「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(11/22分:「天を回せ」&北朝鮮・韓国最新ニュースの巻、その他色々)(追記・訂正あり)

■朝鮮新報『「アメイジング!!」/米デポー大学生らが訪日、朝大生らと交流』
http://chosonsinbo.com/jp/2019/01/2019-0124khj/
 どういう経緯でこうなったのか、わかりませんがこうした「米国民と朝鮮学校生たちとの交流」はとてもいいことだと思いますね。


■浅井基文ブログ『安倍外交批判(中国専門家分析)その二:日韓関係』
http://www.ne.jp/asahi/nd4m-asi/jiwen/thoughts/2019/1088.html

・私は、昨年来の日韓関係の緊張に関する日本マス・メディアの一方的な「韓国叩き」報道にすこぶる違和感を覚えています。
・昨年末以来のいわゆるレーダー照射問題に端を発する日韓両国の激しい応酬に関しては、事実関係を客観的に判断しようがない(中略)ので、私はいずれの主張が正しいのかは判断できません。しかし、日本のマス・メディアが一方的に日本政府の主張が正しく、韓国政府の主張は取るに足らないと決めつけるのは、「従軍慰安婦」問題及び強制徴用工問題以来の「韓国叩き」の延長線上にあることは間違いないと思います。
 以上を踏まえた上で、中国側が日韓関係の現状をどのように観察分析しているかについて見ておきたいと思います。
 1月23日付の解放軍報が掲載した凌勝利署名文章「レーダー照射の波風収まりがたく、徴用工争議なお発酵中 日韓関係齟齬の絶えない「旧態依然のシナリオ」に回帰」が「傍目八目」ぶりを遺憾なく発揮していると思います。

■『レーダー照射の波風収まりがたく、徴用工争議なお発酵中 日韓関係齟齬の絶えない「旧態依然のシナリオ」に回帰』
 もっとも留意するべきことはある。日韓は歴史問題等で齟齬が絶えないとはいえ、全体としていえば、それらによって両国関係が極端に損なわれることはないだろう。なぜならば、似たような問題で両国は大量の経験を蓄積しており、両国関係において波風が絶えないとしても、関係そのものが崩壊し、崩れ落ちてしまうことはないだろうからだ。

 浅井先生のご意見に全く同感なので少し長いですが紹介しておきます。


■産経『米朝首脳再会談へ「関係国と連携」 拉致問題で菅長官』
https://www.sankei.com/world/news/190126/wor1901260023-n1.html
 「どこの関係国とどう連携するんだ?」ですね。


■産経『日韓企業の徴用工基金を否定 韓国』
https://www.sankei.com/world/news/190126/wor1901260015-n1.html
 否定と言っても原理原則として否定するという話ではなさそうですね。
 「まずは原告と被告という当事者で話し合ってくれ。当事者の話し合いもない段階で勝手に日韓両国政府が口を出してもどうにもならない。そういう意味では現時点ではそういう考えには賛成できない」という話でしょう。全く同感ですね。つまりは「原告、被告の話し合い」でそういう案が具体化してくればまた話は別でしょう。


■産経『「終末時計」残り2分 核の脅威評価、昨年と変わらず』
https://www.sankei.com/world/news/190125/wor1901250002-n1.html

 米誌「ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ」は24日、核戦争の脅威などの現状を評価し、地球最後の日までの時間を概念的に示す「終末時計」の時刻を、昨年と同じ、残り2分と発表した。
 前回の2018年1月の発表では、北朝鮮の核開発が進み、金正恩朝鮮労働党委員長とトランプ米大統領の間で挑発的な発言が続いて偶発的な核戦争の危険性が高まったとして、残り「2分」と判定。米ソ冷戦中で水爆開発が過熱していた1953年と並び過去最短だったが、今回状況は改善していないと判断した。
 この1年は、史上初の米朝首脳会談などで北朝鮮の非核化に向けた交渉が動きだした一方、米政府がイラン核合意からの離脱や米ロの中距離核戦力(INF)廃棄条約の破棄方針を表明し、懸念材料となった。

 つまりは北朝鮮問題で最悪の状況は脱したが「まだ未確定部分が多く」、一方で「イラン核合意」「INF」の問題もあって「据え置き」になったのでしょう。


■フジテレビ『国会での「韓国非難決議」は幻か 「そんなのやるもんじゃない」与党からも慎重論で雲散霧消?』
https://www.fnn.jp/posts/00415850HDK

 発端は、自衛隊機へのレーダー照射問題に関して開かれた1月22日の自民党の国防部会だ。「仏の顔も使い切った」「経済制裁を」「韓国艦船の日本の港への入港拒否を」などと韓国への強硬対応を求める言葉が飛び交ったこの会議で、通常国会において「非難決議を採決すべき」とする意見が出たのだ。

 自民党の国防部会は「過去はともかく今は」もはやただの極右の巣窟のようです。嫌韓国と国防とどう関係するのか。

 そう簡単にはいかないようだ。(ボーガス注:公明党や野党各党の考え以前に)当の自民党内からも慎重な声が相次いでいるのだ。
 23日、自民党の森山*1国会対策委員長は、記者団から韓国非難決議について聞かれ、「まだ私は部会から報告を受けておりませんので」と言及を避けたほか、岸田*2政調会長も次のように明言を避けた。
「国防部会において決議についての意見も出たということも承知している。ただ、具体的にどこでどういった決議をするのかということについては現在、安保調査会長が外遊中で不在であるということもあり、部会としても引き続き検討するということになっていると聞いている。今後、検討したうえでより具体的なものになれば、改めて、政務調査会長である私のところにも説明あるいは相談に来るのではないか。検討の結果を聞いたうえで、対応について関係者とも相談しながら考えていきたい」

 党内極右におびえてか「そんなことをやる気はない」といえないあたり困ったもんですが要するにそういうことでしょう。

共産党・穀田国対委員長
「本来、冷静になるべき政治が激高して対応するということではまったく意味がないと思う。こういうときこそ冷静な立場で話し合いをすることが必要だ。ナショナリズムに呼応する形で非難合戦が拡大するのは良策ではない」

 まあそういうことですね。「自民の一部ウヨ議員限定」とはいえ、与党・自民が非常識で、野党の共産党がまともというのも「何だかなあ」ですね。もちろんフジサンケイは「非難決議に賛成」なのでしょうが。


■産経【主張】韓国の対日非難 制裁の検討もやむを得ぬ
https://www.sankei.com/column/news/190125/clm1901250002-n1.html
 タイトルだけで唖然ですね。およそまともな新聞ならこんな社説は書かない。
 レーダー照射の件は、仮に韓国に非があるとしても、制裁する様な話じゃないからです。まあ、産経の場合、「慰安婦や徴用工、竹島問題」だけでも制裁したかったのでしょう。まあ、左派云々、野党云々以前に日本財界と米国が反対するでしょうね。
 この程度のことでそんなことをすることは日本財界も米国もさすがに容認しないでしょう。
 大体朴チョンヒ時代ならまだしも、世界に冠たる経済大国となった韓国をなめるにもほどがある。


■日経『安保理北朝鮮制裁委、4団体の人道支援活動を例外認定 』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40393560U9A120C1000000/

 国連安全保障理事会北朝鮮制裁委員会は23日、4つの人道支援団体が申請した北朝鮮での支援活動を制裁の例外に認定したとウェブサイトで公表した。2019年に入って初めての例外認定で、結核マラリア治療を行うための物品などの搬入を認めた。
 例外が認められたのは国連児童基金ユニセフ)、ユージンベル財団、ファーストステップス、クリスチャン・フレンズ・オブ・コリア(CFK)の4団体。

 緊張緩和と人道主義という面で大変いいことだと思います。


■産経『2度目の米朝首脳会談を憂う』龍谷大学教授・李相哲*3
https://special.sankei.com/f/seiron/article/20190122/0001.html
 いつもの「反北朝鮮」産経ですがそもそも中露の支援もあって制裁が「非核化実現」という意味では効果がないからこそ、「交渉路線に転じた」わけです。にもかかわらず「制裁を主張する」など全く馬鹿げています。


■産経『韓国レーダー照射、水掛け論に区切り 再発防止、なお課題』
https://www.sankei.com/politics/news/190121/plt1901210034-n1.html
 散々韓国に敵対的な言動をしながら、韓国は安倍に屈せず「思い通りに行かない」「これ以上こじらせると、かえっていろいろとまずい(韓国ビジネスを重視する日本財界の反発が出たり、内閣や自民の支持率が下がったり、日韓関係の悪化を望まない米国から批判されたりなど、安倍にとって望ましくない事態になりかねない)」とさすがに安倍も思ったようです。「日本に非がある」などとは認めないものの、「これくらいにしといたる」と池野めだか路線です。
 まあ、最善ではないにせよ「どこまでもこじらせるよりはまし」ではあるでしょう。


■産経『体操連盟の渡辺会長が訪朝 南北合同チームなど協議か』
https://www.sankei.com/sports/news/190121/spo1901210038-n1.html
 月並みな感想で恐縮ですが、こうしたことが朝鮮半島の緊張緩和や日朝交渉などに役立つことを期待したい。


■産経【めぐみさんへの手紙】(上)拉致被害者救出へ 私ができることは
https://www.sankei.com/world/news/190121/wor1901210017-n1.html

東京都渋谷区 小泉愛菜(こいずみ・まな)さん 小学3年 9歳
 北朝せんは、めぐみさんが死んでしまったと、いっているけれど、私はめぐみさんが生きていると、しんじています。

 この文章をパロってみましょう。

 北朝鮮は、めぐみさんが死んでしまったと、言っているし、「生きている」のに返さないで隠す理由がないと思うので、私はめぐみさんがとっくの昔に死んでしまったと信じています。

 いや冗談ではなく実際、そう俺は思ってますが。どっちにしろ生存根拠もないのに「生きてるはずだ」と言ったところで何がどうにかなるわけではない。
 そんなことより、早紀江は孫娘やひ孫娘ともっと頻繁に会ったらどうなのか。

 だから、日本の人たちが、めぐみさんが、帰ってきてくれることを信じています。

 俺はもはや彼女が生きて帰ってくるとは全く思っていません。


■産経【めぐみへの手紙】若者から帰国を願う手紙、本当に勇気づけられる
https://www.sankei.com/world/news/190121/wor1901210021-n1.html

 このたび、めぐみたち拉致被害者への思いを込めたたくさんのお手紙を若い方々からいただきました。
 たくさんつづっていただいた手紙を通し、若々しい励ましと後押しの思いに心を打たれました。必ずや北朝鮮に届き、膠着した状況を動かす大きな力になるはずです。

 もちろんそんな手紙をもらおうと拉致が解決するわけでも何でもない。馬鹿馬鹿しい限りです。

 少しずつ思いが広がり、社会の声は高まり、ついには北朝鮮が拉致を認めました。ここに至ったのはやはり、拉致に心から怒り、涙し、救出を切望した国民の方々の声があったからこそだと思います。

 北朝鮮が拉致を認めた「直接的な理由」は小泉首相、田中アジア大洋州局長らの外交努力であり、「国民の声」などというあやふやなものではありません。

 平成14年。北朝鮮は拉致を認め、謝罪しながらも、めぐみちゃんたちを「死亡」と偽りました。

 やれやれですね。偽りと決めつける根拠は何なのか。小生は「発表された死亡理由、死亡経緯」が事実かどうかはともかく「死亡発表それ自体は事実だろう」と見ています。
 生存しているのに死亡と偽る理由があるとは思われないからです。いずれにせよ生存根拠もないのに「生きてるはずだ」と言ったところで何がどうにかなるわけではない。
 そんなことより、孫娘やひ孫娘ともっと頻繁に会ったらどうなのか。

 お父さんは86歳。お母さんももうすぐ、83歳になってしまいます。

 平気寿命(平成29年データで男性は81歳、女性は87歳)を考えればいつ死んでもおかしくないですね。特に「経口で栄養がとれないのか」胃ろうなんかやってる、そして「体調不良」のせいか、もはや表舞台にでなくなった滋氏は。この期に及んで早紀江は「見込みのない制裁路線」にこだわる気でしょうか(呆)。

 最近は、拉致問題の「風化」という言葉を耳にすることもよくあります。

 そりゃ解決の見込みがないんだから風化するでしょう。当事者でもないのに拉致に関心を持ち続ける人は普通いません。
 

■日経『北朝鮮に急接近 非核化道筋見えず 』
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO4023408019012019M10400/

 「私は予測不能でありたいのだ」。
 トランプ大統領はかねてこう訴えてきた。それが最も顕著に表れたのは、激しい対立関係から初のトップ会談の実現へと急旋回した対北朝鮮政策だ。
 2017年8月。
 「世界が見たこともないような炎と怒りに直面するだろう」。
 トランプ氏が核・ミサイル開発を続ける北朝鮮を脅せば、北朝鮮もグアム沖にミサイル4発を撃ち込む計画を発表して威嚇した。17年は北朝鮮弾道ミサイル発射や核実験と、米国による制裁の応酬が続いた。
 18年に入り、2月の韓国・平昌冬季五輪を機に変化が訪れる。金正恩キム・ジョンウン)委員長は五輪を利用し、まず韓国への接近を図った。仲介役の韓国から米朝関係の改善に前向きな金正恩氏のメッセージを受け取ったトランプ氏は、側近の慎重論を退けて一気に対話にカジを切る。
 6月12日に初の米朝首脳会談が開かれ、北朝鮮が「朝鮮半島の完全な非核化」を、米国が体制保証をそれぞれ約束することを柱とした共同声明に署名した。トランプ氏は「もはや北朝鮮の核の脅威はなくなった」と成果を宣伝し、国際社会からも非核化の早期実現への期待が高まった。
 しかし、非核化の動きは膠着しており、実務者協議の進展はないままだ。
 非核化交渉の停滞が長引けば、トランプ氏が強硬路線に回帰するとの見方も外交専門家の間でくすぶる。

 まあ日経の言うようにトランプという人間は今ひとつ信用できない点があるのが困ったところです。


■朝日『非核化交渉、実は北朝鮮のペース? 米朝首脳会談開催へ』
https://digital.asahi.com/articles/ASM1M4666M1MUHBI01Q.html
 「他の問題はともかく」朝日が少なくとも米朝交渉については読売や産経並みに右寄りで否定的であること「だけ」は大変よく分かりました。


北朝鮮生物兵器の脅威を米上院に訴えよう!
http://kenkato.blog.jp/archives/78145412.html
 まあ、馬鹿馬鹿しいですね。
 そんな脅威があるか知りませんが、「日本人が日本政府や国会に訴える」のならまだしも「米国議会に訴えよう」て。向こうも「日本ウヨのお前に言われないとそういうことが分からないほど、我々米国人が馬鹿だと思ってるのか?」と呆れてるでしょうね。
 なお、細菌兵器を持っていいとは言いませんが現実問題、そう簡単に使えるわけもない。

 拉致被害者全員救出と日本の安全確保のためにも、金王朝壊滅が欠かせません。

 言ってる意味が不明ですね。「東ドイツ崩壊」のような平和的な「壊滅」でない限り、つまり「武力攻撃」なんぞしたら、むしろ「拉致被害者の生命が危機に瀕するだけ」でしょう。要するにこの種のアンチ北朝鮮は単に「北朝鮮打倒がやりたいだけ」だがさすがに「拉致被害者などどうでもいい」とはいえずこう強弁するわけです。
 強弁したところで「まともな拉致被害者救出の道筋」など当然語れないので、本心はバレバレですが。


■産経『拉致問題啓発のまんが小冊子作成 鳥取県松本京子さんの事案描く』
https://www.sankei.com/west/news/190119/wst1901190013-n1.html
 マタハラ、パワハラ、セクハラ、外国人差別、障害者差別など一般的な人権問題ならともかく、拉致なんて「啓発してもどうにかなる物」では全くありません。外交交渉でしか問題は解決しないので非常に馬鹿馬鹿しい。


■産経『2度目の米朝会談は「2月末ごろ」 金英哲氏がトランプ氏に面会』
https://www.sankei.com/world/news/190119/wor1901190005-n1.html
 極めてアバウトな大雑把な会談時期しか発表されず会談場所も不明な点は不安ですが、ひとまずは喜びたい。

 サンダース氏は記者団に対し、(中略)「米国は完全かつ検証可能な非核化の実現まで北朝鮮に圧力と制裁をかけ続ける」と強調した。

 このサンダース発言が「全面非核化しない限り、全面解除はあり得ない(一部解除ならあり得る)」ならともかく「一部解除すらしない」というのでは話にならないと思います。


■朝日『金正恩氏のソウル訪問なるか 韓国政府、首脳会談を調整』
https://www.asahi.com/articles/ASM1L5CMTM1LUHBI02F.html
 そうそう楽観もできませんが、まずは金正恩君の訪韓が実現してほしいと思います。


■産経『北朝鮮の金英哲氏がポンペオ*4国務長官と会談』
https://www.sankei.com/world/news/190119/wor1901190001-n1.html
■日経『トランプ氏、北朝鮮高官と面会へ 金正恩氏の書簡受領か』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40218160Z10C19A1000000/

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40218160Z10C19A1000000/
 トランプ米大統領は18日午後、北朝鮮金正恩キム・ジョンウン)委員長側近の金英哲*5(キム・ヨンチョル)党副委員長とホワイトハウスで面会する。サンダース*6大統領報道官は声明で、両氏が「米朝関係や北朝鮮の最終的かつ完全に検証可能な非核化の取り組みについて話し合う」と表明した。

 いい結果が出てほしい、そう思います。
 「ウォーターゲート事件ロッキード事件はともかく」米中や日中の国交正常化ではニクソン*7田中角栄*8を評価し
 「天安門事件はともかく」改革開放や香港返還ではトウ小平*9を評価し
 「金銭疑惑など他のことはともかく」金丸訪朝では金丸氏*10を評価し
 「イラク派兵や靖国参拝など他のことはともかく」、小泉訪朝では小泉氏*11を評価し
 「『男は黒豹』など他のことはともかく」、「挫折したとは言え」首相時代、再訪朝を計画していたことでは福田氏*12を評価し
 「引責辞任した天下り問題はともかく」、退官後の朝鮮学校無償化除外違法訴訟や夜間学校支援での振る舞いではは前川元文科次官を評価するのと同様、「対イスラエル政策(極端なイスラエルびいき)やロシアゲートなど他のことはともかく」
 たとえ選挙目当ての思惑に過ぎないとしても現時点ではこうしたトランプ政権の対北朝鮮での態度を大いに評価したいと思います。


■読売『日本海呼称「韓国と協議を」国際機関が強く要求』
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20190118-OYT1T50075.html
 まあ国連機関が「日本を応援する」なんてことは考えづらいですからね。「まずは韓国と協議して下さい」になるのは当然でしょう。つうかなんでそんなに協議を嫌うのか。いやその前に「東海併記」で何が問題なのか。今回もただのくだらない感情論なのか。


■産経『「安倍首相は秀吉と重なる」 韓国国会の国防委員長がレーダー照射で非難』
https://www.sankei.com/world/news/190118/wor1901180030-n1.html
 安倍や産経だと「400年前の豊臣秀吉のしたことをわびろというのか」と曲解する恐れがあるのでここは「征韓論西郷隆盛*13」「初代韓国統監の伊藤博文*14」当たりでも出した方が良かった気がします。
 しかし秀吉からは「貧乏人出身だからといって、貧乏人の事を思ってくれるとは限らない」つうことがわかりますね。一介の農民から権力者になりあがった彼は「織田信長」「徳川家康」など武士出身の権力者と何一つ変わらなかったわけです。
 もちろん「安倍のようなアホのボンボン」が庶民の気持ちなど分からないし、分かる気もないのは言うまでもない。おまけに秀吉と違い「たたき上げでないただの世襲」だから「無能で秀吉より劣る」わけです。


拉致被害者救出のため交渉カード作りを!
http://kenkato.blog.jp/archives/77990795.html

 いま必要なのは交渉カードです。そこでしつこくて申し訳ありませんが、「朝鮮総連破産を中止してやってもいい」という交渉カードを作ることを提案します。

 「朝鮮総連を破産させるといえば交渉カードになる」て普通に考えてなりませんよね。
 そもそもこいつらウヨは交渉カードにしたくて、朝鮮総連を攻撃してるわけじゃないし、当然ながら仮に北朝鮮が「攻撃をやめてほしい」と何らかの動きに出ても、攻撃をやめたりはしないでしょう。
 つうか法治国家・日本において「交渉カードにするために攻撃する」とかよくもまあ恥ずかしげもなく馬鹿なことがいえるもんです。
 なお、交渉カードと言えば「経済支援」ですよね。
 経済支援とのバーターで拉致を解決する。
 まあ、この種のウヨは何があろうと北朝鮮への経済支援には反対でしょうが。

 本年は出だしから素晴らしい幸運に恵まれました。1月2日12時前から皇居一般参賀に参加するため並んだのですが、ものすごい人、人、人でまったく進まず、最後のお出まし予定時刻の2時20分頃にはまだ二重橋のはるか手前でした。今回の新年一般参賀は、平成最多だった昨年を約2万8千人も上回る15万4800人が訪れたとのことです。3時半くらいになってやっと二重橋を渡ることができましたが、警備の人から長和殿前を通るだけになると告げられました。仕方ありません。通れるだけでもありがたいことです。
 ところがです、突如として驚くべき発表がありました。お出ましがあるというのです。天皇皇后両陛下の御意向で特別に回数が増やされ*15、日没が近づく4時になって長和殿ベランダにお出ましになられたのです。4時間並んだ私たちが、どれほど感激したか言うまでもありません。

 仮にも加藤もウヨなら「一般参賀で特別扱いされないとお出ましが見れなかった」なんて恥ずかしいことは言うべきじゃないでしょう。
 ウヨなら「皇居一番乗りや!」じゃないといけないんじゃないか。


■国連安保理拉致問題を討議させよう!
http://kenkato.blog.jp/archives/77870048.html
 「過去にも討議してきた」そうですが、「過去の討議に拉致解決という意味では全く成果がなかった」のに、今回、討議してどう解決につなげるんですか、つう話です。つながらないなら討議しても意味がない。「成果がないのにやりたがるって、北朝鮮に対するただの嫌がらせですか?。それとも、『頑張ってます』つう、日本国民や拉致被害者家族相手のただのアリバイ作り、パフォーマンスですか?」つう話です。
 なお、コートジボワールが賛同しなかったのでぽしゃったつうのが興味深い。
 つまりは米国や日本が「討議しよう」と政治工作して、過去には討議してきたが、今回、北朝鮮が対抗して政治工作でそれを覆したのか、はたまたコートジボワールが何らかの理由(日米のくれるお土産(経済支援)がしょぼいからもっと増やせとか)で賛同しなかったのかでぽしゃったつうことですね。ウヨが言うのとは違い北朝鮮は全然孤立してないわけです。おそらくほとんどの国にとって拉致問題なんて自国が当事者じゃないからどうでもいいわけです。


■『朝鮮総連に破産申立てを! 血税1兆円以上が奪われた』(展転社)発売!
http://kenkato.blog.jp/archives/77741020.html
 吹き出しました。展転社ねえ(苦笑)。
 まあ確かに
1)ライターが無名な上に
2)内容が非常識(そもそも債権者でなければ破産申し立てなど出来ないし、いずれにせよそんなことは核問題や拉致問題の解決につながるわけではなく、単なる嫌がらせでしかない)
では、展転社ぐらいしか出版してくれないでしょう。

 拉致被害者家族会前事務局長の増元照明さんから推薦文をいただいています。
「悪辣非道な金王朝から拉致被害者を奪還するために、我が国にはなすべきことがある。本書はそれを教えてくれている」

 予想の範囲内ですが、増元も本当にバカですね。そんな破産申し立てと拉致の解決と何の関係があるのか。むしろ総連を交渉パイプとして利用することを考えたら拉致の解決に逆行してるでしょう。
 もはや増元は「姉・るみ子はもはや生きていないと思ってる。だからもはや俺は北朝鮮とそれに関係した組織・朝鮮総連に対する復讐しか考えてない。ただしウンギョンさんがあの国にいるからそういう本心は隠しておこう」じゃないのか。

まえがき
 平成11年7月6日の衆議院大蔵委員会で、3100億円の資金投入を受けた朝銀大阪幹部の驚くべき証言が紹介された。
「預金を金正日に流したのだから逮捕を覚悟した、逮捕されたらすべてを語るつもりでいたが、だれも調査に来ず、来たのは預金保険機構からの3100億円の贈与であった、そして逮捕を免れた」

 平成11年7月なんて19年前の話を今更持ち出して何をどうしたいんでしょうか?
 なお、平成11年7月は小渕*16内閣、この件の関係閣僚である金融再生委員長(現在の金融担当相に当たる)が柳沢伯夫*17です。
 なお、「平成11年7月6日の衆議院大蔵委員会」での加藤が問題にしている質疑応答は以下の通りです。

http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/145/0006/14507060006016a.html
○小池委員
自由党小池百合子*18でございます。
預金保険機構を通じて既に三千億円を超えます日本国民のお金が、経営不振、破綻に陥りました朝銀系の信用組合に対しまして直接間接につぎ込まれていることは、これは既に行われた事実でございます。
・本国への寄附など北朝鮮への莫大な送金疑惑が消えない中で、日本政府が十分な審査、検査もせずに大盤振る舞いをして、その資金がいかなるルートであれテポドンなどの軍備増強に使われるというふうになっているならば、これはブラックユーモア以外のものではないというふうに思っております。
・まず伺わせていただきたいのが、既に保険機構から資金援助が行われたケースでございますが、朝銀近畿のケースでございます。
 これは、九七年の五月に債務超過で破綻いたしました朝銀の大阪信用組合が、近畿五府県の朝銀信組と統合されまして、また日銀の政策委員会の議決も経まして、昨年の五月、朝銀近畿として再スタートをいたしております。その際、預金保険機構から特別資金として三千百五十九億円、日本の皆さんのお金であります三千百五十九億円が既に投入されているところでございます。
 そこで、この金融検査について伺わせていただきたいんでございますが、きょうは、当時の監督責任大阪府にあるわけでございますが、その大阪府に聞きたいところですが、金融監督庁並びにそれらを審査し最終的に資金投入を実行されました保険機構、一体どのような検査、審査を行われたのか、厳正にその検査を行われたのか、どのような議論があったのか、またそのことに対して十分な情報公開は行っておられるのか、これらの点について伺わせていただきます。
○五味政府委員(当時、金融監督庁検査部長。後に金融庁長官)
 検査に関連して、まずお答え申し上げます。
 お言葉がありましたとおり、朝銀大阪信用組合大阪府の管轄下にございまして、大阪府の検査は、平成九年八月三十一日を検査基準日としまして九月二十五日から実施をされました。資産の確定というのが主な目的の検査でございます。
 私ども直接の監督官庁でございませんので必ずしもその詳細は把握しておりませんけれども、資産の確定の検査という意味では適切に実施されたというふうに承知をいたしております。
○小池委員
 適切に検査が行われたということをおっしゃったわけでございますが、一連の金融不祥事が続いて、そしてその中でさまざまな方々が責任を問われ、中には逮捕されというような状況が続いた、これはそういう中での大阪朝銀幹部の証言でございます。預金を金正日に流したのだから逮捕を覚悟した、逮捕されたらすべてを語るつもりでいたが、だれも調査に来ず、来たのは預金保険機構からの三千百億円の贈与であった、そして逮捕を免れたという証言もあるわけでございます。そして、さまざまな幹部から直接間接に聞くところは、いや、そんな調査なんかしてませんよということ、こういう証言は山ほどあります。
 そして、保険機構でございますけれども、これは結局単なる書類審査、ちゃんと正しく書かれているのかどうかというぐらいのチェックしか実際にはされなかったのではないかと思わせる節がございますが、それについてはいかがでしょうか。
○松田*19参考人預金保険機構理事長)
 お答えいたします。
 先生御指摘のとおりの金銭贈与それから資産の買い取りということで三千百五十九億円を支出することに決定いたしました。その後、ちょっと経過がございますけれども、五十八億円、後発事由を発見しましたのでそれを減額させて、現在のところ三千百一億円が朝銀大阪の処理に使われたということになります。
 私どもといたしましては、検査権限を直接持っておりませんので、破綻公表の後の大阪府清算検査をもとに買い取り資産の価格の妥当性等を審査いたしまして、十年の四月に大蔵大臣による資金援助をすることの適格性の認定を受けまして、それによって申し込みなされたものについてさらに審査をしまして、これはペイオフコストを超える金額だということで必要性の認定をもう一度大蔵大臣に御認定いただきまして、その上で事業譲渡、この金額を確定しまして、運営委員会で決定をして、譲渡日にその資金を供与して不良資産は買い取った、こういう段階でございます。
○小池委員
 例えば、預金保険機構の方でも、世に言われます、また多数あると言われている架空口座であるとか仮名口座についての審査、検査などもなさったのでしょうか。
○松田参考人
 先ほど申し上げたように、私ども、検査権限を持っておりませんので、その中の、私ども審査の一番重要なことは、架空口座と預金の関係ではなくて、買い取り資産がどれだけ傷んでいるか、どれだけ補てんをして預金者を保護することができるかという点に重点が置かれておりますので、そこはそれほど主力を置いたことはありません。
○小池委員
 大阪府がやるべきであるということでございますけれども、しかしながら、現実にそういった幹部の人たちが、ろくな調査をしていないという証言があるわけでございます。そして、多額の、三千百一億円でございますか、このお金が使われたということは事実でございまして、やはり私は、納税者の一人といたしましても、大阪府による検査、これが本当に妥当なものかどうか再検査をしていただきたいということをお訴えしたいと思っております。

 朝鮮総連の前身はテロ組織である。

 酷い暴言ですね。過去に「暴力沙汰を起こしたことがある」だけの話で別にテロ組織ではない。そして現在においてその種の暴力的方針を総連は採用してないわけです。
 それでテロ組織なら、現在の日本共産党も、いわゆる「大森銀行強盗事件(戦前)」「火焔瓶闘争時代(終戦直後)」を理由にテロ組織になる。
 あるいは民団も新潟日赤センター爆破未遂事件を理由にテロ組織、韓国も「朴チョンヒ時代の金大中拉致」を理由にテロ国家になるでしょう。
 日本国も「張作霖暗殺」でテロ国家になる。部落解放同盟も「過去の糾弾における暴力沙汰」でテロ組織でしょう。しかし解放同盟に批判的な赤旗ですらそんなことはいってないでしょう。
 まあ、こういう輩は「民団や韓国、日本、解放同盟はともかく」日本共産党もテロ組織扱いなんでしょうが。

 いま朝鮮総連は、北朝鮮国内での取材許可という「アメ」も使って、テレビ局を含むマスコミ各社への統制を強めている。あるマスコミ幹部は「北朝鮮関連のことを正しく報道しようと思ったら、まず社内と戦わないといけない」と苦渋の表情で語る。

 今の日本の北朝鮮報道を見るに、そんな事実はないでしょう。

*1:第三次安倍内閣農水相

*2:第一次安倍、福田内閣沖縄・北方等担当相、第二次、第三次安倍内閣外相を経て自民党政調会長

*3:著書『満州における日本人経営新聞の歴史』(2000年、凱風社)、『朝鮮における日本人経営新聞の歴史 (一八八一〜一九四五)』(2009年、角川学芸出版)、『金正日金正恩の正体』(2011年、文春新書)、『金正日秘録』(2016年、産経新聞出版)、『北朝鮮がつくった韓国大統領 文在寅政権実録』(2018年、産経新聞出版)など

*4:CIA長官を経て国務長官

*5:朝鮮人民軍偵察総局長、朝鮮労働党統一戦線部長などを経て北朝鮮国務委員会委員、朝鮮労働党副委員長、党中央軍事委員会委員

*6:マイク・ハッカビーアーカンソー州知事の娘

*7:アイゼンハワー政権副大統領を経て大統領

*8:岸内閣郵政相、池田内閣蔵相、佐藤内閣通産相自民党政調会長((池田総裁時代)、幹事長(佐藤総裁時代)などを経て首相

*9:党副主席、副首相、人民解放軍総参謀長などを経て、党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*10:田中内閣建設相、三木内閣国土庁長官福田内閣防衛庁長官自民党国対委員長(大平総裁時代)、総務会長、幹事長(中曽根総裁時代)、副総裁(宮沢総裁時代)を歴任

*11:宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相を経て首相

*12:森、小泉内閣官房長官を経て首相

*13:参議、陸軍大将、近衛都督

*14:貴族院議長、枢密院議長、首相、韓国統監など要職を歴任。元老の一人。

*15:ぶっちゃけわざとらしいですよね。「何回回数が必要かなんか事前に分かるだろ?」「天皇皇后陛下のありがたい思し召しを演出するためのやらせだろ?」、と思いますね。

*16:竹下内閣官房長官自民党副総裁(河野総裁時代)、橋本内閣外相を経て首相

*17:小渕、森内閣金融再生委員長、小泉内閣金融相、第一次安倍内閣厚労相を歴任。

*18:小泉内閣環境相、第一次安倍内閣防衛相、自民党総務会長(谷垣総裁時代)を経て都知事

*19:東京地検特捜部長、大津地検検事正、水戸地検検事正、法務省矯正局長、最高検刑事部長等歴任