今日の産経ニュース&しんぶん赤旗ほか(10/21分)(追記・訂正あり)

■五十嵐仁の転成仁語『歴史的な総選挙の投票で主権を行使し安倍首相に痛打を与える一票を』
http://igajin.blog.so-net.ne.jp/2017-10-21

 市民と立憲野党の共闘の枠組みを守るために行ってきた共産党の献身に報いるべきときです。小選挙区立憲民主党社民党に投票した人も、比例では共産党に票を集中していただきたいものです。
(中略)
 共産党の力を弱めることこそ、安倍首相がもっとも望んでいることではないでしょうか、安倍首相を喜ばせるようなことをしてはなりません。

 全く同感なので紹介しておきます。立憲民主党(枝野グループ)について言えば「それなりに評価しています」。
 まあ、「希望と違い一定の安倍批判をし、一定の野党共闘もしている」以上、評価せざるを得ないでしょう。
 「色々問題があるから立憲民主なんか評価しない」つう贅沢(例:後で紹介する金光翔氏)を言っていられる余裕もない。政治とは現実主義です。もちろん理想も大事です。
 「安倍が退陣しさえすれば小池希望躍進でもいい」とは俺は思いません。
 しかし一方で「現実に妥協する必要」もある。
 たとえば「維新も竹原も、あるべき理想論から見れば大して変わらない」「大体竹原なんて初当選の時は維新の支援を受けてる」などといって堺市長選で「共産が自主候補を出して維新を利する」なんてこと*1はすべきことではないでしょう。後述する金光翔氏の立憲民主批判「希望も立憲民主も、あるべき理想論から見れば大して変わらない」は「竹原も維新も変わらない」と同レベルの物言いだと俺は思っています。
 「竹原と維新を敵に回して勝てる見込みがある」のならそれでもいいかもしれない。しかしそうでないなら「どちらがよりましか」考える必要がある。今回の立憲民主も話は同じです。
 「共産や社民で最大野党になれる見込みが残念ながらない」「自民大勝の危険がある」時に「希望も立憲民主も、あるべき理想論から見れば大して変わらない」「別に立憲民主が惨敗*2しても問題ない、支持してる奴はアホだ(俺の要約)」という金氏のような態度は責任ある態度とは言えないでしょう。だから共産も社民も立憲民主との共闘に動いた(共闘が充分かどうかはひとまずおきます)。
 正直、立憲民主も「反安倍リベラル」を旗印にした以上、金氏が言うようには、それをそう簡単に反故にはできないでしょう。
 とはいえ「前原の解党を阻止できなかった」という点で俺は枝野らを全面的には信用していません。
 金氏の言うような「希望入りができなかったから急遽新党結成しただけじゃないか」感が否定できない。そういう意味では金氏のような考えに一理はあると思う(後述するようにそれは『竹原・堺市長なんてもともとは維新出身だから全面的には評価できない』レベルの一理でしかなくそれで『堺市長や立憲民主を全否定する』のは無茶苦茶でしかありませんが。)。
 もちろん「金氏に一理を感じる」からと言って俺は「一理しか感じない」ので金氏のような「枝野グループ全否定」なんて大人げないことはしません*3
 岩波社員の金光翔氏などは自ブログ(http://watashinim.exblog.jp/)で「枝野グループなんて希望に入党断られたから新党立ち上げただけじゃねえか、あんなんインチキリベラルだからいずれぼろが出る。過去の日本新党新党さきがけみたいにいずれ消える」「枝野なんて菅内閣官房長官つう重要閣僚として沖縄基地県外移設撤回、消費税増税などの公約違反を容認した輩じゃないか。菅内閣官房長官時代は社民、共産も枝野批判してたんやなかったんか」「社民や共産は枝野と共闘すべきではなかった。むしろ共産、社民は比例での票、枝野グループに食われてるじゃねえか*4」「枝野が今後前原のような裏切りをしたらかえって事態が酷くなる*5」などと主張しています*6が、俺はそういう立場ではありません。
 ただし俺に金氏のような考えが全くないわけではない。
 つまり「立憲民主と社民、共産との共闘を否定はしません」が一方では枝野らが「連合などの圧力で今後、野党共闘を前原のように破壊しない保証はない」と思っています。そうした事態を少しでも防ぐためにも「比例は共産へ」と訴えたいと思います。

【追記】
 金氏について少しだけ批判しておきます。

http://watashinim.exblog.jp/25954383/
 立憲民主党は、一時的には野党第一党にはなったとしても*7、それほど拡大しないうちに自滅し、バックラッシュをもたらして終わるだろう、というのが私の推測である。そう考える理由はいくつかあるが、その大きな理由の一つは、若年世代からの支持がほとんど期待できない点である。

 金氏がそう考えるのは彼の自由ですが問題は「そう考える根拠」がまともに提示されてないことです。
 何故「若者世代の支持がほとんど期待できないと思うのか」「若者世代の支持がなくても中高年世代の支持でも一定の党勢は維持できるのではないのか(そもそもそれなりの支持が若者世代でアレ、中高年世代でアレ、どこかからない限り選挙予想のような立憲民主躍進はあり得ません)」「立憲民主の前身が最大野党民進党であることを考えれば、金氏が言うほど簡単に党勢は衰退しないのではないのか」についてまともな根拠は提示されません。
 しかも金氏はその後の文章で

 自公政権が酷すぎるので、若年世代から立憲民主党が支持を得ることも一時的にはあるかもしれないが(ボーガス注:しかし結局、若年世代の期待に応えられず失望され、云々と言う文章が続く)

云々と書いており、前後の文章が明らかに矛盾しています。


■リベラル21『いま起きていることは何か:2017年10月総選挙前の現状認識』半澤健市
http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-4136.html

 メディアによる「立憲(ボーガス注:民主)・共産・社民」の合計議席予想は、現有38名に対して最高で68名、最低で57名である。自民は最大303名を狙うという(10月16日報道の『TBS・毎日』調査)。(ボーガス注:自民)一極体制は完成の域に達している。

 半澤氏同様、小生もげんなりしますが、それでも半澤氏が言うようにとにかく「立憲民主・共産・社民」への投票でしょう(場合によってはそれプラス、辻元清美氏のような無所属及び「希望」だがそれほど極右でなく、立憲民主への移籍もありうる議員(例:香川1区の小川淳也)への投票)。
 まあ、自公大勝予測については「死票が多い小選挙区制度」と「前原の愚挙による野党共闘崩壊」と言う要素が大きいですし、事前選挙予測では「共産、社民は議席増が厳しいですが」現在の選挙予測でも立憲民主はそれなりの議席増が予想されています。 
 一方「安倍の類友」と見なされた希望は安倍支持者からもアンチ安倍からもそっぽを向かれて苦戦しています。「立憲民主の議席を下回る可能性」「解散前議席を下回る可能性」「小池の地盤のはずの東京の小選挙区で全敗する可能性」すらある。まあ、希望にはもはや上がり目はないでしょう。それが立憲民主、共産、社民よりも安倍を利してるというのが不快ではありますが。
 安倍政権の支持率も下降傾向にある。下でも書きましたが「過剰な楽観視は無論できない」が、悲観論にも陥らず地道に頑張っていくほかはないでしょう。というかそれを「池田*8長期政権」「佐藤*9長期政権」「中曽根長期政権」「小泉*10長期政権」だのの時から「こうした長期政権をどう打倒するか」などと悩みながら地道にやってきたのがたとえば共産党の訳ですが。小生は共産支持ですが、反共でないまともな人間なら共産支持でなくても共産に対し「敵ながらあっぱれ」の感想を持つんじゃないか(それは勿論共産に何の問題もないと言う事ではありません)。
 まあhttp://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20171021/1508543916が指摘するように俺も「明日の開票速報を見るのが今から気が重い」のですが、くじけず立ち向かうほかないでしょう(気が重いので明日は早く寝て月曜に選挙結果を見るかも知れません)。
 まずはいつものことですが「どんな選挙結果」であれ明日以降は「赤旗政治記者ツイート(https://twitter.com/akahataseiji)」、志位委員長ツイート(https://twitter.com/shiikazuo)、小池書記局長ツイート(https://twitter.com/koike_akira?lang=ja)、山口二郎氏ツイート(https://twitter.com/260yamaguchi)、有田芳生氏ツイート(https://twitter.com/aritayoshifu?lang=ja)など「戦う人々のツィート」で精神的に「くじけそうな自分」を奮い立たせようかと。
 まあ俺なんてリアルな政治活動は全然してないので「くじける」云々なんておこがましいんですけどね。
 なお、半澤氏は

 一極体制はいつ始まったのか。それは1960年夏に始まった。

としていますがこれはかなり問題のある見方でしょうね。
 確かに「ポスト岸の池田長期政権」は自民党の政権基盤を確立しましたが、池田は安倍ほど極右ではないし、当時の社会党自民党政治に一定の牽制を加えるだけの政治力を有していましたので。
 「自社さ村山内閣なんかやるんだから社会党は1960年代から自民の同類だ」つうのはあまりにも不当すぎる見方でしょう。

 94年には社会党党首が、自民党と結んで首相になった。

 これがいいことだったとは俺は思いませんが一方で当時の自民が「河野*11総裁」「加藤*12政調会長」である種のリベラル性を有していたことにも触れないとフェアじゃないでしょう。


赤旗共産党への一票の三つの値打ち――この党の躍進を訴えます:総選挙最終盤 志位委員長の訴え』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-10-21/2017102103_01_0.html

 21議席になりまして、議案提案権を得て、たくさんの議案を提案してまいりました

 まあそういうことですね。なんとか現有21議席を維持した上で1議席でもいいのでプラスしたいところです。


赤旗『分断のもくろみ 破たん、野党共闘勝利、比例 共産党躍進を、BSフジで山下氏』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-10-21/2017102102_01_1.html
 「比例躍進」という辺りが支持者として辛いですが、沖縄、京都など一部を除いて「小選挙区で勝利」といえるほどの力が未だないですからねえ。

 山下氏は、「自公多数」という情勢調査について、「安倍内閣支持率は下がり、不支持の方が多くなっている。自公が強いわけではない」と指摘。「市民と野党の共闘で小選挙区での統一候補の勝利、比例での日本共産党の躍進で自公に痛打を与えたい」と主張しました。
 「野党乱立」とされる状況について、山下氏は、「希望の党ができて、野党共闘が破壊されたのが本質だ」と指摘。「(共闘が)壊されたけれど、市民の皆さんが声を上げ続けて(共闘の立場に立つ)立憲民主党ができた。さらに野党共闘を再構築しようと共産党は候補者を取り下げ、全国249の小選挙区で一本化ができたんです。『自公と補完勢力*13』対『市民と共産・立憲民主・社民の共闘』で自公を少数に追い込む」と強調しました。

 「自公を少数に追い込む」というのは事前選挙予測ではこの辺りなかなか厳しいわけですが、最低でも
1)立憲民主、共産、社民それぞれの党の議席増(現在の予測ではどこまで伸びるか、希望を超えるかなどはともかく立憲民主の議席増は確実だが、共産と社民が議席増が厳しい)
2)自公2/3の阻止(現在の予測ではこの辺りも厳しい)
は実現したいところです。いずれにせよ立憲民主の結党は不幸中の幸いでした。
 共産の票を食ってるという面はあるでしょうが、仮に「立憲民主がない方が共産の議席数が増えた」としても立憲民主の存在は良かったのではないか。
 立憲民主がなくて「共産が最大の安倍批判リベラル政党」という情勢は共産にとってちょっときついものがあるでしょう。
 まあ、山下氏が言うように「安倍内閣支持率は下が」っています。もちろん事前選挙予想のような自公圧勝*14となった場合、安倍はそれを元に「信任を得た」と居直るでしょう。当然「そうした自公勝利がいいとは勿論言いませんが」、「アンチ安倍を掲げリベラル色を打ち出し、共産、社民とそれなりの共闘をした」立憲民主の伸びと、「立憲民主と逆方向に動いた」希望の停滞を考えるに「アンチ安倍の俺の願望もありますが」、悲観的になりすぎる必要もないかと思います(まあそう思わないと俺的に精神的に辛いという面があることは否定はしません)。
 「不幸にして選挙予想通りの結果」となれば、安倍は大量議席をもとに今後「4年間の衆院任期満了」まで解散はせず、「自分が総理であり続け」、かつホワエグ導入、改憲などやりたい放題やろうとするでしょうが、「安倍支持率は下降傾向」ですし、「政権交代、自民下野」はともかく、野党共闘で立ち向かい、「安倍を早期に引きずり下ろすこと」は十分可能かと思います。
 安倍退陣において今後の問題は今回の「前原の民進党解党のような愚挙」を2度と立憲民主がやらないかどうか、そうした愚挙を連合執行部(反共右派)が今回のように画策しないかどうかでしょう(もはや希望は落ち目なので連合執行部が反共的な動きをするとすれば、立憲民主を反共化することを狙ってくるでしょう)。
 それがなければ、「政権交代、自民下野」はともかく、長期的には「安倍の退陣」はそう遠くないと思うし、仮に今回、共産が議席を減らしても巻き返しは十分可能ではないかと思います(共産にはもちろん議席を増やしてほしいですし、仮に議席を減らしても今後巻き返して欲しいという俺の願望込みですが)。つうかそもそも前原の愚挙がなければ今回において政権交代は無理でも安倍退陣だけは十分可能だったかと思います。言っても仕方がないことですが前原と連合執行部には怒りを禁じ得ません。
 長期的な問題としては「安倍退陣」より「安倍よりまともで手強いであろうポスト安倍」です。
 岸退陣後の池田長期政権のような可能性もあるでしょうから。
 「安倍が酷すぎるが故に成り立っていた」野党共闘が今後どうなるかですが、まあそれは安倍を退陣に追い込んでからゆっくり考えればいいことではあるでしょう。
 安倍退陣は「そう遠くない」とは思いますが、今から「捕らぬ狸の皮算用」をしても仕方がありませんので。
 またこれも「多数派が自分に有利な小選挙区制をなくしたがることは普通ない」ので「長期的課題」となるでしょうが死票が多い「小選挙区制の廃止(より死票が少ない制度の採用)」も重要なことかと思います。


【ここから産経です】
■【衆院選】パリ出張中「代表代行は樽床伸二*15に」希望の党小池百合子代表…選挙戦「厳しい戦い」
http://www.sankei.com/politics/news/171021/plt1710210118-n1.html
 まあ都知事としてのパリ出張の公務を犠牲にしてでも「希望の党代表」として日本に残れとは言いませんが、まさか最近急遽この公務を突っ込んだわけでもないでしょう。
 投開票日直前になっていきなり代表代行選出とは無茶苦茶すぎて二の句が継げません。どう見ても小池は逃げに入ってるようにしか見えません。


■【衆院選・最後の訴え】立憲民主党枝野幸男代表「右でも左でもなく前へ」
http://www.sankei.com/politics/news/171021/plt1710210103-n1.html
 まあ枝野を全否定する気もないのですがこういう辺りが枝野にうさんくささを感じる理由です。
 「右でも左でもなく中道」ならまだしも「前へ」て意味不明な言葉は何なんでしょうか?


■【衆院選】手応えは? 県庁所在地の静岡1区*16候補 自民、希望、共産、立民の候補が舌戦
http://www.sankei.com/politics/news/171021/plt1710210068-n1.html
 まあ「かなりの部分で共産が自主的におろした」とはいえ、せめて立憲民主と共産ではなんとか統一候補を全選挙区でやってほしかったですね。
 もちろんこの静岡1区の場合、
1)自民が「現在安倍内閣法相の上川氏」つうんじゃ自民も「面子に賭けても現役閣僚は落選させない」となるでしょうし、
2)「希望の細野*17の地元」つう時点でかなり立憲民主や共産に不利ではあるんですが。


■【衆院選】「国会にイエスマン不要」前原誠司氏が安倍晋三首相批判
http://www.sankei.com/politics/news/171021/plt1710210065-n1.html

 国会に首相のイエスマンなど一人も要らない

 正論ではありますが前原に対しては「前原のような小池のイエスマンなど国会に一人も要らない」と皮肉りたくなります。

 選挙後、政権交代可能な二大政党制をつくるため頑張りたい

 民進党を解党し、安倍自民を有利にし「政権交代可能な二大政党制」とやらを困難にしておいてよくもまあこんなことが言えるもんです(もちろん前原は小池を担いだ希望で勝てると甘い考えだったわけですが)。
 今さら前原も自分の非を認められないのでしょうが「自民どころか立憲民主にすら負けそう」「立憲民主グループを希望から排除したのは前原」「立憲民主は共産、社民と共闘している」つう情況でどう「選挙後、政権交代可能な二大政党制をつくる」ことができるのか。
 選挙予想通りなら落ち目の希望は早晩「右は自民に行き、左は立憲民主に行く」という形で崩壊するでしょう。それを阻止する能力が前原にあるとも思えない。
 勿論前原が「自民入り」したら「政権交代可能な二大政党制」にならないし、一方で前原の立憲民主党入りを枝野*18らが認めるとも思えない(まあそれ以前に前原にプライドがあればそんなことできないでしょうが)。
 他の「希望の連中」ならともかく「小池と共に枝野らの排除を行った張本人の前原」なんぞ、枝野も入党させるほどお人好しでもないでしょう。
 そんなことしたらまた前原はほとぼりが冷めた頃に「枝野引きずり下ろし」をやりかねないし、「前原らの不当な排除に戦う枝野を支持しよう」として立憲民主党を支持した支持者の反発を枝野が買います。


■【衆院選希望の党候補者が「憲法改悪の阻止」「安保法制の白紙化」盛り込んだ政策協定書 改憲保守のはずだったはずが
http://www.sankei.com/politics/news/171021/plt1710210010-n1.html

 希望の党から出馬しながら投開票日直前になって、地元市民グループと「憲法改悪の阻止」「安保法制の白紙化」などを盛り込んだ政策協定書を締結した候補者がいる。埼玉10区*19東松山市など)の前職、坂本祐之輔*20

 小生が「埼玉10区選挙民」ということもあって取り上げました。完全に「小池希望が終わったこと」を示す新たなニュースです。それが「自民大勝」をもたらしそうなことには歯がゆい思いがありますが、「立憲民主が希望に選挙議席数で勝ちそうなこと」は今後の野党共闘という意味でも悪い事ではないでしょう。まあ、これで共産が議席増すれば言う事はないんですけどね。
 何せこうした造反は坂本だけではありません。
■産経『【衆院選】9条改悪反対!! 民進出身の希望公認候補が露骨に反旗』
http://www.sankei.com/politics/news/171016/plt1710160087-n1.html
によれば、香川1区*21小川淳也*22などもこうした造反をしています。後でも指摘しますが「立憲民主躍進、希望停滞」の選挙予想通りの結果が出ることを見越して、当選しようと落選*23しようと小川や坂本は小池希望から距離を置き、立憲民主にすり寄ろうとするでしょう。「小川や坂本のように公然と造反するかどうか」はともかく前原*24や細野*25、小池*26に対し何らかの意味で強い思い入れや恩義がある連中以外はこういう「立憲民主にすり寄ろうとする連中」は希望には他にもいるかと思います。
 まあ「記事にも書いてありますが」坂本なんて希望(民進)の前は、維新ですし、「投開票日の直前の20日に政策協定」で、しかも、この地元市民グループ以外、つまり共産や社民、立憲民主にはなんの働きかけもなく、おまけに「合意に曖昧な部分がある」というのでは、今ひとつ信用できません。どう見ても「希望の不振で追い込まれて」慌てて立憲民主党的ポーズで巻き返しを狙ってるとしか思えません。
 それはともかく、坂本は当選した場合はもちろん落選した場合でも希望から距離を置き、立憲民主にすり寄る算段でしょう。
 とはいえ自民、希望、共産の三者では、「埼玉10区に限らず」埼玉では小選挙区で共産の当選可能性は低いですからねえ。埼玉は東京、京都、大阪や高知、沖縄と違って共産の地盤が強いわけではない。小生も比例は共産にするとして、小選挙区では共産候補ではなく「ベターの策」として坂本(前回は維新で比例復活当選)に投票するかどうか少し迷っています。
 共産支持者であることを公言してる五十嵐仁先生ですら

http://igajin.blog.so-net.ne.jp/2017-10-21
 小選挙区では立憲野党の統一候補がいればその候補者に、統一していなければ市民連合との政策協定を結んでいる候補者に、それもいなければ自民党に勝てる候補者に投票するべきでしょう。

としていますのでねえ。埼玉10区の場合「立憲野党の統一候補」と言えるかはかなり疑問です(立憲民主や社民は候補を出していないので「形式的には統一候補」かもしれないが、そもそも候補を出せる体力が多分ないし、共産候補をどれほど支援してるのかという意味で)。今回は「勝てるかも知れない候補=坂本」という投票をするかも知れません。
 なお、俺の両親は「色々世話になってるし、自民の山口に投票する」といってるわけです。
 まあ、そういう「しがらみ」を俺も全否定はしませんが、せめて比例で自民以外に投票すればいいのにとは思います。まあ、その種の疑問を彼らは安倍政権に感じてないのでしょうが。


■【産経抄】開き直った朝日「加戸氏の記事が少ないのは当たり前」
http://www.sankei.com/column/news/171021/clm1710210002-n1.html
 別に開き直ってるわけでもなんでもない。むしろこの件で詭弁で開き直ってるのは産経の方です。
 加戸は「愛媛県知事」というその立場上「政府内部で何があったのか」知りません。奴の言ってることは「獣医学部新設を愛媛県知事として要望してる」「私の知る限り不正なんかない」でしかない。
 加戸の希望なんて不正の有無と関係ないし、「私の知る限り」ですからねえ。加戸はその立場上「前川元文科次官の告発はウソだ」なんていえません。それが言えるのは前川氏曰く、前川氏に「首相の意向」を伝えたという「木曽内閣官房参与(元文科官僚。現在、加計学園理事、千葉科学大学長)」「和泉首相補佐官(元国交官僚)」「萩生田官房副長官(自民代議士)」でしょう。しかし木曽や和泉、萩生田の名を下手に出すと逆効果なので産経は彼らの名前はまず出しません。

 朝日は20日付政治面記事「政権 問われる透明性」では、こう強調している。「(朝日の)10月の調査でも、投票先を決めるうえで森友・加計問題を『重視する』とした人は41%だった」。ところが、同調査で「重視しない」が49%に上ったことには言及していない。

 別に言及しなくても「100ー41=59」で「59%は重視しない、または無回答、分からないだった」なんてことは簡単に分かります。
 まあ、加計森友については軽視派と重視派が拮抗してるつうことになるんでしょうか。
 リクルート事件中曽根康弘*27元首相、竹下登*28首相、宮沢喜一*29蔵相、安倍晋太郎*30幹事長ら幹部の名前が灰色高官として浮上。藤波孝生*31官房長官が起訴された)やロッキード事件田中角栄*32元首相、橋本登美三郎*33元運輸相を起訴)との違いにはびっくりです。
 俺なんか「大いに重視しますけど」ね。朴クネを葬り去った韓国民が偉大に見えてきます。


■【中国共産党大会】世界を悪夢に陥れる「習近平*34思想」 歴史の暴君と肩並べるのか(外信部次長 矢板明夫)
http://www.sankei.com/world/news/171021/wor1710210005-n1.html
 産経らしいデマ記事です。

 人民日報など中国の官製メディアが、習近平国家主席が18日の中国共産党大会の開幕式で打ち出した「新時代の中国の特色ある社会主義思想」の宣伝に力を入れている。
(中略)
 党関係者の間では同思想は「習近平思想」とも表現され、24日に採択される共産党の新しい規約に盛り込まれる見通しだ。

 つまり結局「毛沢東*35毛沢東思想)やトウ小平*36トウ小平理論)」と違い「習近平思想」「習近平理論」という名称では規約には書かれないわけです。「習近平思想」というのは正式名称ではなく俗称に過ぎません。最初から習氏が「習思想」「習理論」と書くことなど目指してなかったのか、目指したが失敗したのかはともかく。むしろこの一件は習氏が「個人崇拝を目指していないor目指したが挫折した」としか理解できない話です。
 なお、江沢民*37胡錦濤*38には「国家主席・総書記時代」にこうしたモノがないかのように書く産経ですがそんなことはありません。
 江沢民氏の時代には「3つの代表」が、胡錦濤氏の時代には「科学的発展観*39」が党の重要指針とされ俗に「江沢民思想(あるいは理論)」「胡錦濤思想(あるいは理論)」などと呼ばれました(ウィキペ「3つの代表」「科学的発展感」参照)。
 是非はともかく、今回の「習近平思想=新時代の中国の特色ある社会主義思想」も「江沢民思想=3つの代表」、「胡錦濤思想=科学的発展観」と大して意味は変わらないでしょう。
 従って、別に

 世界を悪夢に陥れる「習近平思想」 歴史の暴君と肩並べるのか

なんてことはないでしょう。それとも矢板

習近平思想=新時代の中国の特色ある社会主義思想」と「江沢民思想=3つの代表」、「胡錦濤思想=科学的発展観」は違う。江沢民胡錦濤は個人崇拝ではないが、習近平は個人崇拝で危険だ

とでもいうのか。そんな事は言えないと思いますが。
 そもそもその矢板の理屈だと「トウ小平理論」のトウは暴君なのか。
 まあ、天安門事件は人権上、問題ですがあれは、「毛沢東文革」と違い、「トウ個人崇拝」云々と言う話ではありません。
 矢板もトウについて

 トウ小平の改革開放政策で、中国はやっと個人崇拝の悪夢から解放された。ここ30年、中国が国際社会に受け入れられ、高度経済成長を成し遂げられたのは、共産党が個人崇拝をやめ、集団指導体制である程度バランスの取れた政治を行ってきたことが大きな理由だ。

と書いているとおりです。それとも矢板は「思想(毛沢東思想)と理論(トウ小平理論)は違う。前者は個人崇拝だが後者は違う」と強弁するのか。
 この矢板の書きぶりでは暴君・習氏とは単に一党独裁とか人権抑圧とかではなく、「習氏個人崇拝」と同義で、それによって中国が「人権問題を生む」だけでなく経済的に衰退したり、国際社会といたずらに対立すると言いたげです。
 しかし国内の人権問題はともかく「個人崇拝で経済衰退、国際社会といたずらに対立」のようなことはないでしょう(そもそも毛沢東時代だって中ソ対立はともかく米中国交回復、日中国交回復を成し遂げておりいたずらに対立などしていません)。
 国内の人権問題にしても是非はともかく現在の中国での問題は「トウ小平天安門事件」などと性格は大して変わらないでしょう。個人崇拝がどうこう言う話ではなく古今東西の独裁的政権が行う一般的な抑圧と大して変わらないだろうということです。中国批判は矢板の自由ですがデマは勘弁して欲しいですね。 
 しかし「文革毛沢東はともかく」トウ小平江沢民胡錦濤といった過去の指導者と比べても習氏への産経の悪口雑言は酷いですね。
 産経は「習が酷いからだ」つうんでしょうが小生はそうは思いませんね。大して変わらないでしょう(勿論変わらないと言うことは「個人崇拝などない」と言う意味ではいいことですが、「人権面での大幅な進歩が期待しづらい」と言う意味ではいいことではありません)。
 単に
1)反中国・安倍政権なので反中国言論に躊躇がなくなった
2)AIIB、一帯一路などを中国の発展を警戒するが故に悪口がエスカレートしてる
のどちらかでしかないでしょう。

 習氏のオリジナルはほとんどなく、とても思想と呼べる代物ではない。

 それ言ったら『トウ小平理論』『3つの代表』『科学的発展観』だって失礼ながらそれほどご大層なもんじゃないと思いますね。

 平和や繁栄、国民の福祉の向上を追求することを使命とする政治家は、そもそも哲学者や思想家である必要はない。

 狭い意味での「哲学者や思想家」である必要はないですが広い意味での「政治思想、政治哲学(自らの政治家としての目的、目標)」は必要でしょう。
 「それが何もない」なんて人は政治家ではいないでしょう。少なくとも建前の世界ではそんなことはありえない。

【追記】

http://j.people.com.cn/n3/2017/1018/c94474-9281646.html
 習総書記は、「新時代の中国の特色ある社会主義思想は、マルクス・レーニン主義毛沢東思想、トウ小平理論、『3つの代表』の重要思想、科学的発展観を継承し発展させたものであり、マルクス主義の中国化における最新の成果である。(後略)」と強調した。

 上で書きましたが「3つの代表=江沢民理論」「科学的発展観胡錦濤理論」です。
 つまり矢板の言う「習思想」について習氏は「これは毛沢東トウ小平江沢民胡錦濤氏ら諸先輩方の理論の現時点での集大成です」といってるわけです。これで矢板の言うような「習氏個人崇拝」になるんでしょうか。俺はならないと思いますね。


■【古森義久の緯度経度】「安倍氏とトランプ氏は相棒」 米で高評価も日本で話題にならない不思議
http://www.sankei.com/world/news/171021/wor1710210013-n1.html
 「米国で高評価」ではなく「トランプ支持者の間で高評価」ですね。民主党は勿論、共和党内にすらトランプ批判者がいるのだから安倍が「トランプと親密であること」は必ずしも喜ばしいことではない。
 産経が上げてる親トランプメディアもウォールストリートジャーナルだけです。ワシントンポストニューヨークタイムズなどはトランプに批判的なわけです。
 一方、「安倍とトランプの親密性」は別に「安倍が偉大」つう話でもない。
 多くの欧米首脳は対米関係に配慮しながらも「人権的な面からそれなりにトランプ批判」してますが、安倍はそんな事何一つしないんだからトランプも大喜びでしょう。
 一方で「靖国参拝などで一定の安倍批判をしたオバマ」などと違い、トランプは安倍の極右性はあまり気にならないのでしょう。まあトランプ自体がオルトライトという「米国版日本会議」の力で当選した御仁ですからねえ。

*1:そんな事を共産はしないで、竹原支援し、竹原が維新に勝利しましたが。

*2:まあ選挙予想では惨敗はあり得ませんが

*3:そもそも俺も含めて多くの野党共闘支持者は前原や細野が今回「野党共闘破壊に公然と動く前」から彼らの過去の言動(前原のシロアリ発言など)から「あいつらの野党共闘支持って党利党略だろ、いつ裏切るかわからんわ」と危惧を感じながらも前原らが公然と野党共闘破壊に動かない限り、「安倍打倒の為ならある程度大目に見てきた」「前原らを批判することをできる限り自重してきた」わけで「野党共闘破壊に動かない限り」今さら枝野グループに対し過剰な要求はしません(一方、後述しますが金氏は参院選などでの一定の成果を目撃しても『松原仁など右派がいる民進なんか信用できない』『いずれぼろが出る』などとして当初から野党共闘に否定的です)。ただし俺について言えば枝野らを全面的に信用もしません(つうか全面的信頼なんて安易にすべきではありませんが)。

*4:「理念の問題はともかく(俺個人は理念的にも問題だとは思いませんが)」少なくとも「選挙戦の予想される結果」としては「枝野グループは信用できない」という態度をとってもかえって立憲民主支持者の反発から社民、共産の得票が減るだけではないかと思います。「立憲民主が野党共闘に好意的な態度をとるなら共闘する」が「前原の解党のような事態を防ぐためにせめて比例は共産へ」と訴えるべきでしょう。つうかそもそも金氏は野党共闘それ自体に以前から否定的で「前原の解党」も「自分の野党共闘批判の正しさの証明」と見なす方なので、その点で俺なんかとはかなり考えが違うわけです。

*5:その危険性はゼロではないでしょう。ただし今のところ前原のように公然とは裏切ってませんしねえ。「裏切る可能性」レベルで現時点で枝野を糞味噌に言うわけにもいかないでしょう。正直、共産、社民や『一部の立憲民主支持者』だって金氏の言うような事態はそれなりに警戒してるでしょう。しかし「明らかに安倍に近いことを隠さない希望、維新」と同じような扱いを「今の時点」で立憲民主にするわけにも行かないでしょう。まあ、金氏は「安倍政権再登場、長期政権化なんて防げない時点で日本政治、日本社会は終わってる」「安保関連法や特定秘密保護法共謀罪など違憲立法がされた時点で憲法が事実上改正されてる。護憲とか言っても意味あるのか」とか言い出す方で俺なんかと考えが相当違うわけですが、「明文改憲される」のと「違憲立法がされる」のと一緒にするのは問題がありすぎます。まあ、こういう悲観論には「一理はある(俺もある程度は同意する)」のですが「一理しかありません」。「空虚な楽観論を唱える」のも馬鹿げてますが、現状から希望をなんとか見いだそうとせずに金氏のように悲観論ばかり唱えるのも馬鹿げてるでしょう。金氏の立場では「なんの展望も生まれてきません」。

*6:こういう金氏のような立場だと「立憲民主なんぞできない方が良かった」となるのでしょう。俺はそういう立場ではありませんが。

*7:この金氏の文章は「最大野党になっても反安倍という意味では政治的意味がない、インチキリベラルだから」つうだけではなく「いずれ最大野党の地位から転落する」と言う意味でしょう。

*8:吉田内閣蔵相、通産相、岸内閣蔵相、通産相などを経て首相

*9:吉田内閣郵政相、建設相、岸内閣蔵相、池田内閣通産相などを経て首相

*10:宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相などを経て首相

*11:中曽根内閣科学技術庁長官、宮沢内閣官房長官、村山、小渕森内閣外相、衆院議長などを歴任

*12:中曽根内閣防衛庁長官、宮沢内閣官房長官自民党政調会長(河野総裁時代)、幹事長(橋本総裁時代)など歴任

*13:希望の党のこと

*14:その場合でも議席は若干減るとみられますが

*15:野田内閣で総務相

*16:静岡市葵区駿河区清水区

*17:細野自身は静岡5区三島市富士市御殿場市裾野市伊豆の国市田方郡函南町駿東郡(清水町、長泉町小山町))ですが。

*18:鳩山、菅内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官、野田内閣経産相民主党幹事長(海江田、岡田代表時代)、民進党代表代行(前原代表時代)を経て立憲民主党代表

*19:東松山市坂戸市鶴ヶ島市比企郡滑川町嵐山町、小川町、川島町、吉見町、鳩山町ときがわ町

*20:東松山市議、東松山市長を経て衆院議員

*21:高松市小豆郡(土庄町、小豆島町)、香川郡直島町

*22:鳩山、菅内閣総務大臣政務官

*23:落選した場合は4年後の巻き返しを狙うつう話です。そうそう彼らも政界引退する気はないでしょう。

*24:鳩山、菅内閣国交相菅内閣外相、民主党政調会長などを経て民進党代表

*25:野田内閣環境相民主党幹事長(海江田代表時代)、政調会長岡田代表時代)、民進党代表代行(蓮舫代表時代)を歴任

*26:小泉内閣環境相、第一次安倍内閣防衛相、自民党総務会長(谷垣総裁時代)を経て都知事

*27:岸内閣科学技術庁長官、佐藤内閣運輸相、防衛庁長官、田中内閣通産相自民党幹事長(三木総裁時代)、総務会長(福田総裁時代)、鈴木内閣行政管理庁長官を経て首相

*28:佐藤、田中内閣官房長官、三木内閣建設相、大平、中曽根内閣蔵相、自民党幹事長(中曽根総裁時代)などを経て首相

*29:池田内閣経済企画庁長官、佐藤内閣通産相、三木内閣外相、鈴木内閣官房長官、中曽根、竹下内閣蔵相などを経て首相。首相退任後も小渕、森内閣で蔵相

*30:三木内閣農林相、福田内閣官房長官自民党政調会長(大平総裁時代)、鈴木内閣通産相、中曽根内閣外相、自民党幹事長(竹下総裁時代)を歴任

*31:大平内閣労働相、中曽根内閣官房長官など歴任

*32:岸内閣郵政相、池田内閣蔵相、佐藤内閣通産相などを経て首相

*33:池田内閣建設相、佐藤内閣官房長官、運輸相、自民党幹事長(田中総裁時代)など歴任

*34:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*35:党主席

*36:副首相、党副主席、人民解放軍総参謀長などを経て党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*37:電子工業大臣、上海市長・党委員会書記などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*38:共青団共産主義青年団)中央書記処第一書記、貴州省党委員会書記、チベット自治区党委員会書記などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*39:ウィキペに寄れば『格差問題、環境破壊問題など、経済発展が産む弊害に注意し、それらを是正しながら経済発展を目指そう』という考え。国連ブルントラント委員会(1987年)が提唱し国連の重要な理念となった『持続可能な開発』概念に近い考えとされる。