう。

(石)
 昔から米国人も含め、国際社会にはずっと「中国は良くなる」という期待があった。しかし、その期待は何度も裏切られた。

 マジな話、そんなきれい事では全くないでしょう。「中国の市場が魅力的」とか「ソ連封じ込め」とかもっと実利でしょう。
 ただ「毛沢東時代」なんかと比べれば明らかに民主化してるわけです。トウ小平江沢民*26胡錦濤*27の時代と比べてどうかは素人には何とも判断つきませんが少なくとも「一路、独裁が強化されてる」つうこともないでしょう。長い眼で見れば良い方向に向かってるんじゃないですかね。

*1:小泉内閣官房副長官官房長官自民党幹事長(小泉総裁時代)などを経て首相

*2:小泉内閣防衛庁長官福田内閣防衛相、麻生内閣農水相自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣地方創生担当相を歴任

*3:小泉内閣国交相自民党政調会長(第一次安倍総裁時代)、幹事長(谷垣総裁時代)、第二次安倍内閣環境相など歴任

*4:第一次安倍、福田内閣で沖縄・北方等担当相

*5:戦前、満州国総務庁次長、商工次官、東条内閣商工相。戦後、自民党幹事長(鳩山一郎総裁時代)、石橋内閣外相を経て首相

*6:三木内閣農林相、福田内閣官房長官自民党政調会長(大平総裁時代)、鈴木内閣通産相、中曽根内閣外相、自民党総務会長(中曽根総裁時代)、幹事長(竹下総裁時代)を歴任

*7:片山内閣逓信相、鳩山内閣運輸相、岸内閣経済企画庁長官(科学技術庁長官兼務)、池田内閣科学技術庁長官、佐藤内閣通産相、外相、田中内閣副総理・環境庁長官などを経て首相

*8:岸内閣郵政相、自民党政調会長(池田総裁時代)、池田内閣蔵相、自民党幹事長(佐藤総裁時代)、佐藤内閣通産相などを経て首相

*9:池田内閣官房長官自民党政調会長(佐藤総裁時代)、佐藤内閣通産相、田中内閣外相、三木内閣蔵相、自民党幹事長(福田総裁時代)などを経て首相

*10:岸内閣農林相、自民党政調会長(池田総裁時代)、幹事長(佐藤総裁時代)、佐藤内閣外相、田中内閣蔵相、三木内閣副総理・経済企画庁長官などを経て首相

*11:岸内閣科学技術庁長官、佐藤内閣運輸相、防衛庁長官、田中内閣通産相自民党幹事長(三木総裁時代)、総務会長(福田総裁時代)、鈴木内閣行政管理庁長官などを経て首相

*12:2010年バンクーバー五輪銀メダル

*13:著書『「無極化」時代の日米同盟:アメリカの対中宥和政策は日本の「危機の二〇年」の始まりか』(2015年、ミネルヴァ書房)、『「新しい戦争」とは何か』(編著、2016年、ミネルヴァ書房)など

*14:エリツィン政権大統領府第一副長官、連邦保安庁長官、第一副首相、首相を経て大統領

*15:ある意味どうでもいいことではありますがここで「結託」という「ネガティブイメージのある言葉」を使う気持ちがよく分かりません。「協力」「協調」とか書けばいいのに。

*16:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席を経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*17:『私はなぜ「中国」を捨てたのか』、『なぜ、日本人は日本をおとしめ中国に媚びるのか』(以上、2009年、ワック文庫)、『なぜ中国から離れると日本はうまくいくのか』(2013年、PHP新書)、『世界征服を夢見る嫌われ者国家 中国の狂気』(2014年、ビジネス社)、『習近平にはなぜもう100%未来がないのか』(2015年、徳間書店)、『中国「歴史認識」の正体:繰り返される歴史改ざんの大罪』(2015年、宝島社)、『狂気の沙汰の習近平体制:黒い報告書』(2016年、ビジネス社)、『韓民族こそ歴史の加害者である』(2016年、飛鳥新社)、『なぜ中韓はいつまでも日本のようになれないのか:わが国だけが近代文明を手に入れた歴史の必然』(2017年、KADOKAWA)など反中国、嫌韓国のトンデモ著書多数

*18:著書『中国社会と大衆動員:毛沢東時代の政治権力と民衆』(2008年、御茶の水書房)など

*19:著書『貧者を喰らう国・中国:格差社会からの警告(増補新版)』(2014年、新潮選書)など

*20:著書『習近平 なぜ暴走するのか』(2014年、文春文庫)など

*21:中国共産党主席

*22:そもそもそんな事実自体がないのではないか。

*23:党副主席、副首相、人民解放軍総参謀長などを経て党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*24:1991年ノーベル平和賞受賞。ミャンマー外相・国家顧問。

*25:ユーゴスラビア首相、大統領を歴任

*26:電子工業大臣、上海市長・党委員会書記などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*27:共青団中国共産主義青年団)中央書記処第一書記、貴州省党委員会書記、チベット自治区党委員会書記などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席