今日の産経ニュースほか(10/19分)(追記・訂正あり)

■両親が「未だに」自民支持なのでげんなりする
 まあこういう人は俺のような人間には「極めて理解困難」ですが「雨が降ろうと何があろうと自民党」なんでしょうから、もうどうしようもないんでしょう。下手なこと言うと喧嘩になるので両親とはまず政治の話はしません。
 しがらみから「ペマギャルポが批判出来ないid:Mukke」「しがらみから三浦小太郎が批判出来ないid:noharra」同様「さすがに実の両親相手」には俺も大いにしがらみがあるわけです。
 ただこの間、両親から「加計森友なんてどうでもいい、俺達は自民に入れる。お前も入れてくれ」とかあちらから俺に話振ってきて「森友疑惑の安倍自民なんかいやだ」と「口を滑らせたら(?)」予想通り、険悪な空気になったわけです。
 「吉田茂から日本の戦後政治は『片山・社会党内閣や細川・非自民連立内閣、菅*1民主党内閣など一部例外除いて』ほぼずっと自民党(自民の前身含む)できたから今後も自民党。それが安心だ。自民以外が短命で終わったのは政治的に駄目だったからだ」とか「おらが村の先生(自民党)のお陰で箱物がたった、我が町の繁栄は先生のおかげだ。先生は自民党だから自民党を支持する」とか「進学や就職で先生に世話になった、先生は自民(以下略)」とかそのレベルですからねえ。
 いや別にそういう判断基準や気持ちを「ガチガチの左派ではない俺」は実は全否定はしませんが、モノには限度があるでしょう。
 「おらが村の先生は自民だ、先生には世話になった」や「日本の政治はほぼずっと自民だ」レベルで「昔なら田中角栄*2大平正芳*3など*4」、「最近なら福田康夫*5谷垣禎一*6など」のような「ある程度まともな人間」ならまだしも安倍みたいなとんでもないのまで認めていいのか。それで日本の将来は大丈夫なのか。
 まあそういうと「アベノミクスで株価が上がって景気が良くなった、それだけでも安倍さんはスバラシイ」「それに比べたら加計森友なんかどうでもいい」とか「典型的な自民支持者のテンプレ発言」言い出すからもう「何も言えねえby北島康介」のわけですが。
 まあ「株価が上がってるけど賃金上がってねえじゃん。それ景気よくなったていえるの?」「景気が良くなれば汚職してもいいの?」といっても「賃金を上げない企業が悪い、安倍さん悪くない」「アベノミクスの素晴らしさと比べたら加計森友なんかどうでもいい」とか再度「典型的な自民支持者のテンプレ発言」だから「実の両親」とはいえ、本当に会話することが空しくなります。
 とにかく「消費税10%増税でいいのか」「改憲でいいのか」「加計森友を容認していいのか」「隣国(中韓)との関係が今のママでいいのか」といっても、この種の自民支持者とはまるで話が通じないわけです。
 でこういう「とにかく自民支持の人」は自民党の公約違反や不祥事には甘いのに野党の公約違反や不祥事にはやかましいからその二重基準にはげんなりします。
 たとえばうちの両親なんざ、鈴木宗男が例の疑惑で自民離党や逮捕起訴に追い込まれて、その後、鳩山内閣が成立すると、宗男が民主党にすり寄ったときはさんざん「ムネオ疑惑追及の時とお互い態度が違う」云々と宗男と民主党の悪口言ってました*7が、「宗男が自民に復党した今」はだんまりですからねえ。
 なお、俺の両親のような人は「ずっと日本はほぼ自民だから」「自民の地元の先生に世話になってるから」レベルなのでぶっちゃけ安倍への愛着はあまりないでしょう。
 「アベノミクスはすごい」といってもそれは「うちの地元の先生がそう言ってるから」「安倍さんは自民の総裁だから」「テレビもそう言ってる」レベルでしかない。安倍の個性に着目してるわけでは全くありません。たぶん安倍にろくに興味もないでしょう。谷垣氏が安倍に足をすくわれず谷垣総理だったならためらいなく「谷垣万歳」でしょう。
 安倍が辞めてポスト安倍に石破*8であれ、石原*9jrであれ、岸田*10でアレ、誰かつけば安倍のことなんかすっかり忘れて「ポスト安倍万歳」「時代は変わった」「未だに安倍万歳なんかしてたら時代遅れ」となるわけです。
 「おらが村の先生の利益誘導」と「長期にわたる自民政権への信頼」を判断基準にしてると言う意味では、この種の自民支持者は、ある意味では「論理一貫している」わけですが、そういう判断基準だと当然ながら「誰が総裁か」はほとんどどうでもよくなります。「誰が総裁か、その総裁が何を言ってるか」を判断基準にする人間から見ればこの種の自民支持者はデタラメでしかありません。
 要するに「極右性などを理由に安倍批判することはしない」ものの、一方で「安倍の極右性に心底ぞっこん参ってる」わけでもないわけです。

【追記】
 しかしうちの両親が「比例でも自民に投票するつもりだ」とか「政権交代がおこったら困る(俺的には困りませんが)」つうのには「お前ら政治ニュースとか見てないのかよ」とげんなりしますね。
 まあ、「おらが村の山田一郎(仮称)先生(自民)には世話になってるから小選挙区は山田先生」てのはまだわかる(積極支持はしませんが消極的容認ならしてもいい)。「比例も自民」はさっぱりわかりません。
 今回の選挙では俺のような人間にとっては「現状の自公で300議席かという予想はもちろん」、希望躍進という「当初の選挙予想ですら」残念ながら自公過半数割れはないわけです。
 だったら「議席大幅減少による」安倍退陣はあり得ても自民退陣(下野)はあり得ない。「宮沢*11内閣から細川非自民連立内閣」「麻生*12内閣から鳩山民主党内閣」のようなことはありえない。
 「橋本*13内閣退陣による小渕*14内閣誕生(参院選敗北)」「第一次安倍内閣退陣による福田内閣誕生(これまた参院選敗北)」のようなケースしかあり得ないわけです。
 「安倍自民の政治には疑問を感じてる。でも自民に下野して欲しいわけじゃない。石破、石原、岸田など安倍以外に首相が変わればいい」つう考えなら「比例では野党」つう考えもあり得るわけです。
 下野は「ほぼ100パー」あり得ないんだから、自民支持者でも、安倍に異論があれば、安心して比例は野党に投じられる。
 「うちの山田先生も別に清和会でも安倍の側近でもないし、安倍支持つうてても、それは安倍体制に迎合してるだけだろう、別に比例野党で安倍が退陣しても山田先生を裏切ったことにはならんだろう」とか「清和会だって細田*15官房長官とか福田元首相とかあそこまで極右と違うやん」とか考える余地はある。
 いや下村*16支持とか稲田*17支持とか「安倍の側近や清和会でも」でも、それが「世話になってるから」とかなら、「立場上、反下村、反稲田とかできへんけど、でもあの人等の極右性にはホンマの話ついていけんわあ」つうことで「比例は野党」つうことはありうるんじゃないか。
 あるいは「野党には投じたくないが、自民にも投じたくない。間をとって公明にする*18」つう考えもあり得る。
 結局うちの両親なんざ「政策的なことは何も考えてない」んでしょう。本当にげんなりします。


日経新聞『最高指導部に栗・汪氏 中国共産党大会、「ポスト習」世代処遇も焦点』
https://www.nikkei.com/article/DGXKZO22358790X11C17A0EA2000/

 新たに選ぶ最高指導部(政治局常務委員)人事では、2期目に入る習近平*19総書記(国家主席)の最側近の一人である栗戦書*20・中央弁公庁主任と、実務派の汪洋*21副首相の昇格がほぼ固まった。
(中略)
 25日にも開く中央委員会第1回全体会議(1中全会)で新指導部を選ぶ。7人いる最高指導部*22のうち習氏と李克強*23首相は留任が確実だ。
 党関係者によると、習氏の官房長官役といえる栗氏は最高指導部入りする見通しだ。習氏の右腕として汚職摘発を進めてきた王岐山*24・中央規律検査委員会書記の後任となる可能性が高い。
 汪洋氏は(中略)(ボーガス注:張徳江*25の後任として)全国人民代表大会全人代、国会に相当)委員長に就くとの見方が多い。
 韓正*26上海市党委員会書記も最高指導部入りが有力視されている。
(中略)
 (ボーガス注:兪正声*27の後任として)国政助言機関・全国政治協商会議の主席などに就く可能性がある。
 習氏より10歳前後若い「ポスト習世代」では、習氏の元部下である陳敏爾*28重慶市党委書記、胡春華*29広東省党委書記が候補に取り沙汰される。昇格すれば5年後の党大会で習氏後継の有力候補となるが、習氏自身は3期目以降の続投も視野に入れ、後継者を明確に定めないとの見方が多い。
 習氏に近い趙楽際*30・中央組織部長、王滬寧*31・中央政策研究室主任も最高指導部メンバーの候補に挙がる。

 どのような人事になるのか注目したい。

【追記その1】

http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/10/post-8646_2.php
 常務委員のワンランク下、政治局委員には、馬凱*32、王滬寧、劉延東*33、劉奇葆*34、許其亮*35、孫春蘭*36、李建国*37李源潮*38、汪洋、張春賢*39、範長龍*40孟建柱*41趙楽際胡春華、栗戦書、郭金龍*42、韓正の17人がいます。

 つまりは「政治局委員でない人間が二階級特進で常務委員」でない限り「この17人」が新任の常務委員候補だということです。ただし江沢民胡錦濤習近平の三人は確か、二階級特進なのでそう言う事が今回ないとは言い切れません。
 日経記事もこの17人の中から「年齢」「実務経験」「人脈(派閥のバランス、政権トップである習氏との関係)」などを考慮してでしょうが「王滬寧氏、汪洋氏、趙楽際氏、胡春華氏、栗戦書氏、韓正氏」の名前を常務委員候補として挙げています。

【追記その2】

http://www.sankei.com/world/news/171022/wor1710220022-n1.html
 香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは22日、中国共産党大会を経て発足する次期最高指導部の政治局常務委員に、汪洋副首相(62)と韓正・上海市党委員会書記(63)が昇格する見通しだと報じた。同紙は、これで次期政治局常務委員の7人全員が判明したと伝えた。
 習近平総書記(国家主席)=(64)=と李克強首相(62)は留任。汪氏は筆頭副首相、韓氏は国政助言機関の人民政治協商会議主席に就任する見通しという。
 サウスチャイナはこれまで複数の消息筋の話として、反腐敗を指揮する党中央規律検査委員会書記に趙楽際・党中央組織部長(60)、全国人民代表大会全人代)常務委員長に習氏最側近の栗戦書・党中央弁公庁主任(67)が就くと報道。政策ブレーンの王滬寧・党中央政策研究室主任(62)も政治局員から昇格し、宣伝・思想部門を担当すると伝えた。

 どうなるかはもちろん今後はっきりするわけですが。

【追記その3】
 サウスチャイナモーニングポストの報道については「報道が間違ってる」「報道は正しいが、敢えてその後、党・政府側が変える」つう可能性もあったわけですが、結果を見てみましょう。

習近平総書記(国家主席)(64)と李克強首相(62)は留任。
全国人民代表大会全人代)常務委員長に習氏最側近の栗戦書・党中央弁公庁主任(67)
・政策ブレーンの王滬寧・党中央政策研究室主任(62)が政治局員から昇格し、(ボーガス注:党常務委員として)宣伝・思想部門を担当
・反腐敗を指揮する党中央規律検査委員会書記に趙楽際・党中央組織部長(60)

という5人は見事に当たっています。
 しかし

・汪洋副首相(62)は筆頭副首相、韓正・上海市党委員会書記(63)は国政助言機関の人民政治協商会議主席に就任する見通し

は外れ韓氏が筆頭副首相(第一副首相)で、人民政治協商会議主席には汪氏が就任しました。
 まあ、とは言え大体当たっているわけでサウスチャイナモーニングポスト
1)政府御用新聞、あるいは
2)そうではないが政府に対して強い情報源を持つことが伺えます。

 習氏より10歳前後若い「ポスト習世代」では、(ボーガス注:習氏に近いとされる)習氏の元部下である陳敏爾・重慶市党委書記、(ボーガス注」中国共産主義青年団出身で、胡錦濤氏や李克強氏に近いとされる陳氏のライバル)胡春華広東省党委書記が候補に取り沙汰される。昇格すれば5年後の党大会で習氏後継の有力候補となる

と言う二人はどちらも二階級特進で常務委員にはなることはありませんでした。実際、習氏が何考えてるか分かりませんが「習氏が三期目を狙ってる」というよりは、習氏が無理をしなかったということではないか。
 仮に日本メディアの「(陳氏の最大のライバル)胡春華(バックは胡錦濤氏や李克強氏)」「陳氏は習氏の意中の人物」という見方が正しいならば、
1)無理に陳氏をごり押ししようとして「陳氏を登用できず、胡氏のみ出世して次期国家主席有力候補」となったり、
2)「陳氏のみを登用することに成功したがごり押ししすぎてむしろ陳氏の次期国家主席の可能性が潰れかねない」なんてリスクを冒すくらいなら、二階級特進はあきらめるでしょう。


【ここから産経です】
■【衆院選改憲勢力が8割前後を占める勢いだが…街頭で盛り上がりに欠ける議論 「候補者はもっと誠実に、愚直に」
http://www.sankei.com/politics/news/171019/plt1710190080-n2.html
 盛り上がらないのは「票が減る恐れがある」ので、「安倍や小池が盛り上げたくないから」です。
 で盛り上がらないからと言って「安倍自民や小池希望が伸びても構わないか」といったら全然そんなことはない*43わけで、改憲の危険が高まるわけですが、産経としても「このままでは改憲なんかできないんじゃないか」という不安があるわけです。
 何せ上でも書きましたが俺の両親のような自民支持者は「強固な護憲派ではない」ものの決して「強固な改憲派でもない」。単に「惰性で自民を支持してるような支持層」です。
 「昔から自民支持だった、だから今も自民支持だ。死ぬまで自民支持だろう」なんて支持層です。正直「昔の自民」と「今の自民(安倍)」と「かなり違う*44やん」て話ですが、そういう常識がこの種の自民支持層には通用しない。
 そうした状況を反映して自民や希望の議員連中も「安倍や小池にへつらってるだけ」で「強固な護憲派ではない」ものの決して「強固な改憲派でもない」。
 そういう意味では「選挙の最後の最後まで」立憲民主、共産、社民の奮闘を期待しますが、不幸にして「自公で2/3」でもあきらめるのは早いでしょう。もちろん「それが問題ないとまでは言いません」。「自公で2/3」を阻止できるなら阻止できた方がいいし、これから書くことは「そのように思わないとアンチ安倍、護憲派として俺が精神的に辛すぎるのでそう思わずにはいられない」という「悪い事からの良かった探し」という「負け惜しみ的な面」は正直ある。
 ただ一方で産経が「自公2/3でも不安だ」とぼやくような面は明らかにあるわけです。


■【衆院選】「合流以外に選択肢なし」 神津里季生連合会長、民進前原誠司*45代表を擁護
http://www.sankei.com/politics/news/171019/plt1710190073-n1.html
 未だに前原を公然と支持する神経がすごすぎます。どう見ても自民どころか「立憲民主党にすら敗北しかねない」最悪の状態でしょうになんで「あれ以外に選択肢がなかった」と言えるのか。
 連合内の左派労組や「連合執行部と距離を置く市民団体」が公然と立憲民主党を支持し、その結果、連合が分裂しかねない事態になってることをどう思ってるのか。
 今さら「前原批判」や「前原支持への反省」をこの人に期待していませんがせめて黙っていたらどうなんですかね。
 このままでは連合の政治力は落ちる一方でしょう。執行部が筋の通らないことをして安倍を有利にしたあげく「連合内部の左派労組」や「連合とは関係ない市民団体」の支持などで安倍自民どころか立憲民主にすら負けそうだというのでは「前原を支援した執行部の面目は丸つぶれ」です。

連合は今回の衆院選では特定の政党ではなく、民進党出身の候補者らを個別に推薦している。

 どう見ても神津氏ら執行部は希望支援したかったのでしょうが「連合内部の左派労組の反発」もあってそれができなかったわけです。こうした態度は神津氏らにとって不本意だったでしょうが希望の沈没を考えれば「結果的には神津氏らの保身に繋がってる」わけです。
 もし、神津氏が「左派労組の立憲民主支援は許さない」なんて態度をとったら彼の面子は今以上に破壊されていたでしょう。

 希望の党衆院選公約として、政府が生活に最低限必要なお金を一律に配る「ベーシック・インカム」の導入検討を掲げている点には「財源が相当かかる。今のところ連合として積極的に進める考えはない」と否定的見解を示した。

 おいおいですね。
 希望の公約を「一部でアレ」全否定するというなら当然ながら「例の解党、希望合流論」を神津氏ら連合執行部は何故支持したのか、解党、合流前に希望の公約について何も把握してなかったのかなど語る必要があるでしょう。
 まあまともに語ることができるとは思ってませんが。所詮「旧民社・同盟系の反共労組幹部としては共産を含む野党共闘なんかとにかく否定、排除したい、小池新党で勝てると思ってろくに考えもせずに解党、合流に賛成しました。当てが外れて『連合執行部がまずい立場にならないか』と焦ってます」つうのが本音でしょう。


■【産経抄】日本を貶める日本人をあぶりだせ 10月19日
http://www.sankei.com/column/news/171019/clm1710190003-n1.html
 産経の理屈なら、例えば

劉暁波は中国を貶める中国人
・「朴チョンヒ時代の金大中(後に韓国大統領)」は韓国を貶める韓国人
・反体制活動家時代のワレサ(後にポーランド大統領)はポーランドを貶めるポーランド
アパルトヘイトと戦ったマンデラ(後に南ア大統領)は南アを貶める南ア人
プーチン批判派はロシアを貶めるロシア人

でしょう。
 あるいは

・明治政府を足尾鉱毒事件で批判した田中正造代議士
・「関東大防空演習を嗤う」を書いた新聞記者・桐生悠々

などは「日本を貶める日本人」になるでしょう。
 しかし当然ながら「権力批判」や「社会批判」は「内容が正当な物であるならば」、「その国を貶めてるわけではない」。その国の政府や社会の問題点を批判したら「貶めてる」などといったら社会の発展はありません。

国連教育科学文化機関(ユネスコ)には、困ったものだ。いよいよ問題だらけの慰安婦関連資料の登録の可能性が強まっている。田北真樹子記者は昨日、登録されたら脱退して組織の抜本改革を突きつけろ、と書いていた。

 脱退なんかできるわけがないでしょう。そもそも慰安婦については河野談話で日本は非を認めています。安倍も建前では「河野談話を堅持している」。
 慰安婦関連資料登録に反対する理屈は「河野談話撤回を放言する産経のような極右はともかく」日本の政府や社会には建前の上では何一つありません。
 「河野談話は維持するが登録はいやだ」なんてのは「慰安婦について謝罪したくないが河野談話で渋々謝罪した。できればあの謝罪はなしにしたい」といってるようなもんです。

国連を舞台に、実態からかけ離れた慰安婦像を世界にばらまいたのは、日本人活動家だった。

 やれやれですね。「韓国人活動家」なども活動していますがそれはさておき。
 「ユネスコ反日左翼の嘘も見抜けないバカの集まりである」「我々ウヨはそうした反日左翼の陰謀を阻止できない無能である」と自分が事実上言ってることを産経はどう思ってるんでしょうか?。
 もちろんそんなことはないのであって「慰安婦戦争犯罪だからそう国際社会に認識されてる」「産経の主張は低レベルな詭弁なので相手にされない」だけです。

【追記】

 日本の新聞記者でよかった、と思わずにはいられない。地中海の島国マルタで、地元の女性記者が殺害された。

 この産経の書き出しには「戦前のことだが226事件では陸軍青年将校朝日新聞社を一時占拠したし、約30年前には朝日新聞阪神支局襲撃事件で死人も出ている。ただの脅しで死人は出なかったが美智子妃が失語症になったときには、ウヨが文春と宝島社に銃弾撃ち込んでる。産経は能天気だ。海外に比べたら安全だろうが日本だって言論テロの脅威はある」つうツッコミがネット上にありましたのでで紹介しておきます。

*1:社民連副代表、新党さきがけ政調会長、橋本内閣厚生相、鳩山内閣副総理・財務相などを経て首相

*2:岸内閣郵政相、池田内閣蔵相、佐藤内閣通産相などを経て首相

*3:池田内閣官房長官、外相、佐藤内閣通産相、田中内閣外相、三木内閣蔵相、自民党幹事長(福田総裁時代)などを経て首相

*4:まあ田中には例のロッキード疑惑がありますけどそれ割り引いても安倍よりはマシでしょう。安倍にも似たり寄ったりの加計森友疑惑があるし。

*5:森、小泉内閣官房長官を経て首相

*6:小泉内閣国家公安委員長財務相自民党政調会長福田内閣国交相

*7:まあ個人的には確かに鳩山内閣当時の宗男と民主党の態度はどうかと思いますけど。

*8:小泉内閣防衛庁長官福田内閣防衛相、麻生内閣農水相自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣地方創生担当相など歴任

*9:小泉内閣国交相自民党政調会長(第一次安倍総裁時代)、幹事長(谷垣総裁時代)、第二次安倍内閣環境相、第三次安倍内閣経済財政担当相を歴任

*10:第一次安倍、福田内閣沖縄・北方等担当相、第二次、第三次安倍内閣外相を経て自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)

*11:池田内閣経済企画庁長官、佐藤内閣通産相、三木内閣外相、鈴木内閣官房長官、中曽根、竹下内閣蔵相などを経て首相。その後、小渕、森内閣で蔵相

*12:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)を経て首相。現在、第二次、第三次安倍内閣副総理・財務相

*13:大平内閣厚生相、中曽根内閣運輸相、海部内閣蔵相、自民党政調会長(河野総裁時代)、村山内閣通産相などを経て首相

*14:竹下内閣官房長官自民党副総裁(河野総裁時代)、橋本内閣外相などを経て首相

*15:小泉内閣官房長官自民党幹事長(麻生総裁時代)、総務会長(第二次安倍総裁時代)を歴任

*16:第一次安倍内閣官房副長官、第二次安倍内閣文科相を歴任

*17:第二次安倍内閣行革相、自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣防衛相を歴任

*18:まあ個人的には公明と自民とあまり変わらない気がしますが

*19:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*20:黒竜江省長、貴州省党委員会書記などを経て党中央弁公庁主任

*21:重慶市党委員会書記、広東省党委員会書記などを経て副首相

*22:党常務委員のこと。7名の内訳は習近平氏(党総書記、党中央軍事委員会主席、国家主席、国家中央軍事委員会主席)、李克強氏(首相)、張徳江氏(全国人民代表大会常務委員長)、兪正声氏(中国人民政治協商会議全国委員会主席)、劉雲山氏(党中央書記処常務書記、党中央精神文明建設指導委員会主任、中央党校校長)、王岐山氏(党中央規律検査委員会書記)、張高麗氏(第一副首相)

*23:中国共産主義青年団共青団)中央書記処第一書記、河南省長、党委員会書記、遼寧省党委員会書記、第一副首相などを経て首相(党常務委員兼務)

*24:海南省党委員会書記、北京市長、副首相などを経て党中央規律検査委員会書記(党常務委員兼務)

*25:吉林省党委員会書記、浙江省党委員会書記、広東省党委員会書記、副首相などを経て全国人民代表大会全人代)常務委員長(党常務委員兼務)

*26:共青団中国共産主義青年団上海市委員会書記、上海市副市長、上海市党委員会副書記、上海市長などを経て上海市党委員会書記

*27:青島市長、党委員会書記、建設大臣上海市党委員会書記などを経て全国政治協商会議主席(党常務委員兼務)

*28:貴州省長、党委員会書記などを経て重慶市党委員会書記

*29:中国共産主義青年団共青団)中央書記処第一書記、河北省長、内モンゴル自治区党委員会書記などを経て広東省党委員会書記

*30:青海省長、党委員会書記、陜西省党委員会書記などを経て党中央組織部

*31:1995年に党中央政策研究室政治グループ長、1998年4月に研究室副主任、2002年から主任。「3つの代表(江沢民)」「科学的発展観胡錦濤)」「新時代の中国の特色ある社会主義習近平)」など近年の中国共産党理論に直接関わっているとされる。

*32:副首相

*33:党中央統一戦線工作部長、全国政治協商会議副主席などを経て副首相

*34:広西チワン族自治区党委員会書記、四川省党委員会書記などを経て党中央宣伝部長

*35:国家中央軍事委員会副主席

*36:福建省党委員会書記、天津市党委員会書記などを経て党統一戦線部長

*37:陝西省党委員会書記、山西省党委員会書記、全人代常務副委員長など歴任

*38:江蘇省党委員会書記、党中央組織部長、国家副主席など歴任

*39:湖南省党委員会書記、新疆ウイグル自治区党委員会書記など歴任

*40:党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席

*41:江西省党委員会書記、公安大臣、党中央政法委員会書記などを歴任

*42:チベット自治区党委員会書記、安徽省党委員会書記、北京市長、党委員会書記など歴任

*43:特に安倍自民の場合が危険ですね。希望の場合、選挙予想結果通りなら急速に崩壊して、『立憲民主入りする輩』も多いでしょうから。

*44:まあ昔の自民のうち、岸と中曽根はかなり右ですがそれでも安倍よりはマシでしょうし、田中角栄大平正芳などは別に岸や中曽根、安倍のような「極右」ではないでしょう

*45:鳩山、菅内閣国交相菅内閣外相、民主党政調会長(野田代表時代)などを経て民進党代表