「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(8/19分:「天を回せ」&北朝鮮最新ニュースの巻、その他色々)(追記・訂正あり)

毎日新聞『国連演説:北朝鮮外相「目標は米国とパワーバランス確立」』
https://mainichi.jp/articles/20170925/k00/00m/030/055000c
 要するに核、ミサイル開発は「南北統一」や「米国への先制攻撃」が目的ではなく「米国の侵攻を防ぐことが目的」といういつもの話です。
 裏返せば「米国が政権転覆を公式に廃棄し、朝鮮戦争を正式に終戦させ、国交を正常化すれば核廃棄する用意がある」つう話なのですが米国は米国で「無条件で速攻、北朝鮮が廃棄しろ(政権転覆しないなんて保障はしたくない)」なんだから話が落ち着かないのも当然です。

米国の軍事攻撃に参加しない国に核兵器を使用したり、核兵器を使うと脅したりする意図はない

 裏返せば「在韓米軍や在日米軍が動かない限り」日韓を攻撃しないという事の訳です。


北朝鮮への国連決議に背いたのは安倍首相でもある(まさのあつこ*1
https://news.yahoo.co.jp/byline/masanoatsuko/20170922-00076083/
 詳しくはリンク先を読んで欲しいと思いますが
1)制裁決議は「人道上の問題が生じないよう留意すること」を指摘
 一方、安倍は韓国政府のユニセフを通じた人道支援を非難
2)制裁決議は「制裁はあくまでも交渉のための圧力」と指摘
 一方、安倍は交渉意欲がないことを国連演説でアピール
では「安倍こそが制裁決議の精神を踏みにじってる」「制裁とは単なる北朝鮮叩きではない」つう批判です。全く同感ですね。


■【古森義久のあめりかノート】わが日本はあまりにも無力 北朝鮮の軍事脅威に危険な「護憲」の旗
http://www.sankei.com/world/news/170924/wor1709240013-n1.html
 やれやれですね。先ず第一に「護憲派専守防衛は認めている」。
 第二に「北朝鮮の日本攻撃の可能性はほぼない」。そんなことをしたら、在日米軍自衛隊の反撃で国が滅びてしまいます。むしろ全盛期のソ連の方が「実際に日本侵攻する意図があったかどうか」はともかく北朝鮮よりずっと脅威でした。今だって「実際に日本に軍事攻撃する意図があるかどうか」はともかく中国やロシアの方がよほど脅威でしょう。

 与野党を通じて政治指導者たちの主張は、まずは米国、そして韓国、国連、さらには中国、ロシアと、とにかく他国との協力、連携なのだ。

 ばかばかしい。仮に産経のような軍拡路線、九条改憲路線をとったところで北朝鮮問題で「関係4カ国(米韓中露)や国連」を無視して日本が好き勝手に動くことなどできるわけがないでしょう。


■産経【拉致から40年 救出への道筋】なぜトランプ大統領は国連総会で横田めぐみさん拉致を取り上げたのか
http://www.sankei.com/premium/news/170924/prm1709240019-n1.html
 もちろんトランプにとって「利用価値がある安倍首相」へのリップサービスでしょう。
 「リップサービスに過ぎない」から何も期待できないでしょうね。

 国連の委員会は北朝鮮による深刻な人権状況を非難。多数の外国人が拉致され20万人超が「強制失踪」の被害者になったと事実認定するに至った。

 もちろん「20万人」つうのは「朝鮮戦争の混乱で生まれ故郷の朝鮮半島南部に帰れなくなった人(韓国人)」「帰国事業で日本から帰国した後、帰れなくなった人(在日朝鮮人)」を含んでいます。つうか「ほとんどがそれ」でしょう。めぐみさん拉致のような外国人拉致ケースで20万人も拉致するなんて物理的に無理ですから。でそう言う性格の「20万人の強制失踪(つまり拉致*2)」が日本人拉致解決に役立つかといったら答えはノーでしょう。ほとんど関係ない。
 これについては関連記事としてid:Bill_McCrearyさん記事
■無茶いうな
http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/1dc5dbe32ce6ff4b757f77e9e0254080
を紹介しておきます。

 早紀江さんは18年、当時のブッシュ大統領との面会を印象に残る出来事にあげる。
「真剣な表情で身を乗り出し、話を聞いてくださった」。
 ブッシュ氏は家族らの歩んできた道のりに強く共感。「誇りに思う」と温かい声をかけた。
 拓也さんもこの場面を強く記憶に刻んでいる。
「大統領として、家族を持った1人の人間として、私たちを温かく迎え、問題に強く向き合ってくださった」。

 でもこれもリップサーブスに過ぎなかったわけです。「成果を上げた政治家」は今のところ、「拉致被害者5人の帰国に成功した」小泉元首相だけなのに小泉氏に感謝せず「ブッシュだ、トランプだ」てどれほどバカなんでしょうか。

 トランプ氏側近のポティンジャー国家安全保障局アジア上級部長は(中略)海兵隊員だった自らの経歴も踏まえ、力を込めてこう語ったという。
海兵隊は仲間を戦地に残して逃げ帰りはしない。最後の1人まで救出する。だから、拉致被害者も最後の1人まで助けるのだ*3

 「お前本当にその言葉にウソはないんだろうな」と問い詰めたいですね。ただの無責任発言に過ぎないでしょう。ポティンジャーが救い出せる保障はどこにもない(そもそもこう言ったら何ですが彼の上には何人も上司がいますし場合によっては彼が何らかの理由で更迭されることもあり得るわけです)。
 そして「ポティンガーが更迭される」などし、「ポティンガーには救出できないことが明白になった場合」でも家族会、救う会は彼を批判しないで「北朝鮮が悪い」などと他に責任転嫁するのでしょう。呆れたバカです。


■産経『蓮池薫さん「北と交渉し拉致問題を提起し解決するべきだ」 滋賀県で講演』
http://www.sankei.com/west/news/170923/wst1709230056-n1.html

 蓮池さんは、日本政府が拉致被害者を取り戻す代わりに「監視の下で現金ではなく資材や技術を与え、ミサイル開発につながらない形での経済支援の準備を進めるべきだ」と指摘。

 いつものことですが今日もバーター取引を訴える蓮池氏です。


スプートニク日本『米大統領補佐官、国連演説で金正恩氏の侮辱を慎むよう依頼していた=メディア報道』
https://jp.sputniknews.com/politics/201709234115751/
 これが事実ならあまりにもお粗末な大統領としか言いようがないですね。


毎日新聞『特集ワイド:米朝、対話しかない 朝鮮戦争に「従軍」の元東京・府中市議』
https://mainichi.jp/articles/20170921/dde/012/040/028000c

 1950年のこの日、9月15日の未明、戦況を一変させる大作戦が決行された。
 「仁川(インチョン)上陸作戦です。米軍による占領下、日本人船乗りであるのに私はその作戦に動員されていました」。
 そう語るのは元東京都府中市議の三宮克己さん。50年6月25日、朝鮮人民軍が38度線を突破、3日後にソウルを陥落させ、南へ進撃した。マッカーサー元帥率いる米軍中心の国連軍と韓国軍はソウルを奪還し、形勢を挽回するため、占領された仁川への上陸を敢行。海上からの砲撃のあと、戦車揚陸艦(LST)の船群が接岸していく。全長100メートルの船には武装した米兵や10台ほどの戦車を積んでいた。船長以下40人の船員はすべてが日本人。そのなかに20代の三宮さんもいたのだ。
(中略)
 ところで、なぜ日本人が朝鮮戦争に「従軍」していたのか? そこにはほとんど知られていない歴史があった。
(中略)
 時代は連合国軍総司令部(GHQ)の占領下で、朝鮮戦争が勃発すると、兵士や軍需物資の輸送にLSTが船員ごと使われた。その数2000人ともいわれている。
(中略)
 日本人が戦争に「動員」されていた史実は秘密とされた。
「当時は集団的自衛権を認める憲法解釈の変更も、安保法制もないまま、ずるずると米軍に加担していた。」
(中略)
 護憲・反戦を信念に府中市議を7期務め、いまは妻と2人、老老介護の日々という。
「戦争がどれだけ悲惨なものか、私はそれだけを伝えたいと思っています」

 重要な指摘だと思うので紹介しました。
 なお、http://mixi.jp/event/1468543-73088347/によれば1975年から社会党市議となったとのことなので「7期28年」で2003年まで務めたと言う事でしょうか。


時事通信北朝鮮攻撃は「大きな代償」=中国に行動呼び掛け−元米CIA長官』
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017092300393&g=prk

 米国のペトレアス*4元中央情報局(CIA)長官は23日、都内のホテルで記者の質問に応じ、核実験や弾道ミサイル発射を続ける北朝鮮への軍事行動について「トランプ大統領や政権のメンバーは(韓国などで)大きな代償を招くことになると十分に認識している」と語った。その上で、北朝鮮制裁の厳格な実施に向けて、中国の理解と行動が重要だと強調した。

 個人的にはこれ以上の制裁はチキンレースを招きかねないと思い否定的考えですがそれはさておき。
1)戦争などリスキー過ぎてできない
2)制裁でアレ、何でアレ、北朝鮮問題では中国の協力が必要
というのは全くその通りだと思います。


■産経【古森義久*5の緯度経度】危険な米国の「北の核容認論」 日本に対する「核の傘」がなくなる危険性
http://www.sankei.com/world/news/170923/wor1709230013-n1.html

 容認論の代表例はオバマ政権の大統領補佐官だったスーザン・ライス氏*6の8月のニューヨーク・タイムズへの寄稿論文である。「北朝鮮に核放棄をさせるにはもう軍事手段しかないから、米国は実利的な戦略として北の核武装を受け入れ、伝統的な抑止力でそれを抑えるべきだ」
 オバマ政権で国家情報長官だったジェームズ・クラッパー氏も「北の核武装を受け入れたうえで、そのコントロールの方法を考えるべきだ」と述べた。クリントン政権米朝核合意の交渉役だったロバート・ガルーチ氏も最近、「北の核兵器も抑止は可能だ」と語った。

 俺は産経と違い容認論に賛同しますがそれはさておき。
 「核搭載ICBM」なら既に中国やロシアが北朝鮮を遙かに上回る量で保有しているので「北朝鮮の核を認めたら核の傘が機能しない」というのは理屈としておかしな話です。
 北朝鮮の「核が搭載できるかも知れないICBMを配備する可能性がある」レベルで「核の傘が機能しない」というならとっくの昔に「中露の核搭載ICBM保有」によって機能してないでしょう(もちろん「核の傘論」について核廃絶派からの批判がありますがそれはひとまずおきます)。
 「中露と北朝鮮は違う」というなら産経はその点きちんと説明すべきでしょう。

 その危険はまとめると以下のようになる。
 第一は核拡散防止条約(NPT)体制の崩壊の危険性である。

 「親米だから脅威でない」という自分勝手な理由でイスラエルやインド、パキスタンの核開発を米国及びその同盟国(NATO諸国や日本)が容認しながら北朝鮮の核開発を否定することの方が筋が通らないでしょう。北朝鮮保有を否定するならイスラエルやインド、パキスタンの核開発も否定すべきです。
 そして「イスラエルやインド、パキスタンの核開発を容認」した時点でNPTは一部崩壊しています。今さら北朝鮮保有を認めようと大した影響があるとも思いません。
 なお、NPT体制は「核拡散を防ぐ」と言う意味では一定の意義がありますが「核五大国(米英仏露中)の核保有を野放しにしている」という問題点も一方ではあります。

 第二は北朝鮮が核の威力を自国の野望に悪用する危険性である。

 悪用するも何も北朝鮮の核保有目的は「米国による体制維持の保障(米朝国交樹立と朝鮮戦争正式終戦?)」でしょう。
 結局のところ「北朝鮮体制の維持を認め戦争という最悪の事態を防ぐかどうか」が容認するかどうかの考えの違いでしょう。
 結局、容認論を否定する人間は北朝鮮体制を武力転覆する選択肢を保有したいだけではないのかと思います。
 なお、「体制保障」以外には核保有を利用(産経の言葉だと悪用)する気はないでしょう。まあ、「経済支援や在韓米軍の撤退など体制維持を強固にすること*7くらいは要求する」かもしれませんが「武力統一」なんて話はありえない。


■朝日『フランス、平昌五輪不参加の可能性も 北朝鮮情勢を懸念』
http://www.asahi.com/articles/ASK9Q2F12K9QUTQP005.html
 まあそこまでびびる必要もないんじゃないか。「むしろヨーロッパで五輪やる方が怖いんじゃねえの?(イスラム過激テロ)」と思いますが。


■朝日『河野外相、北朝鮮との断交訴え 講演で制裁の抜け穴非難』
http://www.asahi.com/articles/ASK9Q3TV6K9QUTFK00C.html
 正気なんですかね。制裁と断交は全然違いますが。


■産経【北朝鮮情勢】文在寅大統領、「平和」を30回以上連呼 平昌五輪への北参加「想像すると胸熱くなる」
http://www.sankei.com/world/news/170922/wor1709220007-n1.html
 確かにそういう事態(北朝鮮の平昌五輪参加)になれば嬉しいですが、そうなるにはそうなるだけの「南北間の緊張緩和」が必要でしょう。サードは配備する、米韓合同軍事演習は実施する、で何一つ北朝鮮野顔を立てるようなことはしてないのに「参加を期待」といわれても北朝鮮も国際社会も「はあ?」でしょう。いや水面下でなんかやってるとか言うなら話は別ですが、「参加して欲しい」で済むなら誰も苦労しません。


■「北朝鮮核兵器を密売する」と警告しよう!
http://kenkato.blog.jp/archives/72314713.html
 まあ核兵器完成品の輸出に限らず「核技術の移転も含めて」ですがそうそう簡単に北朝鮮から核拡散なんてあるんですかねえ。
 むしろ国際社会が事実上黙認してるインド、パキスタンイスラエルあたりからの拡散のほうがありそうですが。

 密輸手段である高麗航空

 根拠もなしに放言するな、て話です。


毎日新聞『中国:安倍首相の国連演説に反論「対話が唯一の道」』
https://mainichi.jp/articles/20170922/k00/00m/030/085000c

 中国外務省の陸慷報道局長は21日の定例記者会見で、北朝鮮に対する圧力の必要性を強調した安倍晋三首相の国連総会での演説に対し、「対話を通じた解決が唯一の道だ」と反論した。
 また、過去の北朝鮮問題を巡る6カ国協議やイラン核合意を例に「着実な対話によって核不拡散問題を解決するための成果を得てきた」と主張。「制裁だけでどうにかなると考える国もあるが、現実にはそうした成功事例は見たことがない」と述べ、日本や米国をけん制した。

 全く同感なので紹介しておきます。


朝日新聞北朝鮮への人道支援を発表した韓国、国内外から疑問の声』
http://www.asahi.com/articles/ASK9P677MK9PUHBI02L.html
 やれやれですね。もちろんこうした支援を支持する人もいるわけで、タイトルに「疑問の声」とでかでかと書く朝日は支援に否定的なんでしょうか。


NHK『韓国 北朝鮮に9億円相当の人道支援決定 反対の声も』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170921/k10011150581000.html
毎日新聞『韓国:政府が北朝鮮への9億円人道支援決定 時期明示せず』
https://mainichi.jp/articles/20170922/k00/00m/030/066000c
■日経『北朝鮮支援、反発に配慮 韓国決定、時期を未定に:8億円の人道援助』
https://www.nikkei.com/article/DGXLASGM21H3D_R20C17A9FF1000/
 支援を行う時期が未定というあたり「本当にやる気があるのか」「いつ太陽政策を本格的に実施する気なのか」「独自支援ではない、ユニセフなど国際機関を通じた人道支援すらすぐにできないのか」という疑念を感じます。李明博、朴クネ政権による韓国政治の右傾化の克服はそう簡単にはいかないようです。


■産経『菅義偉官房長官「圧力損ない兼ねない行動避ける必要ある」 韓国の対北人道支援に苦言』
http://www.sankei.com/politics/news/170921/plt1709210060-n1.html
NHK『韓国 北朝鮮への人道支援脱北者らが抗議』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170922/k10011152201000.html
 ユニセフなど国際機関を通した人道支援を敵視するとは正気ではないですね。特に脱北者なんて「ユニセフ支援を受けてる人々は昔の我々だ」つう常識はないのか。「俺みたいに脱北すればいいんだ、脱北しないのが悪いとふざけたことを考えてるのか。」


NHK北朝鮮「制裁が子どもの人権侵害」と国連委で主張』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170921/k10011150341000.html
 果たして制裁が「女性、子ども、老人、病人など」困っている人間の人権を不当に侵害してないかという問題意識は大いに持つべきでしょう。北朝鮮の言い分だから無視するなどということはすべきではない。


■産経『独メルケル首相「威嚇に反対」 トランプ氏の「北完全破壊」発言を受け』
http://www.sankei.com/world/news/170921/wor1709210009-n1.html
 「外交解決しかない」「戦争など論外」というメルケルには全く同感なので紹介しておきます。メルケルが制裁支持であることは俺にとって残念ですが。


■産経【衆院解散】社民党又市征治*8幹事長「挑発するから北朝鮮は身構えるんだ」 米韓軍事演習の中止求める
http://www.sankei.com/politics/news/170921/plt1709210052-n1.html
 全く同感です。また、社民党社会党)が「過去、北朝鮮と親密であったがため」に近年では「こうしたハト派政党としてすべき主張も自重してる」ように思っていましたので、非常にうれしいですね。
 まあ救う会や家族会は社民党に悪口するのでしょうが、小生は「よく言った」と評価したいと思います。なお、「米韓軍事演習」を批判することは当然ながら「北朝鮮を全面的に支持すること」や「全面的に賛美すること」ではありません。


■産経【衆院解散】社民・又市幹事長、共産に苦言「相互推薦、相互支援は出来っこない話」
http://www.sankei.com/politics/news/170921/plt1709210049-n1.html
 と一応社民党を評価しておきましたが、こちらの共産党に対し無礼極まりない暴言には怒りを表明しておきたいと思います。共産党との共闘を否定することによって社民党の利益を図りたいという下種な話でしょうがふざけるなと言いたい。
 しかし小生の支持政党・共産も大政党ではないのであまり偉そうなことは言えませんが「5議席以上獲得を目指す」つうのもあまりにも残念すぎる目標でしょう。


■TBS『中国政府、日本の拉致問題解決を支持』
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3164169.html
 「中国政府、日朝平壌宣言に基づく日朝間の問題解決(拉致に限らない、日本の植民地支配問題なども含む)を支持」と書かない辺りが駄目だなと思います。
 「拉致問題解決支持」というより「日朝両国があの合意を反故にしようとするなら反対だ」つうのがむしろ中国主張のポイントでしょうに。
 特に

 「(6か国協議の)共同声明は“日朝平壌宣言に基づいて不幸な歴史を清算し、懸案を解決することを基礎として国交正常化を実現することを約束“している」(中国外務省・陸慷報道官)

つうTBSが紹介する中国コメントは
1)中国は日本が戦争や植民地支配を正当化することを認めないと改めてこの機会にアピール
2)日朝両国による国交正常化交渉進展への希望を語ってる
とも理解できます。
 『中国政府、日本の拉致問題解決を支持』つう記事タイトルは、あの合意に否定的な救う会辺りにTBSが忖度してるんでしょうか。


産経
■トランプ氏国連演説、拉致問題言及に菅義偉官房長官「高く評価」
http://www.sankei.com/politics/news/170920/plt1709200028-n1.html
河野太郎外相、トランプ氏の演説での拉致言及を歓迎 「日本の働きかけ功を奏した」
http://www.sankei.com/world/news/170920/wor1709200031-n1.html
■トランプ氏の国連演説に横田早紀江さん「本当に驚いた」 拉致被害者帰国に期待
http://www.sankei.com/world/news/170920/wor1709200007-n1.html
朝日新聞『トランプ氏の拉致言及に「感動した」 横田早紀江さん』
http://www.asahi.com/articles/ASK9P632BK9PUTIL039.html
 まあくだらないですね。トランプのこの行為はただのリップサービスでしょう。拉致問題が解決に近づいたわけでも何でもありません。


■産経【北朝鮮情勢】ソウルを危険に晒さぬ軍事手段「ある」 マティス米国防長官が言明
http://www.sankei.com/world/news/170919/wor1709190053-n1.html
 そんなモンがあるとはとても思えませんし、「北朝鮮に手の内は明かせない」といって「どんな手段なのか言わない」のでは誰も納得しないでしょう。
 言ってることは「詳しい事は言えないが俺を信じろ」と言う話だからです。
 とはいえこのマチス発言からはさすがの米国も「ソウルが攻撃されても仕方がない」とは言えないことが分かります。


赤旗『対北朝鮮6カ国協議」活用求める、オルブライト*9元米国務長官が表明』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-09-18/2017091801_03_1.html
 つまりは
1)外交解決が必要
2)その場合、中露の意見は無視できない
つう話です。


■産経【北朝鮮危機・私はこう見る】中距離弾道ミサイル巡航ミサイル保有の検討必要 河井克行自民党総裁外交特別補佐
http://www.sankei.com/world/news/170918/wor1709180024-n1.html
 「外交特別補佐」なのに外交のことは語らず「軍事対応しか語らない」のだから心底呆れます。

 専門家の間には、現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」を目指す中国の習近平国家主席が地域における影響力を高めるために北朝鮮を手駒として使おうとして核保有国になることを望んでいるとの見方もある。

 「何処の専門家がそんな事言ってるんだ?」ですね。俺の知る限りそんな専門家はいませんが。中国は公式には勿論「北朝鮮の核保有を望んでない」と声明してるし、一応、安保理制裁にも賛成してる。
 どう見ても「核保有は望んでないが、北朝鮮の崩壊も望んでないのでうまい手が打てない」「最悪の場合、核保有容認も考慮してるが積極的に認める気はない」でしょうね。
 つうかなんで北朝鮮が核保有すると中国の地域における影響力が強くなるのか。さっぱり言ってることが分かりません。つうか中国は経済大国なんだから、基本的に「地域における影響力」は今充分大きいでしょうに。


東京新聞『「米朝対話へ助言すべき」 日朝平壌宣言から15年 蓮池透さんに聞く』
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201709/CK2017091702000110.html
1)日朝対話以外に拉致解決の道はない
2)しかし、米朝が対話せず対立している状況で日本が「日朝対話したいんです」といっても北朝鮮が相手してくれるか疑問。北朝鮮は「日朝間で何か合意しても米国に批判されたら日本はひっくり返すんじゃないのか」と疑念を持つだろう。米国も日本に反発する
3)大体、米朝戦争なんて最悪の事態になったら拉致被害者が死亡する
4)だから日本が米朝対話の方向で動くべきだ
という蓮池透氏です。
 あくまで彼の問題意識は「拉致解決」であって「核ミサイル問題」など、それ以外ではないわけですが正論だと思います。

インタビュアー
 薫さん*10との会話は。
蓮池
 「弟とはいろいろと話すが、対外的には言えないことも多いようだ。」

 まあそりゃそうでしょうね。

インタビュアー
 家族会事務局長として北朝鮮に圧力をかけよ、と強硬な発言が目立ったが、最近は対話を重視するなど姿勢が変わった。
蓮池
「支援組織『救う会』の幹部が『北朝鮮をつぶせ』と叫ぶのを見て、これでは右翼の街宣と変わらないと思った。路線が違い家族会を実質的に除名された。拉致問題が在日いじめやヘイトスピーチの理由にも使われている」
インタビュアー
 (ボーガス注:『拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々』(2015年、講談社)や『拉致と日本人』(共著、2017年、岩波書店)という)安倍政権を痛烈に批判する本も出版した。
蓮池
 「拉致問題は、北朝鮮はけしからんという材料にさんざん政治利用されてきた。解決のためにできることを全てやっているのか、疑問だ」

 これまた全く同感ですね。


■フジテレビ『「年内に“着地の方向”が見えてくる」 拉致問題のキーマン・飯島勲*11を直撃』
https://www.houdoukyoku.jp/posts/18199
 「解決」ではなく「解決の方向性」とぼかしている飯島氏ですが、「方向性」であってもとてもそうは思えないんですが。それはともかく飯島氏が

・飯島氏によると、事態打開の1つの鍵となるのが、暗礁に乗り上げたままの日本人拉致被害者の再調査だという。
・飯島氏は、「(再調査の結果を)もらって初めて、どういうものかというのが出てくる。すり合わせをやったうえで、最後の判断は、首相が訪朝すると」と語った。
・飯島氏によると、具体的には明かせないものの、日本も北朝鮮とさまざまな外交チャンネルを通じて、水面下での交渉を行っていると説明。

としている点が重要ですね。交渉でしか拉致問題は解決しないわけです。


毎日新聞『拉致・国民大集会:被害者家族高齢化「もう待てない」』
https://mainichi.jp/articles/20170918/k00/00m/040/051000c

 07年まで家族会の代表を務め、集会に毎回のように出席していた横田めぐみさん(行方不明時13歳)の父滋さん(84)と母早紀江さん(81)夫妻は初めてそろって欠席した。高齢による体調不安が理由という。
(中略)
 滋さんは、ややたどたどしい口調で「めぐみちゃんと早く会いたいです」とだけ話した。

相当体調がやばそうですね。

「決して埋没はさせない。内閣の最優先課題として解決にあたっている」。
 安倍晋三首相のこのあいさつの途中には、会場から女性の声で「何年たっているんですか」との声が飛んだ。

 こうした野次の存在は、巣くう会の集会報告や産経記事には絶対に書かれないことですが、救う会関係者のなかですら安倍への不満、不信が表面化してるわけです。

 「救う会」(西岡力会長)の決算報告によると、同会に寄せられる支援金は、03年の6106万円をピークに、06年以降は5年連続で減少。11年には1400万円にまで落ち込んだ。

 むしろ未だに1400万集まることに驚きますが、まあ、日本会議などお仲間ウヨ団体も冷たいんでしょうね。


■ちきゅう座『ベオグラード*12平壌、Jアラート』<岩田昌征*13(いわたまさゆき):千葉大学名誉教授>
http://chikyuza.net/archives/76632

 ここに参考に値する発信がある。日本独立国士・木村三浩*14が発行する(ボーガス注:木村氏が代表を務める一水会の)月刊紙『レコンキスタ』(平成29年9月1日)に清水信次氏は次のように語る。
「かつてのABCD包囲網に苦しめられたように北朝鮮は国際的な包囲網に追い詰められています。トランプ大統領は『中国もロシアも制裁には賛同した。北朝鮮に対して大きな財政的打撃となる!』と、いわば自画自賛していますが、追い詰められたものが最後に何をするでしょうか。歴史は何を語るか。日本人こそ、その歴史を誰よりも実感しているでしょう。かつての大東亜戦争ABCD包囲網を敷かれ、経済的に困窮した日本が、中国から撤兵する道を選んだでしょうか。否、日本は軍事的劣勢である事を承知しながらも、米英と対決する道を選びました。それを自らの体験で知っている日本人は、戦争への道を避けようと思えば、トランプ政権の尻馬に乗るべきではありません。むしろ、歴史の教訓を米国に教え、説いて聞かせなければならないのです。日本は、北朝鮮に対する制裁に参加するのではなく、米朝間で対話する窓口として、仲介役を務めるべきなのです。それがアジア外交論者である河野太郎外相の手腕にかかっています。」
 その通りだと思う。

 小生も興味深いと思ったので紹介しておきます。
 木村氏というのは鈴木邦男*15が創設した新右翼団体「一水会」の現在の代表です。著書『スゴイぞ! プーチン:一日も早く日露平和条約の締結を!』(2017年、鹿砦社)といい、岩田名誉教授が紹介する記事(米朝交渉の訴え)といい「やや特異な右翼」とはいえるでしょう。まあ、マリーヌ・ルペン『自由なフランスを取りもどす:愛国主義か、グローバリズムか』(2017年、花伝社*16)なんて本の出版に木村氏は編者として関わってますから明らかに右翼ですし、小生はルペンの支持者・木村氏を褒める気はないですが、この米朝交渉論は「是々非々」で評価します。
 清水氏というのは誰かというとググると分かりますが「株式会社ライフコーポレーション代表取締役会長」です。
 ウィキペ「清水信次」曰く

 食品スーパーマーケット「ライフ」を興し、売上高4,700億円という日本最大の食品スーパーマーケットチェーンを一代で築いた。中内功*17鈴木敏文*18岡田卓也*19らとともに戦後の流通業界を牽引した人物である。

そうです。
 一水会機関紙に登場と言う事予想つきますが、ウィキペ「清水信次」によれば

天皇、首相の靖国神社公式参拝を求めており、これを非難する中国や韓国、北朝鮮に対し「外国にとやかく言われる筋合いは無い」と反発していた。ただしその後、著書『惜別 さらばアメリカ』(2009年、経済界)においては中曽根政権の靖国参拝について批判的に書いている。
 また、長らく台湾財界人との交流があり、台湾を支持していたが、近年は台湾への言及は無く、もっぱら中国への言動が目立つ。著書『惜別 さらばアメリカ』(2009年、経済界)において、日韓協力委員会(後述)をモデルとした日中協力委員会設立に向け2007年(平成19年)8月以来、王毅駐日大使(現在、中国外相)と会談を重ね、日本と中国の協力団体設立を実現する方向で約束をしたことを著書で述べている。また、日中協力委員会の設立には残りの人生すべてを賭ける覚悟とも述べた。
・清水は岸信介元首相が昭和44年に創立した日韓協力委員会の理事長を設立当初より続けている。2009年(平成21年)6月には、韓国政府から修交勲章光化章を受章した。
・ビジネスにおいては、ヤオハン(経営破綻し現在はイオングループ)など同業他社の中国等への進出も少なくないが、清水は「大東亜戦争の敗北によって、満州・朝鮮の日本人資産はことごとく失ってしまった。そういう歴史を見ているので進出はしない」と述べており、ライフの海外出店は行わない方針である。また周辺諸国との商慣行の相違にも注意を促している。

だそうです。
 また、産経記事曰く

http://www.sankei.com/column/news/150821/clm1508210008-n1.html
・特に影響を受けたのは岸信介*20先生、福田赳夫*21先生、中曽根康弘*22先生、大平正芳先生、竹下登*23先生。特に竹下先生とは兄弟のようなつきあいでした。
・私ももう90歳、寿命もあとわずかだ。家でじっとしていたら衰えて終わるだけ。だから月次の会議などにも可能な限り足を運ぶし、毎朝会長室に出勤して昭和天皇の写真と軍服に挨拶している。私は、陛下が8月に終戦を決断してくれたおかげで助かった*24のだから。

だそうです。
 まあ、清水氏と似たようなこと(北朝鮮を追い詰めるべきではない)は
■リベラル21『効目のない国連決議、危機を深める安倍従属外交』阿部治平
http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-4093.html
■ちきゅう座『「力と力」じゃ出口なんてない 戦争を知らない大人たちへ―丹羽元駐中国大使−』
http://chikyuza.net/archives/76491
で阿部治平氏丹羽宇一郎・元伊藤忠会長(元中国大使)も言ってました。勿論全員北朝鮮シンパではありません。


■【佐藤優*25の世界裏舞台】米、北朝鮮の核保有黙認の上で大陸間弾道ミサイル開発阻止か 日本には好ましくない方向に
http://www.sankei.com/world/news/170917/wor1709170015-n1.html

 さらに骨抜きにされているのが公海上での臨検だ。〈石炭などの密輸を防ぐため、公海での貨物船の臨検措置も規定。貨物船が、禁輸品目を運んでいるという合理的な情報がある場合は貨物船の属する「旗国」の同意のもと、加盟国が臨検を行うことを要請した〉(同)。

 佐藤の指摘を信じるならば「旗国」、つまり「船の国籍国」がたとえば「北朝鮮と関係の深い」中露の場合、よほどのことがない限り「臨検したい」といっても「不当な要求には従わない」で蹴飛ばされて終わりなので、完全に抜け穴になるだろうつう事です。

 米朝全面戦争を避けるためにトランプ政権が北朝鮮の核保有を黙認した上で、大陸間弾道ミサイルの開発を阻止することで妥協する可能性がまったくないとはいえない。
 状況は、わが国にとって好ましくない方向に進んでいるように思えてならない。

 「お前は米朝全面戦争の危険を冒してまでも制裁強化で核廃棄させたいのかよ!」ですね。どんだけ命知らずなのか。小生はヘタレで腰抜けなのでそう言うのはノーサンキューです。
 「ICBM開発阻止の為に敢えて核保有を認める」で全くOKです。


■産経【主張】小泉訪朝15年 長く残酷な日々に決着を
http://www.sankei.com/column/news/170917/clm1709170003-n1.html
 で産経が何を言うかと言えばいつも通りの制裁路線です。「それで解決しないから15年経ったんだろうが!」と全く呆れます。


■産経【北ミサイル】金子勝*26・慶応大教授が「ミサイル発射は安倍首相のせい」 ツイッターに投稿
http://www.sankei.com/politics/news/170916/plt1709160017-n1.html
 金子氏の「北朝鮮を煽る安倍」という主張を「ミサイル発射は安倍首相のせい」と表現し金子氏が北朝鮮を免罪しているのかのように印象操作するのはデマも甚だしいですが、まあ、産経やその類友連中には常識が通用しませんからね。

金子教授は、安倍首相がインドで歓待を受けたのも気に入らないのか、
「今、核軍拡の最も危険なのはインドとパキスタンだ」「それなのに、条約に反対するインドに原子力技術を提供する」(要旨)

 こじつけにしても産経はレベルが低いですね。なんで「インドとパキスタンの核拡散は脅威だ」「にもかかわらず何故安倍はインドに原子力技術供与を計画するのか」というと「安倍がインドで歓待を受けたことが気にくわない」になるのか。

金子教授は日本のマルクス経済学者

 まあ別に「マルクス」と書いたっていいんですが、産経の場合「左翼だから安倍批判する」云々というこじつけであることが見え透いていますからね。別に金子氏の安倍批判は左翼でなくてもあり得る批判です。
 むしろ「北朝鮮核兵器持ってはいけないがインドならいい」なんて産経の方が筋は通らないでしょう。


■産経【単刀直言】石破茂*27・元防衛相 「核の傘」実効性検証を 北が半島統一の悪夢…どう防ぐ?
http://www.sankei.com/politics/news/170915/plt1709150083-n1.html

 フランスは、ドゴール大統領が「同盟は共に戦うものだが、決して運命を共にするものではない」という言葉を残したように、米国がどれだけ反対しても独自の核を開発した。

 ドゴールの場合、1964年に中国と国交樹立(1950年の英国*28に次いで西欧諸国で2番目)したり、1966年にNATO軍事部門脱退したりと相当独自外交なのでその核開発を「核開発だけとりだして評価する」のはおかしな話です。

 北朝鮮主導の統一国家が誕生することは、わが国にとって最大の悪夢だ。

 「そんなもんできるわけねえだろ、バカ」ですね。


■フジテレビ『北朝鮮と対話してはいけない3つの理由』平井文夫解説委員
https://www.houdoukyoku.jp/posts/18276
 まず第一は「制裁は効果がある」だそうです。まずここからしてウソですね。もちろん制裁は痛いでしょう。痛くないわけがない。それなりに痛いから北朝鮮は反発するわけです。ただし制裁は中露の経済支援もあって「ICBMなどの開発を中止させることができなかった」んだからそう言う意味では効果はない。
 プーチン流に言えば「草を食ってでも開発する覚悟」のわけです。
 第二が「年明けにも米軍が軍事介入するかも」だそうです。「はあ?」ですね。
 「制裁に効果がある」といいながら「米軍が軍事介入するかも」というのは理屈として滅茶苦茶です。制裁に効果があるなら米国には軍事介入する動機がないからです。一方で軍事介入を考えるのならば制裁は効いてないことになる。まあ、軍事攻撃した場合のリスクを考えたら「制裁が効いてなくても」、さらなる制裁強化ならまだしも軍事介入なんかしないでしょうけど。
 つうか米国の軍事介入を望むとはフジテレビは正気なんでしょうか?
 第三が「喧嘩は相手の嫌がることをやれ!」だそうです。
 「え、北朝鮮問題って喧嘩だったの?」ですね。さすがにトランプや安倍ですら建前の世界ではこんな事言わないでしょう。
 つうかこの理屈だと日本ウヨが嫌がることをやってる「中国の南京事件資料ユネスコ記憶遺産登録申請(実施済み、実際に登録された)」「中韓による安重根記念館(ハルピン)の設置(実施済み)」「韓国の慰安婦像設置(実施済み)や慰安婦資料ユネスコ記憶遺産登録申請(実施予定)」「北朝鮮のミサイル実験(実施済み)」「ロシアの北方領土特区指定(実施済み)」などは「政治的に」大変正しいのでしょう(皮肉のつもり)。
 一方でその理屈なら北方領土問題では安倍政権がすすめてる「日露経済交流ではなくて」、北朝鮮のようにロシアを日本が制裁措置で痛めつけることこそが「領土問題解決の早道」でしょう(これまた皮肉のつもり)。

 これらは北朝鮮シンパが、対話に持ち込むために宣伝しているものなので、決して騙されてはいけない。

つうのも酷いですね。
 「つうことはドイツのメルケル*29首相や、スイスのロイトハルト*30大統領、カーター*31元米国大統領、オルブライト*32国務長官蓮池透・元拉致被害者家族会事務局長*33清水信次・ライフコーポレーション会長*34って北朝鮮シンパだったんか?。知らなかったわあ!(皮肉)」ですね。
 むしろ「交渉派に北朝鮮シンパのレッテルを貼り付けるフジサンケイ」こそ「だまされてはならない」でしょう。


■現代ビジネス『「北朝鮮がどこにあるか知らない人が7割」アメリカのヒドい現実』(ロバート・ボイントン*35ニューヨーク大学教授)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/52900

 今年5月、ニューヨーク・タイムズが行った調査によると、地図上で北朝鮮の位置を正しく示すことができたのは、回答者のわずか3分の1ほどだった(なかにはトルクメニスタンの位置に丸印をつけた者もいたそうだ)。
 さらにダメ押しとも言えるのが、8月に放送された深夜のトーク番組。
ハリウッド中心街を歩いていた人たちに、司会者が「アメリカは北朝鮮に対して軍事行動を起こすべきか」と尋ねたところ、全員が「イエス」と回答。そしてその質問のすぐあと、地図上で北朝鮮の位置を指し示してもらったところ、誰一人として正解者はいなかった。知らない場所を空爆するのはたやすい、ということなのだろう。
 このように、アメリカの最も残念な国民性の一つが、「無知」と「確信」を同時に受け入れてしまう能力である。その観点からすると、ドナルド・トランプは歴代大統領のなかで最もアメリカ(国民)的である、と言っていい。

 『アホでマヌケなアメリカ白人*36』『アホの壁 in USA*37』といったところでしょうか。
 せめて「ほとんどの人間は、韓国と位置関係を間違えただけ」と思いたいところですがその辺りこの記事だけではよく分かりません。
 ただ「アホで間抜けなアメリカ人」に「でかい面されたくない(冗談抜きでマジで怖いから)」とは改めて思いました。


■産経【北ミサイル】北朝鮮への軍事行動、米国民の58%が支持 「平和解決できない」25ポイント大幅増 ギャラップ世論調査
http://www.sankei.com/world/news/170916/wor1709160020-n1.html
 事実ならまあ物騒な国民としか言いようがありません。そして米国がこうした「物騒な国」だからこそ北朝鮮は軍拡するのですが、まあ、そう言う認識は「アホで間抜けなアメリカ人」にはないのでしょう。アメリカ人がバカなのは「アメリカが大国でない限り」どうでもいいのですが、「無駄に大国」なので困ったもんです。


■産経『拉致訪米団、国連安保理各国と会談 北の統治資金源遮断を訴え 弾道ミサイル発射の報に緊張 拓也さん「北は破滅に向かっている」』
http://www.sankei.com/world/news/170915/wor1709150123-n1.html
 どの辺りが破滅に向かってるんだかさっぱり分かりません。どっちにしろこんなことを言っても何もどうにもなりません。


毎日新聞曽我ひとみさん「拉致関心薄れている」会見で危機感訴え』【堀祐馬】
https://mainichi.jp/articles/20170914/k00/00m/040/124000c

 最近は署名活動のため街頭に立っても署名が集まりにくくなってきたとし、拉致問題を知る国民は多いものの「『じゃあ私たちに何ができるの』とか、以前よりは積極性が薄れてきた感じはある」と指摘。

 「今頃何、暢気な事言ってるんだ?」ですね。「署名したって成果が見えない」のなら署名は減っていくでしょう。何も拉致に限った話ではない。

 長年続けている小中学校での講演に参加してくれる生徒・児童は「帰国後に生まれた子どもたち」になったものの、話せば熱心に耳を傾けてくれるため「これからもずっと続けていきたい」と述べた。

 やりたければやればいいでしょう。止めはしません(ただし中学生以上ならともかく未熟な小学生相手にやるのは政治的に問題ではないかと個人的には思いますが)。
 しかし選挙権もない彼ら相手にそんな事をやって拉致の解決に役立つのか。「役立たないこと」は明白でしょう。曽我ひとみという人物は完全に迷走しています。まあ俺的に彼女が評価できるのは報道を見る限り夫や娘を巻き込んでいないで一人でこうしたことをやってることですね。


■産経【北ミサイル】鳩山由紀夫*38元首相がツイッターで持論を展開 相次ぐ北朝鮮の挑発にも「対話の道を」「飛んで来ない環境を作ること」
http://www.sankei.com/politics/news/170915/plt1709150049-n1.html
 「どう対話するのかという方法論」や「彼が首相時代、そうした対話路線だったのか」はともかく主張自体は全く正論です。


週刊文春前原誠司*39民進党代表と北朝鮮美女“親密写真”を入手』
http://bunshun.jp/articles/-/4105
 1999年に訪朝した前原が現地の女性ホステスと写真を撮ったつうだけの話を「ハニートラップではないか」と根拠レスで思わせぶりに書いてるだけの駄記事です。
 「シロアリ発言」前原が大嫌いな俺ですが、個人的にはこんな事で前原を批判する気は全くない。むしろ個人的に興味のあることは「1999年」といえば拉致問題とか核開発問題とかいろいろ騒がれ始めた時期であってそう言うもんがほとんどでていなかった1980年代以前とは状況が違うわけであって左派政治家ならともかく改憲右派政治家の前原がなんで訪朝したのかが非常に不思議です。支持者と訪朝つう事は「支持者=北朝鮮の海産物を輸入してる業者(当時は制裁とか未だありませんので)」とかそういうんでしょうか。
 残念ながらその辺りこの記事を読んでもさっぱり分かりませんが。それはともかく、あまりにもデタラメなことを書くと前原が名誉毀損で文春を訴えると思いますね。つうか読売のバー通い報道に続く「官邸の仕込み?」感が否定できません。

【追記】

島田洋一‏ @ProfShimada
 前原は対北経済制裁の緩和を求める(ボーガス注:国会?)質問や演説を何度も*40している。ハニートラップの影響がどの程度かは分からないが、いずれにせよ不見識な男だ。

 島田らしい不見識なツイートです。まあ前原氏が島田なんて小物を相手にするとも思えませんが、名誉毀損で訴えられても文句は言えないでしょう。しかし福井県立大学も良くこんな奴を教員にするもんです。


黒坂真の与太を嗤う

黒坂真さんがリツイート
ことりん‏ @Braveymithra
 加計学園は、愛媛の悲願に応えて大学を作ってくれようとしただけの善意の第三者です。それを、園長*41安倍総理の親友だからと『アベおろし』のために疑獄事件にでっち上げた。それが、事の真相です。

 やれやれですね。黒坂といい島田といい、荒木といい、西岡といい、救う会界隈、拉致界隈はよくもまあ詭弁で加計森友疑惑追及を誹謗中傷できるもんです。何処まで安倍に甘いのか。まあ救う会連中、拉致右翼連中がこういう非常識だからこそ「拉致運動は非常識極右→関与したくない」と世間に思われて拉致問題が風化するわけですが。

http://blueribbonasiya.blogspot.jp/2017/09/2319169.html
 左翼人士は、米日、米韓と北朝鮮が対決することになった場合、北朝鮮が勝利することを望んでいるのかもしれません。

 あまりにバカバカしいので怒ったり呆れたりするよりも吹き出しました。まさか黒坂も本気でいってる訳じゃないでしょう。
 大体、北朝鮮と米国が戦争したら、北朝鮮が勝てるわけがありませんしねえ。そんなことは左派だって分かってるわけです。しかし黒坂も「自分でも信じてないデマカセ」で左派誹謗とは全く愚かな男です。

【追記】
 「うかつにも後で気付いた」んですが、それとも黒坂の言う勝利ってのは政治的勝利ですかね?
 まあそれだったら「敢えて言えば」望んでると言えなくもない。
 なぜなら黒坂のようなウヨの場合、俺のようなハト派が評価する「カーター訪朝による米朝合意」「金大中盧武鉉時代の太陽政策」などは「北朝鮮の政治的勝利」と理解されるからです。ただそれ単に黒坂の価値観に過ぎませんからねえ。
 その黒坂の価値観ならおそらく「米キューバ国交正常化」はキューバの政治的勝利に、「イラン核合意」はイランの政治的勝利になるでしょうが「君がそう思うならそれでいいんじゃない?」で終わる話です。もちろん北朝鮮キューバやイランの希望がある程度かなってる以上「彼らの全面的敗北」ではないですが、「彼らが全面的勝利した」つう話でもない。
 戦争のような最悪の事態を避けるため米国と「キューバ、イラン、北朝鮮」がお互い妥協して「ある意味ではお互い勝った」し「ある意味でお互い負けた」という話に過ぎないわけです。


■産経【北ミサイル】政府がJアラートのメッセージ一部変更 「頑丈な建物」→「建物の中」への避難に ミサイル通過に「どこに逃げていいか…」住民要望踏まえ
http://www.sankei.com/politics/news/170914/plt1709140026-n1.html
 やれやれですね。「コンクリづくりの頑丈な建物なんか田舎にない」といわれたら「建物の中に変更」だそうです。そんなメッセージに意味があると果たして言えるのか。


■産経『韓国、北朝鮮への8億円超の支援を検討 「政治状況と人道支援は別」』
http://www.sankei.com/world/news/170914/wor1709140029-n1.html
 あくまでもユニセフを通した人道支援ですから、仮に制裁を支持する立場でもむしろ「支援を支持すべき」でしょう。批判する一部韓国右派の方がおかしい。


■【産経抄鳥取城での豊臣秀吉のようにはいかぬ 北朝鮮への兵糧攻めの難しさ 9月14日
http://www.sankei.com/column/news/170914/clm1709140003-n1.html

 秀吉に降伏した経家は自害して、城兵たちの命を助けた。

 鳥取城の兵糧攻めなど持ち出す辺り「産経は北朝鮮への経済制裁についてまともに理解してないんじゃないか」と疑いたくなりますね。
 鳥取城の場合、「落城させること」が目的の訳です。しかし北朝鮮の場合はそうではない。少なくとも「建前」は「核ミサイル開発の放棄」が目的です。
 また鳥取城落城の場合は人が餓死しても構わない(むしろ死んだ方が厭戦ムードが高まっていい)わけですが、国連制裁はそういうもんではない。だからこそ国連制裁の一方で水害などでの北朝鮮人道支援が国連によってされるわけです。
 なお、ウィキペ「吉川経家」によれば毛利一門である経家*42を自害させてもかえってデメリットと考えた秀吉はもともと鳥取城を支配していた武将「森下道誉・中村春続」の自害だけでよいとしたのを、「武将としての誉れ」を理由に経家も自害したそうなので、「自害して、城兵たちの命を助けた」というのはややミスリーディングな文章のようです。

朝鮮学校を高校授業料無償化の対象にするなど論外である。東京地裁は昨日、朝鮮学校の除外は違法とする、卒業生らの賠償請求を退けた。北朝鮮の独裁者を賛美する教育は今も続いている。当然の判断である。

 大阪地裁で違法判断がでていること、各地の弁護士会や国連人権委員会、国連高等弁務官が「違法の疑いが強い」と批判していることを考えれば全然「当然の判断」ではありません。
 むしろ「国敗訴を避ける傾向が強い」「権力に甘い、弱い」日本の裁判所がまたその「恥ずかしい歴史に1ページを加えた愚かしい不当判決」というべきでしょう。どっちにしろこんなことは国連安保理決議とは関係ありません。


■リベラル21『効目のない国連決議、危機を深める安倍従属外交』阿部治平*43
http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-4093.html

 イラクリビアの政権がアメリカの手によって潰された*44とき、サダム・フセイン*45は絞殺され、哀れにもその一族も殺された。カダフィ*46は銃撃戦の末捕えられ惨殺された。北朝鮮の金氏集団がこれを避けようとするのは自然のなりゆきだと私は思う。
(中略)
 私は、今回の国連制裁決議よりも実効ある方法は中国の提案だったと思う。中国は「(北朝鮮の核実験・ミサイル発射と米韓による軍事演習の)『双方暫定停止』、そして対話を通じて各当事国の安全保障上の関心をバランスよく解決する」ことが必要だという
 これは日米韓側からすれば、合同軍事演習の中止だけでなく、とりあえずは北朝鮮の核保有を認めざるをえないことを意味する。だが、それでも仕方がない。国際社会はイスラエルやインドやパキスタンの核を非難していないのだから、北が核を持つという状況を一時的になら認めてさしつかえはあるまい。日本が北のミサイル攻撃目標になるよりずっと賢明な方法である。
日米両国政府はこの現実をあるがままに認めて、そのうえで対応策を練るしか手はないと思う。

 大いに共感するので紹介しました。発言者の阿部氏が「その日頃の言動から見て」北朝鮮シンパではあり得ない点が重要でしょう。阿部氏の中国認識には異論大ありな俺ですが彼の北朝鮮問題での認識にはかなり共感します。
 むしろ「何故こうした現実的態度が中国相手に阿部氏は取れないのか」と思うほどです。


■ちきゅう座『「力と力」じゃ出口なんてない 戦争を知らない大人たちへ―丹羽*47元駐中国大使−』
http://chikyuza.net/archives/76491

丹羽:
 北朝鮮は核を保有しないと(ボーガス注:米国の先制攻撃で)生存が脅かされると考えている。生存するには持たざるを得ないというわけです。世界で核兵器を持っているのは、米ロ中英仏の核5大国とイスラエル、インド、パキスタン北朝鮮ですね。
 核5大国は核兵器禁止条約を批准していないのに、北が核実験をすると「けしからん」と言って懲らしめる。それは納得できないでしょう。自分たち以外は一切核保有を許さないというのは、傲慢です。
(北の核保有は)良くないし、誰も弁護しないのは当然です。でも「やめろ、やめろ」と言うだけで、金正恩はやめますか?それなのにやめないからと言って「力と力」で懲らしめようとする。それを「出口なき戦略」というんです。続ければ確実に国を破滅に導く。
「出口なき戦略」を続けたら、その結果何が起きるか。まず大量の北朝鮮からの難民が中国、韓国、日本に押し寄せます。そこまで想定しているのでしょうか?
インタビュアー
 国連安保理で中国に制裁強化のため石油輸出停止を求める声が高まっています。
丹羽:
 「てめえ、やるぞ」と言えば、「北風と太陽」の童話じゃないが、北はますます固くなる。何が起きるか。難民の発生です。これがなだれ込んだら230万人の朝鮮系民族を内に抱える中国はたまったものではない。今でも北朝鮮がばっと動けば、国境地帯の何十万の人民解放軍がすぐ動きますよ。
 中国に石油禁輸のプレッシャーをかけているが、第二次大戦前、石油などの物資供給を止められた日本に対し、中国からの撤退を迫った米国務長官ハルが突き付けた「ハルノート」と日本を思い出してください。石油を絶たれ、本格的戦争へ突入せざるを得なくなった。
 いま、日本の新聞は北朝鮮への石油禁輸を主張しています。第二次大戦の時日本は「窮鼠猫を噛む」状態になった。それを経験している日本が、北朝鮮に同じことをやれと言っているに等しい。
インタビュアー
 大使在任中は、尖閣に始まり尖閣に終わりました。漁船衝突事件は(中略)漁船をすぐ追い返すか、2004年の小泉政権時代に尖閣に上陸した中国人活動家7人を2日後に国外退去させた前例に倣うべきだったのではありませんか。
丹羽:
 小泉さんの時のように、すぐ釈放すればよかったんですよ。
(中略)
 でも当時の民主党政権は政治判断できなかった。
(中略)
 民主党は外交に疎いほとんど素人集団だから、島の問題もあまりシリアスに考えていなかったのではないでしょうか。野田さんの国有化だって、中国側にしてみれば胡錦涛国家主席の顔に泥を塗られた。こんなことは中国共産党史上初めてのことです。中国のトップがやめてくれと言ったのに、真逆をやった。
(中略)
 国有化について何か発言すると「お前は親中派だ」と言われるが、領土は(係争の対象になると)何の役にも立たない。
 北京の大使館が知らない中で、野田首相が9月8日にウラジオストク胡錦涛*48国家主席と立ち話をした。胡氏から「国有化だけはやめて欲しい」と言われたのに、2日後に国有化の閣議決定をする。大使館は全く知らされなかった。新聞で知り、(ボーガス注:当時大使だった私は)大使館の幹部を集めて「誰か知っていたか」と聞いたら誰も知らない。
 石原さん*49が購入して灯台を建てるなどいろいろやると大変だから、国有化を決断したという。「国内問題にすぎない」という理屈は外交では通りません。そんなことぐらい政治家なら分かるでしょう。いまだに明確な答えがなく(国有化に)納得していません。
インタビュアー
 当時、自民党政権だったらうまい処理ができたと思いますか?
丹羽:
「たら・れば」の話だからなあ。でも石原さんが言ったからといって、閣議にすぐかけて大使館にも連絡せず国有化することはしなかったでしょう。(ボーガス注:安倍自民ならともかく田中角栄*50大平正芳*51など昔のまともな)自民党だったら。

 大いに共感するので長くなりますが紹介しました。発言者の丹羽氏が「元伊藤忠会長」、つまり金儲けを重視する財界人であり左派ではない点が重要でしょう。


■産経『朝鮮総連傘下の金剛山歌劇団、仙台公演中止に 資金不足か』
http://www.sankei.com/affairs/news/170913/afr1709130002-n1.html

 同歌劇団の仙台公演をめぐっては、市議会6月定例会の一般質問でも追及されていた。
 渡辺拓市議(自民)は、昨年9月に同歌劇団が市内の公共施設で公演したことを念頭に、「団体公演のパンフレットに『仙台市議会議員』の肩書を明記して広告を出していた議員がこの議場に存在する」と指摘。その上で、「わが国を核で恫喝し、同胞を拉致する無法国家に対して、日本政府が経済制裁をするなか、支払った広告料がどのように使われるか想像したことがあるか」と訴えた。
 関連して、野田譲元議長(自民)は同定例会で「(発言内容が)事実であるなら、公職選挙法に関わらないのかどうか、調査をしてほしい。選管なりに調べていただくよう要請する」と正副議長に求めた。これを受け、岡部恒司議長(当時)は産経新聞の取材に「広告を出した市議*52に注意した」とし、「『もうやらない』と応じている」と語った。

 バカバカしい。歌劇団北朝鮮と直接の関係などないでしょうに。
 支払った広告料は普通に考えて「歌劇団の運営」にしか使われないでしょう。渡辺拓市議(自民)らが「歌劇団の運営自体が許せない」つうなら話は別ですが。つうか実際には「歌劇団自体を敵視してる」のでしょうが。
 こうした嫌がらせもあって資金不足と言う事らしいので実に日本人として恥ずかしい。


■産経【朝鮮学校無償化訴訟】東京地裁で判決 広島・大阪に続き全国3例目
http://www.sankei.com/affairs/news/170913/afr1709130005-n1.html
 2017年9/13(この産経記事の日)にいよいよ判決が出るわけです。
 「権力に甘い、弱い日本の裁判所」では不安な気もしますが大阪地裁判決のようないい判決が出ることを願っています。いずれにせよ後でコメントする予定です。

【追記】
■産経『朝鮮学校無償化訴訟、卒業生らの賠償請求認めず 東京地裁
http://www.sankei.com/affairs/news/170913/afr1709130026-n1.html
朝鮮新報
■〈東京無償化裁判〉報告集会、敗訴判決に1200人が声をあげる:怒り、口惜しさ、「次は必ずひっくり返す」
http://chosonsinbo.com/jp/2017/09/170914kh/
■<東京無償化裁判>正義が実現されるまで闘い抜く/東京朝鮮学園声明
http://chosonsinbo.com/jp/2017/09/il-1247/
■国家権力への媚、あるまじき身勝手な論理:東京地裁判決を糾す/河津聖恵
http://chosonsinbo.com/jp/2017/09/0919ib/
 危惧はしていましたがこうなると怒りと悲しみを禁じ得ませんね。控訴の結果、まともな判決が出る事を期待したいところです。いやそもそも判決などでなくても、「ポスト安倍政権」が無償化除外のような無法を辞めれば済む話ですが。
 なお、こうした判決が出ても、ツイッター等で何一つ批判コメントしない癖に、以前「朝鮮学校無償化除外に私は反対です」などと心にもないデマカセをツイッター等でほざいた石丸次郎と「石丸を大阪オフィス代表にするアジアプレスを俺は「人間のくず集団」として心底怒りを覚えています。
 本気で石丸が無償化除外批判派なら「何度も何度も」裁判判決が出たときなど、機会があるごとに無償化除外を批判せずにはいられないでしょう。


■産経【主張】対北制裁決議 石油禁輸の必要性消えぬ
http://www.sankei.com/column/news/170913/clm1709130002-n1.html
 産経の言う石油全面禁輸など中露が反対するからないでしょうし、そんなことをしたらむしろ北朝鮮の反発による不測の事態も危惧されると思いますがそれはさておき。
 浅井基文先生は

http://www.ne.jp/asahi/nd4m-asi/jiwen/thoughts/2017/941.html
「これで、われわれは地球上のどこにいる侵略勢力も断固と撃退し、朝鮮半島と地域の平和と安全を頼もしく守れる最強の核抑止力を備えるようになった」とする発言からは、朝鮮の核ミサイル開発計画が「国家核戦力完成の完結段階の目標を達成」したというニュアンスを読み取ることが可能です。
(中略)
 即ち、朝鮮としては、今回の水爆実験の成功によって核ミサイル開発計画が一段落を迎えたというメッセージを対外的(とりわけアメリカ)に発信しているのではないでしょうか。ということは、アメリカがこのメッセージを正確に読み取って更なる安保理制裁決議採択に暴走しない(この可能性はゼロに近い)、あるいは、このメッセージをくみ取った中露がアメリカの暴走を押さえ込んで決議採択を阻止すれば、朝鮮としては少なくとも当面は更なる核ミサイル活動を行わない用意があるということを発信している可能性がある、というのが私の理解です。

としており小生も同意見だったので「アメリカの要求をランクダウンさせたとは言え」、中露が制裁強化に賛成したことが非常に残念です。
 中露としては「米国、北朝鮮双方の顔を立てたつもり」かもしれませんが
1)米国は要求が100%は通らなかった(ある程度は通ったという意味で北朝鮮と違ってメリットはあるが)
2)北朝鮮は制裁の現状維持ならまだしも、制裁強化されて少なくとも「制裁という意味では」不利益
ということで双方共に中露への不満を高めるだけじゃないですかね。
 で、この制裁で「北朝鮮が頭を下げてくればいい」ですがそうでなければ、また米国が制裁強化を要求してくることになるわけです。その辺り中露はきちんと計算してるのか。
 「米国の要求をランクダウンさせて北朝鮮の暴発を避ける」路線は「北朝鮮or米国」が途中で柔軟化しない限り限界が出てくると思いますがその辺り中露はどう考えてるのか。
 「最終的には米国の要求に反対します」つうなら「今回決議採択に反対しても良かったんじゃ」と思います*53し、一方で「最後の最後には米国の要求をのむ」のなら「制裁だけでは解決しない、という主張は何だったんだ」つうことにもなります。


NHK拉致被害者 地村保志さん 小泉元首相と13年ぶり面会』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170908/k10011132111000.html
■フジテレビ『拉致被害者・地村さん、小泉元首相と面会』
https://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00369844.html

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170908/k10011132111000.html
 地村さんは「ぜひ会ってお礼を言いたかった。安倍総理大臣をはじめ政府には拉致問題解決のために力を尽くしてほしい」と求めました。

 地村氏が小泉氏に会い感謝の思いを語るのに、家族会が小泉氏に会わないのは実に興味深い話でしょう。


朝日新聞田原総一朗氏、安倍首相に「冒険」を提案 その内容とは』
http://www.asahi.com/articles/ASK976FTHK97UTFK011.html

 安倍晋三首相に持ちかけた「冒険」は、北朝鮮に乗り込む日朝首脳会談だった。
 ジャーナリストの田原総一朗氏は7日、国会内で開かれた自民党国会議員の会合で講演し、北朝鮮と日米韓中ロで話し合う6者協議の復活を目指し、訪朝する案を首相に示していたことを明かした。

 まあ安倍にそんな事ができる勇気はないでしょう。田原氏が「家族会と救う会の説得は私、田原に任せて下さい」とか「私、田原には日朝交渉のパイプがあるんです」とかいうならまだしも。
 しかし田原発言が正しいなら安倍は田原氏との面会内容をあかして田原氏を非難したりはしなかったわけです。しかも「ただのリップサービス」でしょうがこの朝日記事に寄れば安倍は田原提案について「可能ならば勿論訪朝の用意はある」と好意的に応じたそうです。
 つうかそもそも「有本夫妻が民事訴訟で訴えた田原氏」を安倍が官邸に招いた時点で「家族会、救う会が安倍に反発してもおかしくない」のに安倍には「借りてきた猫のようにおとなしい」のだから家族会、救う会も面白い連中です(苦笑)。
 多分この田原発言について救う会、家族会は黙りでしょう。安倍以外の総理ならたとえリップサービスでも「可能ならば勿論訪朝の用意はある」といったら多分罵倒してるでしょうが。


毎日新聞『クローズアップ2017:南北関係、緊迫化 韓国、圧迫路線にシフト』
https://mainichi.jp/articles/20170906/ddm/003/030/041000c
ブルームバーグ『韓国の文大統領、対北朝鮮タカ派に変身−対話の呼び掛け無視され』
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-09-06/OVV0G06TTDS601
 太陽政策の復活という選挙での公約を平気で反故にする文在寅と「共に民主党」には「沖縄基地県外移設公約を反故にした鳩山民主党か!」「TPP反対を反故にした安倍自民党か!」的な怒りを覚えます。
 北朝鮮が文の思うように動く保障などないわけで「今回の核実験」など「想定の範囲に入っていて当たり前」です。それでも太陽政策を復活させる方向で動くのが本当の政治家でしょう。
 それが「斬首部隊の設置まで公言する」のではもはやお話になりません。何処が太陽政策なのか。


■産経【阿比留瑠偉*54の極言御免】「北より安倍首相が悪い」の愚 戦争したい? 戦時放送流す?…日本政府性悪説
http://www.sankei.com/premium/news/170907/prm1709070007-n1.html
 「制裁ばかりするのではなく対話外交に切り替えたらどうか?」「ミサイル避難訓練やJアラートなんか、北朝鮮のミサイル相手に役に立つのか?」「安倍は北朝鮮問題を改憲や軍拡に悪用しようとしてないか?」とは言っても「北朝鮮より安倍が悪い」なんて誰も言ってないんですけどねえ。
 阿比留の場合「安倍さんは100パー正しい」なんでそもそも話が通用する相手じゃないですが。

「無条件の直接対話が米国、北朝鮮間に必要だ。無条件の直接対話に踏み出すように求めていくことが必要だ」
 共産党井上哲士参院議員は5日の参院外交防衛委員会の閉会中審査で、こう説いていた。だが、北朝鮮に核・ミサイル*55を自ら放棄する考えが全くないのは、すでに国際常識だろう。

 「全くない」とは言えないでしょう。正確には「米国が米朝国交正常化など、北朝鮮政権転覆論を廃棄したことを形にしない限り廃棄しない」「米国ないし米国に支援された反政府派によって政権打倒され命を落としたイラクフセインリビアカダフィの二の舞は絶対に避ける」つうことでしょう。
 もちろん「米国が政権転覆論を公式に廃棄しない限り」結論的には「廃棄しない」ことになるし、今のトランプ政権では「政権転覆論廃棄」は期待薄ですが。
 なお「無条件対話」といっていたかどうかはともかく「米朝間の対話を求める」なら、ドイツのメルケル首相、スイスのロイトハルト大統領なども主張しています。

 だとすると井上氏は、日本は米国に、北朝鮮が「核保有国クラブ」の一員となることを認めるよう働きかけろと言っているのか。核保有国たる北朝鮮の脅しと要求に、唯々諾々と従う日本こそが、好ましい将来像だと思っているのか。

 少なくとも米朝間で対立が続き「戦争の危険性が完全に否定できない」のよりは「核保有国・北朝鮮*56」の方がマシだというのが井上氏、そして共産党の考えでしょう。
 政治とは「ベストが目指せないときはワーストを避ける」という現実主義で行うべきでしょう。
 共産党野党共闘だって「ベスト(共産党政権)が目指せなくてもワースト(安倍政権継続)を避ける」という判断の下、「共産党の政権参加ができるかどうか」はひとまず棚上げにして実施されてるわけです。
 北朝鮮問題では共産党が「核廃棄ができればベストだがそれができないなら戦争というワーストが回避できればいい」「とにかく米朝交渉しないとワーストが避けられないからお互い条件は付けず無条件で交渉してくれ」つう現実主義なのに、産経は「とにかくベスト(核廃棄)を目指す」と「ベストを実現する現実的、具体的方策」も示さずに放言するんだから呆れます。
 産経と井上氏と、どちらが安保外交政策において、より現実的で責任感を持ってるか、言うまでもないでしょう。もちろん共産党の井上氏の方です。
 なお、井上氏は「無条件対話を働きかけない安倍政権」を批判は当然していますが、それは「北より安倍首相が悪い」と言う話ではもちろん全くありません。

北朝鮮(に対し)、性善説のような質問ですが、何をしでかすか分からない国じゃないですか」
 菅義偉官房長官が1日の記者会見で、北朝鮮側ではなく日本政府の対応ばかり疑問視して対話を促す東京新聞の記者を、こうたしなめる場面もあった。

 東京新聞の記者は単に「日本政府は制裁ばかりするのではなく交渉したらどうか」「米国に北朝鮮との交渉を働きかけたらどうか」といっただけです。それは当然ながら「北朝鮮性善説」ではない。
 つうか東京新聞の質問にまともに答えたくなかったとは言え「何をしでかすか分からない国」つうのは酷いですね。
 「貴方はそんな国と結んだストックホルム合意や平壌宣言が今も有効で意義があるというのですか?」「それは性善説ではないのか?」と救う会辺りに言われたら菅はどう答える気なんですかね?

5日付東京新聞朝刊によると、安倍政権による憲法9条改正に反対する市民団体の呼びかけ人の一人である評論家、佐高信氏は4日に記者会見し、こう訴えたのだという。
 「再び戦争をしたい人たちを阻止していきたい」

 なお、ここで佐高氏が言う戦争は何も「対北朝鮮」に限定されません。
 現実的には「イラクやシリア、アフガンで米軍がやってる軍事作戦に日本も参加する」というのが一番あり得る可能性でしょう。

だが、筆者は安倍政権内でも自身の周囲でも、再び戦争をしたい人などただの一人も知らない。少なくとも日本では、護憲派改憲派などそれぞれの立場や考え方によって、平和を維持・確保するための方法論が異なるだけで、誰も戦争など求めてはいない。

 やれやれですね。産経が主張する「敵基地攻撃能力論」は「専守防衛ではなく」、「撃たれる前に撃つ」なんて代物ですし、産経文化人の島田洋一に至っては「実行したら戦争になりかねない」斬首作戦支持を公言しています。
 それでも阿比留曰く「改憲派ウヨは誰も戦争など求めてはいない」んだそうです。
 そして「護憲派とは方法論が違うだけだ」という阿比留ですが過去においてその「方法論が違うだけの護憲派」に対し根拠レスで「中国の手先」であるかのような誹謗をしたのは阿比留らウヨ連中です。


アメリカが北に妥協か? 国家存亡の危機!
http://kenkato.blog.jp/archives/71858895.html
 話し合いで問題が解決するならそれがベストでしょう。北朝鮮は勿論、米国、韓国だって戦争を望んではないでしょう。まあ、北朝鮮政権転覆を主張するウヨブログ主加藤にとってはいかなる形でも外交交渉は否定されますが。

・奇襲攻撃なら北朝鮮指導部無力化(つまり皆殺し)は難しくない
・奇襲でトマホーク数百発を打ち込んで、金正恩以下北朝鮮指導部を一気に消せる

 誰が考えても金正恩君暗殺など難しいでしょうによくも与太が飛ばせるもんです。

*1:著書『四大公害病水俣病新潟水俣病イタイイタイ病四日市公害』(2013年、中公新書)、『投票に行きたくなる国会の話』(2016年、ちくまプリマー新書)、『あなたの隣の放射能汚染ゴミ』(2017年、集英社新書)など

*2:厳密には「国際法上の強制失踪」概念と「いわゆる拉致」は違うかも知れませんが。

*3:それはあくまでも「建前」でしょう。海兵隊の話に限っても「最後の一人まで」なんてことが常に可能とは思えません。

*4:ブッシュ子政権でイラク駐留米軍司令官、オバマ政権でアフガニスタン駐留米軍司令官、CIA長官を歴任

*5:産経新聞ワシントン駐在編集特別委員兼論説委員麗澤大学特別教授、国際教養大学客員教授。『中国「反日」の虚妄』(2005年、PHP研究所)、『「日中友好」のまぼろし』(2006年、徳間文庫)、『外交崩壊:中国・北朝鮮になぜ卑屈なのか』(2006年、文春文庫)、『憲法が日本を亡ぼす』(2012年、海竜社)、『「中国の正体」を暴く』(2012年、小学館101新書)、『中・韓「反日ロビー」の実像』(2013年、PHP研究所)、『なにがおかしいのか?朝日新聞』(2014年、海竜社)、『古森義久オバマ習近平朴槿恵金正恩を斬る:反日勢力をのさばらせた朝日新聞と外務省の大罪』(2015年、テーミス社)などトンデモウヨ著書多数。

*6:クリントン政権国務次官補(アフリカ担当)、オバマ政権国連大使、国家安全保障問題担当大統領補佐官など歴任

*7:つうか北朝鮮にとっては在韓米軍撤退こそが「譲れない体制維持保障の一つ」かもしれません

*8:社民党副党首、党首代行などを経て幹事長

*9:クリントン政権国連大使国務長官

*10:著書『蓮池流韓国語入門』(2008年、文春新書)、『半島へ、ふたたび』(2011年、新潮文庫)、『拉致と決断』(2015年、新潮文庫)など

*11:小泉内閣首相補佐官、第二次、第三次安倍内閣内閣官房参与。著書『代議士秘書』(2001年、講談社文庫)、『政治の急所』(2014年、文春新書)、『小泉官邸秘録:総理とは何か』(2016年、文春文庫)など

*12:セルビアの首都(かつてはユーゴスラビアの首都)

*13:著書『社会主義崩壊から多民族戦争へ』(2003年、御茶の水書房)、『二〇世紀崩壊とユーゴスラヴィア戦争』(2010年、御茶の水書房)など

*14:著書『「男気」とは何か:軟弱なる時代に学ぶべきこと』(2007年、宝島社新書)、『お手軽愛国主義を斬る:新右翼の論理と行動』(2013年、彩流社)、『スゴイぞ! プーチン:一日も早く日露平和条約の締結を!』(2017年、鹿砦社)など

*15:著書『愛国者は信用できるか』(2006年、講談社現代新書)、『愛国と米国:日本人はアメリカを愛せるのか』(2009年、平凡社新書)、『右翼は言論の敵か』(2009年、ちくま新書)、『愛国と憂国売国』(2011年、集英社新書)、『公安警察の手口』(2014年、ちくま新書)、『〈愛国心〉に気をつけろ!』(2016年、岩波ブックレット)、『憲法が危ない!』(2017年、祥伝社新書)など

*16:花伝社もこんな本だしたら駄目でしょうよ。

*17:ダイエー創業者。地方スーパーに過ぎなかったダイエーを一代で全国規模のグループに発展させたが、晩年はダイエーを経営破綻に追い込んだ元凶とされ毀誉褒貶の多い人物。ダイエーは現在ではイオングループ入りしている。

*18:セブンイレブン社長、イトーヨーカ堂社長などセブン&アイ(イトーヨーカ堂セブンイレブングループ)の要職を歴任。

*19:三重県の中小企業に過ぎなかった岡田屋を全国規模のイオングループ(スーパーのイオン、コンビニのミニストップなど)に発展させた人物。イオングループ名誉会長。岡田克也民進党常任顧問(元代表)の父。

*20:戦前、満州国総務庁次長、商工次官、東条内閣商工相。戦後、自民党幹事長(鳩山総裁時代)、石橋内閣外相を経て首相

*21:岸内閣農林相、自民党政調会長(池田総裁時代)、幹事長(佐藤総裁時代)、佐藤内閣外相、通産相、田中内閣蔵相、三木内閣副総理・経済企画庁長官などを経て首相

*22:岸内閣科学技術庁長官、佐藤内閣運輸相、防衛庁長官、田中内閣通産相自民党幹事長(三木総裁時代)、総務会長(福田総裁時代)、鈴木内閣行政管理庁長官などを経て首相

*23:佐藤、田中内閣官房長官、三木内閣建設相、大平、中曽根内閣蔵相、自民党幹事長(中曽根総裁時代)などを経て首相

*24:こういう人って清水氏世代では多いようですが「あの時点で終戦しないとそもそも昭和天皇の身の安全が図れない」「そもそも開戦しなきゃ良かった」「遅くてもドイツ降伏時点(1945年5月)で日本勝利の可能性はゼロだからもっと早く降伏すべきだった(まあ個人的には1945年3月の東京大空襲や1945年4月からの沖縄戦前に降伏すべきだと思いますが)」から感謝するようなことじゃないんですが。まあいわゆる聖断神話ですよね。

*25:著書『獄中記』(2009年、岩波現代文庫)、『私のマルクス』(2010年、文春文庫)、『甦るロシア帝国』(2012年、文春文庫)、『佐藤優の沖縄評論』(2014年、光文社知恵の森文庫)、『創価学会と平和主義』(2014年、朝日新書)、『世界史の極意』(2015年、NHK出版新書)、『使える地政学』(2016年、朝日新書)、『いま生きる「資本論」』(2017年、新潮文庫)など

*26:著書『セーフティーネットの政治経済学』(1999年、ちくま新書)、『日本再生論』(2000年、NHKブックス)、『長期停滞』(2002年、ちくま新書)、『経済大転換:反デフレ・反バブルの政策学』(2003年、ちくま新書)、『月光仮面の経済学』(2004年、朝日文庫)、『粉飾国家』(2004年、講談社現代新書)、『閉塞経済:金融資本主義のゆくえ』(2008年、ちくま新書)、『新・反グローバリズム:金融資本主義を超えて』(2010年、岩波現代文庫)、『原発不良債権である』(2012年、岩波ブックレット)、『原発は火力より高い』(2013年、岩波ブックレット)、『儲かる農業論』(共著、2014年、集英社新書)、『資本主義の克服』(2015年、集英社新書)、『日本病:長期衰退のダイナミクス』(共著、2016年、岩波新書)、『ポスト「アベノミクス」の経済学』(共著、2017年、かもがわ出版)など

*27:小泉内閣防衛庁長官福田内閣防衛相、麻生内閣農水相自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣地方創生担当相を歴任

*28:「香港問題」や当時、労働党アトリー政権だったことが背景にはあるでしょう。

*29:例えば、産経【北朝鮮核実験】独首相、外交解決への関与に意欲、イラン核合意を引き合い(http://www.sankei.com/world/news/170911/wor1709110009-n1.html)参照

*30:例えば、産経【北ミサイル】スイスが仲介役に名乗り 北と「対話の時が来ている」(http://www.sankei.com/world/news/170905/wor1709050017-n1.html)参照

*31:例えば毎日新聞北朝鮮と直接対話を カーター元大統領が助言』(https://mainichi.jp/articles/20170914/k00/00e/040/217000c

*32:赤旗『対北朝鮮6カ国協議」活用求める、オルブライト元米国務長官が表明』(http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-09-18/2017091801_03_1.html)参照

*33:東京新聞『「米朝対話へ助言すべき」 日朝平壌宣言から15年 蓮池透さんに聞く』(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201709/CK2017091702000110.html)参照

*34:■ちきゅう座『ベオグラード平壌、Jアラート』http://chikyuza.net/archives/76632が紹介する清水発言を参照

*35:著書『「招待所」という名の収容所:北朝鮮による拉致の真実』(2017年、柏書房

*36:マイケル・ムーア著、2002年、柏書房→後に2007年、ゴマ文庫

*37:マイケル・ムーア著、2004年、柏書房

*38:細川内閣官房副長官新党さきがけ代表幹事、民主党幹事長(小沢代表時代)などを経て首相

*39:鳩山、菅内閣国交相菅内閣外相、民主党政調会長(野田代表時代)、野田内閣国家戦略担当相などを経て民進党代表

*40:そもそも「何度もしている」という指摘自体が事実に反すると思いますが。

*41:理事長の誤記。

*42:毛利元就の次男・元春が養子として吉川家入りし吉川家当主となったことで吉川氏は毛利一門となります。

*43:著書『もうひとつのチベット現代史:プンツォク=ワンギェルの夢と革命の生涯』(2006年、明石書店)、『チベット高原の片隅で』(2012年、連合出版

*44:正確にはフセイン政権はアメリカの軍事攻撃で潰されているのでこの表現で何ら問題ありませんがリビアの場合「アメリカが支援した」とはいえ反政府派の起こした内戦で政権崩壊してるのでやや話は微妙です。

*45:イラク大統領(首相兼務)、バアス党書記長

*46:リビア首相、革命指導評議会議長、全国人民会議書記長を歴任

*47:著書『中国の大問題』(2014年、PHP新書)、『習近平はいったい何を考えているのか』(2016年、PHP新書)など

*48:共青団共産主義青年団)中央書記処第一書記、貴州省党委員会書記、チベット自治区党委員会書記などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*49:当時、東京都知事

*50:岸内閣郵政相、自民党政調会長(池田総裁時代)、池田内閣蔵相、自民党幹事長(佐藤総裁時代)、佐藤内閣通産相などを経て首相

*51:池田内閣官房長官、外相、自民党政調会長(佐藤総裁時代)、佐藤内閣通産相、田中内閣外相、三木内閣蔵相、自民党幹事長(福田総裁時代)などを経て首相

*52:産経が名前を出さない辺り自民党の市議でしょうか。

*53:中露的には「まだ制裁のレッドラインじゃない」のかもしれませんが

*54:産経新聞政治部編集委員。『決定版 民主党日教組』(2010年、産経新聞出版)、『偏向ざんまい:GHQの魔法が解けない人たち』(2016年、産経新聞出版)などトンデモウヨ著書多数。

*55:ICBMならともかく一般的なミサイルなら保有する事は違法でも不当でもないと思いますが。

*56:まあその場合でも米朝間の交渉が行われれば、北朝鮮も米国の要求をそれなりにのむでしょうが。